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DATE/ 2020.07.31

年代別サラリーマンのお小遣い平均は?

 あといくら残っている? 月末になると心許なくなるのはお小遣い。働き方改革やテレワークがすすむ渦中、余暇時間が増えれば、消費もそれなりに、そして、同僚のおサイフ事情も気になるところです。サラリーマンの可処分所得、いわゆるお小遣いの平均について調べてみました。

会社員のお小遣い額は36,502円

 毎年、新生銀行で発表している「サラリーマンのお小遣い調査」によると、2020年の男性会社員のお小遣い額は、39,419円(前年比 2,672円増)、過去5年で最も高水準であった2018年の水準に回復したことが報告されました。

 女性会社員の毎月の平均お小遣い額も33,854円と前年比585円増となっています。特に20代は、40,391円となり、女性の世代別で唯一4万円台を超えています。

 男女会社員のお小遣いを平均すると、36,502円になります。

 この調査、20代から 50代の有職者、つまりは会社員(正社員・契約社員・派遣社員)、パート・アルバイトの男女約 2,700名を対象に行われました。では、それぞれの年代別の平均について見てみましょう。

<全体>男性:39,419円、女性:33,854円
<20代>男性:41,377円、女性:40,391円
<30代>男性:37,874円、女性:37,113円
<40代>男性:36,449円、女性:29,793円
<50代>男性:41,987円、女性:28,327円

 女性と男性の価格差は気になるところですが、もっとも近接するのが30代というのが興味深いです。また、40代と20代では5,000円以上の差がついています。この差は、既婚・子どもなし・共働きといった20代の特徴を反映しており、子どものいる世代にとっては、子育て・教育費の負担がお小遣いに大きく影響しているのではないでしょうか。

男性会社員の1回の飲み代の平均額は5,232円

 ちなみにこの調査に含まれているサラリーマンの飲食代パートが興味深いです。

 男性会社員の1日の平均昼食代は、前年比30円増加の585円。女性会社員の昼食代は前年比2円微増の583円でした。30代で女性が74円高く、40代で男性が69円高いというように世代毎男女差があるものの、平均値でほぼ同じ水準になってしまうという驚くべき事実がありました。

 意外なのが男性会社員の1回の飲み代です。外飲みの平均額が5,232円と昼食代と比較するとややお高めな金額になっているようです(ちなみに、女性会社員の外飲みの平均額は1回あたり4,196円)。1ヵ月の平均飲み回数から算出した1ヵ月の飲み代は11,620円、昼食代を20日想定で計算すると1ヵ月11,700円。こうした飲食代を除くと16,099円弱が残る計算になります。

 平均的なサラリーマンのお小遣い事情、飲食代を除いた16,000円の使い道が気になるところですが、ご自身のお小遣いと使い方と比べてみてはいかがでしょうか。

<参考サイト>
・新生銀行グループ:「2020 年サラリーマンのお小遣い調査」結果について
http://pdf.irpocket.com/C8303/QW2b/QENO/dkpj.pdf

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