10MTVオピニオン|有識者による1話10分のオンライン講義
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二・二六事件

二・二六事件
「二・二六事件」は、1936(昭和11)年2月26日未明、国家改造を目指す皇道派青年将校22名が下士官・兵1400名余を率いて試みたクーデター事件。国家社会主義者・北一輝が『日本改造法案大綱』中で述べた「君側の奸」を除き、天皇親政(昭和維新)を実現するため、襲撃部隊は内大臣斎藤実、蔵相高橋是清、教育総監渡辺錠太郎らを殺害。東京・永田町の国会議事堂・首相官邸周辺を占領し、27日には東京市に戒厳令がしかれたが、「股肱の重臣」を殺傷された天皇は激怒、28日に反乱鎮定と原隊復帰の奉勅命令が降る。29日に反乱は終り、首謀者19人が銃殺。3月には統制派が事件を利用し林銑十郎ら皇道派指導格の4大将を追放、発言権を強めた。岡田内閣は総辞職し、後継の廣田内閣が思想犯保護観察法を成立させた。「10MTVオピニオン」では、評論家の故渡部昇一氏が「本当のことがわかる昭和史」シリーズの第4章として「二・二六事件と国民大衆雑誌『キング』」を連続講義。事件の時代背景や軍内部のパワーバランス、その後の歴史に与えた影響などが解説されている。

陸軍人事抗争~虚虚実実の駆け引き

第四章 二・二六事件と国民大衆雑誌『キング』(1)田中・宇垣派と上原派の対立の行方
五・一五事件のあと、二・二六事件に流れ込んでいくまでの陸軍の複雑な派閥事情を、宇垣一成陸相が誕生した時点に巻き戻して見ていく。上智大学名誉教授・渡部昇一氏によるシリーズ「本当のことがわかる昭和史」第四章・第1回。
収録日:2015/01/19
追加日:2015/08/31
渡部昇一
上智大学名誉教授

鉛筆のキャラになるほどの国民的な人気を博した当時の陸相

第四章 二・二六事件と国民大衆雑誌『キング』(2)荒木・真崎時代の到来
人事面の争いを経て、荒木中将は昭和6年、犬養毅内閣に陸軍大臣として入閣。これによって荒木・真崎時代が到来する。そして荒木陸相は、いわゆる皇道派人事を臆面もなく展開した。上智大学名誉教授・渡部昇一氏によるシリーズ...
収録日:2015/01/19
追加日:2015/08/31
渡部昇一
上智大学名誉教授

皇道派の勢力を抑えるために行った統制派の人事とは?

第四章 二・二六事件と国民大衆雑誌『キング』(3)「反皇道派」の巻き返し
陸軍において勢力を拡大した皇道派に対して、「反皇道派」の動向が顕著になってきた。上智大学名誉教授・渡部昇一氏によるシリーズ「本当のことがわかる昭和史」第四章・第3回。
収録日:2015/01/19
追加日:2015/08/31
渡部昇一
上智大学名誉教授

未遂に終わったクーデター計画。首謀者らの意見書に何が?

第四章 二・二六事件と国民大衆雑誌『キング』(4)叛乱の前触れ──十一月事件の波紋
昭和9年、皇道派青年将校がクーデター企図容疑で検挙された。十一月事件(陸軍士官学校事件)の経緯と波紋。上智大学名誉教授・渡部昇一氏によるシリーズ「本当のことがわかる昭和史」第四章・第4回。
収録日:2015/01/19
追加日:2015/08/31
渡部昇一
上智大学名誉教授

真崎甚三郎更迭など皇道派追放への反発かつ二・二六の契機

第四章 二・二六事件と国民大衆雑誌『キング』(5)永田鉄山斬殺事件
皇道派プロパガンダに刺激された相沢三郎中佐が永田軍務局長を暗殺した、永田鉄山斬殺事件。二・二六事件の半年前の出来事だった。上智大学名誉教授・渡部昇一氏によるシリーズ「本当のことがわかる昭和史」第四章・第5回。
収録日:2015/01/19
追加日:2015/08/31
渡部昇一
上智大学名誉教授

陛下のお言葉で春の淡雪のごとくに消え去った二・二六事件

第四章 二・二六事件と国民大衆雑誌『キング』(6)叛乱勃発と昭和天皇の激怒
遂に二・二六事件が起きる。事件当初の陸軍の煮え切らない態度、また親しかった鈴木貫太郎侍従長へ危害が及んだこと対して昭和天皇が激怒された。上智大学名誉教授・渡部昇一氏によるシリーズ「本当のことがわかる昭和史」第四...
収録日:2015/01/19
追加日:2015/08/31
渡部昇一
上智大学名誉教授

