「50億人を救う」と宣言したゲイツとの粋なエピソード
内側から見たアメリカと日本(3)ビル・ゲイツの世界戦略
ラストベルトはアメリカの経営者により生まれたが、それは決して攻撃ではなく、合理的な経営判断による必然的なりゆきだった。その一例として島田氏は、マイクロソフトのビル・ゲイツ氏が中国でスピーチした光景を思い出す。世...
収録日:2025/09/02
追加日:2025/11/17
偉大だったアメリカを全否定…世界が驚いたトランプの言動
内側から見たアメリカと日本(2)アメリカの大転換とトランプの誤解
アメリカの大転換はトランプ政権以前に起こっていた。1980~1990年代、情報機器と金融手法の発達、それに伴う法問題の煩雑化により、アメリカは「ラストベルト化」に向かう変貌を果たしていた。そこにトランプの誤解の背景があ...
収録日:2025/09/02
追加日:2025/11/11
横井小楠が説く「世界の幸せのお世話係」こそ日本の使命
徳と仏教の人生論(4)克己と天壌無窮
西郷隆盛が悟った「克己」、『日本書紀』に出てくる「天壌無窮」、これらの重要性をはじめ、東洋思想における欲望と肉体の関係については、まさに宇宙との対話につながる論理である。また、儒・仏・道・禅・神道の5つの東洋思想...
収録日:2025/05/21
追加日:2025/11/01
実は「コンテンツ世界収益ベストテン」に日本勢が5つも!
エンタテインメントビジネスと人的資本経営(2)日本人が知らない世界エンタメ市場
「エンタテインメントビジネス」とは何か。例えば日本では、株式欄での業種区分に「エンタテインメント」はない。そもそも日本は、経済産業としてエンタテインメントを理解していない。あえて定義するなら「コンテンツによって...
収録日:2025/05/08
追加日:2025/10/21
トランプ・ドクトリンの次の段階とイランへの空爆の意味
トランプ・ドクトリンと米国第一主義外交(3)世界史の転換点としてのドクトリン
2025年5月の中東歴訪でトランプ大統領は、シリアとのディールを締結した。それは、ビジネスファーストのトランプ・ドクトリンを象徴する出来事だった。これまでのアメリカ外交では考えられないこうした動きを実現した裏人脈とは...
収録日:2025/08/04
追加日:2025/09/27
核のない世界へ、現実主義と理想主義の狭間でゆれる難問
外交とは何か~不戦不敗の要諦を問う(4)現実主義と理想主義のバランス
現代の難しい局面において、現実主義と理想主義のバランスはどうあるべきか。特にその狭間にあるのが「核のない世界」で、唯一の被爆国である日本がそのためにどういった外交を進めていくべきなのか。そこが今、問われている状...
収録日:2025/04/15
追加日:2025/09/26
世界で最もクリエイティブな国は? STEAM教育が広がる理由
数学と音楽の不思議な関係(4)STEAM教育でつくる喜びを全ての人に
世界では「創造性がどれくらい大事か」という問題意識が今、急激に高まっている。創造性とは全ての人にあり、偏差値などでは絶対に計れない、まさに無限軸の創造性のこと。そうした創造性を育む学びが「STEAM教育」である。最終...
収録日:2025/04/16
追加日:2025/09/18
世界は音楽と数学であふれている…歴史が物語る密接な関係
数学と音楽の不思議な関係(1)だれもがみんな数学者で音楽家
数学も音楽も生きていることそのもの。そこに正解はなく、だれもがみんな数学者で音楽家である。これが中島さち子氏の持論だが、この考え方には古代ギリシア以来、西洋で発達したリベラルアーツが投影されている。この信念に基...
収録日:2025/04/16
追加日:2025/08/28
同盟国よもっと働け…急激に進んでいる「負担のシフト」
トランプ政権と「一寸先は闇」の国際秩序(3)これからの世界と底線思考の重要性
トランプ大統領は同盟国の役割を軽視し、むしろ「もっと使うべき手段だ」と考えているようである。そのようななかで、ヨーロッパ諸国も大きく軍事費を増やし、「負担のシフト」ともいうべき事態が起きている。そのなかでアジア...
収録日:2025/06/23
追加日:2025/08/21
原発建設には10年以上も…小型モジュール炉の可能性と課題
日本のエネルギー政策大転換は可能か?(2)世界のエネルギーと日本の原発事情
再生可能エネルギーのシェアが世界的に圧倒的な伸びを見せる中、第7次エネルギー基本計画において原子力発電を最大限活用する方針を示した日本政府だが、それはどこまで現実的なのか。国際エネルギー機関が発表した今後のエネル...
収録日:2025/04/04
追加日:2025/08/17
10年以上世界最低だった日本人の睡眠時間と寝だめの問題
睡眠から考える健康リスクと社会的時差ボケ(2)現代人の睡眠不足と社会的時差ボケ
世界的に睡眠時間の短さが指摘されてきた日本人だが、その傾向は今も続いている。最新の集計データをもとに、世界との比較や世代別の睡眠傾向を見ていく。夜型化による現代人の睡眠不足やリズムの乱れが社会的時差ボケとどのよ...
収録日:2025/01/17
追加日:2025/08/09
「未来応化=どんな未来も大丈夫」…ブレない臨機応変の力
おもしろき『法華経』の世界(10)未来への智慧と希望
『法華経』は「誰でも仏になれる」と説き、その信憑性を高めるために仏の言葉を信心せよと「信受仏語」で促し、「如来秘密」や「神通力」を語っていく。特徴的なのは、どのような未来が来ても対応する方便があると励ます「未来...
収録日:2025/01/27
追加日:2025/08/03
仏の寿命は無量で久遠に実在する…「如来寿量品」の神秘
おもしろき『法華経』の世界(9)「如来寿量品」と三身論
『法華経』の特質は、その予言力、呪力、神通力にある。それゆえ「密教の走り」とも考えられると鎌田氏は説く。とりわけ「久遠実成の本仏」を説く「如来寿量品」は、『法華経』のなかでも重視されてきた。釈迦が生まれて仏教を...
