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VR

VR
 「VR」は、Virtual Reality(バーチャルリアリティ)の略語。計算機によって作り上げられ、視覚・聴覚・運動感覚に訴える人工的な現実世界といった意味を持つ。人間が、その環境内で機械と対話できる環境シミュレータの側面も持つ。日本語では「仮想現実」「人工現実感」などと訳される。VRの始まりは、概念的には第二次世界大戦時の離着陸訓練用の体感マシンやフライト・シミュレーターである。1968年にアメリカのユタ大学がヘッド・マウンテッド・ディスプレー(HMD)を開発し、エレクトロニクス化の道を切り開く。その後、コンピュータによる映像操作、CG、音声の合成・認識、ロボット、ウェアラブルコンピュータなどの技術が進み、1980年末よりバーチャルリアリティの言葉がこれらを統合した技術として用いられるようになる。1991年、没入型の投影ディスプレーCAVE(Cave automatic virtual environment)がイリノイ大学により開発され、各国の大学・研究機関・機関等に設置・利用されるようになった。約3メートル四方の立方体で構成された空間内のスクリーンに立体的にCG映像を表示させて、仮想現実を体験できるしくみである。日本でも、1997年に東京大学がCABIN(Computer Augment Booth for Image Navigation)を設置、2012年間で運用されていた。また、岐阜県各務原のVRテクノセンターには6面を大型スクリーンで囲んだCOSMOSが設置され、VR開発やロボット開発に利用されている。 「10MTVオピニオン」では、VR研究の第一人者で東京大学大学院情報理工学系研究科教授の廣瀬通孝氏が、VRについてレクチャー。「VRがつくりだす未来」というシリーズタイトルで詳しく解説している。

アフォーダンス理論によるメタバース実体験のススメ

ゼロからわかるメタバース(7)アバター対談〈下〉
ヘッドセットをつけてアバターに移入し、実際にはない空間を体験すると、五感の変化に敏感になってくる。「ここをこう変えてみれば」という議論は机上ではなく、実際に体験しているからこそ出てくるものもある。...
収録日:2022/03/10
追加日:2022/11/09
廣瀬通孝
東京大学名誉教授

メタバース空間とはどんなものか、アバター対談で体感する

ゼロからわかるメタバース(6)アバター対談〈上〉
アバターという新しい身体によって、人の心や感覚はどのように変わるのか。また、合成された世界だからこそ可能な建築物は、歴史解釈をも拡張していくのだろうか。今回から2回にわたり仮想空間内での「アバター対...
収録日:2022/03/10
追加日:2022/11/02
廣瀬通孝
東京大学名誉教授

通勤は本当に必要か、メタバースが創造する新都市スタイル

ゼロからわかるメタバース(5)拡張認知による自律協調型社会
コロナ禍で体験している「リモート化」により、われわれは新しい価値観の一端に触れている。例えば、20世紀の特徴に大都市に通勤する会社員が増えたという点が挙げられるが、「リモート化」が進む中、通勤は本当...
収録日:2022/03/10
追加日:2022/10/26
廣瀬通孝
東京大学名誉教授

メタバースでお金を動かす「VR大規模経済圏」へのシナリオ

ゼロからわかるメタバース(4)VR大規模経済圏を考える枠組み
FacebookがMetaに社名変更したのは2021年10月。仮想空間に注力するメタバース企業を目指す姿勢から、バーチャル空間が単なる遊び場でなく本格的ビジネス空間に変容しつつあることが示唆された。そこで気になるの...
収録日:2022/03/10
追加日:2022/10/19
廣瀬通孝
東京大学名誉教授

メタバースの世界を理解するための二軸による4つの分類

ゼロからわかるメタバース(3)メタバースロードマップ
メタバースによって、われわれは電子空間の内部に新しい活動空間を持つようになる。そこで何ができるかを問うために、メタバースの世界を「現実の世界か、バーチャルの世界か」と「自分自身か・外側か」の二軸で...
収録日:2022/03/10
追加日:2022/10/12
廣瀬通孝
東京大学名誉教授

メタバース世界の登場で注目される2つのVRとは

ゼロからわかるメタバース(2)注目される2つのVR
メタバースがにわかに注目されるようになったのは、VR技術のインターネット上への拡散が予想外に速く進展したからである。では、ネットワーク系で展開されるVR技術には、どんなものがあるのだろうか。新しいタイ...
収録日:2022/03/10
追加日:2022/10/05
廣瀬通孝
東京大学名誉教授

