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人を激励して応援することが、自分の成長につながる

人間力をつけるために(10)人を激励し、応援しよう

浜口直太
国際経営コンサルタント
概要・テキスト
人間力をつけるための10個目のポイントは、人を激励し応援することである。経営コンサルタントの浜口直太氏は、そう語る。人を応援する際には、思いやりの心を持って、相手の苦しみを分かち合うことが重要である。また、人を応援しているうちに、人間は自分でも頑張ろうと思うようになる。(全10話中第10話)
時間:11:13
収録日:2018/03/19
追加日:2018/06/01
カテゴリー:
≪全文≫

●人を激励し応援していくことが非常に大事


皆さんこんにちは、今回で10回目になりますが、今回のテーマとして、人間力をつけていくためにぜひお勧めしたいのが、人を激励し応援することです。

 すでに簡単には触れましたが、人間力をつけていくためには、人を激励して応援していくことは、絶対に欠かせません。それは、自分の体験からそう思っています。人を励まし応援することには、経験や知識や年齢といったものは、無関係です。例えば自分がビジネスをしていて、芸術で困っている人を励ますように、全く違う分野で生きる人に対してでも、激励し応援していくことが非常に大事です。それは、自分が音楽のプロをしていて、学校の先生を応援するときも同じです。


●人を応援することで、人の話を聞く忍耐力がつく


 人を激励し応援することが、人間力になぜつながるかと言いますと、人を激励するためには、そもそも人の話を聞く必要があるからです。そうしますと、つまらない話ですとか、聞きたくない話ですとか、何を言っているのかも分からない話でも、聞かないといけません。つまり、まずは自分に忍耐力がつきます。

 その人の話を聞いている理由は、相手の方が困っていらっしゃる、悩んでいらっしゃるからです。そのためにお話を聞くのですが、悩んでいることや関係のあることを、延々と話さないことも往々にしてあります。そうなりますと、聞いているうちにだんだんと、何が言いたいのか、何が悩みなのか、早く言ってほしいということが、喉から出かけてしまう。しかしそれは、相手にとっては聞いてほしい大事なことです。それを我慢して聞くという忍耐力がまずつきます。


●アクティブリスニングをして、相手の苦しみに同調することが大事


 また、話しやすい環境を作ってあげる力もつきます。これは、アクティブリスニングといわれますが、相手に同調することで、相手の話を引き出してあげることです。まずは聞いてあげることで、だんだんと本題に入っていくわけです。話を聞いていてよくあるのは、世の中の批判をしたり、泣き出したり、恨み・つらみを言ったり、ということです。しかし、それでも我慢して、否定しないで聞いてあげることが重要です。場合によっては否定したい気持ちもあるとは思いますが、まずは、相手のことを本当に受け止めていると分かってもらいたいので、そうしたときには、相手の...
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