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異文化

異文化
異文化とは自身が所属する文化とは異なる文化を指す。「自分とは異なる」とみなす単位は、民族や地域といった大きなスケールから家族のようなごく小さなスケールまであり、明確な基準があるわけではないが、人種や言語、宗教、風俗の違いをもって異文化を意味するのが一般的。国際社会、国際経済において既存の境界を越えたグローバリゼーションが説かれる今、なおのこと異文化への関心、理解の必要性は高まっている。「10MTVオピニオン」では、東京大学大学院経済学研究科・経済学部教授の柳川範之氏、首都大学東京理事長・島田晴雄氏らが、グローバル化社会を担う次世代のために教育における異文化理解の重要性を論じている。柳川氏は遅くとも高校までに多くの異文化体験ができる環境に身を置くべきだと力説し、島田氏は世界を軸足に思考し、異文化圏の人々と共存していくためにも単なる知識、教養を超えたリベラルアーツの実践が必要と論じている。また、異文化を「異」の枠組みに留めず「多文化」と捉える見地から、積極的な外国人受け入れ策で多文化共生を推進する浜松市長・鈴木康友氏、テロリズムが蔓延する今こそ、多文化共生主義をもって対話と協調の道を歩むべきだとする歴史学者・山内昌之氏の講義を収録している。

ゲルマン民族大移動と現代の移民・AI…なぜ比較すべきか

教養としての世界史とローマ史~ローマ史講座・講演編(6)世界史の中の異民族
「世界史の中の異民族」に着目することも、世界史を見ていく上での切り口の一つとして挙げられる。4世紀末からのゲルマン民族の移動がローマ帝国に大きな影響を与えたように、異民族の侵入や異なる文化規範の登場...
収録日:2018/11/28
追加日:2019/07/27
本村凌二
東京大学名誉教授

外国人への飲食サービス…食文化の違いにどう対応する?

飲食サービスと異文化対応
近年、宗教的禁忌に対応した特別食が注目を集めているが、立命館大学食マネジメント学部教授の阿良田麻里子氏によれば、食の異文化対応にあたっては、宗教的禁忌だけでなく食べ物に対する認識や嗜好など多様な要...
収録日:2018/04/27
追加日:2018/09/26
阿良田麻里子
立命館大学食マネジメント学部 教授

浜松市の「外国人受け入れ」の経験をぜひ活用してほしい

浜松市の多文化共生の取り組み(6)世界発信と国への提言
外国人を一定のルールの下で受け入れていくことについて、決して怖がる必要はない、と浜松市長・鈴木康友氏は主張する。人口減少・少子高齢化・グローバル化の中で、もはや移民受け入れを回避し続けるのは不可避...
収録日:2016/11/17
追加日:2017/02/01
鈴木康友
元浜松市長

浜松市の外国人は約2万人、定住化の中で活躍する第2世代

浜松市の多文化共生の取り組み(5)共生の時代と浜松宣言
現在、浜松市には2万人を超える外国人が暮らしており、その8割以上が長期の在留資格を有している。彼らは明らかに「移民」であり、また日本で生まれ育った世代の活躍も目立ってきている。こうした現状を踏まえ、...
収録日:2016/11/17
追加日:2017/01/25
鈴木康友
元浜松市長

浜松市の提唱で「外国人集住都市会議」が2001年に設立!

浜松市の多文化共生の取り組み(4)外国人集住都市会議
外国人が多く住む地域同士の横の連帯をつくっているのが、浜松市の提唱で2001年に発足した「外国人集住都市会議」だ。浜松市長・鈴木康友氏は、この会議が多文化共生のための情報交換やノウハウの共有の場となり...
収録日:2016/11/17
追加日:2017/01/22
鈴木康友
元浜松市長

浜松市では100以上の外国人コミュニティや市民団体が活動

浜松市の多文化共生の取り組み(3)市民団体の活躍
多文化共生都市の形成に貢献するのは、行政だけではない。浜松市長・鈴木康友氏によれば、現在市内では100を超える外国人コミュニティや市民団体が活動し、外国人住民が暮らしやすいまちづくりに尽力している。ま...
収録日:2016/11/17
追加日:2017/01/18
鈴木康友
元浜松市長

浜松市で進む外国人の子どもの「不就学ゼロ作戦」とは?

浜松市の多文化共生の取り組み(2)外国人住民の問題
改正入管法の施行を受け、浜松市では南米系の外国人住民が増加した。現在はアジア諸国からの渡航者も増え、外国人住民はさらに多様化している。浜松市の鈴木康友市長が、行政サービスの多言語化や日本語学習機会...
収録日:2016/11/17
追加日:2016/12/29
鈴木康友
元浜松市長

少子高齢化時代に向け外国人材の活用を推進してきた浜松市

浜松市の多文化共生の取り組み(1)外国人集住都市
人口減少と少子高齢化によって、日本の生産年齢人口は今よりも大きく減少する。そのため今後、日本は移民政策を取っていく必要があるが、外国人住民の増加は、地域社会と様々な軋轢を生む。静岡県浜松市は早くか...
収録日:2016/11/17
追加日:2016/12/22
鈴木康友
元浜松市長

AI時代に幼稚園や小学校時代から始めるべき教育とは?

ファミリービジネスとAI(8)質疑応答
シリーズ最終話は東京大学大学院経済学研究科・経済学部教授の柳川範之氏への質疑応答編だ。AI時代の教育についての質問に対して、柳川氏は現状の課題を挙げながら、今後求められる能力は自身の提唱する「40歳定...
収録日:2016/07/25
追加日:2016/11/11
柳川範之
東京大学大学院経済学研究科・経済学部 教授

「マルコムX」とは?…「X」に込められた意味

「イスラムとアメリカ」再考~米国内のイスラム教徒(2)マルコムXと多文化主義
どれほど信者数が多くても、「アメリカの宗教」とみなされることのなかったイスラムだが、21世紀の多文化主義時代を迎え、その様相が変化している。今回はアメリカ人に自らのアイデンティティを問わせていった...
収録日:2016/06/01
追加日:2016/07/14
山内昌之
東京大学名誉教授

テロ抑止力としては役立たない「対話と交流」の協調路線

「テロ」とは何か(2)「自由」はテロの遠因をなしたのか
ISに触発された「欧州人テロリスト」の存在は、不気味で得体が知れない。しかし、世界史と国際情勢の両面から中東情勢を読み解いてきた歴史学者・山内昌之氏は、彼らの誕生した遠因を「ヨーロッパの育んできた...
収録日:2016/04/05
追加日:2016/04/28
山内昌之
東京大学名誉教授

真のリベラルアーツは日本の大学では学べない

「島田村塾」リベラルアーツ特講(1)生き抜くためのリベラルアーツ
近年、リベラルアーツへの関心が高まっている。しかし、「日本の大学では真のリベラルアーツは学べない」と島田晴雄氏は語る。大学の学長とは別に、若手経営者塾「島田村塾」を主宰する島田氏によるリベラルアー...
収録日:2014/12/05
追加日:2015/01/20
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授