テンミニッツTV|有識者による1話10分のオンライン講義
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DATE/ 2017.06.04

今すぐできる!イライラから抜け出す3つの方法

 疲れの溜まる季節になってきました。よく眠れなかったり、疲れが抜けずに思うように動けなかったりして、なんだかイライラしていませんか?また、周囲の誰かがイライラしているとなんとなく自分もイライラしてしまうこともありますよね。でも大丈夫です。ちょっとした考え方と行動に変化をつけるだけでもイライラから抜け出せる方法はあります。

自分の状態を知って振る舞うこと

 大人として振る舞おうとして、自分の気分や体調の変化を無視していませんか?もちろん、気分屋の振る舞いは問題です。特に上司が気分屋でイライラしていては職場の空気が張り詰めたり、周囲が萎縮したりしますよね。イライラは伝染するので困ります。ここで大事なのは、自分の状態に気づくことです。
 今日の自分は疲れているな。今日の自分はイライラしがちだな、とふと自分に目を向けるだけで、自分を対象化できます。対象化できたときには自分の内側のイライラからすこし距離が取れているはずです。こうして自分の状態に気づくと、不意のアクシデントでイライラに飲み込まれるのを防ぐことができます。

仕事にムラがあってもいい

 気力や体力が充実していないときは、仕事が進まずイライラするでしょう。こういうときに、「今日の自分はなにもできていない、まだやれる、まだやれる!」と粘ることもあるかと思います。しかし、その必要はあるかどうかよく考えましょう。
 いつも同じように仕事できるのは機械だけです。人間にはムラがあります。このムラがあることによって、効率的な方法を考えるきっかけになります。ムキになっているときはその仕事に対する判断ができないときです。そうなりかけたら「今日はよくやった」と言っておとなしく仕事を切り上げましょう。

イライラしている相手と呼吸を合わせてみよう

 たとえばイライラした相手から、イライラをうつされることもあるかもしれません。こういった状況から身を守る方法も知っておいた方がいいでしょう。その一つに「チューニング」というものがあります。
 方法は相手と同じタイミングで呼吸するだけ。呼吸するときには肩が動きます。このタイミングをイライラしている相手と合わせるのです。すると、最初は怒りが伝染しますが、しだいに怒りは打ち消されていきます。はじめはイライラしている相手と同じ行動をとることに嫌な気持ちがあるかもしれません。しかし、それはすぐに消えます。

 イライラは何も生み出しません。大事なことはイライラに自分を任せないことです。そのためにまずは気持ちに気づくこと、次に粘らずに放り出すこと、この2つで自分の中のイライラには対処できます。また伝染するイライラから自分を守ることができれば、生活はもう少し穏やかになるかもしれません。

<参考サイト>
・PHP Online 衆知(THE21) なぜ、世の中みんな「イライラ」しているのか?
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170424-00010000-php_t-bus_all&p=1

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