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「偶然」の検索結果

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ロボットの「カンブリア爆発」時代へ電動化がもたらすもの

日本のエネルギー&デジタル戦略の未来像(1)電動化で起こる「カンブリア爆発」

「カーボンニュートラル」に代表されるように、持続可能なエネルギー活用を目指す動きは世界的に加速している。特に東日本大震災以降、日本でもエネルギー問題は課題となっている。では日本は、どのようなエネルギー戦略を構築...
収録日:2024/02/07
追加日:2024/04/13
岡本浩
東京電力パワーグリッド株式会社取締役副社長執行役員最高技術責任者

藤原道長によって最盛期を迎えた摂関政治…なぜ衰退した?

平安時代の歴史~「貴族道」と現代(6)摂関家の成立と摂関政治の衰退

藤原道隆、道兼、道長の「三道時代」になってくると、それぞれがライバル関係の中で競争の原理が働き、最終的にチャンピオンシップを握ったのは藤原道長だった。この段階で最盛期を迎える摂関政治だが、その後衰退していくこと...
収録日:2023/10/20
追加日:2024/02/09
関幸彦
歴史学者

「弱き者」を助けるのか、「強き者」をより強くするのか

価値と人間(1)現代の日本が忘れている価値

昨今の世界情勢を見渡すと、ヨーロッパもアメリカも日本もヒューマニズムの綺麗事で身動きが取れなくなっているように見えるのは、なぜだろうか。ローマ帝国時代の「最善のものが堕落した場合、最悪のものになる」ということわ...
収録日:2024/01/31
追加日:2024/03/29

キャリア資本ポートフォリオで人生100年時代を心豊かにする

プロティアン~最先端の自律的キャリア形成(6)キャリア資本戦略の中長期計画

キャリア形成は一朝一夕にはならない。しかし、キャリア資本を戦略的に考えるなら、あらゆる人生経験が自己投資となり、目指すキャリアの役に立つ。ただし、それは偶然ではない。仕事とは関係のないところでキャリア資本が蓄積...
収録日:2022/03/11
追加日:2022/06/23
田中研之輔
法政大学キャリアデザイン学部教授/一般社団法人プロティアン・キャリア協会代表理事

2020年の全米暴動は「米国建国の原罪」に起因する

2020年全米暴動を考える(1)複雑な人種差別問題

2020年5月に起こった黒人男性に対する白人警官の暴行に端を発する暴動は、アメリカ全土を混乱の渦に巻き込んでいる。その背景には、アメリカの複雑な人種問題や、選挙への政治利用を目論む集団の存在がある。中でも人種問題は、...
収録日:2020/06/11
追加日:2020/06/27
東秀敏
米国安全保障企画研究員

本能寺の変はなぜ6月2日だったか…四国攻撃軍と明智光秀

織田信長と足利義昭~検証・本能寺の変(7)派閥解体

天正十(1582)年、織田信長にとって天下統一の最終段階が来ていた。三男の信孝を三好康長の養子として讃岐国主とし、康長は阿波国主とする方針を記した朱印状の中で、信長は自ら淡路に出向くと書いている。六月四日に予定され...
収録日:2018/10/29
追加日:2019/03/15
藤田達生
三重大学教育学部教授

高齢者だけじゃない! 若年層にも腰痛が増えている

最新の腰痛医療(1)導入された二つの医療と慢性腰痛

「世界中で、3カ月以上続く慢性腰痛が増えています」と語るのは、福島県立医科大学理事長兼学長の菊地臣一氏だ。今、腰痛と腰痛治療の世界で何が起こっているのか。菊地氏が最新の情報や治療法、考え方を紹介する。(全2話中...
収録日:2016/01/25
追加日:2016/06/06
菊地臣一
福島県立医科大学 元・理事長兼学長

国の経済成長にはイノベーションの影響が大きい

科学技術とイノベーションマネジメント(1)学術的理解

東京工業大学環境・社会理工学院教授の梶川裕矢氏は、「イノベーション」という言葉がさまざまな形で捉えられ、見方が定まっていないことを指摘する。それでは学術的には、イノベーションとはどのようなものとして理解できるの...
収録日:2018/06/18
追加日:2018/10/10
梶川裕矢
東京大学 未来ビジョン研究センター 教授

「青春はアモルファスだ」

人生はアクシデンタルに決まる(2)課題設定と経験の結晶化

大学院を出た後、助手としてアメリカに渡った小宮山宏氏。アメリカでさまざまな経験をして日本に戻ったが、その後は決して順調ではなかったという。そんな30代の頃の貴重な経験が代表的な著書『「課題先進国」日本』につなが...
収録日:2014/09/19
追加日:2014/11/13
小宮山宏
東京大学第28代総長

スエズ運河とアラビア湾が挟む中東の地政学的意味が大変化

第一次世界大戦から100年にあたって(2)帝国崩壊の余波と中東の役割

第一次世界大戦から100年、中東から黒海に至る地域で国際秩序を揺るがす事件が絶え間なく続いている。これまで第一次世界大戦に関する考察は、ヨーロッパの中心性を自明の前提とし、中東の事象は脇に追いやられる傾向があった。...
収録日:2014/11/05
追加日:2014/12/29
山内昌之
東京大学名誉教授

胡適が中国に導入した新哲学「プラグマティズム」とは?

