10MTVオピニオン|有識者による1話10分のオンライン講義
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儒教

儒教
儒教とは、孔子を始祖とする中国の中心的思想、哲学体系の総称であり、仏教、道教とともに並び称される。徳による王道政治を説き、漢代に国家教学と位置づけられ発展した。教典は、春秋時代に『易経』・『書経』・『詩経』・『礼記』・『春秋』の五経が集成され、その後、宋代に『大学』『中庸』『論語』『孟子』の四書が加わった。仁、義、礼、智、信の五つの徳を説く儒教は、天子を政の頂点におく国家体系に合う思想として尊重され、日本にも4~5世紀頃に渡来して独自の発展を遂げた。さまざまな流派を生みつつも中国思想、学問体系の基軸を成してきた儒教だが、中華人民共和国では「革命に対する反動」として批判され、孔子像、孔子廟撤廃に至った。現在では、孔子の再評価とともに儒教復興の兆しが見られている。「10MTVオピニオン」では、東京大学東洋文化研究所教授で東西の哲学思想に詳しい中島隆博氏が、「啓蒙」をキーワードに東洋思想の変遷を解説する中で儒教に触れ、また、近年の中国における儒教復興の動きについてもシリーズレクチャーを行っている。また、中国古代思想の研究者である田口佳史氏は、リーダーシップの観点から儒家思想を解説。四書五経に学ぶ、東洋ならではのリーダー像について、議論を展開している。

「中国発の普遍」は成立する見込みがあるのか?

東洋の普遍、西洋の普遍(7)質疑応答
中国の儒教復興は体制の擁護・批判のどちらに結び付くのか。「方法」ではなく「本質」を論じるような中国の思想はないのか。すさまじい速度の科学技術発展は、人間道徳に何をもたらすのか。東京大学東洋文化研究...
収録日:2016/04/21
追加日:2016/09/01
中島隆博
東京大学東洋文化研究所 教授

日本以上に「西洋化」した中国で、儒教復興の兆しあり?

東洋の普遍、西洋の普遍(3)伝統的「王道」論の再浮上
東京大学東洋文化研究所副所長・教授の中島隆博氏によれば、「中国発の普遍」をめぐる動きの中で、かつて中国思想の中心だった儒教が復興しようとしている。ただしそれはシニカルな復活だ。役に立つのは、伝統的...
収録日:2016/04/21
追加日:2016/08/12
中島隆博
東京大学東洋文化研究所 教授

治水だけでなく農耕地整備や名産品選定も―禹の絶大な功績

儒家思想におけるリーダーシップ(4)禹の問題解決能力
リーダーが備えるべき「問題解決能力」は、古代中国の国王に学ぶべし。老荘思想研究者・田口佳史氏によれば、『書経』に書かれた古代中国の夏王朝の王・禹が行った治水事業には、現代のリーダーシップ論に通じる...
収録日:2015/02/27
追加日:2015/08/27
田口佳史
老荘思想研究者

より良き個人だけでなく、より良き社会のために

儒家思想におけるリーダーシップ(3)特徴と発想の原点
優れたリーダーは、周囲の人間を一致団結させ、国内外との関係すら良好なものにするだろう。老荘思想研究者・田口佳史氏は、リーダーシップについて、個人の話だけでなく、個人の力が社会をどう良くするのかまで...
収録日:2015/02/27
追加日:2015/08/27
田口佳史
老荘思想研究者

「強さ」と「優しさ」―儒教が理想とするリーダー像

儒家思想におけるリーダーシップ(2)放勳欽明・文思安安
『書経』によれば、東洋的リーダーシップとは「強さ」と「優しさ」である。部下に慕われ、夢と希望を与える存在になることが、リーダーの目指すべき到達点である。老荘思想研究者・田口佳史氏が、儒家思想の掲げ...
収録日:2015/02/27
追加日:2015/08/24
田口佳史
老荘思想研究者

儒家思想には人間に対する大きな期待と信頼がある

儒家思想におけるリーダーシップ(1)その理念と四層構造
老荘思想研究者・田口佳史氏が、儒家思想のリーダーシップ論を講ずる。幕末から明治維新の「志士」たちは、幼い頃から親しんだ四書五経を通じて、リーダーとは何たるかを身に付けた。現代人も、彼らが学んだ東洋...
収録日:2015/02/27
追加日:2015/08/24
田口佳史
老荘思想研究者

日本資本主義の父・渋沢栄一が『論語と算盤』で説いた道徳

グローバル化時代の資本主義の精神(4)日本の近代資本主義~渋沢栄一から福澤諭吉まで
日本の近代資本主義の精神にも日本版プロテスタンティズムと言える系譜がある。「道徳」「勤勉」をキーワードに、あるいは、陽明学を受容、時に否定しつつ時代を築いた日本の近代資本主義。渋沢栄一、井上哲次郎...
収録日:2014/11/07
追加日:2015/05/28
中島隆博
東京大学東洋文化研究所 教授

外を断ち切った心学の独我論! 王陽明の行った転倒とは?

