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DATE/ 2022.11.10

車に「水垢」が付く原因と落とし方

 洗車してもなかなか落ちにくい汚れがあります。それは大気中のほこりやワックスなどに起因する水垢です。水垢は専用のカーシャンプーやクリーナーで除去することはできますが注意が必要です。今回は、水垢の原因と落とし方について調べてみました。

●水垢はどんな汚れなのか

 水垢による汚れは、水性と油性の2種類があります。それぞれ異なった原因で水垢を発生させるので、キレイに落とすためのアプローチは、水垢の種類と原因を知ることが必要です。

 水性の汚れは、大気中の微細なほこりなどが雨に流されることで車に付着する汚れです。屋外駐車の車には自然に付着してしまいます。ボディに付いたほこりは、雨が降っても完全に流れ落ちることはなく、自然乾燥することで水性の汚れが発生します。ホコリが溜まりやすいドアミラー、ドアノブ、ウインカーなど、チェックするようにしましょう。

 油性の汚れは、洗車の後のワックスやコーティング剤の油による汚れです。撥水効果がなくなるまえのタイミングで、新たにワックスやコーティングをすることで比較的避けやすい水垢です。ちなみに、アスファルトに含まれる油分なども、ボディに付着すると、水垢の原因になります。

 水垢を放置すると汚れが蓄積し簡単に落ちません。また、コーティングの効果が弱まります。最悪のケースは、ボディの塗装が剥げやすくなることです。水垢の部分についた水滴がレンズの働きをして塗装を焼いてしまうことで塗装が剥がれてしまうことを覚えておきましょう。

水垢を落とす方法

 水性でも油性でも、発生して間もない水垢は容易に落とせます。水性の水垢は、水洗いでも簡単に落とすことができます。油性の水垢も、ついたばかりであればカーシャンプー使った洗車で簡単に落とすことができます。

 定期的に洗車をしていればそれほど水垢は気になりませんが、放置してしまった水垢については、以下の方法を試してみてください。

・水垢落としシャンプー

 市販の水垢落としシャンプーを試しましょう。洗剤を専用のスポンジに染み込ませ、水垢汚れを優しく擦り落としてください。

・中性洗剤、重曹、酢

 台所用の中性洗剤でも代用できるので試してみましょう。油性の水垢であれば、油汚れに強い中性洗剤は効果的です。台所用洗剤と同様に、重曹も油性の水垢に効果的です。ボディを傷つけないよう、必ず柔らかいスポンジを使用し、優しく擦り落としてください。

 ガラス面に付着したうろこ状の水垢落としには「お酢」も有効です。ガラスに付着した水垢は、カルシウムやミネラル分といったアルカリ性の性質を持つものが大半であるため、酸性の「お酢」を使うことによって、落ちやすくする方法です。「お酢」を使う場合は、ガラス以外のボディは腐食させる可能性があるので、付着しないように注意しましょう。

 自分で水垢を落とせない場合はプロに相談しましょう。ディーラー、カーコーティング専門業者、カー用品店、ガソリンスタンドなど、洗車のプロが、車の状態や予算に応じて相談にのってくれます。

水垢を防ぐ方法

 水垢は、車が雨にさらされることで発生します。雨にさらされない、雨にさらされた場合は早めに洗車することで十分防ぐことができます。

 また、以下4点に留意し、保管からメンテナンスをこころがけることをオススメします。

・車にカバー、地下もしくは屋内駐車場に置く
・定期的に洗車
・油膜を取る
・ボディコーティングを行う

<参考サイト>
・コスモ石油販売株式会社:車のボディについた水垢の消し方は? 簡単に消せる?
https://cos.cosmo-oil.co.jp/blog-detail/1/1000000770/

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