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DATE/ 2020.05.15

2020年「夏のボーナス」は一体どうなる?

 全世界に感染拡大している新型コロナウイルスの影響下、経済は大きく停滞しています。サラリーマンにとって、会社の存続も危ぶまれる事態ではありますが、気になるのは2020年の夏ボーナス支給額ではないでしょうか。大手シンクタンクの予測をベースに考察してみましょう。

リーマンショックに近い大幅減額!

 第一生命経済研究所では、毎月勤労統計ベースで前年比マイナス4.0%と予想、三菱UFJリサーチ&コンサルティングによると、民間企業(調査産業計・事業所規模5人以上)のボーナスは、前年比マイナス7.6%と大きく減少すると予測しています。前年比マイナス7.6%というと、リーマンショックの翌年2009年の夏ボーナスの減少幅マイナス9.8%に迫る数値ということができそうです。

 業種別にレポートされている額面は、製造業49万3,650円(前年比マイナス4.3%)、非製造業32万2,817円(前年比マイナス8.7%)、特に新型コロナウイルスの影響がより大きい非製造業の減少幅が大きいことを予測しています。

公務員のボーナスは?

 民間企業に対して、市況の影響を直接には受けないのが公務員です。公務員の夏のボーナスは、2013年から8年連続で増加傾向にあり、平均支給額は68万7,600円(前年比プラス1.3%)になると予測されています。夏のボーナスの増加は年ベースでさして喜べるものではありません。冬のボーナスは減少傾向にあり、その要因は、勤勉手当の夏冬支給均等化にあり、実質的な伸び率は鈍化しています。新型コロナウイルスの影響は国家経済にも大きく影響するため、来年度以降は予断を許さない状況です。

業種によっては大幅増額も?

 景気の急激な悪化に伴い、ボーナスどころではなく、倒産失職の不安もあるなか、業績を伸ばしている業種も少なからず、です。

 非常事態宣言にともなう外出自粛で需要急増となっている家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の発売元である任天堂。「#Stay Home」からの巣ごもり効果でゲームハードとソフトともに需要が高まっています。Career Picksがレポートしている任天堂の平均ボーナス267万円から、どれだけUPするのか気になるところです。

 また、医療法人やテレワーク関連企業なども特別賞与などが噂されています。

夏ばかりではなく、影響は2021年へ

 実体経済を停滞させている新型コロナウイルスの影響は、中小企業に大きなダメージを与えていますが、長期化することによって大手企業にも深刻なダメージを与え、本格的な影響は、2020年冬、2021年夏のボーナスになることは予想に難くありません。

 早期の終息と、経済の回復を願うばかりです。

<参考サイト>
・三菱UFJリサーチ&コンサルティング:2020 年夏のボーナス見通し
https://www.murc.jp/wp-content/uploads/2020/04/bonus_2004.pdf
・第一生命経済研究所:2020 年・夏のボーナス予測
http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/pdf/macro/2020/shin200408.pdf
・Career Picks:任天堂の平均年収とは!年代別・役職別に解説!ゲーム会社の実態は?
https://career-picks.com/average-salary/nintendo-nenshu/

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