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トランプ相場で今後の株価はどうなるか?

トランプ相場を大予想! 日経平均は2万円を突破するか

菅下清廣
スガシタパートナーズ株式会社 代表取締役社長/国際金融コンサルタント/投資家
情報・テキスト
「日本の株式市場は今、トランプ相場という新しい波動に乗って動き始めている」とスガシタパートナーズ代表取締役・菅下清廣氏は言う。2017年開始から3カ月、日本の株価はボックス相場となっているが、ボックス相場の上の壁を突破できれば、日経平均は2万円台に乗るだろう。影響を与えるのはトランプの三大改革(税制改革・公共投資・軍備拡大)だ。果たしてどんな展開を見せるのか。菅下氏は今後の株価の動きを予測する。

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時間:10:56
収録日:2017/03/06
追加日:2017/03/24
ジャンル:
≪全文≫

●日本は今、トランプ相場という新しい波動に乗って動き始めている


 皆さん、こんにちは。スガシタパートナーズ代表取締役の菅下清廣です。今回もまた、私独自の相場の波動・サイクル論に基づいて、最近の株式市場の動き、そして今後の見通しをお話しいたします。私どもが主催しております投資研究会「スガシタボイス」では、毎月2回、私の相場見通しと注目情報を音声で配信していますが、今回の話は昨年(2016年)の末以来このスガシタボイスを通じて、繰り返しお話ししてきた相場見通しの延長上にあります。

 まず今の相場を一言でいうと、トランプ相場です。昨年11月9日、ドナルド・トランプ大統領の誕生が決まって以来、世界の政治経済の流れは大きく変わりました。その大きな変化を受けて、日米の株式市場は今、トランプ相場という新しい波動に乗って動き始めています。2017年の日米の株式市場について言えば、トランプ相場の大波がやってくることが予想されます。昨年11月9日がトランプ相場の出発点です。日経平均でいえば、16,111円です。

 思い出してみてください。昨年11月9日、東京時間で、ヒラリー・クリントン氏優勢という日米マスコミの予想を大きく覆してトランプ大統領が登場しそうだという情報が、ニューヨークより先に東京で流れました。それを受けて、日本の金融機関、銀行、証券会社、マスコミは、トランプ氏が大統領になったらトランプ・ショックが起こり、アメリカと日本の株は大暴落、ドルも暴落して円の大幅高になるという情報を(以前にも増して)11月9日にどんどんと流したものですから、日本の投資家はその日のうちに日本株を売って、あるいはドルを売って、日本株とドルは大底を叩きました。しかし、なんと翌日の10日から日本の株価も急騰し始め、円ドル相場でも円安ドル高の展開となり、現在に至りました。


●ボックス相場の壁を突破するなら、2万円を目指す展開になる


 2016年11月9日の16,111円を大底、出発点として、その後急速に日本の株は値上がりし、年初の2017年1月5日には19,615円という高値を付けています。そしてその後は、この19,615円を頭(壁)にして、横ばいになっています。下は1月18日に付けた安値、18,650円です。今はこの間で動いていますが、このような株価の動きのことをボックス相場といいます。同じボックス相場でも、下の方の安値圏で動いているボックス相場と、このように高値圏で動いているボックス相場では、(意味が)違ってきます。相場の波動によれば、このように高値を付けた後、上でもみ合っているときには、今後、ボックス相場の上の壁を突破していく確率の方が高いのです。

 おそらく近い将来、この19,615円の高値を突破して、日本の株も2万円を目指す、あるいは2015年6月・8月の高値である20,900円台を目指す動きになるだろう、と予想しています。

 私は「時間の波動」と呼んでいますが、日柄から見てもこのことが分かります。高値を付けた1月5日から2カ月後の3月5日、安値を付けた1月18日から2カ月後の3月18日、つまり今ですが、この辺りが相場の転換点になる可能性があります。ここで、この壁を上に突破してくるかどうか。もし突破しない場合には、こうした高値を付けてから休む日柄は、2~3カ月です。2カ月で調整十分ということでなければ、3カ月後ということになります。つまり4月5日、あるいは遅くとも4月中旬あたりまでに、このボックス相場を上に抜けて、2万円を目指す展開になるのではないかと思います。これが今の日本の株価の波動、サイクルの動きです。


●トランプ大統領の三大改革が日本の株価に影響を与える


 では、この横ばいのボックス相場を上に抜けてくるとすると、4月中旬くらいまでに株が上昇するための、どんな情報が出てくるでしょうか。これは間違いなく、トランプ大統領が先日の最初の議会演説で公表した三大改革です。特に、経済や株価に影響がある3つの大きな改革が前進、あるいは実現する可能性が出てきたとき、この上の壁を突破して日経平均株価は2万円を目指す、あるいは2万円を突破するという動きになると思います。

 その改革の1つ目は、大幅な減税です。すでにトランプ大統領が言っているように、法人税を35パーセントから15パーセントに下げる、所得税の最高税率をおよそ5~10パーセント程度大きく引き下げる、そして相続税を廃止する。こうしたまさに劇的な税制改革が、株価に大きなインパクトを与えます。これが実現すれば、アメリカの株価はさらに上昇する可能性があります。もちろん、すでにこうした期待を織り込んで、アメリカは歴史的な株高になっているわけですが、これが日本株にも影響を与えます。

 改革の2つ目は、公共投資、インフラです。アメリカのインフラは全て古くなっています。道路も橋も病院も学校も、です。これを全て刷新す...
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