東アジアにおける近代の啓蒙~儒教と近代(1)胡適と福沢諭吉の「浅い啓蒙」

胡適と福沢諭吉は、ヨーロッパ的な啓蒙に対して、中国と日本でそれぞれ「浅い啓蒙」を行ったという。浅い啓蒙とは一体何か。中国と日本に何がもたらされたのか。中島隆博氏が東アジアにおける近代の啓蒙を語る。(全4話中第1...
収録日:2014/10/07
追加日:2015/01/28
中島隆博
東京大学東洋文化研究所長・教授

イブン・ハルドゥーンが記した現代の歴史家への警告

『歴史とは何か』を語る(4)歴史学者は平凡な職業か

唯物史観をはじめとする歴史の「一元的解釈」や「善悪二元論」などは、疑問に思うべきだ。歴史について語れば、誰でも歴史家になれるわけではない。世の中にまかり通る見方を山内昌之氏が斬っていく。『歴史とは何か』を語るシ...
収録日:2014/10/21
追加日:2015/07/20
山内昌之
東京大学名誉教授

世界で勝ち抜く人材を企業はOJTでいかに教育できるか

グローバル時代のハイエンド教育

世界で勝ち抜くことができる人材の育成、特に次代の経営トップの育成は、グローバル企業にとって最重要課題の一つである。日本の社会に見受けられるそれを阻害する風潮や、その根底にあるメンタリティを指摘しつつ、三菱ケミカ...
収録日:2014/09/01
追加日:2015/04/03
小林喜光
東京電力ホールディングス株式会社 取締役会長

既存のアラブ国家解体と新勢力の台頭

中東のパラダイムシフト―アラブ国家解体と新勢力台頭

歴史学者・山内昌之氏は、中東は大きなパラダイムシフトを起こしつつ、未だその真空を埋めるに足る権力バランスに欠けており、これが、アラブに破綻国家現象を起こしていると語る。既存のアラブ国家の解体と衝突し合う新勢力、...
収録日:2015/03/11
追加日:2015/03/22
山内昌之
東京大学名誉教授

「シンパシー」に規範の根拠を求めた清朝考証学の泰斗

近代中国哲学と西洋哲学(2)清朝考証学・戴震の思想

性善説の「性善」には、味と同じような仕組みがある。清朝考証学の泰斗と呼ばれた戴震はそう主張した。それは一体どのようなことなのか。東京大学東洋文化研究所教授・中島隆博氏が洋の東西を渡り歩くシリーズ「近代中国哲学と...
収録日:2014/12/19
追加日:2015/06/29
中島隆博
東京大学東洋文化研究所長・教授

「共感」によって道徳を基礎付けようとした「道徳感情論」

近代中国哲学と西洋哲学(3)18世紀西欧の道徳思想

アダム・スミス、デビッド・ヒューム、イマヌエル・カント。18世紀ヨーロッパの思想家三人を取り上げ、18世紀、近代グローバル化時代に洋の西と東で共有されていた問いを俯瞰する。東京大学東洋文化研究所教授・中島隆博氏...
収録日:2014/12/19
追加日:2015/07/02
中島隆博
東京大学東洋文化研究所長・教授

企業に比べて国の資源戦略には問題がある

中国レアアース対日禁輸と日本の資源戦略

中国のレアアース禁輸に動揺させられた日本にとって、輸入依存からの脱却と、長期的かつ多角的視野に立った資源活用は必要不可欠である。レアアース問題と、これからの日本の資源戦略について、東京大学生産技術研究所教授・岡...
収録日:2014/12/11
追加日:2015/04/30
岡部徹
東京大学生産技術研究所教授

私が「レアメタル」の専門家になった理由

レアな研究者はいかに「精錬」されたか

産官学が集う「レアメタル研究会」やMITを中心とした「リアクティブメタルワークショップ(RMW)」等の会合を主宰する東京大学生産技術研究所教授・岡部徹氏。そこは、世界中から多彩な人々が集まり、多様な談義が交わさ...
収録日:2014/12/11
追加日:2015/05/07
岡部徹
東京大学生産技術研究所教授

国家安全保障戦略に基いて実施される「防衛法制」とは何か

わが国の防衛法制の変遷(1)冷戦期における安保体制

今、集団的自衛権行使容認に関わる憲法解釈見直しをはじめ、わが国の防衛構造は大本から変容しつつある。防衛法制はその時々の国内外の情勢に適応し、改正されることでわが国の平和を維持してきた。前海上自衛隊佐世保地方総監...
収録日:2014/09/24
追加日:2015/05/14
吉田正紀
元海上自衛隊佐世保地方総監

高血圧+肥満+わがまま+糖尿病=HONDAさんは要注意!

