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DATE/ 2017.01.19

芸能人、その気になる年収は?

 年末年始に限らずテレビを観ていると、同じ芸能人の活躍が目立ちます。かつては、テレビ・ラジオ放送でしたが、メディアが多様化することで活躍するステージが増えていることもあり、やはり気になるのはその収入です。

 有名になることでタレントとしての価値は高まり、CFや映画出演、さらに本を書いたり、その他、事業での成功する可能性も高まります。さらに芸能人ブログなど、インターネット収入も約束されます。

 YouTubeに『ペンパイナッポーアッポーペン』(PPAP)を投稿し、世界的な大ヒットを記録したピコ太郎のケースなど、テレビではなくインターネットからブレイクし、テレビでの露出が増え、さらに稼ぎまくるタレントも確実に増えていくことも予測できます。

 ちなみに、YouTubeからの収入はどのくらいになるかというと、動画の再生回数に応じて、投稿者に1再生当たり0.01円から0.5円程度の広告料が支払われます。PPAPの視聴回数は1億回(2017年1月初週時点)を超えていますので、計算しやすく1億回で計算しましょう。話題となっていることから最もよいレートの1再生当たり0.5円で試算すると、5,000万円の収入があることが予測されます。複数の動画がアップされ、その広告収入に加えて、テレビ出演、CF起用、CD販売と着実に収入が加算されることから、それなりの年収になることでしょう。

 かつて、こうした芸能人の総収入を公に知ることのできる高額納税者ランキング、いわゆる長者番付がありました。しかし、2006年より法令により廃止されてしまったため、現在では週刊誌記事などによって知るほかはありません。

 参考までに、公示されていた2004年のタレント高額納税ランキングから、推定年収を計算してみましょう(以下、推定年収は左の納税額の3倍を年収として想定)。

◎2004年タレント高額納税ランキング

 1位:みのもんた[約2億円→推定年収約6億円]
 2位:中居正広[約1億8700万円→推定年収約5億6千万円]
 3位:石橋貴明[約1億5000万円→推定年収約4億5千万円]
 4位:木梨憲武[約1億3500万円→推定年収約4億円]
 5位:浜田雅功[約1億2500万円→推定年収約3億7千万円]
 6位:中村玉緒[約1億800万円→推定年収約3億2千万円]
 7位:松本人志[約1億700万円→推定年収約3億1千万円]
 8位:太田光[約1億600万円→推定年収約3億1千万円]
 9位:田中裕二[約1億100万円→推定年収約3億円]
 10位:木村拓哉[約1億円→推定年収約3億円]

 そして、2014年の「週刊現代」記事による推定高額所得者ランキングは、このようになっていました。

 1位:秋元康[約25億円]
 2位:ビートたけし[約15億8000万円]
 3位:タモリ[約9億9000万円]
 4位:明石家さんま[約7億9200万円]
 5位:古舘伊知郎[約6億5000万円]
 6位:中居正広[約6億4000万円]
 7位:堺雅人[約3億8000万円]
 8位:設楽統[約3億5000万円]
 9位:宮根誠司[約3億円]
 10位:小倉智昭[約3億円]

 さすがは秋元康氏。放送作家からはじまり、AKB48やHKT48などのグループアイドルのプロデュース実績ではありますが、その収入の多くは、AKB48やNMB48、SKE48までの作詞印税ではないかと予測されます。

 2017年になり、はやくも2016年に活躍した芸能人年収がどうなるか気になるところです。

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