収録日:2025/01/27
追加日:2025/07/27
「菩薩」とは?…神道の「むすひ」「修理固成」との共通性
おもしろき『法華経』の世界(8)菩薩思想と『法華経』
菩薩はサンスクリットでは「ボーディサットヴァ」、教学的には仏になる一歩手前まできた修行者を指す。悟りの手前で踏みとどまり、悟りの智慧と慈悲で人々を救済するという覚悟を持った存在だが、菩薩にはいろいろな姿形がある...
収録日:2025/01/27
追加日:2025/07/20
イエスも法華経のアバター?「全世界救済」の具体像を示す
おもしろき『法華経』の世界(7)真の救済に向かう
『法華経』の原題は「サッダルマ・プンダリーカ・スートラ」といい「白蓮の正しい教え」を表す。想像を超えた長い年月、無数のアバターを通して『法華経』が目指すのは真の救済である。それゆえキリスト教のイエスも「久遠実成...
収録日:2025/01/27
追加日:2025/07/13
陀羅尼品…あらゆるものが暗号であり、メタファーである
おもしろき『法華経』の世界(6)「陀羅尼品」とエニグマ
『法華経』下巻の「陀羅尼品」を読めば、それが真言宗の真言(=マントラ)と同様の構造を持っていることが分かる。天台教学における「諸法実相」や「本覚思想」という形而上学も、華厳経の「重々帝網」という次元世界も、全て...
収録日:2025/01/27
追加日:2025/07/06
遍歴とアバター…多様な仏、多様な菩薩が変容する面白さ
おもしろき『法華経』の世界(5)遍歴するアバター
『銀河鉄道の夜』の著者・宮沢賢治にとってもそうだが、『法華経』の重要なテーマは「遍歴」であると考えられる。遍歴や修行の旅は、仏教的には方便を用いて悟りに向かうことだが、『大日経』住心品には悟りと大悲こそが究境と...
収録日:2025/01/27
追加日:2025/06/29
一見上得意!?悪質買主がM&Aの世界で跋扈する理由
間違いだらけのM&Aと後継者問題
近年、M&A仲介会社が増加傾向にあるが、玉石混交で、よく見極めて選ばないといけないと河合氏はいう。後継者問題は、今の日本では喫緊の課題だが、どう考えていけばいいのか。欧米の事例も参考に議論する。
※インタビュアー...
収録日:2025/03/24
追加日:2025/06/18
日本の所得は世界よりこんなに低い!その中身の特徴は?
日本人の「所得の謎」徹底分析(1)所得の国際比較とその中身
いま、税や社会保障など「分配」の議論が盛んに行われている。しかし、そのような議論の前提として、われわれは現在の日本の「所得」の中身がどうなっているのか、世界と比較してどうなのかを、詳しく知っておく必要があるので...
収録日:2025/05/29
追加日:2025/06/12
民族自決原則とは?多民族国家が抱える難題と矛盾
地政学入門 ヨーロッパ編(6)「ロシア世界」と民族自決原則
「ルスキー・ミール」という言葉で代表される「ロシア世界」――それは、実際の国境にとどまらず、自国語を話す周辺領域の市民をも包括した概念。プーチンはそれを使ってウクライナ侵攻を正当化するが、国家外の自民族の保護を優...
収録日:2025/02/28
追加日:2025/06/09
シカとトリがメインキャラ!? 弥生神話の特徴とその意味とは
弥生人の実態~研究結果が明かす生活と文化(11)弥生人の「死後の世界」
弥生人にとっての死や祖先への精神は、縄文人とは異なっていた。どのような違いがあるのか。今回は弥生人の「死後の世界」を掘り下げる最終回として、土器に残る神話の痕跡や墓の構造の違いから、弥生人の死生観や祖先に対する...
収録日:2024/07/29
追加日:2025/05/28
ハミルトン経済学に立脚した「米国システム」4つの柱とは
米国システムの逆襲~解放の日と新世界秩序(2)ハミルトン経済学と米国システム
トランプ大統領が標榜する「米国システム」の思想の背景には、関税政策を軸に大英帝国の自由主義に対抗せねばならないというハミルトン経済学の思想があった。かつてのアメリカの「独立」と現在を重ね、反グローバリズムに舵を...
収録日:2025/04/25
追加日:2025/05/27
SF的予言…おまえは将来、ブッダになり世界を救済していく
おもしろき『法華経』の世界(4)スペース・ファンタジーと『法華経』
「法華経はSFだ」が鎌田氏の持論だが、今回はSF映画の名作2本『2001年宇宙の旅』と『スター・ウォーズ』と『法華経』とを比較して考えていく。特に、鎌田氏が若き日に観た『2001年宇宙の旅』終盤に登場するスターチャイルドは、...
収録日:2025/01/27
追加日:2025/05/25
グローバル主義が全ての元凶…トランプ政権がめざすのは?
米国システムの逆襲~解放の日と新世界秩序(1)米国システム「解放の日」
第二次トランプ政権は、その関税政策を発動させた日、4月2日を「解放の日」と称した。そこには、アメリカが各国の面倒を見るという第二次世界大戦以降の構図が、アメリカに損害をもたらしているという問題意識がある。「解放の...
収録日:2025/04/25
追加日:2025/05/20
千手千眼観音のサポートとは?菩薩たちのビッグバンとは?
おもしろき『法華経』の世界(3)止観と菩薩による救済
最澄の瞑想図は非常に美しいが、彼は何を瞑想していたのだろうか。答えは無、心の動きを止めるのが「止観」だからだ。また、『法華経』全巻の構成を見ると、弥勒、観音、普賢の三菩薩が衆生を導き救済する中心的存在であること...