10分でわかる「メタバースとVRの関係」

ゼロからわかるメタバース(1)「新しいタイプのVR技術」への期待
「メタバース」という言葉を聞く機会が増えた現在。ネットワーク上に展開される三次元の仮想空間ということだが、いわゆるVR(バーチャルリアリティ)や拡張現実とは何がどう違うのか。平成期に着実に成長してき...
収録日:2022/03/10
追加日:2022/09/28
廣瀬通孝
東京大学名誉教授

5Gはなぜワールドワイドで推進されていったのか

5Gとローカル5G(1)5G推進の背景
第5世代移動通信システムである5Gが、日本でもいよいよ導入される。世界中で5Gが導入されている背景には、2020年代に訪れるというデータ容量の爆発的な増大に伴う、移動通信システムの刷新がある。5Gにより、高精...
収録日:2019/11/20
追加日:2019/12/01
中尾彰宏
東京大学大学院情報学環 教授

海没処分時の報告書の間違いすらも特定の手掛かりに

五島列島沖合の海没処分潜水艦群調査(7)小型艦群の特定
浦環氏は、小型艦の特定をいかに進めたかについて説明する。写真の形状のみによるのではなく、浦氏が用いたのは海没処分時の報告書である。報告書のタイプミスや矛盾すら乗り越えて、浦氏は特定にどのように至っ...
収録日:2018/03/23
追加日:2019/03/09
浦環
東京大学名誉教授

自動運転中の車室空間をどのように利用するか

自動運転が社会を変える(6)自動運転車の車室空間の活用
自動運転車の車室空間は利用者のみのプライベート空間になるが、ここにおける不安を取り除きこの空間をうまく利用することが重要となる。そこで注目されているのが「VTuber」という技術、そしてVRとの融合である...
収録日:2018/10/23
追加日:2019/03/04
加藤真平
東京大学大学院情報理工学系研究科 特任准教授

バーチャルリアリティ映像で海没潜水艦を再現しよう

五島列島沖合の海没処分潜水艦群調査(6)甦った伊47
浦環氏は伊36と伊47の特定を、細かい水中画像と模型による海没前の姿とを比較することで可能とした。さらに、水中に立っている伊47をバーチャルリアリティ映像として再現してみせた。甦った潜水艦を、ぜひご覧い...
収録日:2018/03/23
追加日:2019/03/02
浦環
東京大学名誉教授

VR技術が社会に受け入れられるためには?

VRがつくりだす未来(5)社会実装にあたっての課題
一定のめどが立ってきたVRの技術だが、実際に社会で運用する際にどのような障害が起こり得るのだろうか。ヘッドマウンテッド・ディスプレイ(HMD)を使った際に人に与える影響など、いまだに明らかになっていない...
収録日:2018/10/19
追加日:2018/12/29
廣瀬通孝
東京大学名誉教授

教育分野でVRが果たす役割とその応用例

VRがつくりだす未来(4)教育分野でのVRの活用
2018年2月、東京大学に設置された「バーチャルリアリティ教育研究センター」では、VRの教育分野での応用が研究されている。VRは、これまでの座学による知識やスキルの注入といった教育モデルに代わり、体験によっ...
収録日:2018/10/19
追加日:2018/12/22
廣瀬通孝
東京大学名誉教授

VR技術のビジネスへの活用と具体例

VRがつくりだす未来(3)ビジネスでのVRの活用
VRの技術で重要なのは、自分の身体と物体の距離という空間的な体験を伝えることである。この技術は、ゲームだけでなく、さまざまな分野でその応用が期待されるという。それはいったいどんなことなのか。具体的事...
収録日:2018/10/19
追加日:2018/12/15
廣瀬通孝
東京大学名誉教授

VR技術はいかに進歩してきたのか?

VRがつくりだす未来(2)VR技術の進歩と可能性
第二期ともいえるVRブームで重要なのは、かつてと比べ、映像、センサー、位置情報などの技術が格段に進歩し、かつ安価になったことである。さらに心理学の知見を用い、錯覚を利用してより現実に近い体験が追求さ...
収録日:2018/10/19
追加日:2018/12/08
廣瀬通孝
東京大学名誉教授

VR(バーチャル・リアリティ)とは…3要素の調和が重要

VRがつくりだす未来(1)VRとは何か?
最近、「VR(バーチャル・リアリティ)」が注目を集めているが、近年VRに関する装置が安価化し、30年ほど前に提起されたアイデアが手軽に実現されるようになった。ではそもそもVRとは何なのか。仮想現実への没入...
収録日:2018/10/19
追加日:2018/12/01
廣瀬通孝
東京大学名誉教授