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DATE/ 2017.03.14
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結婚生活10年以上の夫婦に聞く夫婦円満の秘訣とは?

 2016年、流行語になるほど世間をにぎわせたのが「ゲス不倫」。そんな不倫が最終的に行く着く先はもちろん「離婚」なのですが、それは芸能界だけの話ではなく、一般の夫婦にとっても身近な問題です。厚生労働省発表の「平成27年人口動態統計」によれば、「平成 27 年の離婚件数は 22 万 6198 組で、前年の 22 万 2107 組より 4091 組増加し、離婚率(人口千対)は 1.80 で、前年の 1.77 より上昇している」ということです。

 ところが、この離婚の原因とされている第1位は、相手の不貞行為である不倫ではなく、「性格の不一致」なのだそう。夫婦や家族といっても、もともと別々の人間ですから性格は違って当たり前。夫婦円満であるためには、その違いを埋めたり、尊重し合ったりすることが大切だと思います。では、そのための方法として、具体的にはどんなことがあるのでしょうか。

●最近、夫婦水入らずで旅行したのはいつ?


 まず、手っ取り早く夫婦円満になりたければ「夫婦旅行」がおすすめです。今年2017年の夫婦の日(2月2日)に旅行会社のDeNAトラベルが発表した夫婦旅行に関する調査によると、一緒に旅行する頻度が多い夫婦ほど「円満度」が高いという結果が分かりました。年に5回以上一緒に旅行をする夫婦は、なんと68%もの人が「非常に円満」と回答しています。逆に全く一緒に旅行をしない夫婦は、「全く円満ではない」と答えている人の割合が一番高いという結果に。

 子どもにお金がかかるからそんな余裕はない、親の介護がある、仕事が多忙だから、となると、夫婦ふたりで旅行にでかけるのは簡単なことではありません。まして仲が悪ければ、旅行に行こうなんていう話にはならないのかも知れませんが、「旅行に行くなら誰と一番行きたいですか?」という設問では、男女ともに「パートナーと行きたい」という回答が第1位に。ある程度の年齢になると、気軽に旅行をできる友人も減り、子どもも親である自分たちと一緒に旅行をしなくなったりするため、一緒に旅のできる相手となると、夫か妻にしぼられてくるという見方もあります。

 仲が良いから一緒に旅行をするのか、一緒に旅行をするから仲が良くなるのか。いずれにしても、少しでも夫婦関係を良くしたいのなら、思いきって旅行を決行してみてはどうでしょうか。

●仲良し夫婦に聞く「夫婦円満」のコツとは?


 旅行のような非日常体験だけでなく、日常の夫婦関係のなかで夫婦円満を保つ秘訣も知りたいところです。今回は結婚生活10年以上継続中の複数の夫婦に「夫婦円満」のために努力していること、心掛けているポイントを伺ってみました。

1.相手の親を大事にする。
 姑や舅との付き合いは面倒なこともありますが、自分の親を大事にしてくれることは、自分を大事にしてくれること以上に嬉しいものです。「自分の親を気遣ってくれたり、世話をしてくれている姿を見ると、夫に不満があってもグッと我慢ができる場合もある」という妻側の意見も。また、夫と喧嘩をして空気が悪いときは、テクニックとして「お義母さんを誘って食事に行こう」と提案するという女性も。親を大事にされれば、自然と感謝の気持ちが湧き、感謝の言葉も素直に伝えやすくなるものかもしれません。

2.夫婦同士で付き合える友人を持つ。
 夫婦がいつもふたりきりでは、息が詰まることもマンネリを感じることもあると思いますが、だからと言って別々の時間が増えれば増えるほど相手に無関心になり、離婚原因第1位の「性格の不一致」を招くことにつながるという意見が多数。そこで、できるだけ夫婦一緒の時間を共有しながらも、自分の時間も楽しむには、そこに気の置けない他人を入れることが良い解決策になるとのこと。「夫婦同士で集える仲間がいれば、妻や夫という役割や立場を離れて、友人と過ごす時間も満喫できて一石二鳥」と語ってくれた男性も。

3.最低限のルールに縛られる。
 放任過ぎるのも、束縛や干渉が過ぎるのも、夫婦関係を悪化させる原因に。円満な夫婦のみなさんのお話を聞いていると、その家庭独自のルールが存在していて、それだけはお互いに守ることを実践しています。たとえば、「喧嘩をしても必ず同じベッドで寝る」、「外泊は基本禁止」、「休日に単独で予定を入れる場合は、事前にカレンダーに書き込む」など、良好な関係を保つためのふたりだけの最低限の約束を決めています。無理なく実行できるルールをつくり、それをお互いが守ること。それによっていい距離感と対等な関係を築いていけるようです。

●意識すべきは「夫婦」としての関係


 いかがでしたか?最近の離婚の傾向としては、結婚5年以内の早期離婚と、熟年離婚が増えているそうです。この2つの時期は、まだ子どもがいない、あるいは子どもが巣立った後、つまり夫婦ふたりだけという可能性が高い期間ともいえます。子どもや家族という家庭環境も大切ですが、1組の「夫婦」としての関係が、円満度を上げることには重要なのかもしれませんね。


<参考サイト>
・厚生労働省:平成27年人口動態統計月報年計(概数)の概況
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai15/dl/gaikyou27.pdf
・DeNAトラベル:旅行に関するアンケート結果報告
http://www.skygate.co.jp/sa_city/mqr/025.html
(10MTV編集部)