スマートフォンを活用した近未来の医療改革

健康で長生きは、みんなの願い。国民の3人に1人が60歳以上という超高齢化の波を受け、「治療から予防へ」の医療が浸透している。今後、スマホでヘルスケア、SNSで健康増進はどこまでできるのか。NHK Eテレ『きょう...
収録日:2015/02/18
追加日:2015/06/08
堀江重郎
順天堂大学医学部・大学院医学研究科 教授

文革や天安門など隠したい部分には決して光を当てない中国

戦後70年談話~政治と歴史認識(5)歴史認識とインテグリティー

歴史認識とは単に過去に関わるものではなく、その時々の時代、国の情勢が複雑に反映するものだ。それゆえ、歴史認識を論ずるのは非常に難しいことだが、だからこそ、われわれはインテグリティーをもって歴史を語るべきなのだ。...
収録日:2015/05/18
追加日:2015/06/18
山内昌之
東京大学名誉教授

香川俊介氏への歴史家として述べる哀悼の意

追悼・前財務次官 香川俊介氏

2015年8月、前財務次官・香川俊介氏がこの世を去った。生前親交があり、その優れた能力と温かい人柄に魅了されていた歴史学者・山内昌之氏は、香川氏の死にあたり明治の二人の軍人にある共通点を見出すという。これは、国...
収録日:2015/08/19
追加日:2015/09/21
山内昌之
東京大学名誉教授

チャレンジ精神、神経ニューロン、認知症にも影響!?

男性医学とテストステロン(1)リーダーと男性ホルモン

あるホルモンの量が、リーダーとして優れているかどうかに関係しているという。そのホルモンとは一体何か。順天堂大学医学部大学院医学研究科教授・堀江重郎氏が語る。(2015年7月24日開催日本ビジネス協会JBCインタ...
収録日:2015/07/24
追加日:2015/10/08
堀江重郎
順天堂大学医学部・大学院医学研究科 教授

ロシアのシリア空爆にみるプーチンの大国戦略

混沌のシリア情勢を読む(1)ロシアのシリア空爆

2015年9月30日、ロシアによるシリア領土への空爆が始まった。しかし、そもそもシリアの内戦で解決すべき政治問題とは何かについて、国際社会は合意を見ていないと、歴史家・山内昌之氏は言う。シリアを挟んで対決してい...
収録日:2015/10/05
追加日:2015/10/22
山内昌之
東京大学名誉教授

小選挙区制になって初のダブル選挙となるか?

衆参同日選挙の可能性と争点

野党が力を失っている今、同日選挙は安定政権を狙う安倍首相にとって大きなチャンス!のはずだが、果たして? 政治学者で慶應義塾大学大学院教授・曽根泰教氏が、衆参同日選挙の可能性とその争点について解説する。
収録日:2016/01/25
追加日:2016/03/07
曽根泰教
慶應義塾大学名誉教授

サウジアラビアとイランの国交断絶は戦争につながるのか

中東最新事情を読む(1)サウジ・イラン断交

中東の二大国家間に軋みが起こっている。2016年の年明け早々、サウジアラビア政府によるシーア派指導者ニムル氏の死刑執行を皮切りに、イランの首都テヘランでデモ隊がサウジアラビア大使館を襲撃、放火。これによりサウジ...
収録日:2016/01/27
追加日:2016/02/18
山内昌之
東京大学名誉教授

真っ正直なサウジより一枚上手の老獪なイラン

中東最新事情を読む(3)イランとサウジ、どちらが上手?

歴史学者・山内昌之氏が引き続き、イランとサウジアラビアの対立について解説する。イランが原油増産を公言すればサウジアラビアも増産に出る。イランが経済制裁解除を手にすればサウジアラビアは核開発の意志を表明する。拮抗...
収録日:2016/01/27
追加日:2016/02/25
山内昌之
東京大学名誉教授

シーア派VSスンナ派~セクタリアン・クレンジングの恐怖

中東最新事情を読む(7)危機の元凶・宗派対立

歴史学者・山内昌之氏による中東最新事情解説のシリーズ最終話は、中東に蔓延する宗派対立の脅威についてだ。宗派対立は、一度表出すると国家間の利益問題を越えて、国民レベルでの怨恨、憎悪を拡大させる厄介な側面を持ってい...
収録日:2016/02/02
追加日:2016/03/10
山内昌之
東京大学名誉教授

色を消し、脂を溶かし、水を分解―スゴすぎる発酵の力!

発酵はマジックだ!

瞬時に色を消す「脱色微生物」。動物性の脂を植物性に変えて溶かしてしまう驚異のカビ。水を分解して酸素と水素に分けてしまう水素細菌。SF小説のような話だが、どれも実在する微生物の「発酵の力」だ。発酵学の第一人者、食...
収録日:2016/02/04
追加日:2016/03/31
小泉武夫
農学博士

この世界を安定させる弱い理由があるのでは―ヒューム問題

東洋の普遍、西洋の普遍~中国の思想的課題(5)科学の普遍性は「弱い」

東京大学東洋文化研究所の中島隆博教授によると、近代科学によって世界が偶然的なものであることが示されたという。科学は、本来人間などいなくとも世界は持続し続けるという「悪夢」を明るみに出したのだ。ではそのような世界...
収録日:2016/04/21
追加日:2016/08/19
中島隆博
東京大学東洋文化研究所長・教授

トランプの「ポピュリズム」と欧州への影響

トランプ外交と世界への影響(1)深まる中東欧州複合危機

トランプ氏は欧州から極右による扇動政治の台頭ではないかと警戒されているというが、歴史学者・山内昌之氏は少し違う見方をしている。また、トランプ氏勝利の衝撃は日本と欧州では意味合いが違う、という。いったいどう違うの...
収録日:2016/12/12
追加日:2016/12/24
山内昌之
東京大学名誉教授

動物の「道徳的な行動」と人間の「道徳」の違いとは

道徳と多様性~道徳のメカニズム(4)道徳は動物にもあるのか?

