10MTVオピニオン|有識者による1話10分のオンライン講義
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アラブの春

アラブの春
アラブの春」とは、2010年チュニジアで勃発した反体制運動(ジャスミン革命)に端を発するアラブ世界における一連の反独裁運動の総称。この大規模反政府運動は2012年にかけて続いた。結果的にはチュニジア政権、エジプトのムバラク政権、リビアのカダフィ政権が崩壊し、シリアやイエメン、ヨルダン、モロッコ、サウジアラビアなど広くアラブ全域を混乱に陥れた。各地での独裁体制に対する自由化・民主化要求が、ソーシャルメディアを介して大衆に広まっていったことも、従来の反政府運動とは違う動きとして注目された。一時は民衆の蜂起を促した「アラブの春」だが、2012年に入りシリア内戦が泥沼化、またイスラム過激派組織「ISIL」の台頭で地域情勢が深刻化し、明確な国際的支援、後ろ盾を得られないまま、一連の反政府運動は挫折した。「10MTVオピニオン」では、多数の講師陣が中東問題、及びそれに深く関連するシリア情勢やイスラム世界の問題のなかで「アラブの春」を論じているが、これらの多彩な講義の根本理解の一助となるのが、東京大学名誉教授で中東研究の第一人者山内昌之氏による「中東とは何か」の解説である。中東秩序の変化、トルコやアラブの民族運動の背景、西欧各国の中東介入をキーワードに議論が成されている。

中東複合危機―中東情勢はなぜこれほど複雑なのか?

2017年世界と日本(5)中東複合危機がもたらす世界不安
中東情勢はなぜこれほど複雑なのか? それは多くの民族、宗派、地域勢力がひしめきあっていること、サイクス=ピコ協定に始まる複数の条約がからんでいることなどが関係している。さらに、米露という大国の介入...
収録日:2017/01/24
追加日:2017/05/10
島田晴雄
公立大学法人首都大学東京 理事長

ISが目指すジハードで、日本はすでに標的となっていた

激動する世界情勢と日本(7)IS台頭の世界的要因
世界各地で頻発するテロの中心にいるのが、ISだ。しかし、実体のないISに、アメリカをはじめ国際社会は対応に苦慮している。千葉商科大学学長・島田晴雄氏は、日本もこのISが目指すグローバル・ジハードの...
収録日:2016/01/26
追加日:2016/05/12
島田晴雄
公立大学法人首都大学東京 理事長

「保守強硬派VS穏健改革派」よりも重要な問題がある

イランのダブル選挙(1)二項対立の奥で戦われたもの
揺れる中東情勢の中で、存在感を高めているのは、経済制裁が解除されたシーア派の大国イランだ。活発化するビジネスを中心に国際社会への復帰が急ピッチに進むイランで、このほど二つの国政選挙が行われた。それ...
収録日:2016/03/02
追加日:2016/03/31
山内昌之
東京大学名誉教授/歴史学者/武蔵野大学国際総合研究所特任教授

アサド大統領の最大の政治責任は国家存続を危うくしたこと

中東の火種・シリア(3)世界革命史から見たアサド
アサド大統領の暫定政権残留をめぐって、国際世論が二分している。そもそもアサド大統領の最大の政治責任はどこにあるのだろう。シリア問題の世界史的意味をめぐって、歴史学者・山内昌之氏が、18世紀フランス...
収録日:2016/02/10
追加日:2016/03/21
山内昌之
東京大学名誉教授/歴史学者/武蔵野大学国際総合研究所特任教授

「ジュネーブ3」シリア紛争解決協議は順調ではない

中東の火種・シリア(2)アサド復権への曲折
シリアの騒乱状態は、今年も収まる気配を見せない。メディアは「内戦から戦争へ」と警戒しているが、外国勢力による公然たる軍事干渉が「シリアの春」を挫折させ、テロとの戦いを盾にとることで、内戦をとっくに...
収録日:2016/02/10
追加日:2016/03/17
山内昌之
東京大学名誉教授/歴史学者/武蔵野大学国際総合研究所特任教授

