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DATE/ 2016.09.20

結婚できない40代男性のリアルな「婚活事情」とは?

 40歳を過ぎた未婚男性は「独身貴族」と呼ばれ、悠々自適なライフスタイルを謳歌しているように思われがち。その絶対数も減り、モテるのでは?と思う人もいるかもしれません。いずれにしろ、40代の独身女性よりも未婚への風当たりは強くない印象があります。しかし、独身を貫こうと決めている男性ばかりではなく、皆が皆シングル生活を満喫しているわけでもなく、心から「結婚したい」と望む人も多くいるのが現実です。

 そんな結婚願望のある40代未婚男性にインタビューを敢行。普段なかなか聞けない、40男のリアル婚活事情に迫ってみました。

40代男性、それぞれの婚活方法とは?

 4人に、実際にどんな婚活をしているのかをお聞きしました。

・43歳・アート関係:Oさん
「恋愛より結婚。お見合いにも挑戦」
 10歳下の女性と1年交際し、結婚するためにフリーランスを辞め、安定を求めて就職したが破局。以来、結婚願望が高まり、今までいやいやしていた飲み会や結婚パーティーなど女性の多い場に出掛けるように。出会いやデート数は増えたが、友達以上・恋人未満の女性ばかり。恋愛を楽しむより結婚したいので、今度初めてのお見合いをする。

・41歳・メーカー:Aさん
「共通の趣味、そこ限定で婚活中」
 トライアスロンや食などの趣味に割く時間が長く、「結婚はまだいい」と思っていたらこの歳に。とはいえ趣味やこだわりは捨てられず、趣味を一緒に楽しめる女性がいいと思い、その中で気になる女性を見つけアプローチすることからスタート。女性と話すのは苦手だが、好きなことなら話せることにも気づき、「趣味」という場に限定して婚活中。

・47歳・バー経営:Nさん
「自分を変える。それが婚活のスタート」
 女性関係は派手で不自由することはなかったが、身体を壊したときに家族のいない寂しさや不安を感じ、結婚したいと思うように。しかし、関わってきた女性も派手で結婚に向かないタイプばかり。まずは自分を変えようと、ジムで健康作りに励んだり、ボランティア活動を始める。結婚したいと思われる男になる努力、それが自分の婚活第一歩という。

・45歳・税理士:Tさん
「見栄をはらず、もっと早く入会すれば」
 昔から結婚願望はあるが、女性との恋愛・交際経験はわずか。お見合いも経験したが、どう関係を築いたらいいのかがわからず、なかなか発展しなかった。家庭や子どもを持つなら年齢的に時間がないと焦り、今年大金をはたいて結婚相談所に入会。安定した職業のためか紹介数も多く、もっと早くに覚悟を決めて入会すれば良かったと思っている。

「結婚したい」その気持ちに素直に向き合う婚活を

 40歳を過ぎても未婚の男性に対し、女性は「何か問題があるのでは?」と勘繰りがちです。しかし今回お話を伺った4人は、容姿や収入も平均、または平均以上。女性から嫌がられる要素は特に見当たりませんでした。

 では、もし問題があるとしたなら、何が結婚できなかった原因なのでしょうか。4人に自己分析してもらったところ、多かった意見はこちら。

・いつか結婚できると思っていたので、先々を考えていなかった。
・自分優先の生活に慣れてしまい、女性への思いやりが欠けていた。
・プライドが高くなり、自分の結婚願望を見て見ぬふりをしてきた。

 これらの分析を聞いて感じたのは、男性たちが自分の結婚願望と真剣に向き合い、考える機会が、女性と比べ圧倒的に少ないということ。男性が自発的に「結婚したい」と思う年齢は、女性よりもかなり後になってからという傾向も。

 女性は早ければ10代から結婚を意識し、30代では焦りを感じ、女性に押し切られ「結婚したい」と思わないまま結婚する男性も多いのが事実。そんな強引な女性と出会わなかった、またはチャンスがありながらも「まだ早い」と逃してしまった。それが40代独身男性に共通するひとつの特徴なのです。

 しかし責任感や安定感の増す40代。だからこそ、勢いや流れではなく、結婚と女性に対して真剣に向き合った婚活をしていこうという想いが、そこには見られました。

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