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DATE/ 2017.04.20
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タイプ別にみる「肩こり」の原因と対策

 肩こりに悩む人が増えています。肩に何か乗っているかと思うほどの重くてだるい症状にはうんざり…。つらいと思いつつも、放置してしまっていませんか。肩こりは、体調変化の大事なサインでもあるので、自分がどのタイプの肩こりかを知っておく必要があります。今回は、肩こりの原因とその対策について見ていきましょう。

●原因その1:姿勢


 肩がこるというのは、筋肉が緊張している状態をいいます。物を持ち上げるなど、力を使うときに筋肉が縮んで、固くなります。肩こりはその状態がずっと続いているということなのです。

 力なんて入れていないけれど、というあなた。人類は二足歩行してから肩こりが始まったといわれています。人の頭は3、4キロあります。姿勢が良いと、これを体の中心で支えることができるのですが、パソコン作業などのデスクワークでは、どうしても前屈みになってしまうため、肩に負担がかかってしまいます。これで肩こりになってしまうのです。

 対策は、背筋をのばし、胸を張って、お腹の力で腰を支える姿勢を心がけること。最初はつらいかもしれませんが、慣れると肩を痛めることはありません。

●原因その2:冷え


 寒い季節にはとくに症状がつらいという方は、冷えによる肩こりかもしれません。冬は寒いので、縮こまった姿勢をとりがちです。これが血流の流れを悪くしてしまいます。

対策は、温かいものを食べたり、軽いストレッチをして、内外から体を温めるのが良いでしょう。

●原因その3:心因性ストレス


 一見、心因性ストレスと肩こりに関係性はないように思えますが、実は関係があります。悩みがちで心のストレスが多いと、自律神経が乱れます。これによって、交感神経が優位になり、筋肉や血管が収縮、体全体の血流が悪くなり、結果的に肩こりを起こしてしまうのです。
 
 対策は、適度な運動です。体を動かすことによって頭がスッキリし、血流も良くなって、心も体もリフレッシュできます。また、入浴も気持ちの切り替えができてリラックスできるので、良いでしょう。シャワーだけで済まさずに、きちんと湯船に浸かる時間をとりましょう。

●原因その4:末梢神経が傷ついている


 疲れて固くなった筋肉の圧迫や、疲労により溜まった乳酸によって末梢神経が傷ついていることがあります。マッサージしても良くならないのは、これが原因とも考えられます。

 では、どうすれば良いのか?そんなときに傷ついた末梢神経を修復してくれるのは、ビタミンB12です。これは海苔やいわし、かつおぶしといった魚の幸に多く含まれており、積極的に摂ることで、症状の改善が期待できます。

●原因その5:内臓疾患


 また、肩こりだと油断していると、重大な病気のサインを見逃す可能性があります。肩こりは、内臓疾患が原因でも起こります。肩付近に痛みやだるさがあり胸焼けがする場合は心臓病、右肩が痛くなり、全身がだるい場合は肝臓障害、背中の痛みや熱っぽさを感じる場合は肺炎の可能性があるといいます。

 心配しすぎるのは良くありませんが、このような症状をともなう肩こりは特に注意して、早めに医師に相談しましょう

●ひどくなる前に


 肩こりは、頭痛も引き起こします。取り返しがつかなくなる前に、自分でできる対処法を見つけ、少しでも軽減していける道を探しましょう。肩が楽になるだけで、日々の過ごし方が大きく変わるはずです。


<参考サイト>
・武田薬品工業株式会社(タケダ健康サイト):肩こりの原因
http://takeda-kenko.jp/navi/tsukare/katakori/cause.html
・ヘルスケア大学:病気のサイン?肩こりをともなう内臓疾患の種類と症状の現れ方
http://www.skincare-univ.com/article/012112/

(10MTV編集部)