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DATE/ 2018.06.05

音楽からラーメンまで!進化する定額サービス

 WEBだけでなく街中や店頭でも、「月額〇〇し放題」といったアイキャッチをよく見かけるようになりました。いわゆる定額制/サブスクリプションモデルですね。もともと、音楽や動画などコンテンツ配信で知られるようになりました。

 2015年のApple Musicから、LINE MUSIC、dヒッツ、Amazon Music Unlimited、Spotify、レコチョク、Google Play Musicなど、月額定額制音楽配信が普及し、最近では、集客力アップや固定客の獲得を目的として飲食など実店舗でも展開されるようになりました。

 期間限定で「はなまるうどん」と吉野家がコラボした、1枚300円の『天ぷら定期券』や、新宿の定額制コーヒースタンドの「coffee mafia」などが知られています。

ラーメン店の定額サービス

 2017年末に話題になったのは、ラーメン業界初となるアプリによるサブスクリプションモデル。東京を中心に展開している「野郎ラーメン」による月額制サービス「1日一杯野郎ラーメン生活」です。こちらは、専用アプリから、8600円(税別)で31日間有効のパスポートを購入すると、定番のラーメンが1日1杯食べられるというファンにはたまらない定額サービスです。

 こちら、食べ盛り・働き盛りの18~38歳が対象となっており、通常価格780円の「豚骨野郎」、830円の「汁無し野郎」、880円の「味噌野郎」(それぞれ税込)のなかから、一日一杯食べられるというサービスで、31日間利用すれば880円×31日ということで、最高で2万7280円分食べられ、1万8680円分お得という計算になります。12日通えば元がとれるだけに、“赤字覚悟”というお店の言葉通りのサービスといえましょう。

 開始から1ヶ月後には、30日間毎日来店したお客様7名に感謝状を送ったというニュースリリースまで徹底した広報とともに、徹底したファンへの還元施策は話題となり、売上げアップに繋がっているようです。従来のペーパークーポンではなく、スマホアプリによるところが、マーケティングデータの収集をふくめ、広報的にも一役以上買っているのではないでしょうか。

定額制のメリット・デメリット

 利用者の立場からすると、こうした定額制の恩恵は、なにより常連客のメリットということができます。ガッツリ、ましましな野郎ラーメンを毎日食べ続けられるのは、ファンであればこそ。飲食系でも音楽や映像コンテンツ系にしても、話題性や流行りに乗じて月額定額サービスに加入するも、そもそもの視聴習慣がなかったり、興味が持続しないケースも少なからずあります。結果、定額を使い切ることなく、また、解約しないままずるずると支払い続けるというデメリットに繋がりかねません。

 サービス内容とともに、有効期限や支払いの方法をチェックし、こうしたデメリットを意識しながら、定額制サービスはお得に利用するようにしましょう。

<参考サイト>
・野郎ラーメン
http://www.yaroramen.com
・はなまる:ニュース一覧
https://www.hanamaruudon.com/news/2018.html
(10MTV編集部)