収録日:2025/01/27
追加日:2025/05/18
生と死が明確に分かれていた…弥生人が生きていた世界とは
弥生人の実態~研究結果が明かす生活と文化(9)弥生人の「生の世界」
弥生時代の衣食住には、いったいどんな文化があったのだろうか。土器やスタンプ痕の分析から浮かび上がる弥生人が生きていた世界、その生活をひもとくと、農耕の発展の経路や死生観など当時のさまざまな文化の背景が見えてくる...
収録日:2024/07/29
追加日:2025/05/14
『法華経』と「神道」はアバター!?通底する世界観とは
おもしろき『法華経』の世界(2)『法華経』と「神道」の共通性
聖徳太子、最澄、空海、日蓮、宮沢賢治など多くの人に多大な影響を与えてきた『法華経』は長い年月にわたり日本宗教史を貫いてきた存在である。『法華経』は、苦悩を前提としつつ、むしろそうであるがゆえに明るい未来や救済の...
収録日:2025/01/27
追加日:2025/05/11
法華経はSFだ!…心を元気にしてくれる法華経入門
おもしろき『法華経』の世界(1)法華経はSFだ!
『法華経』といえば紀元1世紀から3世紀に成立したといわれる大乗仏教の代表的経典である。厳しい修行や哲学的思索を行う出家が中心だった当時のインド仏教に対し、誰もが平等に成仏できると説く『法華経』は画期的なものだった...
収録日:2025/01/27
追加日:2025/05/04
単なる不況に非ず…破壊規模は「台風か気候変動か?」
[深掘り]世界を壊すトランプ関税(2)米国の自爆と中国の思惑
トランプ政権が発表した関税政策は、世界を大きな混乱に落とし込んでいる。はたして、トランプ大統領の「動機」や「思考」の淵源とはいかなるものなのか。そして世界はどうなってしまうのか。
島田晴雄先生には、テンミニ...
収録日:2025/04/15
追加日:2025/04/26
叩き潰せ、正しいのは自分だけ…ロイ・コーンの教えとは
[深掘り]世界を壊すトランプ関税(1)トランプ大統領の動機と思考
トランプ政権が発表した関税政策は、世界を大きな混乱に落とし込んでいる。はたして、トランプ大統領の「動機」や「思考」の淵源とはいかなるものなのか。そして世界はどうなってしまうのか。
島田晴雄先生には、テンミニ...
収録日:2025/04/15
追加日:2025/04/25
伊藤博文暗殺…日本近代化で本当にいいことがあったのか
いま夏目漱石の前期三部作を読む(8)『門』の世界観と日本の近代化
「この世の中はデタラメにできている」…実家に残された屏風の売買を通じて世の中の不条理を感じた『門』の主人公・宗助。その後、略奪した妻の元夫である安井が戻ってくることを知ると、逃避するようにして禅の修行へ向かうが、...
収録日:2024/12/02
追加日:2025/04/20
トランプ戦略の歴史的検証…そして日本はどうすべきか
世界を混乱させるトランプ関税攻勢の狙い(4)日本はどうすべきか
第二次世界大戦後、アメリカは自ら世界を支え、世界を発展させることで、自国の繁栄を実現してきた。だが、トランプ大統領は、そのようなアメリカの歴史を全否定し、むしろ「アメリカ崩壊の要因」と考えているようである。その...
収録日:2025/04/04
追加日:2025/04/13
真のねらいは別に?…トランプ大統領は何で儲けるのか
世界を混乱させるトランプ関税攻勢の狙い(3)トランプ関税攻勢の真のねらいは
トランプ大統領は、経済的な利益にはめざとい人物である。実は、今、唱えている関税政策は「本丸」ではないのかもしれない。トランプ大統領の言動を見ていくと、真のねらいが見えてくる。アメリカのビッグテック企業からの巨大...
収録日:2025/04/04
追加日:2025/04/12
そもそも関税とは?トランプ大統領の発想は帝国主義的?
世界を混乱させるトランプ関税攻勢の狙い(2)関税で誰が得をするのか?
現在の経済学の通念からすれば、トランプ関税を徹底すると、ほとんどの国が損をして、とりわけアメリカは大きな損をすると考えられる。にもかかわらず、なぜ関税なのだろうか。そもそも、関税とはいかなるものか。関税をかける...
収録日:2025/04/04
追加日:2025/04/11
相互関税の影響は?…トランプが築く現代版の万里の長城
世界を混乱させるトランプ関税攻勢の狙い(1)「相互関税」とは何か?
トランプ大統領は、2025年4月2日(アメリカ時間)に貿易相手国に「相互関税」を課すと発表し、「解放の日」だと唱えた。しかし、「相互関税」の考え方は、まったくよくわからないのが実状だ。はたして、トランプ大統領がめざす...
収録日:2025/04/04
追加日:2025/04/10
『三四郎』とは真逆!?『それから』の結末とその世界観
いま夏目漱石の前期三部作を読む(6)『それから』の世界観と結末の意味
夏目漱石が『それから』で描く主人公・長井代助と父の価値観の対立は、これこそ現代社会に当てはめて読むと非常に興味深い。裕福な一家を築いた父と兄の成功を、代助は運によるものだと冷ややかに捉える。そして、明治期の教育...
収録日:2024/12/02
追加日:2025/04/06
「神仏習合」と「大家族主義=日本教」の世界史的なすごさ
民主主義を考えるための十二の根本原理(4)神仏習合のすごさ
古代の日本は、全く価値観の違う大豪族たちが暮らしていた時代であった。聖徳太子の憲法十七条の第一条「和を以て貴しとなす」の「和」とは、大豪族たちが同じ席に着き、同じ政治の舞台に上がれる状態をすでに日本で作っていた...
