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原因となったNY株がどこで下げ止まるかがポイント

日経平均1万8千円割れ!今後注目すべき指標は!?

菅下清廣
スガシタパートナーズ株式会社 代表取締役社長/国際金融コンサルタント/投資家
情報・テキスト
2015年8月24日、日経平均株価は急落し、翌25日の終値は6カ月ぶりに1万8千円の大台を割り込んだ。スガシタパートナーズ代表取締役社長・菅下清廣氏が、株価の現況を解説。今後の値動きは? 底入れの時期は? 注目すべき指標は? 今後の見通しを緊急予測する。※投資は自己責任でお願いいたします。当サービスで配信している内容からお客様に損失が生じたとしても、責任は負いかねます。
時間:11:21
収録日:2015/08/24
追加日:2015/08/27
ジャンル:
≪全文≫

●2013年の株価急上昇後の調整が続いていた


 皆さん、こんにちは。スガシタパートナーズ代表取締役の菅下清廣です。今回もまた、相場の波動から見た現在の株価の動き、そして今後の見通しを、解説、予測します。

 まず、今の日本の株価の動きを簡単に説明します。昨年2014年10月17日の安値1万4529円から、アベノミクス相場の第2ステージが始まっています。このシリーズをずっとご覧の方はすでにご存知だと思いますが、アベノミクス相場第1ステージは、2013年の年初から始まりました。2013年の5月と12月に1万6000円近辺で二番天井を打って終わっています。2013年は、大きな相場がありました。日経平均が8000円台から1万6000円まで、ほぼ倍近くに上昇しました。

 大きな相場のあとには必ず大きな調整局面がありますので、2013年の翌年の2014年は、株価は年初から下落し、調整しました。株価が調整する場合は、値幅で大きく下げて調整するか、時間で長くかけて調整するか、どちらかです。価格の調整か、時間の調整か。2014年は、時間の調整でした。ですから、2014年は、年初から10カ月間、下は1万4000円、上は1万6000円の間でもみ合いました。このような状況をボックス相場(長く横ばいする相場)といいます。

 このボックス相場は、必ず上か下に出ることになります。永遠に横ばいする株価はありません。上に放れるか、下に放れるかです。それは何で起こるかというと、株式市場にサプライズが起こって、ポジティブなサプライズなら株価は上がり、ネガティブなサプライズなら株価は下がることになります。2014年10月にQE2(金融の量的緩和)というポジティブなサプライズがあったので、株価は上限の1万6000円を突破して、昨年、2014年12月8日の年末に、1万8000円という高値をつけました。この2014年10月から始まったQE2相場、これがアベノミクス相場第2ステージの始まりと私は判断しています。


●一度下げて上昇する第2シナリオが的中


 アベノミクス相場第2ステージは、2014年10月17日の1万4529円から始まって、最初の高値は、いま言いました、昨年12月8日の1万8030円です。そして、これ以前の2014年の相場は、下は1万4000円、上は1万6000円のゾーンでもみ合っていましたが、昨年この高値をつけてから、このアベノミクス相場第2ステージは、下は1万8000円、上は2万円のゾーンに相場は入りました。つい最近まで、日本の株価は、1万8000円買いの2万円売りという相場の中にありました。

 そして、アベノミクス相場第2ステージの上昇第一波、短期のサイクルの一波があって、短期のサイクルの第二波が今年1月16日の安値1万6592円から始まり、4月23日に2万225円という高値で、久方ぶりの日経平均株価2万円台を回復して、上昇第二波が終わりました。上昇第二波が終わったあと、2万円割れ。この7月9日は、ギリシャショックのあとの安値ですが、1万9115円、このあたりを安値に、調整局面に入っていました。

 上昇第二波、つまり、アベノミクス相場第2ステージの短期サイクルの上昇第二波が終わって、2万円近辺でもみ合っていたところです。調整局面が続いていたのです。安値は、7月9日の1万9115円、ギリシャショックの時につけた安値です。高値は6月24日の2万952円です。ですから、1万9000円近辺と2万円台、この1万9115円と2万952円の間(ゾーン)で相場はもみ合っていたところなのです。

 このまま上に行く場合と、いったん下げてそのあと上昇する場合、このどちらかではないかと前回も申し上げました。この1万9000円と2万円という狭いゾーンでもみ合って、ほとんど大きな押し目(次の上昇局面に移るための休息)なく上がる場合は、ジリ高展開が続きます。これを私は第1シナリオと呼びました。前回、前々回でも予想したのですが、第2シナリオの場合は、一度この7月9日の安値を下回って、場合によっては大きく下げ、そして、一度屈伸運動を入れて、そのあと株価が上がっていく。このどちらかではないかと予測していたのですが、今日(8月24日)現在、第2シナリオの方の進行になっています。7月9日のギリシャショック後の安値、1万9115円を下回って、いま、株価は、大きく下げているところです。


●株安の原因はニューヨーク株の急落


 この調整局面のあと、株価はどうなるかですが、まず、いま日本の株価はなぜ下げているかです。一番の原因は、ニューヨーク株の急落です。ニューヨーク株の急落、ドル安に連動して、日本の株安、円高が起こっているのです。これもまた、私の投資研究会、そして「スガシ...
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