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DATE/ 2019.05.17

ヘアマニキュアとヘアカラーの違いって?

 改元を機に、髪を染めて気分を一新しようと考える人も多いでしょう。一般的に髪染めは「ヘアマニキュア」や「ヘアカラー」と呼ばれますが、どちらにすべきか迷ったことはありませんか? このふたつの呼び方の違いは何か、またどのような人に向いているのかを解説します。

ヘアマニキュアとヘアカラーの違い

 ごく簡単にいえば、染料を毛髪の奥まで浸透させるか、させないかの違いです。ヘアマニキュアは文字通り、髪の表面にだけ色をまとわせていくのに対し、ヘアカラーは自毛の色を分解(脱色)して染料となじませつつ、髪の内部までしっかりとカラーを定着させていく方法です。

ヘアマニキュアがおすすめな人

 ヘアマニキュアは自毛を活かした染色のため、黒髪であれば黒っぽく、落ち着いた色味に仕上がります。黒い紙に赤いマジックを塗っても色が分かりづらいように、染める前と後でそれほど色味の変化が感じられないかもしれません。とはいえ髪をコーティングするように色をつけるので、髪にツヤやハリが生まれ、外部からのダメージも抑えられるというメリットもあります。

 こうしたことから、ヘアマニキュアはあまり色を明るくしたくない人、髪のダメージが気になる人、清潔感を求められる仕事をしている人、就活中の人などにオススメです。また地毛と自然となじむ色合いになるため、白髪染めとしてもヘアマニキュアは人気です。

 ただし髪を洗うたびに色が落ちていくので、色持ちは2~4週間程度とあまり長くありません。また色のトーンを暗くすることはできても、明るくすることはできません。自分で色を染める場合は、染める頻度や色味の変化をよく考慮しましょう。

ヘアカラーがおすすめな人

 髪色をはっきりと変えたい、明るくしたいという人はヘアカラーを選びましょう。ヘアマニキュアと比べて発色が良く、色持ちも2~3ヶ月程度と、おおむねワンシーズン中はカラーを楽しむことができます。黒髪と一緒に白髪も根元からしっかり染めておきたい場合にも、ヘアカラーが向いています。

 ヘアマニキュアと比べると髪へのダメージは避けられませんので、染めた後はできるだけしっかりめのトリートメントを行いましょう。紫外線対策といった日常的なヘアケアも大切です。また洗髪で色が抜けることはないので、染めた部分と生え際の境目が目立ちやすくなる点も注意が必要です。

 ちなみにヘアカラーとよく似たものに「ブリーチ」がありますが、これは自毛の色素(黒髪なら黒)を抜いてしまう染色方法です。外国人のような透明感のあるブロンドの髪やグラデーションといった大胆なカラーリングにしたい場合など行いますが、ヘアカラーよりも強い脱色性があるため、髪への負担はヘアカラーよりもずっと大きくなります。

自分の目的にあったカラーリングをしよう

 ヘアマニキュアとヘアカラー、それぞれの特徴と利点・欠点についてお分かりいただけたかと思います。いずれにしても薬剤を使用しますので、染める前はパッチテストを行い、かゆみや腫れなど肌の異常が出ないか確かめてくださいね。

 あなたの髪質と目的にあったカラーリングを見つけて、これからの季節を思い切り楽しみましょう!

<参考サイト>
・ヘアカラーとヘアマニキュアの違いは?│花王株式会社
https://www.kao.com/jp/qa/bln_hairmanicure_01.html
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