収録日:2025/01/16
追加日:2025/04/04
分断進む世界でつなげていく力――ジェトロ「3つの役割」
グローバル環境の変化と日本の課題(5)ジェトロが取り組む企業支援
グローバル経済の中で日本企業がプレゼンスを高めていくための支援を、ジェトロ(日本貿易振興機構)は積極的に行っている。「攻めの経営」の機運が出始めた今、その好循環を促進していくための取り組みの数々を紹介する。(全6...
収録日:2025/01/17
追加日:2025/04/01
縮小均衡の悪循環とおひとり様の世界…いま攻めの経営を!
グローバル環境の変化と日本の課題(3)日本経済30年間の悪循環
「失われた30年」といわれている日本経済だが、実は2001年頃にわずかだが経済成長しており、悪循環から脱却するチャンスはあったのだ。ではなぜそうならなかったのか。日本経済衰退の要因とともに、非正規雇用の定着と出生率の...
収録日:2025/01/17
追加日:2025/03/18
世界哲学マップをどう描くか…西洋に偏った哲学史の是正へ
世界哲学のすすめ(9)世界哲学史の構想
哲学の多様な伝統を生かしていくためには、世界哲学をマッピングすることが必要だと説く納富氏。それが地域による哲学伝統、その偏りを是正する方策となるからだ。1つの伝統には裏表もあれば分岐もあり、他地域からの流入を経て...
収録日:2024/09/06
追加日:2025/03/12
プラトンのアカデメイア…哲学の歴史に重要な場とメディア
世界哲学のすすめ(8)哲学の組織
哲学は共同作業だと、世界哲学プロジェクトは考える。師匠と弟子、あるいは弟子同士が問いの共有のもと対話をしなければ、哲学伝統は後世に残らないからだ。そして、書き物を継承するための場としての役割を果たしたプラトンの...
収録日:2024/09/06
追加日:2025/03/05
トランプ大統領を止められるのは?グローバル環境の現在地
グローバル環境の変化と日本の課題(1)世界の貿易・投資の構造変化
アメリカでは再びトランプ氏が大統領に就任し、アメリカ・ファーストのもと大型関税に舵を切る一方、中国は過剰な輸出体制を取っている。加えて、気候変動を踏まえたサステナビリティの議論も進むグローバル環境において、日本...
収録日:2025/01/17
追加日:2025/03/04
哲学世界の「4つの共通言語(リングワ・フランカ)」とは
世界哲学のすすめ(7)哲学の言葉
世界哲学を遂行していく上で避けては通れないのが言語の問題である。哲学では、議論するための言語として、かつてギリシア・ラテン語をはじめ4つの「共通言語(リングワ・フランカ)」が使われてきたが、今はそれが英語になって...
収録日:2024/09/06
追加日:2025/02/26
ロゴスのアゴーン…古代ギリシアで哲学が発展した理由
世界哲学のすすめ(6)古代ギリシアに遡る<2>
古代ギリシアに端を発する哲学には、観想のほかに「アゴーン(競争)」という特徴があった。哲学はいわばロゴス(言語)によるアゴーンである。オリンピック同様、議論もまた競い合いで発展し、神の知恵に近づくと彼らは考えた...
収録日:2024/09/06
追加日:2025/02/19
実践がなくてもかまわない!?ギリシア哲学の大きな特徴とは
世界哲学のすすめ(5)古代ギリシアに遡る<1>
世界哲学は多様なだけに、その展開と推進のためのアプローチも多様になる。納富氏は古代ギリシア哲学の研究者として、古代ギリシアの特性を捉えなおすことが一つの有効な道だと考えている。古代ギリシアが哲学の祖といわれる理...
収録日:2024/09/06
追加日:2025/02/12
やる気のないあり方が、新しい世界を作る民主主義
米国論(7)根源的な行き詰まり
やる気がないほうがうまくいく日本――そうした日本のあり方が、これから新しい世界を作る民主主義なのではないか。アメリカの民主主義は議論で相手を負かし、戦うというもので、いわば古い民主主義である。かつて民主主義の根本...
収録日:2024/10/22
追加日:2025/02/07
日本凋落の「7つの要因」と「10の復活大戦略」
2025年、どん底日本を脱却する大戦略(4)世界から尊敬される国…安保・国際戦略
かねて島田晴雄先生は「40年周期説」を述べてこられた。1865年頃は、幕末の動乱期のどん底。そこから40年を経た1905年は、日本が日露戦争に勝利した年。しかし1945年に、日本は第二次世界大戦の敗戦で再びどん底に。1985年は日...
収録日:2025/01/21
追加日:2025/02/06
比較哲学、哲学プラクシス…期待される新しい手法の導入
世界哲学のすすめ(4)世界哲学の遂行
世界哲学を遂行するには、アフリカ、ラテン・アメリカ、ロシア、あるいは日本を含む東アジアなど、世界の中でこれまで哲学の議論から抜け落ちてきた地域の哲学、思想を知る必要がある。それはヨーロッパと北アメリカという、従...
収録日:2024/09/06
追加日:2025/02/05
電子カルテ、山火事分析、品質管理…世界の生成AI活用事例
生成AI「Round 2」への向き合い方(7)世界と日本の生成AI適用事例
スポーツや医療、災害対策など、さまざまな領域で活用されている生成AI。日々進化する生成AIの適用範囲は拡大を続けているが、今回はその世界的な活用事例を取り上げるとともに、社内の事務処理にとどまらずコールセンターのよ...
収録日:2024/11/05
追加日:2025/02/04
「私が世界で、世界が私」…禅で体感する「縁起」の感覚
禅とは何か~禅と仏教の心(4)与格への変容と関係論的世界観
欲望を軸とした根本構造の誤りに気づいて坐禅を組んでいると、私が主格から与格へ変容するという。私へのとらわれがなくなると、仏教の大きな教えである「縁起」のしくみもおのずと判然する。それは全てが関係の網の目の中で起...
