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DATE/ 2019.10.25

「頭の回転が速い」人の特徴は?

 あなたのまわりに「頭の回転が速い!」と思う人はいませんか。同僚や友人など数名の顔がちらほら思い浮かぶのではないでしょうか。

 でも、頭の回転が速いとは、そもそもどういうことなのでしょう。また、どうすれば頭の回転は速くなるのでしょうか。はたまた、その逆の頭の回転が遅いとは、どういうことなのか。頭の回転の不思議に迫ります。

頭の回転が速い人の特徴

 頭の回転が速いとは、どういうことなのか。いくつか特徴を挙げていきます。まず言えることは、理解度が高いということです。さらに、インプットしたことを素早く自分の言葉で言い換えてアウトプットできる。つまり、頭の回転が速い人は、インプットとアウトプットをほぼ同時におこなうことができます。

 インプットとアウトプットをほぼ同時におこなうことができるということは、記憶力に長けているということでもあります。それから、頭の中の動きが単線的ではなく、複線的であるということです。

 また、頭の回転が速い人というのは、どんな事柄でも柔軟に対処する力を持っています。これは、多かれ少なかれ、どんな事柄にも興味を抱けるということです。

頭の回転が速い人と遅い人の違いとは

 一方で、頭の回転が遅い人にはどんな特徴があるのか。これは頭の回転が速い人との違いを考えるとよくわかります。まず持って理解度が低いということ。つまり、インプットの力が弱いのです。

 なぜインプットの力が弱いのかというと、物事の優先順位を決断できないからです。情報の取捨選択に時間がかかってしまい、頭の中が整理できず、混乱してしまうのです。優先順位が決まらないと何を伝えるべきかが不明瞭になり、アウトプットも困難になります。

どうしたら頭の回転が良くなるのか

 頭の回転が速い人と遅い人の根本的な違いは、好奇心の強さにあります。興味・関心のある対象の知識は自然と身につくものです。知識が身につけば、判断力が磨かれます。判断力が磨かれるということは、先の見通しもつくようになります。

 また、いろんなことに興味を持っていると、まったく別のところで得た知識を応用することもできます。好奇心が強いとは、言い換えると、なんでも面白がる力です。面白がっている人の話は面白いもの。アウトプットの力もつきます。

 好奇心が強いというだけで、さまざまな能力がほとんど努力することなく、自然と身につきます。それほど、好奇心は根本的な要素だということです。ただし、根本的であるがゆえに、そう簡単に好奇心が強くなるということはありません。

 できるだけいろんなことに興味をもって生活してみましょう。ただし、努力は禁物。努力というのは嫌々おこなうものであり、好奇心とは別物です。ポイントは自分が好きなもの、好きになるクセを発見することです。それを繰り返すうちに、好奇心はむくむくと成長していくことでしょう。焦らず、楽しく、好きの力で頭の回転速度を上げていきましょう。

<参考サイト>
・「頭の回転が速い人」になるための3つの方法
https://toyokeizai.net/articles/-/213379
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