テンミニッツTV|有識者による1話10分のオンライン講義
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DATE/ 2023.03.09

使わなくなった「古いスマホ」の活用法5選

 スマホの買い替え時期は、平均3年ともそれ以上ともいわれます。本当はあまり買い替えたくないという人が多いのは、使い慣れた端末への愛着が強いからでしょうか。ただ、どんなに大事にしていても、バッテリーの寿命や不具合が出てくると機種変更に迫られます。解約後、古いものは「下取り」として売ってしまう人が多いなか、なんとなく取っておきたくなる端末であれば、ただ取っておくだけでなく、家のどこかで活用してみませんか。

 電源が入らない、画面が映らないなどの場合は仕方がないのでリサイクルに回すしかありませんが、ちゃんと使えるスマホを眠らせておく手はありません。

 解約したことで使用できなくなるのは、電話回線を利用した通話、SMS、キャリアメールなど。Wi-Fiと接続すれば、ほかの機能はほとんどが使えます。iPhoneの場合、アクティベーション用のSIMカードが必要になりますが、アンドロイドはそれも不要。Wi-Fi契約をしている家庭なら、ぜひ試してみたいものです。

古いスマホの活用法5選!

1. ネットワークカメラでペットの見守り

 オフィスから自宅内の様子をチェックしたい、隣の部屋で寝ている赤ちゃんの状態を知りたいなど、リモートでリアルタイムの観察ができるのがネットワークカメラです。Wi-Fi環境が必須ですが、玄関の外など設置場所によっては防犯カメラとしての活用も可能。

2. 音楽専用機として

 スマホの通信量や容量不足が気になる人への朗報。音楽データは写真や動画とともにギガを圧迫するものですが、古いスマホを音楽再生専門プレイヤーにすることで、お悩みが解決します。Wi-Fi環境でダウンロードしておけば、外出中も好きなだけ音楽を聴け、新しいスマホの動作も軽快になって一石二鳥です。

3. 電子書籍や動画再生機として

 音楽同様、Wi-Fi環境でダウンロードした電子書籍や動画の専用機としても、古いスマホは大活躍。また、YouTube Premiumを契約している場合、お気に入り映像をダウンロードすれば、ポータブルでいつも楽しめます。

4. 置き時計やフォトフレームとして

 時計アプリに固定して、置き時計として活用します。時差を表示する世界時計としても、一定の時刻にアラームを告げる目覚ましとしても役立ちます。同様にお気に入りの写真データを入れ、スライドショーでエンドレスに再生すれば、デジタルフォトフレームに変身。お子さんの写真を入れて、離れて住む祖父母に贈ると喜ばれそうですね。

5. ドライブレコーダーとして活用

 事故やあおり運転の証拠、駐車中のトラブル対策として、ドライブレコーダー義務化の流れが加速しています。古くなったスマホのカメラとGPS機能を使えば、アプリ(無料がほとんど)、専用ホルダー(1,000円~3,000円ぐらい)を用いてオリジナルのドラレコとすることができます。

古いスマホ、活用し尽くしたら?

 Wi-Fiさえあれば、古くなったスマホでも通話以外のほとんどの機能が使えること、ご理解いただけたと思います。とくにバッテリー消費の多いものを古いスマホで行うと、メインのスマホでバッテリー節約ができるのがうれしいところ。5選のほかにもゲームアプリをダウンロードしまくる、キッチンに常備してレシピ動画を見る、子ども用の知育アプリでお遊び専用機にする、2や3に防水機能を組み合わせ、浴室専用の端末にするなど、使う人のアイディア次第です。

 ただし、使い尽くして最終的に売却するときには、個人情報の扱いに注意すること。「今でなくても」と思っているうちにバッテリーがなくなることも多いので、早めに個人情報のわかるものは消却しておきましょう。

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