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市場は2年周期、2016年春先には株価は天井を付ける

NYダウ平均株価の動向と今後の見通し

菅下清廣
スガシタパートナーズ株式会社 代表取締役社長/国際金融コンサルタント/投資家
情報・テキスト
国際金融コンサルタント・菅下清廣氏が、ニューヨーク株式市場の現状分析と未来予測にあたり、価格と時間の波動を示しながら解説をする。相場の出発点と分岐点、その間のプロセスを読み、長期で見る市場の周期に短期の波動を重ねる。「経済の千里眼」を持つと言われるスペシャリストならではの合わせ技の読みで語るニューヨーク株価の動き。※投資は自己責任でお願いいたします。当サービスで配信している内容からお客様に損失が生じたとしても、責任は負いかねます。
時間:09:59
収録日:2015/03/12
追加日:2015/03/19
ジャンル:
≪全文≫

●時間の波動を知る鍵は相場の出発点の見極め


 皆さん、こんにちは。スガシタパートナーズ代表取締役の菅下清廣です。今回は、ニューヨーク株式市場の現状分析と今後の見通しを、波動から見て解説します。

 現在のニューヨークの株価は、どのような動きになっているのでしょうか。相場の波動には、価格の波動と時間の波動があります。まず、その波動から見てみます。アメリカの株価、ニューヨークダウ平均をチャートで見て、長期のサイクルはどうなっているかといいますと、チャートの左部分をご覧いただくと分かるように、今回のニューヨーク株式市場は2009年3月9日が出発点です。

 6547ドル、これはリーマンブラザーズショック後の安値です。リーマンブラザーズショックの後の大底、これが6547ドル。2009年3月9日から、現在のニューヨークの株価の長期上昇局面、ブルマーケットが始まっているのです。ちなみに、日本の株価も、同じく2009年3月10日、7054円が出発点です。相場の出発点を知らなければ、時間の波動を知ることはできません。なので、どこが今回の相場の出発点なのかを知ることは、大変重要になります。


●長期の時間波動で見る三つの上昇の波


 2009年3月9日に株価は上昇して最初の高値を付けた後、2011年10月3日から第2波が始まります。そして、高値を付けた後、2014年2月3日から株価上昇が始まっています。長期の波動で言いますと、現在の株高は、2014年2月3日から相場は始まっているのです。1万5372ドル、これが今回の相場の最近の出発点です。長期の波動の出発点は2009年3月9日、6547ドルからまず上昇第1波がありまして、現在は長期の波動で見ると、上昇第3波に当たります。


●長期時間波動2年周期説から読む次の天井


 長期の波動の時間の読みはどうかといいますと、長期波動の上昇第1波は約2年上げています。そして、安値を入れて、2011年10月から第2波が入りました。
この第2波も約2年上げています。この2年、2年の周期からいきますと、2014年2月3日が今回の長期波動の出発点ですから、2016年4月から6月ぐらいに、長期波動から見たニューヨークの株価の天井がやってくる可能性があります。これが、長期の時間波動から見た大体の予測です。


●短期で見る上昇の波、長期で見る調整局面


 では、短期の波動はどうなっているか。ニューヨーク株価の短期のサイクルを解説したいと思います。現在のニューヨークの株価における短期のサイクルではどこが出発点かといいますと、2014年10月15日の1万5855ドルが短期波動の出発点です。その後、株価が上昇して2014年12月26日に1万8103ドルという高値を付けています。これが最近の高値だったのです。もう一度申し上げますと、ニューヨークの株価の短期のサイクルの出発点は、2014年10月で1万5855ドル。そして、最近の高値は、2014年の年末12月26日、1万8103ドルが高値でした。その後もみ合って、一時は1万7000ドル近くまで下がったのですが、その後、ニューヨークの株価は再び上昇、直近の3月の初めに1万8288ドルという高値を付けて、昨年末の高値を突破してきたというところなのです。この短期のサイクルから見て、ニューヨークの株価の上昇はしばらく続きそうな動きになっており、この1万8288ドルという高値をさらに上回っていく可能性が強いのです。

 しかし、長期の波動から見ると、ニューヨークの株価は2009年3月を出発点に、今年で6年目の上昇です。ニューヨークの株は6年続けて上げているのです。過去のニューヨークの株価の時間の波動を見てみますと、一番長い時で大体5年なのですね。既にその5年の波動を上回る長期上昇が続いていますので、この2015年、あるいは2016年に株価が大幅な調整局面を迎えてもおかしくないというのが、日柄、時間の波動から見る、相場の読みなのです。

●上昇か調整か-攻防の分岐点は17000ドル


 では、この後、ニューヨークの株価は調整局面を迎えるかどうかについてお話しします。これの一つのめどは、この後ニューヨークダウが、この1万7000ドルを下回ってくるかどうかが大変重要なポイントになります。つまり、価格の波動から見て、もしニューヨークの株価が今後、3月、4月あたりで、1万7000ドルを割ると大幅な調整局面を迎える可能性が高まる。つまり、現在はニューヨークの株価は上昇トレンドが続いています。短期のサイクルでも長期のサイクルでも、しばらくまだ上がりそうです。

 しかし、途中、天井ではなくても調整局面がやってくるとすると、それは、価格の波動から見て、1万7000ドルが攻防の分岐点になります。...
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