道徳の基本原理が分かったところで、応用問題に入りたい。東京大学大学院工学系研究科バイオエンジニアリング専攻教授・鄭雄一氏は、まず「道徳は動物にもあるのか?」を検証する。ほほえましい親子の情愛を見せる動物たちは、...
収録日:2016/10/07
追加日:2017/01/26
鄭雄一
東京大学大学院工学系研究科 バイオエンジニアリング専攻教授

『日本 呪縛の構図』は日本に興味ある人に向けた日本入門書

日本 呪縛の構図~日本の重要性と懸念(1)本書を書いた理由(英語版)

筑波大学名誉教授R・ターガート・マーフィー氏は40年に及ぶ期間を日本で過ごしたが、いったい彼には日本がどう映っていたのか。上梓した『日本 呪縛の構図』の内容を基に、日本の過去・現在そして将来像を語ってもらった。第1...
収録日:2016/12/06
追加日:2017/01/29
R・ターガート・マーフィー
筑波大学名誉教授

トランプ大統領の就任演説は「狭い・古い・内向き」

トランプ大統領の就任演説を読み解く

2017年1月20日に行われたトランプ大統領の就任演説を、政治学者で慶應義塾大学大学院教授・曽根泰教氏が読み解く。曽根氏は今回の就任演説を「狭い・古い・内向き」と評する。どのような点がそうであったのか。それは、トランプ...
収録日:2017/01/24
追加日:2017/02/05
曽根泰教
慶應義塾大学名誉教授

ロシアゲート疑惑はトランプ大統領の弾劾まで至るのか?

トランプ政権の現状(2)ロシアゲート・政治任用の難航

元海上自衛隊佐世保地方総監で、一般社団法人日本戦略研究フォーラム政策提言委員である吉田正紀氏が、トランプ政権の問題について解説する。ロシアゲート疑惑は、特別検察官の任命によって、反トランプ派を勢いづかせてしまっ...
収録日:2017/06/09
追加日:2017/08/30
吉田正紀
元海上自衛隊佐世保地方総監

サウジアラビアがカタールと国交断絶した背景とは?

2017年湾岸とシリア(1)カタールとサウジの断交

2017年6月5日、サウジアラビアはカタールとの国交の断絶を発表、23日にはUAE(アラブ首長国連邦)、バーレーン、エジプトを加えた湾岸4カ国からカタールに対する13の要求項目が提出された。その内容と断交の背景について、中東...
収録日:2017/08/30
追加日:2017/09/24
山内昌之
東京大学名誉教授

ライフネット生命創業者が大学学長になった理由

出口治明が語る「教養と日本の未来」(1)学長就任の理由

2018年1月、ライフネット生命の社長、会長を歴任した出口治明氏は、公募によって立命館アジア太平洋大学(APU)学長に就任した。なぜ出口氏は、立命館アジア太平洋大学(APU)学長を引き受けたのか。APUの学風やビジョンと、契...
収録日:2018/02/23
追加日:2018/05/01
出口治明
立命館アジア太平洋大学(APU)学長特命補佐

感謝の心を持ち、感謝の気持ちを表現しよう

人間力をつけるために(3)いつも感謝の心を持とう

人間力をつける三つ目のポイントとして、「いつも感謝の心を持とう」という言葉を挙げる経営コンサルタントの浜口直太氏。障害を持ちながら努力する人や、大変な環境で生きている人のことを思えば、自分の恵まれた環境に感謝し...
収録日:2018/03/19
追加日:2018/05/25
浜口直太
国際経営コンサルタント

本気で願い祈ることが、圧倒的努力につながる

人間力をつけるために(5)「願えば叶う」と信じよう

願い続けることが、執念を生み、圧倒的努力につながる。経営コンサルタントの浜口直太氏は、人間力をつけるための五つ目のポイントとして、「願えば叶う」と信じることを挙げる。数々の偉人のエピソードを踏まえ、強く願い続け...
収録日:2018/03/19
追加日:2018/05/27
浜口直太
国際経営コンサルタント

日本の財政は、敗戦のときよりも悪化している

逆境の克服とリーダーの胆力(3)中国の台頭と財政危機

日本を取り巻く困難な状況は2つあると、公益財団法人松下政経塾副理事長・イマジニア株式会社代表取締役会長兼CEOの神藏孝之氏は指摘する。まずは中国が日本のGDPの約3倍という超大国になりつつあるということだ。朝鮮半島の混...
収録日:2018/01/19
追加日:2018/06/12
神藏孝之
公益財団法人松下幸之助記念志財団 理事

VR(バーチャル・リアリティ)とは…3要素の調和が重要

VRがつくりだす未来(1)VRとは何か?

