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DATE/ 2019.08.03

デリカシーがない「無神経」な人の特徴は?

 職場やプライベートで「この人無神経だな」と思う人に出会うこと、ありませんか? そういう人がいることで空気が悪くなったり、物事がスムーズに進まなかったり、場合によってはすごく嫌な気持ちにさせられてしまうことがありますよね。今回はそんな無神経な人、デリカシーのない人をテーマにしていきましょう。

無神経な人の特徴とは?

 さまざまな人間関係の中で生活している私たちには、相手の性格や置かれた状況によってかける言葉、とる行動を選ぶ必要があります。極端な話ですが、たった一言の言葉で関係にヒビが入ってしまいそのまま修復不可能になってしまうことも少なくありません。そういうことをしてしまう無神経な人の3つの特徴を見てみましょう。

 1つめは「相手の気持ちを考えない」こと。無神経な人は「相手にこういうことを言ったら(したら)、どう思うだろう?」ということを考えずに行動に移してしまいます。そのため、相手が言われたくないことをズバズバ言ってしまったり、迷惑だと思われる行動をとってしまうのです。

 2つめは「自分の発言・行動が間違ってると思わない」こと。上記のような行動をとった結果として相手が傷ついても「え?なんでそんなにショック受けてるの?」と思ってしまうことも少なくありません。無神経な人は自分の発言や行動を正しいと思っているので、自分が原因でトラブルが起こっていると思わないのです。

 そして、3つめは「悪気がない」こと。無神経な人はわざと空気の読めない行動をしているわけでも相手に意地悪しようとしているわけでもありません。悪いことをしている自覚はないので反省することもなく、同じことを繰り返してしまうのです。

無神経な人への対処法

 無神経な人に出会ったらなるべく距離を取る、関係を持たないのが一番ですが、会社の上司や部下、同僚などどうしても関係を断てない場合もあります。そんなときの対処法を紹介しましょう。

・無神経な行動・発言だと伝える

 無神経なことをされたら「そんなこと言わないでよ」「いやいや、それはないでしょ~」と、まずはやんわりと伝えてみましょう。本人は何がNGの行動・発言かわからないので、その基準を伝えることで気付いてくれる可能性があります。ただし、はじめからけんか腰で伝えるとトラブルになってしまいますので、その点は注意が必要です。

・相手にされたことを同じようにしてみる

 同じことをされたらいやな気持ちになる、というところまで想像力が及ばない人が多いため、いっそのこと同じ気持ちを味あわせるのも対処法のひとつです。そして「同じことをしているんだよ」という言葉を添えれば、自分がした行動が相手にどんな影響を与えるのかを学ばせることができます。

・割り切る

 それでもダメな場合には、「この人はこういう人だ」と割り切るのも大切です。人は他人にネガティブな感情を持っているときもかなりのエネルギーを使っているので、無視したりいちいち苛立つのは、こちらとしても大変。「話が通じない人だ」と割り切ることで、ストレスをためないように心がけるのもひとつの対処法です。

感情的にならないような対処法をとろう

 無神経な人のことを気にして振り回されていると、どうしても疲れてしまいます。そういう人に対処する際には感情的にならないことが大切です。周りの人と情報共有をしてストレスを自分の中にためないようにしながら対処するようにしましょう。
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
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