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DATE/ 2016.12.05
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今すぐ使える!平社員のための飲み会の断り方

 忘年会シーズンの到来です。飲む機会が増えるこの季節、お誘いすべてに応じていたら、身体もお財布も保ちません。気の置けない友人や仲間との飲み会なら、時には断っても尾を引くことはあまりありませんが、一番難しいのが職場の飲み会。その断り方次第では、社内の雰囲気を壊したり、人間関係にヒビが入ることもあるから要注意。

 今回は、百戦錬磨のできるサラリーマンたちに、角の立たない職場飲み会の断り方を取材。その中から秀逸だった、飲み会を上手にかわすテクニックを、前もってのお誘いと当日のお誘いのふたつに分けて、紹介していきます。

●前もってのお誘いには、時間と心理をうまく使おう!


 まずは、「今週の金曜日、飲みに行こう」「来月の3日、部内で食事に行くからお前も来い」というような、前もって誘われる飲み会をお断りする方法です。事前に日程の出る飲み会だけに断るのも難しいですが、「この日、空けとけよ」と上司に言われる前にどうすればスマートに断ることができるでしょうか。

・「リスケをお願いし、行きたいのに行けない感を醸し出す」
 その日は別の飲み会がもっと前から入っていると言い、無理を承知で「日程変えられませんよね?」と粘るフリをします。泣く泣く諦めた感が出て角が立ちません。(広告代理店勤務)

・「一旦保留にして、バレないように断る理由を固める」
 誘われたその場で断る理由を探すと嘘がバレるので、「スケジュールを確認して、明日中に返事をします。」と一旦保留に。改めてもっともな理由を考えて断ると、うまくいきます。(外資系保険会社勤務)

・「歳上には義理人情、同世代には同情作戦で」
 年輩の上司に誘われたら「大学のゼミの飲み会の幹事になってしまい、恩師も来ることになっちゃったんですよね…」と、義理人情に訴えることにしています。同世代なら「幹事にされちゃって、本当に面倒くさいよ。」と同情を引く作戦。使い分けも大事です。(食品メーカー勤務)

●当日のお誘いは、相手の負い目をつくテクニックで断ろう!


 次は「今日の飲み会に来ない?」「今晩ちょっと顔を出してくれないかな?」という当日のお誘いを断る方法。当日の場合、少人数の飲み会である場合も多く、また誘う方も急に誘った負い目やダメ元感もあるので、そこを大いに利用しましょう。

・「代替案の提案で、その場を丸くおさめる」
 個人的に誘われたときは、断ると同時に、行きたくなくても「○○さん、来月って忙しいですか?」と代替案を出すことにしています。そして、候補日を出すと言って引き延ばせば、しばらくは切り抜けられます。(出版社勤務)

・「今日飲むことで犠牲となる、重めのデメリットを提示」
 「今晩が受け取り期限の宅配便を時間指定してしまった。」「ジムのパーソナルレッスンを予約していて、キャンセル料とられるんですよね。」とか、「昨日から妻が熱を出して、子どものお迎え担当なんです。」など、今日飲みに行くことで生じるデメリットを想像できるように伝えます。相手に責任回避したいと思わせる方向ですね。(銀行勤務)

・「もっと早く誘えば良かった、と相手に思わせる断り方で」
 もっと早く誘ってくれれば行けたのに、という雰囲気を出します。たとえば「昨日言ってくれたら今日の予定断ったのに、残念です。」「ええっ、さっき友達から連絡があって、もう近くで待っているんですよ。」と伝え、相手が自分の誘うのが遅かったのだと思わせるようにしています。(不動産会社勤務)

●行きたい/行きたくない飲み会、同じフォローを心掛けたい


 このように、みなさんさまざまな飲み会を回避するテクニックをお持ちでした。しかし、行きたくないから断る理由をでっちあげる場合もある一方で、実際にどうしても行けない正統な理由がある場合も。

 そんなとき、できるサラリーマンたちが大切にしていることも聞いてみたところ、多かったのはこの3つ。

・「本当は参加したかった」という気持ちを伝える。
・「次回は必ず行きたいから、早めに調整して。」とお願いする。
・同じ人やグループからの誘いは、連続して断らない。

 いくら職務外とはいえ、職場絡みの飲み会は、円滑なコミュニケーションを生むひとつの場でもあるはず。行きたくない飲み会でも、行きたかった飲み会を断るときと同じような対応やフォローをすることが、職場の人間関係を良好に保つ秘訣かもしれませんね。
(10MTV編集部)