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ASEAN

ASEAN
 「ASEAN(アセアン)」は、東南アジア諸国連合(Association of Southeast Asian Nations)の略称。1967年8月8日、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイの5カ国により、地域協力機構として結成された。84年にブルネイ、95年にベトナム、97年にミャンマーとラオス、99年にカンボジアが加わり、東南アジアのすべての国が加盟する「ASEAN10」が実現した。公式会議は3年ごと、外相会議や経済閣僚会議は毎年開催されている。  97年のアジア通貨危機以降、中国とインドの台頭により、ASEANの埋没が懸念され、よりいっそうの統合強化が目指された。成長戦略としての統合である経済共同体、安全保障共同体、社会文化共同体などの提案を受け、2003年には三つの軸から構成されるASEAN共同体の目標が定まる。2015年12月、ASEAN経済共同体(AEC)が創設され、日本とはFTAを締結している。EUのように共通対外関税は取らず、付加価値税調和も行なわないゆるやかな枠組みである。  「10MTVオピニオン」では、ジェトロ・アジア経済研究所長の白石隆氏が、ASEANTPPやRCEP(東アジア地域包括的経済連携)の関係を解説しているほか、ラオスを訪問した公立大学法人首都大学東京理事長の島田晴雄氏の講義、地域経済連携と経済成長の関係に注目するシティグループ証券チーフFXストラテジスト・高島修氏の講義も興味深い。

ASEAN+のプロセスが打ち止めに!? 日本にとって重要な国は

米中戦略的競争時代のアジアと日本(6)ASEANの漂流と日本の大戦略
1967年の「バンコク宣言」で設立されたASEANは、中国の介入や、ミャンマーの政治的混乱など多くの問題に直面し、統一性に揺らぎが生じている。米中覇権争いが激化する中、その狭間で揺れる日本は今後どんな姿勢で...
収録日:2021/11/24
追加日:2022/03/16
白石隆
公立大学法人熊本県立大学 理事長

注目すべきは2027年、「建軍100年」の中国から目を離すな

対中国戦略・日本の決定的な決断(6)命運握るインド太平洋地域
今後の対中国戦略を米国とともに考える上で、日本にとって重要なのはアジア諸国に対する姿勢である。「インド太平洋地域」と呼ばれるようになったアジアには、その姿勢いかんで米中関係の帰趨を決するような国々...
収録日:2021/04/23
追加日:2021/06/23
中西輝政
京都大学名誉教授

国際秩序が動揺すると、理想主義より現実主義が強くなる

国際政治を見る視点~外交の現実と理想(2)現実主義と理想主義
国際政治を見る視点として、現実主義と理想主義という二つの考え方をもとに議論していきたい。日本では、両者が対立し相容れないことは、集団的自衛権をめぐる議論でも経験したことだ。国際秩序が動揺すると、理...
収録日:2019/07/25
追加日:2020/01/31
小原雅博
東京大学名誉教授

四字熟語で見る中国外交の変化

「中華民族の偉大な復興」と中国外交(1)外交姿勢・前編
現在、中国が世界における影響力や存在感を強めている。大国となった中国の外交は、どのような変化を経て、何を目指しているのだろうか。中国外交の特徴と変化を5つの四字熟語から解き明かす。(全4話中第1話)
収録日:2019/04/04
追加日:2019/05/21
小原雅博
東京大学名誉教授

トランプ大統領の登場で中国の脅威は弱まる?

トランプ政権と今後の世界情勢(3)中国が見せた新動向
トランプ大統領の登場は、当初思われたほど米中関係を緊張させていない。また南シナ海問題も、現状凍結で推移している。立命館大学特別招聘教授でジェトロ・アジア経済研究所長の白石隆氏は、アジアにおける中国...
収録日:2017/02/16
追加日:2017/04/17
白石隆
公立大学法人熊本県立大学 理事長

ASEAN統合の鍵は、インドネシアにあり!

「TPP」か「一帯一路」か(4)ASEAN統合への影響
大筋合意したTPPの交渉過程や内容は、日本にとって大きな意義を持っていた。では東南アジア諸国にはどんな影響があるのか。政策研究大学院大学(GRIPS)学長・白石隆氏が注目するのは、インドネシアの出...
収録日:2016/03/09
追加日:2016/05/26
白石隆
公立大学法人熊本県立大学 理事長

ラオスの経済成長はメコン川にあり

メコン川の恵みとラオス経済(1)ラオスの地理と歴史
東南アジアの小国ラオスには、まだまだ知られざる発展の可能性がある。メコン川の豊かな水をたたえるラオスは、1人当たりの年間所得が1700ドルほどでありながら、年率8パーセントの成長を続けている。そこ...
収録日:2016/01/18
追加日:2016/03/28
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

2010年代後半には中国の成長率を抜く!

世界で重要性が増すインドの経済成長
2010年代後半には、インドの経済成長率が中国を抜いて世界第1位になるだろう、とシティグループ証券チーフFXストラテジスト・高島修氏は語る。それは世界にどのような影響を及ぼすのか。(全3話中第3話目)
収録日:2015/06/09
追加日:2015/06/22
高島修
シティグループ証券 チーフFXストラテジスト

平均年収1万ドル超の都市人口は2020年7~8億人へ

日本企業の黄金時代到来(1)リスクの前にチャンスを
2020年代に迎える中国のリスクを見てきたが、だからといって撤退するのは気が早い。どころか、世界市場での敗北をも意味すると、キヤノングローバル戦略研究所研究主幹・瀬口清之氏は指摘する。リスクの前の...
収録日:2015/01/05
追加日:2015/03/24
瀬口清之
キヤノングローバル戦略研究所研究主幹