都会の猛暑はこう冷やせ!東大元総長からの提言
日本の都会の夏を住みづらくさせている「ヒートアイランド現象」に、何か打つ手はないのだろうか?
東京大学の第28代総長:小宮山宏氏は、まず我々の身近なところから2つの解決策を提示してくれている。
1つは、冷房に使うエネルギーを少なくし、部屋が涼しくなった時点で冷房を止める、ということだ。
「冷房を止めたら、また部屋がすぐ暑くなるではないか!」とお思いの方も多いと思うが、小宮山氏は、家の窓を2重ガラスにして魔法瓶化すれば、一度冷やした部屋の温度をキープできると説いている。
もう1つは、都市の地下に「海水の道」をつくり、その海水で室外機を冷却する、ということだ。
これら2つが実現できれば、東京の発電量は戦前レベルまで戻すことができ、コスト面からも公共事業としての展開を検討し得る、といっている。
「課題先進国」という1つの国家ビジョンを持って、課題をマイナスにとらえるのでなく、世界に先んじて実行していく気概がこれからの日本にとって重要だ、と小宮山氏は説いている。
東京大学の第28代総長:小宮山宏氏は、まず我々の身近なところから2つの解決策を提示してくれている。
1つは、冷房に使うエネルギーを少なくし、部屋が涼しくなった時点で冷房を止める、ということだ。
「冷房を止めたら、また部屋がすぐ暑くなるではないか!」とお思いの方も多いと思うが、小宮山氏は、家の窓を2重ガラスにして魔法瓶化すれば、一度冷やした部屋の温度をキープできると説いている。
もう1つは、都市の地下に「海水の道」をつくり、その海水で室外機を冷却する、ということだ。
これら2つが実現できれば、東京の発電量は戦前レベルまで戻すことができ、コスト面からも公共事業としての展開を検討し得る、といっている。
「課題先進国」という1つの国家ビジョンを持って、課題をマイナスにとらえるのでなく、世界に先んじて実行していく気概がこれからの日本にとって重要だ、と小宮山氏は説いている。