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DATE/ 2021.02.08

髪の「自然乾燥」はNG?

 毎日のお風呂上りにドライヤーは欠かせませんが、髪が長かったり夏の暑い時期だったりすると自然乾燥で済ませたい!と思いますよね。実際に髪を自然乾燥させている人もいるでしょう。しかし、楽ちんなこの行為が髪を傷めている原因になっているかもしれないのです。

自然乾燥の何がダメなの?

 髪を放置するだけならドライヤーも使わないから電気代も節約できますし、手間も省略できるので楽ちんですよね。また、ドライヤーはパーマやカラーが落ちやすくなるので、長持ちさせるために避けたい気持ちもあるでしょう。しかし、髪を自然乾燥させるのは髪や頭皮に逆にダメージを与えることになっているのです。

 髪の内部にある水分や栄養分は表面を覆うキューティクルによって守られていますが、髪が濡れているときはキューティクルは開いて傷みやすくデリケートな状態に。この状態を放置しておくと髪の表面だけでなく内部の水分も蒸発してしまったり、少しの摩擦でも髪が傷んでしまうのです。

 また、頭皮が濡れたまま放置しておくのも衛生的に良くありません。湿った状態を放置しておくと雑菌が繁殖しやすくなってしまい、においやかゆみ、フケの原因になってしまいます。半乾きの状態で寝ると寝ぐせやうねりの原因になってしまうので、自然乾燥は髪にあまり良いことはないことが分かるでしょう。

ドライヤーの方が髪が傷むのでは?

 「ドライヤーの熱で髪が傷んでしまうから」と自然乾燥を選んでいる人もいるかもしれません。確かにドライヤーの使い方次第では髪が傷むのは事実ですが、熱が一箇所に当たらないように分散させながら使うことでそのリスクは避けられます。一方、自然乾燥ではドライヤーの手間がない代わりにキューティクルの問題や頭皮の衛生面の問題があります。これらはドライヤーを使えば解決することができるので、自然乾燥よりもドライヤーの方が髪を傷めないといえるでしょう。

ドライヤーで髪を乾かすポイント

 ただし、ドライヤーを正しく使わないと髪にダメージを与えてしまいます。気を付けるべきポイントは「なるべく早く」「丁寧に」「熱があたりすぎないように」。これらのポイントをおさえて、髪へのダメージを最小限にする使い方をするようにしましょう。

 ひとつめのポイントは、お風呂あがり「なるべく早く」、乾かす時間も「なるべく早く」髪を乾かすこと。キューティクルのためにも髪が濡れている状態は短い方が良いですし、長時間のドライヤーは髪にダメージを与えてしまうので効率良く短時間で済ませるようにしましょう。そのためにも事前のタオルドライで余計な水分を拭き取っておくことも効果的です。

 濡れている髪はデリケートなので、摩擦が起こらないように「丁寧に」扱うのもポイントです。タオルドライの際には髪の根元から毛先にかけてぽんぽんとたたくように水分をとっていきましょう。乾かす順番は根元から毛先、髪を乾かすときの風の向きも同様です。流れにそって乾かすとキューティクルが一定方向に整うため、髪もまとまりやすくなります。

 髪は熱に弱いので「熱にあたりすぎないように」気を付けるのが重要です。ドライヤーは常に一箇所に風を当てるのではなく、常にドライヤーを振って熱を分散させるようにしましょう。髪を乾かしたあとは冷風をあてることでキューティクルを閉じて髪にツヤを出すことができます。

 ドライヤーを使うことは手間がかかるかもしれませんが、工夫して使うことで髪へのダメージも抑えることができます。自然乾燥派の人も髪の健康を考えて、ドライヤーを使うようにするのが良いでしょう。
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