収録日:2024/08/09
追加日:2025/02/03
哲学=「西洋哲学」という不思議な誤解と歴史的問題
世界哲学のすすめ(3)西洋哲学中心主義
世界哲学が出発点とするのは、西洋中心に築かれてきた哲学史を見直し、突破することである。書店でも図書館でも、哲学のコーナーにはギリシアから始まる西洋哲学が並び、東洋の思想は宗教のコーナーへと区別されている。それは...
収録日:2024/09/06
追加日:2025/01/29
「人間は世界内存在」ハイデガーに学ぶ哲学ならではの視点
世界哲学のすすめ(2)「世界」とは何か
世界哲学を考えるとき、まずは「世界」とは何か、その概念について考える必要がある。世界哲学は単に地球表面の人間世界だけでなく、全自然や宇宙などあらゆるものを対象とする。さらに、地理的なことだけでなく、時間的な「世...
収録日:2024/09/06
追加日:2025/01/22
日本発!危機の時代に始動する世界哲学プロジェクトの意義
世界哲学のすすめ(1)世界哲学プロジェクト
「世界哲学」構築に向けた動きが始まっている。西洋中心に発展してきた哲学を根本から組み替え、より普遍的で多元的な哲学の営みを創出するための、日本独自のプロジェクトである。そのきっかけは、ちくま新書『世界哲学史』8巻...
収録日:2024/09/06
追加日:2025/01/15
Microsoft Copilotの革新性…想像がつかない世界に
生成AI「Round 2」への向き合い方(2)ハードで動くCopilot
世界的には遅れをとる日本企業の生成AI活用だが、キャッチアップの機運は高まっている。日本で活発化するAI人材養成のリスキリングの動きや、ハードウェア上で稼働するMicrosoft Copilotの革新性について解説する。(全10話中第...
収録日:2024/11/05
追加日:2024/12/31
生成AIの利活用に格差…世界の導入事情と日本の現状
生成AI「Round 2」への向き合い方(1)生成AI導入の現在地
日進月歩の進化を遂げている生成AIは、私たちの生活や仕事の欠かせないパートナーになりつつある。企業における生成AI技術の利用に焦点をあてる今シリーズ。まずは世界的な生成AIの導入事情から、日本の現在地を確認しよう。(...
収録日:2024/11/05
追加日:2024/12/24
十住心とは何か――迷いの世界から大日如来の心の世界へ
空海の真髄(3)十住心と大日如来の心の世界
十住心とは、十の意識のグラデーションないし心の十段階のことで、『秘蔵宝鑰』はそれを教相判釈的に解説している。中でも第十は大日如来の心の世界、すなわち秘密荘厳心が最上にして最大の包的な心の頂点と考える。今回は十住...
収録日:2024/08/26
追加日:2024/11/16
高福祉国家フィンランドでも…世界的に進む人口減少の実態
教養としての「人口減少問題と社会保障」(3)なぜ少子化は止められないのか
なぜ人口減少は止まらないのか。日本の場合、合計特殊出生率の低下に加え、20~30代の女性の数自体が大幅に減っているという現状がある。さらにこの人口減少は日本だけの傾向にとどまらず、世界的にも問題となっている。それは...
収録日:2024/07/13
追加日:2024/11/12
ロバート キャンベル氏の朗読で堪能する英訳版『源氏物語』
日本語と英語で味わう『源氏物語』(5)英訳による『源氏物語』とその世界観
『源氏物語』は場面に応じて異なる文体を用いるところにその魅力がある。その文体を、アーサー・ウェイリーはどのように英訳していたのか。また、『源氏物語』は日常の淡々たる平和な生活を描いたものだが、その世界観がどう彼...
収録日:2024/02/18
追加日:2024/11/11
対談 | 林望/ロバート キャンベル
空海が主著『秘蔵宝鑰』で示した密教的世界観とは?
空海の真髄(2)主著『秘蔵宝鑰』と密教の世界観
『秘蔵宝鑰』は、『秘密曼荼羅十住心論(十住心論)』を淳和天皇の勅命により簡潔かつ印象的に説いた空海の主著である。秘密の蔵の宝の鍵を意味する「秘蔵宝鑰」では、密教と真言の世界に入り理解するため、冒頭に詩も添えられ...
収録日:2024/08/26
追加日:2024/11/09
世界で初めて英訳された『源氏物語』と日英同盟への影響
日本語と英語で味わう『源氏物語』(4)『源氏物語』をめぐる日英の歴史
『源氏物語』が初めて英訳されたのは1882年、末松謙澄という日本人によるものだった。当時、末松や岡倉天心などがロンドンにいたが、その後、20世紀初頭にアーサー・ウェイリーによっても翻訳された『源氏物語』は、日本と同盟...
収録日:2024/02/18
追加日:2024/11/04
対談 | 林望/ロバート キャンベル
アウトサイダーな乞食僧だった空海、なぜ密教の頂点へ?
空海の真髄(1)空海の半生と詩的感性で開く密教世界
真言宗の開祖にして日本三筆のひとりである空海を「詩人」として理解していくのが、本講義の要訣である。鎌田東二氏によると、密教は詩的な感覚をフルに活用した宗教であり、詩が分からなければ密教は分からないという。最初は...
収録日:2024/08/26
追加日:2024/11/02
紀元前から実践、世界中で注目されるファスティングの効果
新しいアンチエイジングへの挑戦(3)選食とファスティングで防ぐ老化
「テロメア」や「生物学的年齢」など人の寿命を予測する指標がアンチエイジング研究の中で見いだされ、アンチエイジングに有効な方法も具体的に明らかになってきている。今回は、古くから断食として知られる「ファスティング」...
