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レアアース

レアアース
レアアースは希土類とも呼ばれる元素である。31鉱種あるレアメタルの中の1鉱種で、スカンジウム、イットリウムと原子番号57のランタン以下のランタノイド族の計17元素の総称。分離しにくいため、多くは混合希土(ミッシュメタル)として利用されてきた。分離・精製技術が進歩した近年では、光学材料、電子材料、水素吸蔵合金などに利用されている。ジスプロシウムはエコカーの小型モーター、セリウムはパソコン部品の研磨剤など、先端技術製品の製造に不可欠であるため、「産業のビタミン」と呼ばれる。中国などに1万年分以上が埋蔵され、全世界生産量の97%を占めるが、2010年の中国の輸出制限により価格が50倍に高騰した種類もあった。「10MTVオピニオン」では、レアメタル研究の第一人者である東京大学生産技術研究所教授・岡部徹氏がレアアースレアメタルの重要性と可能性、世界の現状について、さまざまな角度からレクチャーしている。

高純度のレアメタル精製の基礎を作ったのは錬金術師

科学的思考はなぜ大切か(5)錬金術師と現代科学
岡部徹氏は自らを「錬金術師の末裔」と呼ぶ。また、万有引力で知られるアイザック・ニュートンも錬金術師だったという。自然科学の巨匠と錬金術との関係は何なのか。古今東西、人間が魅了されている「金」はどの...
収録日:2019/08/30
追加日:2019/10/04
対談 | 岡部徹神藏孝之

経産省や資源エネルギー庁が言わない「不都合な真実」

プラチナ社会へのビジネス創造(3)資源の飽和と省エネルギー
日本では金属資源がすでに飽和しており、今後は世界でも同様だという。したがって、そのことを見越したビジネスモデルをつくる必要がある。現代では、省エネ技術の進歩によってエネルギー消費量を減らしつつ経済...
収録日:2018/12/12
追加日:2019/04/25
小宮山宏
東京大学第28代総長

調査を調査で終わらせたら意味無し。ミッションは「出口」

海のジパング計画~海底鉱物を探れ(2)使命は「出口に結びつく調査」
自律型海中ロボットの権威である九州工業大学ロボット具現化センター長・浦環氏が携わる「海のジパング計画」は、調査を主体とした活動だ。しかし、調査で知見を得ることを最終とはせず、あくまでも出口に結びつ...
収録日:2016/01/12
追加日:2016/08/02
浦環
東京大学名誉教授

海底で働く自律型海中ロボットの作業をスライド解説!

自律型海中ロボットは何を目指すか(3)海に眠る鉱物資源
近年、日本周辺には海底鉱物資源が豊富にあることが分かってきた。海中ロボットの研究を進める九州工業大学社会ロボット具現化センター長・浦環氏は、日本は地の利を生かして新技術開発を率先して行うべきだ、と...
収録日:2016/01/12
追加日:2016/07/13
浦環
東京大学名誉教授

多少コストがかかってもリサイクルすべき地球の奇跡の産物

レアメタルの光と影(7)バリュー・オブ・ネイチャー
レアアースをはじめとするレアメタルに関して最大の問題は、“鉱石の本来の価値”があまりに低く評価され、タダ同然に扱われていることだ。岡部徹氏は、「バリュー・オブ・ネイチャー」についてもっと真剣に考えて...
収録日:2015/04/20
追加日:2015/08/31
岡部徹
東京大学生産技術研究所 所長

レアメタルの一番の問題は資源供給ではなく環境問題

レアメタルの光と影(6)技術制約と環境制約
レアアースについてボトルネックになっているのは、資源供給よりも技術制約あるいは環境制約である場合が多いと岡部徹氏は言う。そこで理解しておきたいのはゴミ(廃棄物の処理)問題である。工業製品に必要なレ...
収録日:2015/04/20
追加日:2015/08/27
岡部徹
東京大学生産技術研究所 所長

世界最大のレアアース鉱山・白雲鄂博鉱山を視察

レアメタルの光と影(5)中国レアアース行脚
なぜ、レアアースの採掘、製錬は中国に集中しているのか。その理由を知れば、レアメタルの光と影が見えてくる。レアアースの鉱山地域や製錬所、廃棄物処分場を視察した岡部徹氏が、中国レアアースの現状を貴重映...
収録日:2015/04/20
追加日:2015/08/24
岡部徹
東京大学生産技術研究所 所長

メディアで得ている知識には大きな誤解を含む部分がある

レアメタルの光と影(4)関連報道のウソ・ホント
メディアで頻繁に目にするようになったレアメタルの情報だが、その多くは誤解を招きかねないものばかりだ、と岡部徹氏は指摘する。レアメタルの製錬からリサイクルまで、その実態を知り尽くした専門家の目で、報...
収録日:2015/04/20
追加日:2015/08/20
岡部徹
東京大学生産技術研究所 所長

レアメタルの最大のハードルは値段の高さと環境破壊

レアメタルの光と影(3)レアメタルの可能性と課題
岡部徹氏によれば、レアメタルに対する世間の関心度は10年前とは雲泥の差だという。その契機は中国のレアアース輸出規制だった。自動車、太陽電池など身近なところで使われるようになったレアメタルだが、メリ...
収録日:2015/04/20
追加日:2015/08/17
岡部徹
東京大学生産技術研究所 所長

羽田空港D滑走路では1000トンものチタンを使用!

レアメタルの光と影(2)チタンの優れた特長
チタンには、いくつかの優れた特長があると、日本を代表するレアメタル研究の第一人者である岡部徹氏は言う。軽いのに高強度。さびない。生体適合性が高い。さらにチタンの合金は、形状記憶や超弾性などの特殊な...
収録日:2015/04/20
追加日:2015/08/10
岡部徹
東京大学生産技術研究所 所長

危険なレアメタル採掘現場の実情

岡部徹の世界の鉱山・精錬所アドベンチャー紀行
レアメタル研究の第一人者である東京大学生産技術研究所教授・岡部徹氏は、現場の実情を把握するために世界中の鉱山、精錬所を見て回っている。「それが仕事であり趣味でもある」と岡部氏は語るが、多くの危険や...
収録日:2014/12/25
追加日:2015/07/02
岡部徹
東京大学生産技術研究所 所長

企業に比べて国の資源戦略には問題がある

中国レアアース対日禁輸と日本の資源戦略
中国のレアアース禁輸に動揺させられた日本にとって、輸入依存からの脱却と、長期的かつ多角的視野に立った資源活用は必要不可欠である。レアアース問題と、これからの日本の資源戦略について、東京大学生産技術...
収録日:2014/12/11
追加日:2015/04/30
岡部徹
東京大学生産技術研究所 所長

レアメタルの重要な課題は「廃棄物処理」と「リサイクル」

レアメタルとは何か~レアメタルをめぐる主要課題
レアメタル研究の第一人者である東京大学生産技術研究所教授・岡部徹氏に、レアメタルを中心に、日本の資源戦略の問題についてインタビューを行った。レアメタルの重要性と可能性、そして人類にとって避けては通...
収録日:2014/12/11
追加日:2015/04/20
岡部徹
東京大学生産技術研究所 所長