10MTVオピニオン|有識者による1話10分のオンライン講義
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江戸時代

江戸時代
 「江戸時代」は日本史上、徳川将軍家が幕府を開いて日本を統治していた時代を指す。慶長8(1603)年から慶応3(1867)年にいたる265年間で、徳川時代とも言われる。安土桃山時代とあわせて「近世」と分類されることが多い。幕藩制により兵農分離がなされ、士・農工商・賎民の身分編成を基本とする支配体制がしかれた。また、国際的な孤立を目標とした鎖国制(1641~1854年)が、幕府の長期にわたる集権的権力維持に役立った。同時に、政治・経済・文化・思想の多くの面で、世界史上でもまれな発展を見せる時代となった。近代的な意味でいう首都は江戸(東京)だったが、政治・経済基盤は生産活動を行なう全国の農民社会にあった。一方で、江戸や大坂などは都市としての発展を遂げ、町人文化を生んだ。  「10MTVオピニオン」では、歴史学者で東京大学名誉教授の山内昌之氏が、「将軍家光のリーダーシップ」「保科正之に学ぶ」「幕末長州~松下村塾と革命の志士たち」など、多彩なテーマで講義を展開、思いがけない江戸の姿を明らかにする。また、老荘思想研究者の田口佳史氏は、「『大学』に学ぶ江戸の人間教育」や「江戸と現在の教育比較」など、儒学を軸とした江戸時代において、武士だけでなく庶民の精神的支柱にもなった「四書五経」の効果などを解説している。

人間としての基本を学ぶ江戸期幼年教育テキスト

『小学』の説くところ
寺子屋のテキストに『小学』という書物がある。『小学』は、朱子が四書の編纂を進めながら、子どもに読んでもらうため、四書を中心に重要な部分を輯編したものである。しかし、そこには人生の教育があると老荘思...
収録日:2015/01/13
追加日:2015/08/13
田口佳史
老荘思想研究者

江戸期は「人間らしく」、現在は「子どもらしく」

江戸と現在の教育比較(2)人間の基本を教える
江戸期に教えたのは人間としての基本であると語る老荘思想研究者・田口佳史氏。子どもは人間としての天分、天性をたくさん持っており、そのことを早く自覚させるため、まず人間とは何かを教えたという。(後編)
収録日:2015/01/13
追加日:2015/08/10
田口佳史
老荘思想研究者

子どもの天性・天分が花開いて、初めて教育といえる

江戸と現在の教育比較(1)学ぶ教育と教える教育
江戸期の教育を理解するには、現在の教育との違いを挙げることが一番分かりやすいと話す老荘思想研究者・田口佳史氏。実際、江戸期と現在の教育にはどんな違いがあるのか。具体的な事例を交えながら、江戸期の教...
収録日:2015/01/13
追加日:2015/08/10
田口佳史
老荘思想研究者

「大丈夫」に育てることが江戸期幼年教育の目的

『大学』に学ぶ江戸の人間教育(5)規範形成教育を取り戻すために
江戸の人間教育に学ぶシリーズの最終回は、「規範形成教育」についてである。戦後、失われたままの「規範」を取り戻し、「あるべき日本人」の姿に立ち返ることこそ重要だ、と老荘思想研究者・田口佳史氏は強調す...
収録日:2014/12/17
追加日:2015/08/06
田口佳史
老荘思想研究者

君子は寡黙、おべんちゃらは言わない

『大学』に学ぶ江戸の人間教育(4)人格を磨くための「慎独」
江戸期における幼年教育の体系の最初に位置した『大学』について、老荘思想研究者・田口佳史氏に手ほどきをお願いしてきた。次のキーワードは「慎独」である。「独りを慎む」とは、一体どういう意味で、どのよう...
収録日:2014/12/17
追加日:2015/08/06
田口佳史
老荘思想研究者

「正」とは「この線で止まれ」という字―規範の重要性

『大学』に学ぶ江戸の人間教育(3)組織論としての『大学』と「脩身」
老荘思想研究者・田口佳史氏の解説とともに『大学』を組織論、社会論として読み進めていく今回。天下泰平という大きな目標を達成するために、『大学』が説く人の道とは何なのか? 現代の為政者、経営者、全ての...
収録日:2014/12/17
追加日:2015/08/03
田口佳史
老荘思想研究者