収録日:2024/06/26
追加日:2024/10/24
ロスアトムは制裁外…世界に影響を与えるロシア原子力産業
ロシアのハイブリッド戦争と旧ソ連諸国(5)持てる国の強みとグローバルサウス
「持てるもの」の強み――ヨーロッパの国々からの制裁をかわし、継戦能力を維持しているロシアには、エネルギーと食糧という豊富な資源がある。それらを武器に制裁への報復も仕掛けているロシアだが、中でも注目すべきは世界に影...
収録日:2024/07/25
追加日:2024/10/16
イランの外交的メッセージが示す意味と世界への影響
ペゼシュキアン大統領とイラン・イスラエル(4)核保有への野心と外交的メッセージ
沈黙から一歩踏み出したイランにおいて、新大統領が最優先課題とするのはイスラエル関係における「沈黙の続行」だろうと思しい。また、核保有への野心を捨てないイランだが、沈黙の影に隠れているのは最高指導者ハメネイ師で、...
収録日:2024/08/07
追加日:2024/10/11
人道と国益…国民の税金で行う国際支援をどう考えるべきか
紛争が絶えない世界~私たちは何ができるか(6)新たなミッションとしての国際協力
危険が伴う紛争地域への現地支援についてどのように考えるべきか。また、自国の経済が苦しい中で、国民の税金で行う他国への支援について、人道と国益という視点からどう考えるべきなのか。国際協力活動をとりまく疑問に対して...
収録日:2024/04/27
追加日:2024/09/11
永遠の課題は透明性…国際NGOに求められるガバナンス意識
紛争が絶えない世界~私たちは何ができるか(5)海外協力隊と国際交流
「人間の安全保障」のためにできる活動は、個人単位でも幅広くある。その1つが海外協力隊である。課題はあるが、誰でもその人の経歴や能力を生かせば国際貢献できるということだ。その可能性について、国際NGOに必要な透明性や...
収録日:2024/04/27
追加日:2024/09/04
人助け指数世界ワースト2位…日本に足りない「人の貢献」
紛争が絶えない世界~私たちは何ができるか(4)「人の貢献」とNGO活動
日本の人助け指数は世界ワースト2位だというデータがある。それだけ日本にはまだ人道支援、チャリティという概念が浸透していないということではないか。前回解説した「人間の安全保障」は、一人ひとりの自立を支援することで長...
収録日:2024/04/27
追加日:2024/08/28
人間の安全保障、JICAにみる持続力と自立のための支援活動
紛争が絶えない世界~私たちは何ができるか(3)人間の安全保障、その理念と実践
紛争を食い止めるためには、国同士の国際的な協調が必要なのはいうまでもない。では、そうした国家レベルでの安全保障とは別に、私たち個人が平和のためにできることはあるのだろうか。その方法として小原雅博氏が提案するのが...
収録日:2024/04/27
追加日:2024/08/21
「暴力はいけません」では済まない…国際社会が抱える難題
紛争が絶えない世界~私たちは何ができるか(2)国際社会の問題点と人間の本性
なぜ国際社会は世界から戦争や紛争を止めることができないのだろうか。その原因について、「国家とは何か」といった根本的な問いから考える。しかし、そこには「暴力の独占」を正当化する国家を超越する「至上の権力」がない国...
収録日:2024/04/27
追加日:2024/08/14
再び戦争の時代へ――私たちは何を考え、どう動くべきか
紛争が絶えない世界~私たちは何ができるか(1)「戦争の世紀」から再び戦争の時代へ
「20世紀は戦争の世紀」といわれているが、近年もロシアによるウクライナ侵攻やイスラエル・パレスチナ紛争が起こるなど、世界的に戦争や紛争が絶えない現実がある。再び戦争の時代へ突入したこの状況を私たちはどのように考え...
収録日:2024/04/27
追加日:2024/08/07
「人生で最も虚しかった日は?」…笑いは大事な文化
世界のジョーク集で考える笑いの手法と精神(4)文化としての笑いと寛容な社会
「差別か、笑いか」――昨今、ポリコレなどの浸透によって、その線引きがだんだんと厳しい方向へ進んでいる。「笑いは人間にとって大事な文化だ」という早坂氏もそのことをとても危惧している。そこで最終話の今回は、シャンフォ...
収録日:2024/03/14
追加日:2024/07/05
技術大国、勤勉、金持ち…ジョークにみる日本人の昔と今
世界のジョーク集で考える笑いの手法と精神(3)日本人ジョークと時代背景
日本人のイメージはかつては技術大国・ハイテク国家というところから、高品質で高い技術力をジョークにしたものが多かった。加えて、世界一勤勉といわれた日本人をネタにしたジョークもその特色だった。しかし、そのイメージは...
収録日:2024/03/14
追加日:2024/06/28
世界が驚いた!コロナ禍の日本人をジョークにすると…
世界のジョーク集で考える笑いの手法と精神(2)世界と日本のジョークの違い
ルーマニアで集めたジョークを皮切りに、「世界のジョーク集」に発展させていった早坂氏。その中で気づいたのは、世界と日本のジョークではマナーに違いがあるということである。例えば、欧州ではジョークを話す人に対してある...
収録日:2024/03/14
追加日:2024/06/21
ジョークの精神…なぜ人は厳しいときほど笑いを磨くのか
世界のジョーク集で考える笑いの手法と精神(1)体制を笑うジョークと諷刺の精神
「ジョークは時代を映す鏡」といわれる。現代でも、紛争や戦争に直面する厳しい状況はもちろん、一部の専制国家では自由な言論が封じられた社会で、多くの人びとが暮らしている。そうした抑圧された環境下では、体制を笑う諷刺...
収録日:2024/03/14
追加日:2024/06/14
世界の紛争…アメリカの空母機動部隊は3正面で戦えるのか
「同盟の真髄」と日米関係の行方(1)日本を占う3つの選挙と軍事作戦
2024年は日本にとって重要な選挙が3つある。それは1月に行われた台湾総統選、4月の韓国総選挙、そして11月のアメリカ大統領選である。これらの選挙結果は、ロシア・ウクライナの戦争や、ガザ地区での紛争が収束の気配を見せない...