「シリアの春」を挫折させたのは外国の軍事干渉

中東の火種・シリア(1)なぜシリアの春は挫折したのか
歴史学者・山内昌之氏は2016年1月、アラブ首長国連邦、トルクメニスタン、イランを訪問。そこで見聞した中東の現実を紹介しながら、複雑な上にも複雑にしているスンナ派とシーア派の宗派対立について解説。...
収録日:2016/02/10
追加日:2016/03/14
山内昌之
東京大学名誉教授/歴史学者/武蔵野大学国際総合研究所特任教授

友にして敵なのか、敵にして友なのか―中東の複雑性

中東のパラダイムシフト―「敵の敵は友」か?
中東情勢に詳しい歴史学者・山内昌之氏は、「敵の敵は友」といった単純な構図では到底中東の複雑性は語れないと言う。このような混迷の中、中東ではパワーシフト、イデオロギーシフトが起きている。ソ連解体の構...
収録日:2015/03/11
追加日:2015/03/21
山内昌之
東京大学名誉教授/歴史学者/武蔵野大学国際総合研究所特任教授

「文明の衝突」がイスラム世界内部で頂点に達している

「イスラム国」と中東の変動(3)中東の未来地図
大きなパラダイムシフトを通じて、中東はどこに着地しようとするのだろうか。世界が注目する動向について、歴史学者・山内昌之氏は現代史上に先行する相似形を見出している。かつて強大な帝国を倒してつくられた...
収録日:2015/02/25
追加日:2015/03/09
山内昌之
東京大学名誉教授/歴史学者/武蔵野大学国際総合研究所特任教授

中東諸国の国益が交錯し、より有利な影響力を諸外国は模索

「イスラム国」と中東の変動(2)「冷戦」復活という見立て
中東情勢に詳しい歴史学者・山内昌之氏によれば、中東の大変動は、かつての同盟・協力関係も劇的に変化させた。今までの同盟関係の崩壊に代わり生じているのが対ISのつながりだ。しかし、これも単一に語ること...
収録日:2015/02/25
追加日:2015/03/07
山内昌之
東京大学名誉教授/歴史学者/武蔵野大学国際総合研究所特任教授

IS、クルド、そして人民が中東世界を大きく変容させる

「イスラム国」と中東の変動(1)旧体制に反旗を翻す三大勢力
歴史学者・山内昌之氏は中東の混迷状態を「大きなパラダイムシフト」と表現する。さまざまな勢力争いで中東が混戦しているというよりも、大局的にみて新旧イスラムイデオロギーの入れ代わりが、中東世界を根底か...
収録日:2015/02/25
追加日:2015/03/06
山内昌之
東京大学名誉教授/歴史学者/武蔵野大学国際総合研究所特任教授

「良識あふれし賢き側」‥日本が採るべき道とは?

「イスラム国(ISIL)」日本人殺害事件に際して~日本は中東人道支援を止めるべきなのか
中東から悲惨なニュースが日々送られてくる現在、日本人としてどう向き合うべきか定めかねているのが多数の良識派ではないだろうか。中東・イスラム史研究における日本の第一人者で、古典や近代文学を通じて日本...
収録日:2015/02/16
追加日:2015/02/24
山内昌之
東京大学名誉教授/歴史学者/武蔵野大学国際総合研究所特任教授

「中東」とは何か?

中東を理解するために
2011年の「アラブの春」以後、いまだに厳しい内戦やテロが続く中東情勢だが、そもそも「中東とは何か」「イスラムとは何か」など複雑で分からないという声も多い。中東秩序の変化と歴史的背景、そして西洋大...
収録日:2014/02/05
追加日:2014/02/24
山内昌之
東京大学名誉教授/歴史学者/武蔵野大学国際総合研究所特任教授