最近、「VR(バーチャル・リアリティ)」が注目を集めているが、近年VRに関する装置が安価化し、30年ほど前に提起されたアイデアが手軽に実現されるようになった。ではそもそもVRとは何なのか。仮想現実への没入から現実の拡張...
収録日:2018/10/19
追加日:2018/12/01
廣瀬通孝
東京大学名誉教授

データに見るスマートウェルネス事業の成果

スマートウエルネスみつけの実現へ(5)地域活性化モデル

2014年(平成26年)、見附市による横断的な「地域活性化モデルケース」が提案されたが、それはその後のコンパクトシティ構想のベースとなった。ポイントはどこにあるのか。新潟県見附市市長の久住時男氏が、市が率先して進めて...
収録日:2018/07/04
追加日:2018/12/26
久住時男
元・見附市長

フーコーの「人間概念の消失」議論の背景にあったのは?

人の資本主義~モノ、コトの次は何か?(3)人間という概念の変遷

フーコーの「人間概念の消滅」という議論は、それぞれの時代において、異なる経済構造が駆動していたことから理解することができると、中島隆博氏は考える。では人間という概念、その本質に関するイメージは、どのように変わっ...
収録日:2018/05/15
追加日:2019/02/27
中島隆博
東京大学東洋文化研究所長・教授

本能寺の変「四国説」の重要人物、三好康長とは?

織田信長と足利義昭~検証・本能寺の変(5)四国説

本能寺の変の原因として、俄然浮上しているのが「四国説」である。織田信長の四国討伐を阻むために明智光秀が謀反を起こしたというのが「四国説」の骨子であるが、「石谷家文書」の新発見によりさらに脚光を浴びることになった...
収録日:2018/10/29
追加日:2019/03/01
藤田達生
三重大学教育学部教授

不可視のブラックホールをどのように検出するのか?

ブラックホールとは何か(5)野良ブラックホールの検出

天の川銀河の中には、すでに認識されているブラックホール以外にも膨大な数のブラックホールが存在するという。ただ、そのほとんどは単独で存在し不可視であるため、検出は難しい。そのため、銀河中に広がるガスの運動を観察す...
収録日:2018/10/31
追加日:2019/04/23
岡朋治
慶應義塾大学理工学部物理学科教授

裁判の冒頭でのソクラテスのセリフを読みとく

プラトン『ソクラテスの弁明』を読む(2)挑発を語る裁判

アテナイの裁判は、被告自身が自分の無実を述べなくてはならなかった。これを「弁明」という。壇上に立ったソクラテスは、裁判員に向かって、挑発とも取れるような弁明を始める。裁くものが、実は魂のレベルでどう生きるのかに...
収録日:2019/01/23
追加日:2019/05/01
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科 研究科長・学部長・教授

佐賀の乱で「斬首・梟首」にされた江藤新平の凄惨な最期

明治維新から学ぶもの~改革への道(16)佐賀・江藤の反乱と台湾交渉

明治六年政変の後、内務省が新設され、大久保利通が初代内務卿に就任した直後に、「佐賀の乱」が起こる。前参議・江藤新平を首謀者にまつりあげたこの内乱に、大久保は司法・警察・軍の三権全権を行使する。下野した西郷隆盛周...
収録日:2018/11/13
追加日:2019/05/04
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

人財とアクションをつなげる「プラチナ構想ネットワーク」

プラチナ社会へのビジネス創造(6)人財とアクション

2020年、プログラミング教育が小学校で必修化されるが、子どものためのプログラミング教育に退職したシニアと大学生に参加してもらうという試みが今、始まっている。必要なのは人財とアクション、そしてそれをどうやってつなげ...
収録日:2018/12/12
追加日:2019/05/16
小宮山宏
東京大学第28代総長

死刑を前にしたソクラテスの最後の言葉

プラトン『ソクラテスの弁明』を読む(6)裁判の帰趨

有罪の判決に続いて、量刑の票決が行われるが、ここでもソクラテスは裁判員を怒らせ、死刑の判決が下った。判決後に、ソクラテスは死を前にして愛弟子たちに最後のセリフを述べるが、それは納富信留氏いわく、「感動的なセリフ...
収録日:2019/01/23
追加日:2019/05/26
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科 研究科長・学部長・教授

宇宙は、数多くの銀河からできている

現在の宇宙の姿(4)銀河からなる宇宙

第4回では、銀河系の外の宇宙を見ていく。宇宙には、われわれの銀河系だけではなく、アンドロメダ銀河をはじめ、多くの銀河が存在する。このような銀河は、渦巻きがあるものやないもの、渦巻きの中心が棒状になっているものとい...
収録日:2018/12/26
追加日:2019/06/10
岡村定矩
東京大学名誉教授

和歌における序詞の役割と意味は「呪文」?

和歌のレトリック~技法と鑑賞(2)序詞:その2

和歌の中で序詞はどのような役割を担っているのだろうか。渡部泰明氏は、和歌における呪文としての役割を提唱する。呪文とはいったいどういうことなのか。前話に続き、序詞について解説する。(全12話中第4話)
収録日:2019/03/11
追加日:2019/06/23
渡部泰明
東京大学名誉教授

明治期、日本の人類学者は「先住民」をどう捉えていたのか

人類学と「人種差別」(2)人類学の成立と先住民の扱い

人類学の成立期は、西欧諸国によって世界中が植民地化して征服されていった19世紀で、先住民への人権というものが広がっていない時代だった。その時、どのようなことが行われていたのか。先住民への扱いはどのようなものだった...
収録日:2019/03/04
追加日:2019/07/02
長谷川眞理子
日本芸術文化振興会理事長