「徳」は江戸期の人間形成の基盤

『大学』に学ぶ江戸の人間教育(2)全ては「徳」に始まる
江戸期の幼年教育で重視した四書五経の『大学』を、老荘思想研究者・田口佳史氏とともに読み解くシリーズ。『大学』では、「徳を明らかにする」ことに重きを置き、徳の修得は、「全てを得る」ことに通じると説く...
収録日:2014/12/17
追加日:2015/08/03
田口佳史
老荘思想研究者

徳川秀忠によるライバルの排除が家光の地位を安泰にした

将軍家光のリーダーシップ(3)ライバルの排除
3代将軍家光によって、徳川幕府は盤石の存在となり、その後250年続く統治システムを整備する。しかし、その前に家光は彼の前に立ちはだかるライバルを排除する必要があった。ここでは家光のライバルたちの運...
収録日:2015/06/30
追加日:2015/07/30
山内昌之
東京大学名誉教授/歴史学者/武蔵野大学国際総合研究所特任教授

孤立と自己中心を戒めるための「徳」

『大学』に学ぶ江戸の人間教育(1)「徳」という概念
老荘思想研究者・田口佳史氏は、人物育成という教育の本願を語るものとして、四書五経を読んだ江戸期の幼年教育を高く評価している。今回は、江戸期の幼年教育を知るために、『大学』を読み進めながら、その要点...
収録日:2014/12/17
追加日:2015/07/30
田口佳史
老荘思想研究者

徳川家光の最大の功労は「年寄」の規定を明確にしたこと

将軍家光のリーダーシップ(4)「老中」の形成
ライバルを排除した家光が直面したのは、「出頭人政治」。戦国の名残を残す家康の遺臣たちを退場させ、将軍直属のシステムを整備することが家光の願いだった。そのために取り入れた制度とその意味、またその先の...
収録日:2015/06/30
追加日:2015/07/30
山内昌之
東京大学名誉教授/歴史学者/武蔵野大学国際総合研究所特任教授

徳川家光が回避した「3代目」が陥りがちな罠

将軍家光のリーダーシップ(2)3代目の罠と宿命
歴史学者・山内昌之氏は、3代目はある種の罠に陥りがちだが、徳川家光は自身の努力と幸運によりそれを回避することができた人物だと評価する。では、その「3代目の罠」とは何なのか? また、将軍家光の3代目...
収録日:2015/06/30
追加日:2015/07/27
山内昌之
東京大学名誉教授/歴史学者/武蔵野大学国際総合研究所特任教授

徳川3代将軍家光の優れたリーダーシップ

将軍家光のリーダーシップ(1)家運の鍵を握る3代目
「売り家と唐様で書く三代目」、この江戸川柳は家運の鍵を握る3代目の難しさをよく言い表している。歴史にも多く登場する3代目の成功例と失敗例をもとに、徳川3代将軍家光のリーダーシップを考える。歴史学者...
収録日:2015/06/30
追加日:2015/07/27
山内昌之
東京大学名誉教授/歴史学者/武蔵野大学国際総合研究所特任教授

松下幸之助に聞いた「経営者の条件」

「徳」から生まれる「感謝の人間関係」
誰もが一目置く人を「人徳の高い人」というが、「徳」の実態について考えてみることは少ない。江戸時代の日本で「徳」が最も重視されたのはなぜだったのか。また、歴史にみる天皇のお言葉「朕の不徳が致すところ...
収録日:2014/11/12
追加日:2015/07/27
田口佳史
老荘思想研究者

松下村塾を立ち上げた玉木文之進という人物

幕末長州~松下村塾と革命の志士たち(05)叔父・玉木文之進の教育
「松下村塾」は、吉田松陰の名で知られるが、実は松陰の叔父・玉木文之進が立ち上げた私塾であった。文之進はなぜ松下村塾を立ち上げたのか。そして、悲劇といわれるその最期にはどのようないきさつがあったのか...
収録日:2014/12/15
追加日:2015/02/01
山内昌之
東京大学名誉教授/歴史学者/武蔵野大学国際総合研究所特任教授