東アジアにおける近代の啓蒙(4)王陽明の転換~陽明学の誕生と変遷
しかし朱子学は宿命的に、啓蒙の限界に行き当たらざるを得ない。王陽明の陽明学は、それへの反論として生まれた。だが陽明学は、やがて東アジアの近代化の中で、諸勢力の思惑に利用されていく。胡適や福沢諭吉の...
収録日:2014/10/07
追加日:2015/01/31
中島隆博
東京大学東洋文化研究所 教授

仏教を超え内面に向かう「啓蒙」へ! 朱熹が採った道とは?

東アジアにおける近代の啓蒙(3)仏教から新儒教へ~朱熹と朱子学
宋代に朱熹が築いた「朱子学」とは、何だったのか。後に東アジアの近代的啓蒙に色濃く影響することになる宋代・明代の「新儒教」の発生以前にさかのぼり、儒教と啓蒙の絡まりをひもとく。(全4話中第3話目)
収録日:2014/10/07
追加日:2015/01/30
中島隆博
東京大学東洋文化研究所 教授

儒教は東アジアの近代的な啓蒙にとって目障りな存在だった

東アジアにおける近代の啓蒙(2)浅い啓蒙と深い儒教
胡適や福沢諭吉が目指した「浅い啓蒙」にとって、「儒教」はどうも目障りな存在だったようだ。浅い啓蒙と深い儒教の相容れない関係を、中島隆博氏が説く。(全4話中第2話目)
収録日:2014/10/07
追加日:2015/01/29
中島隆博
東京大学東洋文化研究所 教授

胡適が中国に導入した新哲学「プラグマティズム」とは?

東アジアにおける近代の啓蒙(1)胡適と福沢諭吉の「浅い啓蒙」
胡適と福沢諭吉は、ヨーロッパ的な啓蒙に対して、中国と日本でそれぞれ「浅い啓蒙」を行ったという。浅い啓蒙とは一体何か。中国と日本に何がもたらされたのか。中島隆博氏が東アジアにおける近代の啓蒙を語る。...
収録日:2014/10/07
追加日:2015/01/28
中島隆博
東京大学東洋文化研究所 教授

孔子の生誕地のお祭りで感じた強烈なメッセージとは?

現代中国の儒教復興(4)ポスト世俗化時代の宗教の意味
本シリーズでは、中国の儒教復興の流れとダイナミズム、今日的な意義について考えてきた。最終回では、儒教復興が「ポスト世俗化」の枠組みの中で起こったこと自体に焦点を当てる。宗教の再定義が進む世界で、儒...
収録日:2014/09/09
追加日:2014/12/03
中島隆博
東京大学東洋文化研究所 教授

中国にはかつて「孔子教」をつくろうと考えた思想家がいた

現代中国の儒教復興(3)儒教は宗教なのか
「儒教は宗教なのか」という問いは、非常に難しい問いである。果たして儒教は宗教なのか。宗教にはどのような問題があるのか。中国と日本における儒教の宗教化の動きとともに、中島隆博氏がこの問いに迫る。(全...
収録日:2014/09/09
追加日:2014/11/26
中島隆博
東京大学東洋文化研究所 教授

旧満州で孔子廟を見学! 注目すべき民間儒教の動きとは?

現代中国の儒教復興(2)儒教をどう捉えるのか
中国では、大学を中心とした各立場の儒教論のみならず、民間レベルにおいても儒教復興の動きが活性化しているという。中国のそれぞれの儒教的立場の特徴を知ったうえで、日本に目を転じた時に見えてくるものとは...
収録日:2014/09/09
追加日:2014/11/16
中島隆博
東京大学東洋文化研究所 教授

北京オリンピックの「開幕式」で見せた儒教的概念の復活

現代中国の儒教復興(1)国家のレジティマシーと儒教
戦後、儒教に対する関心が急速に薄れた日本とは対照的に、今、中国では儒教復興現象が広まっている。そこには、中国政府が新しいフェーズに入るにあたって儒教を必要とした背景がある。その背景とこれからの課題...
収録日:2014/09/09
追加日:2014/11/06
中島隆博
東京大学東洋文化研究所 教授