知識は主観的であり、真実にしていくプロセスである

知識創造戦略論~暗黙知から形式知へ(4)そもそも知識とは何か

知識は人、物、金と違って、関係性の中でつくられる。人と人とが関係する中でつくられるものだということである。そして知識は、信じられ、真であり、正当化されるものと定義される。特に知識にとって重要なのは、信じることで...
収録日:2018/11/24
追加日:2019/08/22
遠山亮子
中央大学 大学院 戦略経営研究科 教授

縄文時代の「結婚、家族」を探る…現代との大きな違いとは

概説・縄文時代~その最新常識(9)縄文時代の家族像

縄文時代、「家族」はどのようなものであったのだろうか。当時の社会状況を考えると、結婚相手は生まれた時点であらかじめ決められていた可能性が高く、現代のいわゆる自由恋愛は基本的になかったと考えるのが自然だという。ま...
収録日:2019/06/04
追加日:2019/11/12
山田康弘
東京都立大学人文社会学部人文学科歴史学・考古学教室 教授

解剖学でタブーに挑戦したレオナルド・ダ・ヴィンチ

ルネサンス美術の見方(5)レオナルド・ダ・ヴィンチ~後編~

レオナルド・ダ・ヴィンチは、さまざまな実験を行ったことでも知られる。それにより、事実を突き止めるとともに、新たな発明につなげていった。また、解剖学にも関心を抱き、立体的な身体の理解に努めたり、教会のタブーに抵触...
収録日:2019/09/06
追加日:2019/11/13
池上英洋
東京造形大学教授

土器埋設遺構に反映されている循環的な思想

概説・縄文時代~その最新常識(11)土器埋設遺構と土器棺墓

縄文時代の精神文化をより詳しく見ていくと、男女の性差の二項対立とともに、出産や再生をモチーフとした文化体系が浮かび上がってくる。山田康弘氏は土器埋設遺構のさまざまな例を挙げて、自然の中における人間生活の再生や循...
収録日:2019/06/04
追加日:2019/11/19
山田康弘
東京都立大学人文社会学部人文学科歴史学・考古学教室 教授

「音楽の父」と呼ばれたバッハが影響を与えた名作曲家たち

バッハで学ぶクラシックの本質(9)「音楽の父」の晩年

バッハの晩年は、ヨーロッパの歴史を受け継いできたという自覚を持ち、非常にスケールの大きな曲を作っていった時代であった。最後の曲、「ミサ曲ロ短調」もおそらくカトリックの影響下で書かれており、キリスト教との強い関係...
収録日:2019/09/19
追加日:2019/12/12
樋口隆一
明治学院大学名誉教授

5Gの協調運転技術によって「信号のない世界」は実現するか

5Gとローカル5G(5)自動運転に関する実証実験

5Gを活用したアプリケーションについての実証実験としては、低遅延に関わるものもある。その中でも、自動運転の車が苦手としてきた協調運転制御が注目を集めている。この技術によって、「信号のない世界」が実現するかもしれな...
収録日:2019/11/20
追加日:2019/12/30
中尾彰宏
東京大学 大学院工学系研究科 教授

武士道の最も大きな思想は「Amor Fati(運命への愛)」

武士道の神髄(3)いかに自分の命を使うかが武士道

武士道とは他人のために命を捧げること。戦国時代に宣教師によってもたらされたキリスト教もそうで、だから武士の間でいっきに広がった。命を懸けられる対象は、崇高なものだけである。命懸けをやってみればわかるけれども、自...
収録日:2019/11/26
追加日:2020/01/31
執行草舟
実業家

紫式部が友を思う気持ちを縁語に託して詠んだ歌

和歌のレトリック~技法と鑑賞(5)縁語:その2

和歌のレトリックの1つ、縁語についてのレクチャーの後編。今回紹介する藤原公任、紫式部、小式部内侍、藤原基俊の歌は、いずれも縁語を駆使した非常に技巧的に優れたものばかりだ。相手への称賛や友情、自らの無実の証明や複雑...
収録日:2019/06/17
追加日:2020/02/04
渡部泰明
東京大学名誉教授

デモクラシーのもとになった「クレイステネスの改革」とは

独裁の世界史~ギリシア編(5)クレイステネスの改革

賢明な独裁者であったペイシストラトスの時代が終わると、僭主政に反対する「クレイステネスの改革」が起こる。「デイモス」(民衆)を中心に据えたことでデモクラシーの源と呼ばれ、「陶片追放」でも有名なこの改革は、アテネ...
収録日:2019/12/03
追加日:2020/03/21
本村凌二
東京大学名誉教授

民衆の意識を変えたペルシア戦争での「サラミスの海戦」

独裁の世界史~ギリシア編(6)ペルシア戦争の意義

「クレイステネスの改革」によりデモクラシーの形式が整えられたアテネで、民衆たちの間に「デーモス」が国を担うという自覚を植え付ける契機となったのは、ペルシア戦争での「サラミスの海戦」だった。戦争が民衆の自覚を促し...
収録日:2019/12/03
追加日:2020/03/21
本村凌二
東京大学名誉教授