日本近代の始まりを世界史的な視点で考える

幕末長州~松下村塾と革命の志士たち(01)世界史の中の幕末
日本の近代は、「黒船来航」を契機に動き出した。しかし、それは突発的な事件ではなく、起こるべくして起こった歴史の必然だったのだ。幕末の日本と世界の歴史的状況を結んで語る歴史学者・山内昌之氏の幕末長州...
収録日:2014/12/15
追加日:2015/01/04
山内昌之
東京大学名誉教授/歴史学者/武蔵野大学国際総合研究所特任教授

会津藩藩祖、保科正之の知られざる功績

知足の政治家・保科正之に学ぶ(2)転換期の名舵取り役
「ならぬことはならぬものです」。2013年NHK大河ドラマ『八重の桜』でおなじみ、会津藩「什の掟」である。その会津藩の藩祖・保科正之を「現代人が学ぶべき政治家」と推すのが山内昌之氏だ。将軍お膝元の...
収録日:2014/09/03
追加日:2014/11/23
山内昌之
東京大学名誉教授/歴史学者/武蔵野大学国際総合研究所特任教授

保科正之に学ぶ人間一己の生き方

知足の政治家・保科正之に学ぶ(1)明暦の大火、臨機の政治
徳川2代将軍・秀忠の庶子として生まれた保科正之。兄で3代将軍・家光からの信を受け、4代将軍・家綱の後見人として手腕を発揮していく。保科正之の生き方には、政治家としてだけでなく、一己の人間として、私...
収録日:2014/09/03
追加日:2014/11/14
山内昌之
東京大学名誉教授/歴史学者/武蔵野大学国際総合研究所特任教授

和漢洋の知を複合的に捉えるための読書

読書とは何か(5)和漢洋の知を複合化し現代に活かす
江戸伝来の知の伝統を再び見直し始めたようにみえる現代日本。和漢洋の教養を身につけ、複合的な知のあり方を示してくれる先人を例にとり、読書とは何か、何を私たちにもたらしてくれるのかを読書の喜びとともに...
収録日:2014/05/22
追加日:2014/08/07
山内昌之
東京大学名誉教授/歴史学者/武蔵野大学国際総合研究所特任教授

幼少期から四書五経を読み、12歳で『自教鑑』を著す

読書とは何か(3)人生修行の素材としての読書
読書が私たちにもたらす意味や影響は、江戸時代も現代もさして変わらない。江戸時代の偉大な為政者である松平定信と、教育者・吉田松陰それぞれの読書観をエピソードを交えて紹介しつつ、読書という行為がもつ意...
収録日:2014/04/09
追加日:2014/07/25
山内昌之
東京大学名誉教授/歴史学者/武蔵野大学国際総合研究所特任教授

「吾妻鏡」に書かれた「源頼朝の死」をめぐる謎

吾妻鏡(4)事実と虚構のはざまから
「いざ鎌倉」で知られる謡曲『鉢木』の佐野源左衛門と、水戸黄門の諸国漫遊はルーツを同じくした? 理想化された「武家の世界」伝承が、事実と虚構のはざまを一人歩きするにいたるプロセスを、山内昌之氏が追い...
収録日:2014/02/26
追加日:2014/04/24
山内昌之
東京大学名誉教授/歴史学者/武蔵野大学国際総合研究所特任教授

「吾妻鏡」が徳川家康に与えた影響とは?

吾妻鏡(3)徳川家康への影響と効果
『吾妻鏡』は、後世にいろいろな効果を及ぼしていく。第一に数えられるのは徳川家康への影響だ。将軍頼朝を補佐した「御門葉」は、徳川では「御三家」に姿を変え、官職では「二人制」の知恵が引き継がれる。シリ...
収録日:2014/02/26
追加日:2014/04/24
山内昌之
東京大学名誉教授/歴史学者/武蔵野大学国際総合研究所特任教授