テンミニッツTV|有識者による1話10分のオンライン講義
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革命防衛隊

革命防衛隊
イスラム革命防衛隊、またの名をイラン革命防衛隊はイランの軍隊組織の一つ。イスラム共和国体制の維持、安全保障のために、イラン・イスラム革命を契機に、正規の軍事組織であるイラン・イスラム共和国軍とは別途設けられた精鋭部隊である。徐々に規模を拡大し、現在では大規模な弾道ミサイル部隊も保有している。また、密輸や義勇兵部隊による宗教宣伝など、正規国軍とは異なった方法による戦闘活動を行っている。アサド政権支援のために革命防衛隊がシリアに軍事介入していることはイラン政府も認めており、また、2017年に入ってからのテロ行為の報復として、シリアのIS(イスラム国)支配地域にミサイル攻撃を行うなど、事実上ISとの対決の最前線に立っているのもこの革命防衛隊である。「10MTVオピニオン」では、中東情勢に精通する歴史学者・山内昌之氏が、イスラムシーア派の盟主国イランとスンナ派盟主国サウジアラビアの歴史的対立、イランのウラン濃縮に関する最終合意と米欧の思惑、中東と物理的に離れてはいても、もはや「対岸の火事」的態度は許されない日本の立ち場などを踏まえ、中東情勢を歴史、宗教、地政学的観点から縦横無尽に分析、解説している。中東は第三次世界大戦の火種であり、イランの革命防衛隊はその導火線の一つと言えるだろう。

イランへの圧力はネタニヤフ首相への援護射撃だった

安倍総理のイラン訪問を読む(2)イランの代理人の動向
トランプ大統領は、ゴラン高原の占領地のイスラエル領有承認や、イラン革命防衛隊の「テロ組織指定」、イラン産原油禁輸の徹底など、歴代の米大統領が思いもよらない選択をしたが、これはイスラエルのネタニヤフ...
収録日:2019/06/10
追加日:2019/07/11
山内昌之
東京大学名誉教授

トランプ大統領が認識する中東とは何か?

トランプ政権の中東政策(2)親イスラエルが招く混乱
イラン核合意からの離脱を表明した米・トランプ大統領は、1週間後の2018年5月14日に在イスラエル大使館をエルサレムに移転開設した。これによりパレスチナ各地で抗議デモが発生、イスラエル治安部隊の発砲により...
収録日:2018/06/14
追加日:2018/07/09
山内昌之
東京大学名誉教授

サウジアラビア元将軍のイスラエル訪問は関係変化の予兆か

アメリカとサウジ同盟関係の終焉(7)敵の敵は敵かつ味方
中東では「敵の敵は味方」と言われてきたが、現在の中東情勢はさらに複雑さを増し、「敵の敵」は「敵」にもなれば、「敵であり、かつ味方である」ことも珍しくない。激変する中東の最新情勢について、歴史学者・...
収録日:2016/08/02
追加日:2016/09/19
山内昌之
東京大学名誉教授

サウジアラビアとイランの国交断絶は戦争につながるのか

中東最新事情を読む(1)サウジ・イラン断交
中東の二大国家間に軋みが起こっている。2016年の年明け早々、サウジアラビア政府によるシーア派指導者ニムル氏の死刑執行を皮切りに、イランの首都テヘランでデモ隊がサウジアラビア大使館を襲撃、放火。こ...
収録日:2016/01/27
追加日:2016/02/18
山内昌之
東京大学名誉教授

イランのウラン濃縮に関する最終合意の中立的評価

イラン核協議最終合意の意味(2)中立的評価
イランのウラン濃縮に関わる最終合意について、歴史学者・山内昌之氏は、中立的評価があり得るのではないかと語る。アメリカとイランの関係再構築は、アメリカのグローバル戦略だけでなく、地政学上の大きな修正...
収録日:2015/08/05
追加日:2015/09/03
山内昌之
東京大学名誉教授

イスラエルは中東ゲームのワイルドカードを握っている

イランは中東の新しい地政学をリードできるのか?
歴史学者・山内昌之氏がイランとともにその動向を注視しているのがイスラエルだ。しかし、いずれにしても、政府の統治レベルも低く市民の主体性も欠如している中東で、安定と秩序を構築するのは容易ではない。山...
収録日:2015/04/07
追加日:2015/04/22
山内昌之
東京大学名誉教授

ハウシーやイラン革命防衛隊はレッドラインを越えた

サウジアラビアがイエメンを空爆した背景
イランは、ローザンヌ合意で巧みな外交力を発揮し、中東の地政学を大きく変動させつつある。しかし、中東には歴史的な「怨恨ゲーム」が根付いているため、問題は複雑だ。中東・イスラーム地域研究、国際関係史を...
収録日:2015/04/07
追加日:2015/04/17
山内昌之
東京大学名誉教授