鼻の穴が1つしかないハクジラの「エコロケーション」とは

「海の哺乳類」の生き残り作戦(2)収斂とエコロケーション

今回はアザラシやアシカなどの鰭脚類と、ハクジラをはじめとする鯨類について解説する。アシカは前肢を使って泳ぎ、アザラシは後肢を使って泳ぐということや、ハクジラは鼻の穴が1つしかないなど、それぞれの特徴を説明するなか...
収録日:2019/07/05
追加日:2020/03/24
田島木綿子
国立科学博物館 動物研究部 脊椎動物研究グループ 研究主幹

直接選挙の弊害に気づいたヴェネツィアが行ったこと

独裁の世界史~ヴェネツィア編(2)小さな国の発明と工夫

ヴェネツィアは、国土や国家財政、官僚機構の最小化を目指した。その中から生まれたのが複式簿記や銀行のような近代システムだ。政治手法として彼らが選んだのは共和政だったが、規模の拡大によるジレンマを思いがけない選挙手...
収録日:2020/04/24
追加日:2020/06/06
本村凌二
東京大学名誉教授

本能寺の変前後で光秀に起こった突発的偶然と予期せぬ事態

天下人・織田信長の実像に迫る(10)本能寺の変・後編

「本能寺の変」についての研究は『石谷家文書』発見により進み、浮上したのが「四国問題」である。長宗我部氏をめぐる周旋役を担当していたのが惟任家であったため、四国の動向は光秀の将来を左右する問題となる。そんな折に信...
収録日:2020/03/17
追加日:2020/08/31
柴裕之
東洋大学文学部史学科非常勤講師

幸せになるための条件は4つに集約することができる

「心から幸せになるためのメカニズム」を学ぶ(3)自己実現と成長の「やってみよう因子」

日本人を対象としたアンケートに基づく研究によれば、幸せの源泉は4つの因子に集約することができるという。その1つ目が、「やってみよう因子」という自己実現と成長の因子である。自分の仕事などに対して、やらされ感ではなく...
収録日:2020/07/01
追加日:2020/08/18
前野隆司
武蔵野大学ウェルビーイング学部、学部長

「幸せをめざす人は不幸、めざさない人は幸せ」という研究がある

「心から幸せになるためのメカニズム」を学ぶ(6)独立と自分らしさの「ありのままに因子」

「独立と自分らしさの因子」、(ありのままに因子)が、幸せになるための4つ目の因子である。他人と比較しすぎず、自分らしくいることで、幸福度は高まる。4つの因子はどれも重要で相互に関係しているが、その一方で実は「幸せ...
収録日:2020/07/01
追加日:2020/09/08
前野隆司
武蔵野大学ウェルビーイング学部、学部長

『ロビンソン・クルーソー』の面白さは人物に比重があるのか

『ロビンソン・クルーソー』とは何か(3)面白いフィクションの条件

一般的にフィクションを面白くするための条件として、「筋」と「人物造形」という二つの要素が重要だといわれる。読者を引きつけ、物語の続きを聞きたくさせるのは理にかなった筋であり、魅力的・個性的な人物なのだ。その条件...
収録日:2020/07/22
追加日:2020/09/15
武田将明
東京大学大学院総合文化研究科 教授

世界的大変化の潮流からコロナパンデミック後の世界を考える

コロナパンデミックと闘う世界と今後の課題(9)アメリカ中心の戦後体制の変化

コロナパンデミックの影響を考えるにあたって、それ以前の国際状況の変化を正しく認識する必要がある。そこには大変化の潮流が4つあり、一つ目は、アメリカを中心とした戦後の政治経済体制が揺らぎつつあるということである。か...
収録日:2020/07/16
追加日:2020/09/02
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

『法の精神』と多様性…国が異なれば制度も異なるのが自然

政治思想史の古典『法の精神』と『社会契約論』を学ぶ(4)多様性を擁護する

イギリスの国政に理想的な政治的自由を発見したモンテスキューであったが、同時に本国フランスにはフランス独自の方法があることを強調した。そもそも国家や社会は、無数の条件に規定された唯一無二の存在であり、ある絶対的に...
収録日:2020/08/17
追加日:2020/10/10
川出良枝
東京大学大学院法学政治学研究科教授

欧米の伝統に学ぶ「反独裁政」意識と集団合議制の重要性

独裁の世界史~未来への提言編(5)「独裁政は悪」という認識

「独裁政は基本的に悪いことだ」という認識を持っていることが大事であると本村凌二氏は言う。なぜなら、独裁者は独裁権力をなるべく持続させるため、それを阻もうとする者たちを退けようとして手段を選ばないからである。その...
収録日:2020/08/07
追加日:2020/11/27
本村凌二
東京大学名誉教授

幕末に列強の圧力に対抗した優秀な人材がたくさんいた

国際地域研究へのいざない(6)日本の人材育成能力

ペリー来航は日本国内に大きな衝撃を与えたが、こうした状況に適切に対処できる人材を幕府は持っていた。長州藩や薩摩藩でも、新たな状況に対応できる人材が次々と生まれ、日本の植民地化を目論む英仏の諸勢力を逆に利用して、...
収録日:2020/04/07
追加日:2020/12/19
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

