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DATE/ 2021.11.21

職場でナメられる人の特徴

 なんだか職場で馬鹿にされている、同僚からの扱いが雑、そんな風に感じる時はほぼ「ナメられている」と言っても過言ではありません。職場でナメられやすい人には、どのような特徴があるのでしょうか。仕事の場で一目置かれ、ナメられないようにするために意識したい言動を探ってみました。

職場でナメられるのには理由がある

 ナメられやすい方には以下のような特徴があります。この人はナメても大丈夫、と相手が感じてしまう心理やその要素を知っておきましょう。

・オドオドしキョドっている
 いつもオドオド、ビクビクとキョドっていると、その自信のなさそうな態度を感じ取られてナメられてしまうことに。ビジネスの場では、自信や落ち着きという余裕がないとなかなか信頼されず、安心して仕事を任せられないと思われがちです。

・嫌われたくない気持ちが強い
 嫌われたくない気持ちが強く、人の顔色を窺ってばかりいたり、上司のご機嫌とりに必死な人はナメられやすい傾向が。「あいつは何でも言うことを聞く」「嫌と言わない」と面倒な雑務や厄介な仕事が回ってくる、都合のいい同僚となってしまいます。

・何を言われても言い返さない
 議論になっても怒られても、言い返さなかったり黙ってしまう人は、その自己主張のなさや気が弱い性格につけ込まれナメられやすいです。いじめられっ子が勇気を出して言い返さなければイジメが終わらないように、言われっぱなしで我慢していると何を言ってもいい存在に。

・身だしなみに気を使っていない
 ナメられやすい見た目と言うものもあり、シワだらけの流行遅れの服で平気で出社していたり、寝癖のついた頭、顔色の悪いノーメイクなど、自分を大切にしていない印象を与える人はナメられやすいよう。自分を雑に扱うと、周りからも雑に扱っていいと思われてしまいます。

・いつも受け身で自主性がない
 指示がないと動けない、自分から進捗確認や催促などのコールが出来ず何もしないでいつもレスポンス待ち、など、自主的に仕事を推進出来ない人もナメられてしまいます。気が利かない、やる気がないと見なされてしまうため、リスペクトはされません。

・口だけ達者で仕事ができない
 仕事がデキなければナメられるのは仕方がないですが、大きいことや偉そうなことを言っておきながら仕事がお粗末だと、すぐに「口だけ」とバレて更にナメられること間違いなし。仕事がデキそうなのにデキない、という悪いギャップはバカにされる一因になります。

ナメられない体質になるためのキーワードは「自分」

 職場でナメられてしまう人には、自信がない、自主性がない、自己主張が出来ない、など「自分」がないという共通した特徴があるとも言えます。そんな「自分」を出せないタイプの人も以下のようなポイントを意識して、少しずつ変わっていくことが大切です。

・大きい声で、語尾をはっきり話すようにする
・時には、無理なことは無理、嫌なことは嫌と断ってみる
・どこに出ても恥ずかしくないよう身なりを整える
・ただの指示待ちではなく「出来ることはないか」と声を掛ける
・きつく言い返すのではなく「自分は~と思う」と柔らかく伝える
・忖度や気の使い過ぎ、見栄などの小細工はやめる

 すぐに全てを実践するのは難しいかもしれませんが、日々の積み重ねで少しずつ周りからの印象が変わっていくのではないでしょうか。仕事の内容や成績はそう変わらなくても、やる気や自信があるというイメージがつけば、ナメられることは減っていくものです。

 職場に限らず、学校でも仲間内でも、ナメられやすい人は優しくおとなしいタイプが多く、「ナメられても怒らない」オーラを自ら出してしまっていることもあります。”自分を大事にしない人は、他人にも大事にされない”とよく言われますが、まさに自分の価値を守るのは自分しかいないのです。
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