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DATE/ 2022.02.12

最初から入っているアプリは削除していいのか?

 新しいスマホを入手すると、最初から意外にたくさんのアプリが入っていて驚きます。まったく使わないアプリが大量にインストールされていると、ストレージ容量がもったいないし、バッテリー消費にも関わるのでは? でも、これらは削除しても大丈夫なものなのでしょうか。気をつけたいことや削除の方法について、調べてみました。

AndroidとiPhoneの初期アプリ

 AndroidとiPhone、それぞれの端末に初期状態から入っているアプリはどのぐらいあるのでしょうか。

 Androidはキャリアやメーカーによって違うので、シャープのAQUOS sense6について、ドコモとauを比較してみました。

・ドコモのプリインストールアプリ

 データ保管BOX、遠隔サポート、dフォト、iDアプリ、あんしんセキュリティ、My docomoアプリ、dポイントクラブ、d払い、はなして翻訳、McDonald's Japan、ローソン、Amazonショッピング、Kindle、Facebook、dカードアプリ、Disney EX

・auのプリインストールアプリ

 Amazonショッピング、Apple Music、au 5Gチャンネル、au PAY、au PAYマーケット、au Wi-Fiアクセス、auセルフケア、auスマートパス、auメール、Chrome、Duo、Facebook、Files、Gmail、Google、Google One、Google Pay、Google Playムービー&TV、Instagram、Messenger、My AQUOS、My au、Netflix、Photoshop Express、Playストア、Podcasts、radiko+FM、SATCH X、TELASA(旧ビデオパス)、UQポータル、YouTube、YT Music、アシスタント、あんしんフィルター for au、ウイルスブロック、エモパー、遠隔操作サポート、おサイフケータイ、カメラ、からだメイト、カレンダー、簡易留守録、サービスToday、設定、使い方サポート、データお預かり、デジラアプり、電卓、電話、時計、ドライブ、取扱説明書、ニュース、フォト、プリム・ビデオ、マップ、メール(CS)、メッセージ、+メッセージ(SMS)、レンズ、連絡帳

 一方、iPhoneの標準アプリはiOSのバージョンによって異なります。iOS11以降を利用するiPhoneでは次のようになっています。

 Watch、ホーム、天気、リマインダー、Clips、ヒント、連絡先、株価、友達を探す、ボイスメモ、メモ、Numbers、iBooks、Pages、FaceTime、iMovie、Podcast、計算機、Music、iTunesStore、ビデオ、KeyNote、マップ、コンパス、メール、ファイル、カレンダー、ミュージック、設定、写真、時計、電話、Safari、ヘルスケア、iPhoneを探す、AppStore、メッセージ、カメラ、Wallet

 ドコモAndroidの15、auAndroidの60、iPhoneの40。使わないものはやはり整理したくなるのが人情です。

Androidの標準アプリ削除はどうする?

 Androidスマホでは、削除・無効化・非表示の3種類があります。削除(アンインストール)は、スマホからそのアプリを完全に消去すること。無効化は削除できないアプリを使えないようにすること。非表示は削除はせずホーム画面表示をさせないようにすることです。さらに、削除だけではダメで、解約が必要になるアプリもあるのでひと手間かけましょう。

 解約が必要になるアプリには、自分で加入したつもりはなくても、機種変更時にショップ店頭で加入している場合なども含まれます。「初回(限定期間)無料」などで気付きにくく、自動継続になって毎月使用料を引き落とされていたりもするので、アプリ削除する前に必ず確認しておきましょう。

 解約が必要な有料アプリは、ドコモの場合、dフォト、あんしんセキュリティ、dTV、dアニメストア、dマガジン、dヒッツ、dキッズ、ドコモ地図、Mydaizになります。

auの場合は、Apple Music(6カ月間無料)、auスマートパス、Netflix、TELASA、アシスタント、遠隔操作サポート、使い方サポート、YT Musicなどです。

 削除できるかできないかは、アプリ情報の画面を開けば分かります。アプリ情報を開いた時に、「開く」「アンインストール」「強制停止」と出れば「アンインストール」をタップすることで、削除できます。「アンインストール」の代わりに「無効にする」とあれば、削除できないプリインストールアプリということになります。

 「無効にする」をタップすると、「関連性のある他のアプリが正常に動作しなくなったり、システムが不安定になる場合がある」ことが通知されます。無効にしてもアプリのデータは消えないため、容量の節約にはつながりません。そもそも消せないのは、端末メーカーなどの方針であることが多いので、よく分からないシステム系アプリの無効化は避けて、非表示にするほうが安全です。

 無効化したアプリをもう一度有効にするためには、アプリ情報の表示対象を「無効になっているアプリ」に切り替えれば、一覧で確認できます。

iPhoneの標準アプリ削除はどうする?

 iPhoneの標準アプリは、通常のアプリ同様、Home画面でのアイコンの長押し、もしくはアイコンをタップして「Appの削除」をさらにタップすれば可能です。

 ただし、「設定、ヘルスケア、写真、電話、時計、iPhoneを探す、Safari、AppStore、メッセージ、Wallet、カメラ」の11項目は削除できません。

 また、iPhone(iPad)は初期化して、工場出荷状態の設定に戻すことも可能です。この場合、残しておきたいデータをPC保存することをお忘れなく。

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