たった一つの制度の復活で国の運命を変えた広田首相の責任

第四章 二・二六事件と国民大衆雑誌『キング』(7)息を吹き返した「軍部大臣現役武官制」
二・二六事件後の広田弘毅内閣が成立。陸相に選ばれた寺内寿一大将は軍部大臣現役武官制度の復活を広田首相に要求し、これに応えた。このことがのちに取り返しのつなかい大問題に発展する。上智大学名誉教授・渡部昇一氏による...
収録日:2015/01/19
追加日:2015/08/31
渡部昇一
上智大学名誉教授

民主主義には欠点はあるが軍隊の蜂起が起きにくい制度

第四章 二・二六事件と国民大衆雑誌『キング』(8)軍隊は民主主義のルールには臆病である
ある種の個人の行動や性格が、歴史を動かす大きな影響力を持っていることを痛感せずにはいられない。だからこそ軍隊組織を統率する人は、民主主義の手続きに徹して選ばれるべきである。上智大学名誉教授・渡部昇一氏によるシリ...
収録日:2015/01/19
追加日:2015/09/03
渡部昇一
上智大学名誉教授

日本経済の危機を救えるだけの男を失った二・二六の代償

第四章 二・二六事件と国民大衆雑誌『キング』(9)恐怖心、パイプ断絶、日本人軽侮
二・二六事件は日本の近代史に三つの影響を与えた。下級軍人の叛乱という恐怖を上流階級に植え付けたということ、高橋是清を殺害によって海外とのパイプを失ったこと、シナ人に日本陸軍を軽視させる引き金となったことだ。上智...
収録日:2015/01/19
追加日:2015/09/03
渡部昇一
上智大学名誉教授

ノモンハンの勘違いとドイツの神秘的な強さが同盟を加速

第四章 二・二六事件と国民大衆雑誌『キング』(10)なぜ三国同盟が結ばれてしまったか
米関係を決定的に悪化させた日独伊三国同盟だが、この遠因に、二・二六事件があると考えることができる。その理由とは? 上智大学名誉教授・渡部昇一氏によるシリーズ「本当のことがわかる昭和史」第四章・第10回。
収録日:2015/01/19
追加日:2015/09/03
渡部昇一
上智大学名誉教授

独再軍備やソ連の極東軍備拡張に加え米ソの反日扇動

第四章 二・二六事件と国民大衆雑誌『キング』(11)事件の背景にある国際的な軍拡競争
二・二六事件と前後して、国際情勢も急速に変わりつつあった。ドイツではナチスは第一党になり、総統ヒトラーのもとロカルノ条約破棄を宣言し、ラインラントに進駐。ソ連は五カ年計画で工業化と近代化を推し進め、極東での軍備...
収録日:2015/01/19
追加日:2015/09/03
渡部昇一
上智大学名誉教授

社会主義思想まん延の有無が明治維新と昭和維新の違い

第四章 二・二六事件と国民大衆雑誌『キング』(12)国家社会主義に幻惑された日本人
非常に表面的に見れば、明治維新と昭和維新は、わりと似たような構図であるといえるかもしれない。だが、明治維新と昭和維新に大きな差があるとすれば、それはおそらく外圧の種類の違いである。上智大学名誉教授・渡部昇一氏に...
収録日:2015/01/19
追加日:2015/09/03
渡部昇一
上智大学名誉教授

「戦前は暗黒の時代だった」と決めつけるのは大きな間違い

第四章 二・二六事件と国民大衆雑誌『キング』(13)『キング』が伝える昭和十一年の日本
よく、「戦前は暗黒の時代だった」などと言われるが、単純にそう決めつけるのは大きな間違いなのである。それがよくわかるのが、当時、百万部も発行されていた、大日本雄辯會講談社(現・講談社)発行の国民大衆雑誌『キング』...
収録日:2015/01/19
追加日:2015/09/03
渡部昇一
上智大学名誉教授

戦前にも100万部雑誌があった! 軍国主義なんて関係なし

第四章 二・二六事件と国民大衆雑誌『キング』(14)日本人は本来「自由」を愛する国民だったのに
日本人が本来、いかに「自由」を愛する国民であるかは、当時の『キング』の売れ方を見れば一目瞭然であろう。やはり、二つのことが悔やまれてならないのである。一つは、幣原外交に象徴される「協調外交」という道をとってしま...
収録日:2015/01/19
追加日:2015/09/03
渡部昇一
上智大学名誉教授

明治天皇をして「あの健康さは異常」と言わしめた伊藤博文

政治家としての才覚~安倍晋三と歴代の政治家たち~
聡明さが際立つ安倍総理。政治家としての才覚について考えるときに挙げておきたい、歴代の才気溢れる政治家たちの人物像と関係性について、エピソードを交えて解説する。
収録日:2013/12/05
追加日:2014/02/24
岡崎久彦
外交評論家