収録日:2024/04/23
追加日:2024/06/12
軍事戦略よりも重要、国民を守るための「3つの安全保障」
グローバル・サウスは世界をどう変えるか(10)「3つの安全保障」で日本国民を守る
日本には今、平和戦略、軍事戦略の他にもっと重要な「3つの安全保障」がある。それは、エネルギー、食料、財政に関するもので、再生可能エネルギーの導入、食料の自給率向上、高齢者の健康と就労支援など、それぞれ課題の実現は...
収録日:2024/02/14
追加日:2024/06/05
「世界最大のモテ男にして勇気のある人間」の成功の秘訣
運と歴史~人は運で決まるか(7)西洋史で最も運を引き寄せた男
西洋史で最も運を引き寄せた男について紹介する今回。その人物は勇気も知性も兼ね備え、女性にも人気があり、世界有数の帝国をつくりあげた。しかし彼は、本当に「運」のみでそれらを成し遂げたのか。その内実に迫る。(2024年3...
収録日:2024/03/06
追加日:2024/05/30
防衛費を拡大した日本だが…自力安保への課題と厳しい現実
グローバル・サウスは世界をどう変えるか(9)日本の防衛力と自力安保への転換
世界が多様化と多極化で混沌とする中、日本の安全保障政策はより高度に強力なものにする必要があり、自力で安全保障をするという「自力安保」への転換が求められている。しかし、それを実現するにはさまざまなハードとソフトの...
収録日:2024/02/14
追加日:2024/05/29
日本が必要なのは「軽武装・経済優先主義」からの大転換
グローバル・サウスは世界をどう変えるか(8)日本の新しい平和戦略
日本は戦後70年以上、日米安保の下で経済活動だけに注力してきた。そして1人当たりのGDPではアメリカと肩を並べるほどに急成長したものの、この「軽武装・経済優先主義」の代償として国民の安全保障への意識低下を招いた。だが...
収録日:2024/02/14
追加日:2024/05/22
どうなるアメリカ大統領選…多極化時代の潮流を読む
グローバル・サウスは世界をどう変えるか(7)世界システムの変容と多極化
第2次世界大戦後、圧倒的な経済力でアメリカ中心の国際秩序が形成された。しかし、変動相場制移行や冷戦終結などでパクス・アメリカーナが終焉すると、その後はグローバリゼーションが世界を覆っていった。そして近年、グローバ...
収録日:2024/02/14
追加日:2024/05/15
グローバル・ウエスト対中露、努力むなしい日本の現実
グローバル・サウスは世界をどう変えるか(6)グローバル・ウエストと中露の戦略
世界の勢力図を変えつつあるグローバル・サウスの影響力は、G7をはじめとするグローバル・ウエストの国々に深く浸透しつつある。また、中南米や中東、そしてアフリカのグローバル・サウスを取り込もうとする激しい争いは、グロ...
収録日:2024/02/14
追加日:2024/05/08
生成AIの規模拡大で急増する世界的エネルギー事情
日本のエネルギー&デジタル戦略の未来像(4)エネルギーにおける「神経と血管」
AI技術の急速な発展と需要の拡大で、これからさらに世界的に電力消費が増えていくことが予想される。デジタルインフラを支える電力がますます必要とされる中で、カーボンニュートラルなエネルギー供給をいかにして安定的に行う...
収録日:2024/02/07
追加日:2024/05/04
驚愕的インフレを克服したブラジルの奇跡と強さの秘密
グローバル・サウスは世界をどう変えるか(5)多民族国家ブラジルの強さ
グローバル・サウスで注目される6カ国の最後はブラジルである。南米最大の多民族国家として、文化やスポーツなどさまざまな面で注目を集めており、世界の中でもその開放的な国民性には関心が高い。しかし、政治では腐敗やスキャ...
収録日:2024/02/14
追加日:2024/05/01
陰の主役はイラン!?イスラエル・ハマス紛争の宗教的背景
グローバル・サウスは世界をどう変えるか(4)サウジアラビアとイランの存在感
中東のグローバル・サウスといえば、サウジアラビアとイランである。両国ともに世界的な産油国であり、世界の政治・経済に大きな存在感を示している。ただし、石油を武器にアメリカとの関係を深めてきたのがサウジアラビアであ...
収録日:2024/02/14
追加日:2024/04/24
急成長するインドネシアとトルコ、その理由と歴史的背景
グローバル・サウスは世界をどう変えるか(3)インドネシアの成長とトルコの外交力
グローバル・サウスの中でも高度経済成長を遂げているのがインドネシアだ。長期のスカルノ時代とスハルト時代を経てその後に民主化が進んだ、東南アジアで最大のイスラム教国である。また、トルコは多国間に接する地理的特性と...
収録日:2024/02/14
追加日:2024/04/17
インドはなぜ急激に発展したのか?2つの大きな理由
グローバル・サウスは世界をどう変えるか(2)躍進するインドの歴史
グローバル・サウスの盟主を自認するインドは、2023年に人口で中国を抜き世界最多となった。中進国にもかかわらずIT産業は飛躍的に発展し、世界の関心を集めている。しかし、インドに限らず多くのグローバル・サウスの国々は欧...
収録日:2024/02/14
追加日:2024/04/10
躍進する「グローバル・サウス」77カ国が世界に与える影響
グローバル・サウスは世界をどう変えるか(1)グローバル・サウスの影響力
世界の政治・経済をリードしてきたG7を中心とする先進諸国の影響力は徐々に薄れつつある。それに対して、BRICSを筆頭にして「グローバル・サウス」と呼ばれる新興国・途上国の台頭が目覚ましい。現在、国連によるとグローバル・...
