10MTVオピニオン|有識者による1話10分のオンライン講義
ログイン

1歳から高級フランス料理? 幼いときから大事にしたいこと

齋藤ウィリアム流教育方針―好奇心と経験

齋藤ウィリアム浩幸
株式会社インテカー代表取締役社長/内閣府本府参与
情報・テキスト
齋藤ウィリアム浩幸氏は、娘を1歳の頃から高級フランス料理に連れて行っているという。また、海外出張などにもよく一緒に行くそうだ。その独自の教育方針はどのようなものか。何を最も大事にしているのか。その根本を聞いた
時間:05:25
収録日:2014/07/25
追加日:2014/10/10
齋藤ウィリアム浩幸氏は、娘を1歳の頃から高級フランス料理に連れて行っているという。また、海外出張などにもよく一緒に行くそうだ。その独自の教育方針はどのようなものか。何を最も大事にしているのか。その根本を聞いた
時間:05:25
収録日:2014/07/25
追加日:2014/10/10
≪全文≫

●教育の根本は、疑うこと、質問することだと思う


―― 齋藤さんは今、お子さんはいらっしゃいますか。

齋藤 はい。

―― これからはものすごく速く時代が変わっていきます。10年経ったら、今ある職業の3分の1くらいがなくなると言われるほどの時代です。その中で、お子さんにどのように育って欲しいと思っていらっしゃいますか。あるいは、このように育てたいというイメージをお持ちですか。

齋藤 私は、教育の根本は、疑うこと、質問することだと思っています。興味を持つこと、キュリオシティ(好奇心)が大事です。

 その方針で育ててきたからだと思いますが、娘は小さいときから何でも〝why?〟と言います。もうすぐ3歳になるのですが、スーパーでもレストランでもどこでも、「何で?」「何で?」ばかりです。例えば、店員さんがオレンジジュースを持ってくると「何で?」。少々やりすぎかもしれませんが、興味を持たせることにポイントを置いています。

 それから、成功している人は必ずホビーを三つ持っていますから、音楽や料理など、ホビーも小さいときから豊富にいろいろなものを経験させています。これが私の方針です。


●フランス料理でも何でも、早く経験した方がよい


 私たちは夫婦で仕事をしていますが、ワイフが学会に行くときもそうですし、私も海外出張があると、娘を連れて行きます。半年くらい連れて行ったこともあります。そして、いろいろな経験をさせるのです。ですから、もうほとんどの空港のラウンジがどこにあるかも自分で分かっています。そのようなことも、小さいときから知ることが大事だと思っています。

 私は食べることが好きなので、平気でフランスのジョエル・ロブションなどにも娘を連れて行きますが、日本のレストランは子どもを嫌がります。何を言っているのだと思います。行っても全然問題ないのです。1歳で恥をかくのか、6歳で初めて恥をかくのか、どちらも同じ恥なら、高級フランス料理も早めに経験しておいた方がよい。その方がもっといろいろな経験ができますから。

 今はレストランでも、大人より行儀が良いです。自分がやりたいと言うなら、こちらは恥ずかしいなどと考えずに経験させます。まだ子どもだから失敗もしますが、失敗も豊富に経験させる方がよいと思っています。

 そして、例えば、茶碗を洗面所に持って行きなさいと言うと、最初の1、2回は落として割るのです。でも、そこで怒るべきではないと思います。私は、ひたすらいろいろと経験させ、失敗させ、結果的には周りにも迷惑をかけてきました。

 今でもはっきり覚えていますが、ダボスの世界経済フォーラムに行ったとき、経団連の米倉弘昌前会長や、ローソンの新浪剛史さん、経済学者の竹中平蔵さんなど、いろいろな有名人がいる飛行機で、泣き叫ぶ9カ月の子どもを夫婦二人で抱っこして連れて行きました。皆さんには迷惑をおかけしましたが、おかげで緒方貞子さんは今でもうちの娘のことを覚えてくださっています。

―― 経験をいっぱいさせてあげよう、早い段階でいろいろなものを見せてあげようとされていらっしゃる。

齋藤 いずれはどこかで“初めて”があるのですから、1歳でも2歳でも6歳でも恥が同じなら、“初めて”は早い方がよいだろうと思います。

―― ここでもやはり、齋藤さんは失敗を経験と考えていらっしゃいます。おそらく、いずれはアメリカのドミトリーに入れたりされるのでしょう。

齋藤 そうです。1歳...
テキスト全文を読む
(1カ月無料で登録)
会員登録すると資料をご覧いただくことができます。