テンミニッツTV|有識者による1話10分のオンライン講義
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DATE/ 2017.09.23

食べたいけど痩せたい…「糖質オフ」の最前線!

 最近ダイエットと言えば低糖質、炭水化物抜きなどのフレーズが流行しています。タレントが出演するCMでも話題のスポーツジム「ライザップ」も、糖質を制限した食事管理が売りの1つですね。そうした時代に合わせて、糖質オフの商品が次々と世に出ています。中には「こんなものまで!?」と思ってしまうものまで……。

ブームをけん引?ライザップの低糖質コラボ

 糖質オフブームをけん引する存在でもあるライザップはファミリーマートとコラボし、パスタやラーメンなど主食はもちろん、プリンやどら焼き、シュークリームなどスイーツまで低糖質商品を開発。さすがに糖質ゼロとまではいきませんが、さすがのラインアップです。

 また、ビールメーカーも糖質オフでしのぎを削っています。キリン、アサヒ、サントリー、サッポロの各社がそろって糖質オフ商品を用意。中には「キリン のどごし ZERO」や「アサヒ スタイルフリー」など糖質ゼロのものまであります。同時にプリン体カットも売りにしたビール類が多く、痛風を気にする方に強いアピールポイントとなっているようです。

シャリなし寿司、麺なしラーメンまで…

 上記の商品は、素材の一部を置き換える、例えば麺に食物繊維を配合することで糖質をカットすることを実現しています。そうした一部置き換えを飛び越えた商品が、くら寿司のシャリなし寿司です。酢飯の代わりに大根の酢漬けを使うことで、最大88%も糖質をカットするとのことです。刺身を食べればいいのでは…?と思わないでもありませんが、これまでになかった試みは大きな話題を呼びました。

 シャリなし寿司のように完全に置き換えてしまう方式だと、麺なしラーメンというジャンルも生まれています。一風堂や立川マシマシ(麺の代わりに豆腐)、秀ちゃんラーメン(麺の代わりにキャベツ)、舎鈴(麺の代わりに肉)などなど。ダイエット中には厳禁のラーメンを食べてしまう…という罪悪感を減らしてくれそうです。

 市場調査、マーケティングを手掛ける富士経済は、糖質オフ、あるいは糖質ゼロの食品市場は2016年に3431億円の規模になるとレポートで発表していました。2017年の見込み数字はまだ発表されていないようですが、前年比110%前後で成長している拡大市場なだけに、今後も続々と低糖質商品が発売されそうですね。

<参考サイト>
・ヘルス食品、ウェルネス食品の市場を調査|市場調査、マーケティング・レポートの富士経済
http://www.group.fuji-keizai.co.jp/press/pdf/160704_16056.pdf

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