収録日:2024/02/14
追加日:2024/04/03
日本のジェンダーギャップは世界的に大きい…要因は2つ
日本の財政政策の効果を評価する(4)日本のジェンダーギャップの解消
財政政策の効果に影響をもたらすのは、社会の高齢化だけではない。実は、財政政策がジェンダー平等にも影響を与えることが、最近のデータ分析から分かってきたのだ。まずは、世界の各国と比較してもジェンダーギャップが大きい...
収録日:2023/12/14
追加日:2024/03/28
『戦略子育て』に学ぶこれからの世界で大切な「3つの力」
楽しく未来を生き抜く「戦略子育て」を学ぶ(1)「3つの力」の伸ばし方(前編)
子育てにおいて、子どものどんな力を伸ばすことを親は意識すればいいのか。三谷宏治氏によれば、発想力、決める力、生きる力の「3つの力」が重要だという。それらの力を育てるには、子どもが失敗をしたときの親の接し方が大事に...
収録日:2023/10/06
追加日:2024/02/21
慢性デフレと急性インフレが同時進行…日本の危機と現状
深刻化する「複合危機」を分析する(2)世界の危機、日本の危機
世界的な危機としては、パンデミック、戦争、エネルギー危機をはじめ、金利高騰やインフレ、気候変動などがある。日本では、特に慢性デフレと急性インフレの同時進行、少子高齢化、自然災害などの危機が注目されている。これら...
収録日:2023/12/21
追加日:2024/02/18
世界の危機は3つの空間で起こる…重要な「認知空間」とは
深刻化する「複合危機」を分析する(1)「Polycrisis」とは何か
「Polycrisis(ポリクライシス)」とは複合危機のことである。世界は今、環境、地政学、社会、テクノロジーなどのリスクが相互に重なり合う複数の危機に直面しているが、さらにこれらの危機は3つの空間で起こっている。地政学の...
収録日:2023/12/21
追加日:2024/02/11
なぜ日本の従業員の会社への愛着は世界最低クラスなのか
日本企業の病巣を斬る(11)みんなが「おかしい」と感じている
「いい加減」「適当」「暗黙知」といったことこそが、日本人が持っている非常にいいところ、素晴らしいところであった。それを、コンプライアンスをはじめとしたアメリカンビジネス追従によって、壊してしまった。そのことが、...
収録日:2023/10/18
追加日:2024/02/09
国譲りによる平和…国作りをした大国主神の深い協力とは
大国主神に学ぶ日本人の生き方(7)世界でも稀なる「国譲り」
国作りを果たした大国主神は、やがて「国譲り」に直面する。だが、争いを起こさずに国を譲った大国主神は、その後も生き延び、祀られ続ける。これは、世界の神話には見られないこの日本神話の特徴といえるものであり、そこには...
収録日:2023/08/08
追加日:2024/01/21
聖徳太子の実在はなぜ証明できる?その世界史的意義は?
聖徳太子「十七条憲法」を読む(3)聖徳太子の謎とその存在意義
聖徳太子とはいったいどのような人物なのか。「聖徳太子はいなかった」という虚構説も飛び交うが、それは本当なのか。十七条憲法の作者と目される聖徳太子の謎に迫っていく第3話。日本を氏族社会から脱皮させ、統一国家として成...
収録日:2023/08/24
追加日:2023/12/21
世界で最も自己投資しない日本人…もっとスキルアップを
衰退途上国ニッポン~その急所と勝機(6)流動的な労働市場で求められること
硬直的な日本の労働市場を流動化させるためには何が必要なのか。また、流動的な労働市場では何が求められるのか。企業の視点からいうと、一つのポイントは、賃金と労働生産性をリンクさせる賃金体系である。「成果主義」といわ...
収録日:2023/06/30
追加日:2023/12/05
半導体から解決をめざす!課題先進国・日本の進むべき道
半導体から見る明日の世界(12)課題先進国・日本の生き方
世界は今、大量生産が可能となった時代から個々の消費者ニーズに合わせた少量・高品質なものを提供する時代へと変化している。その中で半導体が担う役割はますます大きくなっているのだが、高度文明社会が進展する陰で新たな課...
収録日:2023/07/14
追加日:2023/11/13
日本の技術はスゴイ!世界が注目する日本企業の可能性
半導体から見る明日の世界(11)3次元半導体の世界と日本の可能性
限界を超えたともいわれている半導体の超微細化は、ついに2次元から3次元の技術に突入した。しかし、半導体の技術が高度化すればするほど、それを加工して製品化するためにはさまざまな特殊技術が必要となる。さらに、それらの...
収録日:2023/07/14
追加日:2023/11/06
世界の超富裕層は日本の比ではない…国単位の政策の限界性
経済と社会の本質を見抜く(2)マクロ政策に対するミクロ的視座
続いて考えるのは、それぞれの社会の「違い」がどのように影響するのか、ということである。欧米と日本では、労働市場の構造からして異なる経済を持っており、それが金融政策にも影響を与えている。そもそも「日本」や「アメリ...
収録日:2023/08/09
追加日:2023/11/05
世界で一人負け…「安い国」日本と急性インフレの現実
衰退途上国ニッポン~その急所と勝機(1)安いニッポンと急性インフレ
現在、世界中でインフレが発生し、日本でもここ1年ほど急激なインフレ(物価上昇)が進んでいる状況である。とはいえ日本は、長い間デフレに苦しみ、経済が停滞してきた過去がある。しかも戦後、デフレを経験したのは日本だけな...
収録日:2023/06/30
追加日:2023/10/31
ラピダスに注目、最先端半導体の国産化へ日本企業の挑戦
半導体から見る明日の世界(10)半導体立国をめざす日本企業の挑戦
日進月歩の進化を遂げている半導体技術。現在の最先端半導体は3ナノの世界だということで、世界的企業である台湾の「TSMC」はあと1~2年のうちに2ナノに到達すると見られている。日本は2021年に同社を誘致したが、同時に半導体...
収録日:2023/07/14
追加日:2023/10/30