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DATE/ 2018.03.06

幸せとは「感受性」次第!潜在意識のクリーニングワーク

 誰もが幸福でありたいと願っている。しかしながら、現実に幸福であると実感している人は果たしてどのくらいいるのでしょうか。

 幸福を願いながらも、「心配性」「不安症」「トラウマが癒えない」「自分に自信がない」「ストレス過多」等々で悩んでいる方は少ないないでしょう。そこで、今回注目したのは『「感受性」を調整すれば もっと気楽に生きられる。 潜在意識のクリーニングワーク』(平林信隆著、Clover出版)という本です。

 本書は、幸せとは「受け取り方」次第、つまり「感受性」次第という考え方に基づいて、3週間(21日間)のワークとアドバイスが詳細に記されています。今回は一部ですがその内容とエッセンスをお伝えします。

「潜在意識のクリーニングワーク」とは?

 さて、本書によると、私たちの潜在意識は9割が使われておらず、約3週間(21日間)で変化しだすと言われているそうです。そこで、その「潜在意識のクリーニングワーク」ということで、3週間(21日間)のワークが紹介されているのですが、週ごとに大きなテーマが設定されています。第1週間目は「感受性を取り戻す心の傷を埋めるワーク」、2週間目は「「過去」と「他人」との仲直り、ぶれない心をつくるワーク」、3週間目は「もう何もこわくない! 感じるままに願望実現!」というテーマになっています。ここでは手始めということで1週目の1日目~3日目に注目します。

1日目:心にポジティブを貯蓄することからはじめよう

 1日目のワークのテーマは「心にポジティブを貯蓄することからはじめよう」です。初日に行うのは、ウォームアップのごく簡単な体感ワークということで、手順は以下になります。

・01:椅子に座ってでも立ったままでもいいので、身体の力を抜きます。そして、あなた自身の呼吸を感じます
・02:呼吸を感じながら、肩を丸めて、下を向いてみましょう。呼吸も苦しく、気分が重くなっていくのがわかりますね?
・03:呼吸を続け、その位置から胸を張り、上を向いてみましょう。呼吸が楽になり、気分が軽くなってその変化を感じてください

 これなら手軽に取り組むことができそうですね。狙いはテーマにあるように「ポジティブな気持ちを貯蓄する」ことにあります。

2日目:ネガティブを「吹いて飛ばす」 心に希望を植えるワーク

 2日目は「ネガティブを『吹いて飛ばす』 心に希望を植えるワーク」です。手順は以下になります。

・01:何か夢を思い描いてください。妥協のない、完全に理想どおりの夢を描きます。すると「どうせ無理!」という気持ちに気づくかもしれません。それに気づいたら「どうせ無理!」を「できるかも」、「うまくいくかも」、「イケてるかも」に言い換えてみましょう
・02:仕事帰り「はぁ~、疲れた」と思わず言ってしまいそうになったなら、「疲れた」という言葉を「フッ」と吹いて飛ばして「サンキュー」に言い換えましょう。「フッ、サンキュー」という要領です

 こちらもそれほどハードルは高くないですね。平林氏によると、「簡単な言葉の入れ替えで、現実が変わっていくことに気づくきっかけ」になるのだそうです。また、「簡単すぎて意味がないように思えるかもしれません。ですが、これができていないゆえに前に進めない人がたくさんいるのです」とのこと。

3日目:嫌な感情を手放すための「自分の感情を見る」練習

 3日目は、1日目、2日目よりワークの説明文がすこし長いので、ワーク1のみ挙げます。

・01:目を閉じて、ゆっくり呼吸をしながら、最近「悲しみ」を感じたときのことを思い出してみましょう。

「何が見えますか?」「何が聞こえますか?」「どんな感じですか?」

その思い出からどんな感情がわきあがっても、その感情にしばらく浸っていましょう。そして、あなた自身に次の質問をしてみてください。

「その悲しみを受け入れることができますか?」「その悲しみを手放すことができますか?」「それを手放しますか?」「それはいつですか?」。

今感じているあなたの悲しみの感情を手放せたと感じることができるまで、この質問を繰り返します。一旦、目を開いて、伸びをしたり、肩などをまわして、感情をリセットします。

 以上がワーク1ですが、3日目のワークはさらに続きます。基本的には上のワークの繰り返しですが、思い出す嫌な感情を「悲しみ」「恐れ」「怒り」と変えていきます。ワーク自体は難しくはありませんが、嫌な感情を思い起こすので、かなりハードな作業かもしれません。

 ポイントは、悲しみや恐れ、そして怒りも実は「頭の中がつくりあげた感情」であるということです。つまり、そうした感情ときちんと向き合うことで手放し、「『平穏な』心を取り戻すこと」を目指すのです。

潜在意識の重要性が高まってきている

 本書の著者である平林信隆氏は日本メンタルヘルス協会公認心理カウンセラーで、全米NLP(Neuro Linguistic Programing)認定トレーナー、LBA(Language and Behavior)プロファイル認定コンサルタント&トレーナーでもあります。今回紹介した本書は、平林氏が潜在意識を使って心理学を実践する目的で立ち上げた「ノブトレ 実践心理技術」というブログの2年間にわたる内容をまとめたものです。

 平林氏は本書の最後で「最近、企業、社会、国家における潜在意識の重要性がますます高まってきました。(中略)当たり前でありながら言葉では言い表せない共有意識、すなわち集合的無意識のレベルの『何か』を共有していく時代がすぐそこに来ているのかもしれません」と語っています。今回紹介したのは潜在意識のクリーニングワークですが、今後さらに潜在意識というものに注目が集まってくるとなると、こうしたワークも当たり前になる時代が来るのかもしれません。

<参考文献>
『「感受性」を調整すれば もっと気楽に生きられる。 潜在意識のクリーニングワーク』(平林信隆著、発行:Clover出版、発売:産学社)
http://sangakusha.jp/ISBN978-4-7825-9017-1.html

<関連サイト>
平林研究室
http://nbt-lab.com/
(10MTV編集部)