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DATE/ 2020.04.22

白髪が気になり始めた年齢はいくつから?

 白髪と聞いて、どんなイメージを持ちますか? 白髪を染めずに綺麗に見せる「グレイヘア」が2018年の流行語大賞にノミネートされ話題となりましたが、依然「白髪=老い」というイメージは根強いもの。かくある筆者(30代後半)も、埋もれた黒髪の中から突如現れた白髪を発見してはガッカリ……を繰り返しています。誰しも通る道ではありますが、老いを感じさせるだけに、気になりますよね。

 というわけで今回はホットペッパービューティーアカデミーが発表した「白髪に関する意識調査2019」の結果をもとに、一般的に白髪が気になりはじめる年齢、白髪染めをするタイミングのほか、プロの美容師が伝授する「白髪染めを長持ちさせるコツ」をご紹介します!

白髪が気になり始めた年齢は?

 「白髪に関する意識調査2019」(20~69歳の男女が対象)によると、「白髪が気になりだした年齢」は、平均で男性38.2歳、女性42.0歳と、男性の方が約4年早く気になりだしている、という結果になったようです。

 また異性の白髪に対するイメージ調査では、男性は女性の白髪に対して「老けて見える」「疲れて見える」などややネガティブなイメージを抱くいっぽう、女性から見た男性の白髪については「自然体である」といったポジティブなイメージを持たれやすい、という結果になりました。ただし前述のグレイヘアの流行も相まって、白髪に対する抵抗感は年々薄れつつあるという見方も示されています。

<【男性】白髪女性のイメージ>
1位:老けて見える 67.1%(【2018年】70.1%【2017年】73.4%)
2位:疲れて見える 32.9%(【2018年】34.3%【2017年】40.9%)
3位:地味 15.4%(【2018年】18.7%【2017年】25.5%)
4位:自然体である 14.5%(2019年から選択肢追加)
5位:身なりに手を抜いている 13.4%(【2018年】19.7%【2017年】18.3%)

<【女性】白髪男性のイメージ>
1位:自然体である 45.8%(2019年から選択肢追加)
2位:老けて見える 38.9%(【2018年】46.5%【2017年】53.2%)
3位:落ち着いて見える 24.9%(【2018年】34.0%【2017年】29.2%)
4位:シンプル、飾らない 22.0%(【2018年】30.8%【2017年】26.8%)
5位:疲れて見える 15.4%(【2018年】11.6%【2017年】15.1%)
(ホットペッパービューティーアカデミー「白髪に関する意識調査2019」より)

白髪染めするタイミングは?

 白髪が目立ち始めるとすぐに染めたくなりますが、みなさんはいつごろ白髪を染め始めましたか?

 前述の「白髪に関する意識調査2019」では、白髪を染め始めた平均年齢は、男性が40.8歳、女性が43.5歳。「染める年齢に上限を決めている」と答えた人で、白髪染めをいつまで続けるかという質問に対しては、男性が平均で61.6歳、女性が69.6歳という結果に。なお、白髪対策では男性が「自宅での白髪染め(70.5%)」が、女性では「美容室・理容室での白髪染め(70.1%)」が最も多くなったそうです。女性のほうが白髪のケアに対して、慎重かつ丁寧に対応している面がうかがえます。

 総白髪になったら、染め続けるのも大変ですよね。思い切って白髪染めをやめてみたら、久しぶりに会った家族や知人に「一気に老けこんでる!」とビックリされた……なんて話も。やめ時に悩む方は多いようです。

プロが教える!白髪染めを長持ちさせるコツは?

 手間もお金もかかる白髪染め。できれば染める回数は減らしたいですよね。ここではプロ美容師や、ヘアケア商品を販売する企業が薦める“白髪染めを長持ちさせるコツ”をまとめました。

【1】なるべく暗めの色で染める
暗い色のカラー剤は明るい色のカラー剤に比べて色を入れる成分がたくさん含まれているため、髪にしっかり染まり長持ちしやすいようです。反対に明るいカラーは髪へのダメージも高く、ふたたびカラーをしても色が落ちやすい傾向だそうです。

【2】アミノ酸入りのシャンプー、またはヘアカラー用シャンプーを使用する
一般的に使われている石油系のシャンプーは洗浄力が高く、カラーも落ちやすくなります。白髪染めをより長持ちさせたい場合は、髪や頭皮への刺激が少ないアミノ酸入りのシャンプーや、カラーリングした髪用のシャンプーを使いましょう。

【3】染めた後はしっかりヘアケアをする
染めた直後は、髪に負担がかかっている状態です。染めたあとは洗い流さないトリートメントなどでしっかり保湿・ケアしましょう。紫外線をカットできるヘアオイルも◎。外側からのダメージも抑え、色落ちを防ぐことができます。また白髪染めをして24時間以内は、色を定着させるためシャンプーをしないほうがいいとのことです。
ちなみに染めた後にドライヤーなどで「温める(加温する)」方法もありますが、薬剤によっては髪が傷みやすくなるなど、逆効果につながるおそれも。最近の美容室ではカラー剤の進化により、加温せずにカラーリングするところが多いようです。

【4】アイテムを併用して使う
染めっぱなしのままだと1~2ヶ月ほどで自然と色が落ちてしまうので、色落ちが気になってきたらヘアカラートリートメントやヘアマニキュア、白髪隠し(ぼかし)などを併用しましょう。特にヘアカラートリートメントはヘアケアも兼ねるので、髪をいたわりながら染めることができるというメリットがあります。

 白髪染めの効果は個人差があり、髪質や使用するカラー剤によっても違いがあります。いくつになっても、髪は自分を表現する大切なアイデンティティの一部。自分の髪質を理解し、ケアしながら、上手に染めていきましょう。

<参考サイト>
・白髪に関する意識調査2019(ホットペッパービューティーアカデミー)
http://hba.beauty.hotpepper.jp/wp/wp-content/uploads/2019/07/20190725_shiraga_RP.pdf
・白髪染めの頻度は?~長持ちさせる方法~(アンファーストア)
https://www.angfa-store.jp/column/shuraga1006
・白髪染めを長持ちさせるコツ(美容室Dears)
https://dears-salon.com/advice/hairdye/白髪染めを長持ちさせるコツ
・姫路市美容院「Studio CoCo」
https://coco39.com/3-points-gray-color-long-lasting/

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