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三段下げか、逆三尊か? 今後の株価を読む

2016年夏までの日経平均、“5月相場”が転機となるか!?

菅下清廣
スガシタパートナーズ株式会社 代表取締役社長/国際金融コンサルタント/投資家
情報・テキスト
目の離せない展開が続く日本の日経平均株価の今後を、スガシタパートナーズ代表取締役の菅下清廣氏が緊急予測。今回の急落は、いつ、いくらで戻るのか? 波動の法則で値動きを読み、次の底値と上昇材料を解説する。 ※投資は自己責任でお願いいたします。当サービスで配信している内容からお客様に損失が生じたとしても、責任は負いかねます。
時間:10:31
収録日:2016/04/07
追加日:2016/04/13
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≪全文≫

●現在は大相場後の下落調整局面が続行中


 皆さん、こんにちは。スガシタパートナーズ代表取締役の菅下清廣です。今回もまた、相場の波動から、株価の現状分析と今後の見通しをお話ししたいと思います。

 最近の日本の株価の動きは、アベノミクス相場の第2ステージが終わったところです。アベノミクス相場の第1ステージである上昇第1波は、2012年11月14日から始まり、2013年の5月と12月末に1万6000円近辺で天井を打って終了しました。

 相場の世界では、大きな上昇相場の後には大きな下落の調整局面があり、昔から「山高ければ谷深し」と申します。アベノミクス相場の第1ステージは、日経平均株価8000円台から1万6000円という大相場がありましたので、その後、株価は大幅に下落し、2014年の年初から下がって、下は1万4000円割れ、上は前年度の高値である1万6000円の間で、約10カ月間もみあいました。

 つまり、2014年は、上昇第1波の大相場の後、年初から10月末まで横ばい。このボックス相場を上に離れて1万6000円の壁を突破したきっかけは、QE2(量的緩和)でした。2014年10月のQE2から、アベノミクス相場の上昇第2波が始まりました。そして、2015年の6月と8月に、2万952円、2万946円で二番天井を打ちました。上昇第2波の出発点は、2014年10月17日の1万4529円でした。つまり、1万5000円割れから2万1000円手前まで上げるという、大きな上昇相場があったのです。

 現在は、この2015年の大相場が終わった後の下落調整局面です。ですから、2014年の第1ステージが終わった後の2014年の1~3月とよく似た動きの展開になっています。これが大まかな相場の動きです。

 まとめますと、今の日本の株価は、昨年2015年のアベノミクス相場の上昇第2波が6月と8月に二番天井を打って終了し、今は、大相場後に必ずあるという、その後の下落調整局面が続いているというわけです。


●3番底で逆三尊(底入れ型)が入って、株価は反騰開始か!?


 では、この後の展開はどうなるか。一番の問題点は「いつ底入れするか」ということです。今後どのような形で底入れするか、予測を交えてお話しします。

 このチャートをご覧ください。6月の高値2万952円から最初の安値である9月29日の1万6901円まで、ほぼ4000円下げました。その後、一度12月1日に2万ギリギリの2万12円まで戻った後、年初再び下げて、1月21日の1万6017円まで4000円ほど下げました。こうした動きを2段下げといいます。つまり、昨年の6月から9月までの1段下げが約4000円、昨年末の12月から年初の1月21日までの2段下げも約4000円の下げということです。前回よりも鈍い戻りですが、この1月21日の安値からいったん戻って、2月1日に1万7905円をつけています。前回(12月)の戻りでは2万円ギリギリのところで買い方が力尽きて下落しましたが、今回は1万8000円ギリギリで買い方が力尽きて下落しています。

 最初の下落相場の1段下げが4000円、2段下げも4000円です。もしかすると3段下げがあるのでは、というのが一番の悲観シナリオです。その場合、これからの相場展開の安値はどこかというと、2月1日の2回目の戻り高値から4000円下げたところ、すなわち1万4000円割れの1万3900円です。一番の悲観シナリオでは、この後、4月、5月ともう一段、第三の下げがあり、3段下げで1万4000円割れが底になる。つまり、この後まだ下がる。これが一番の悲観シナリオです。


●4~5月は底値形成期。伊勢志摩サミットまでに株価は底入れして上昇!?


 中立シナリオは、2月1日からの下げが2月12日に今年の安値1万4865円があるので、それをもとにW字型にダブルボトムで底入れするというものです。そうなると、直近の安値は4月6日の1万5612円で、収録時(4月7日)にはまだ1万5000円を割れていませんが、もし今後1万5000円を割れて2月の底値並みまで下がれば、ダブルボトムを入れる。これが中立シナリオです。

 一番の楽観シナリオは、この後4月6日の1万5612円からもう少し下がるかもしれませんが、1月21日の1万6017円の1番底、2月12日の1万4865円の2番底に対して、3番底が入るというものです。こういう形での底入れを酒田五法では「逆三尊」といいます。逆さ富士のような形になることをこう呼びます。アメリカではトリプルボトムと言われます。今後、この逆三尊が入る可能性があります。もしこの後、株価が2月12日の1万4865円まで下がらない、つまり安値が1万5000円を割らないということ...
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