ノーベル賞を受賞した「ビッグバン宇宙論」確立への発見とは

「宇宙の創生」の仕組みと宇宙物理学の歴史(7)ビックバン宇宙論

ルメートルの提唱した宇宙膨張は実際に観測されることになった。それでは、彼が同じく提唱していた「宇宙は小さな『宇宙の卵』から生まれた」という説について、その理論はどのように発展し、それがどのように観測されるに至っ...
収録日:2020/08/25
追加日:2021/01/23
岡朋治
慶應義塾大学理工学部物理学科教授

沈没船と亡くなった人々の調査に国は乗り出すべきだ

戦時徴用船の悲劇と大洋丸捜索(8)海中の遺骨の扱い

今回の大洋丸の発見から浮かび上がってくる問題もある。大洋丸とほぼ同じ地点で沈没させられた、りま丸の乗組員の遺体の多くは、九州の島に流れ着き現地の人々によって埋められていた。しかし、最近になってこの島をアメリカ軍...
収録日:2020/02/28
追加日:2021/06/26
浦環
東京大学名誉教授

「のらカフェ」は「不便益×食」から生まれたアイデア

不便益システムデザインの魅力と可能性(7)不便益の意義と発想方法

「不便益」という考え方は近年、大きな注目を集めている。日本で唯一のインダストリアルデザイナーの全国組織である日本インダストリアルデザイナー協会(JIDA)では、2017年から連続して学生コンペのテーマに不便益を設定して...
収録日:2020/12/08
追加日:2021/06/04
川上浩司
京都先端科学大学教授

将棋と本は似ている。定跡を超えたプロの話が参考になる

今こそ問うべき「人間にとっての教養」(6)答えのない問題にどう立ち向かうか

問題には、あらかじめ答えのあるものと、はっきりとした答えのないものがある。答えがある問題は、答えにたどり着く方法を教えてくれる指導者につけばいい。では、答えのない問題にはどう対処すればいいのだろうか。将棋を例に...
収録日:2021/03/25
追加日:2021/06/03
橋爪大三郎
社会学者

中央海嶺が経済的価値のある「熱水鉱床」になりにくい理由

海底の仕組みと地球のメカニズム(4)熱水鉱床と中央海嶺の場所

海嶺には温泉が湧いている場所もある。海底をつくっている玄武岩に含まれる重金属類が海底下で高温の海水に溶けて循環し,再び海底に噴きだして沈殿する。それが「熱水鉱床」といわれているもので、資源のもとになっているが、...
収録日:2020/10/22
追加日:2021/05/23
沖野郷子
東京大学大気海洋研究所教授

人にできたことで、自分ができないことは何もない

私の「葉隠十戒」(4)同じ人間が、誰に劣り申すべきや

第九戒「必死の観念、一日仕切りなるべし」は、毎日「やりきる」ことの重要さを述べたものである。明日を思い煩わず、日々自分の生命と対面する。その日に全力を投入せよという意味である。第十戒「同じ人間が、誰に劣り申すべ...
収録日:2021/04/08
追加日:2021/10/22
執行草舟
実業家

「もう投資先がない」、資本主義が招いたパラドクスとは

デジタル全体主義を哲学的に考える(3)「人の資本主義」と場を開く人

グローバル化された資本主義は、国内外でさらなる格差を生み出し、もはや資本主義とは言えない事態を招いている。差異の消費を基盤としたこれまでの資本主義のあり方を見直し、人の生を豊かにする「人の資本主義」へと変容する...
収録日:2021/05/28
追加日:2021/11/19
中島隆博
東京大学東洋文化研究所長・教授

ルソー型かトクヴィル型か、迫られるデモクラシーの選択

デジタル全体主義を哲学的に考える(5)一般意志とデモクラシーの問題

20世紀型の全体主義においては、一つの声に国民の意志を代表させることで、多様な声、さまざまな問題がかき消されてしまった。そうした動きは、現代でも中国共産党などに見られる。はたして一般意志は存在するのか。われわれは...
収録日:2021/05/27
追加日:2021/12/03
中島隆博
東京大学東洋文化研究所長・教授

なぜ論語の中の「道」は世界的に役立つ普遍的概念なのか

デジタル全体主義を哲学的に考える(6)概念の普遍化に必要なこと

人びとの豊かな生を守るための概念として、平和、自由、平等、そして人権が挙げられる。これらの概念は普遍的価値として認識されているが、それぞれの国には異なる文化的・社会的な背景がある中で、ある概念が普遍的価値になる...
収録日:2021/05/27
追加日:2021/12/10
中島隆博
東京大学東洋文化研究所長・教授

王弼の議論で大事な概念「無」と「理」とは何か

デジタル全体主義を哲学的に考える(7)「無」と「理」、複数性の重要性

中国の三国時代の学者である王弼は、「無」という概念を用いて、キリスト教などの一神教とは異なる、偶然性に開かれた状態を志向する。さらに、他方で「理」という概念を持ち出して、複数性は無根拠によって支えられていると説...
収録日:2021/05/27
追加日:2021/12/17
中島隆博
東京大学東洋文化研究所長・教授

AIや生物にとって自己はいかに定義できるのか

知能と進化(6)自己概念の複雑さ

人工知能(AI)や生物にとって、「自己」とはいかに定義できるのだろうか。総合研究大学院大学長・長谷川眞理子氏と東京大学大学院工学系研究科特任准教授・松尾豊氏が、シンギュラリティ以後の生命の在り方を含め、多彩な議論...
収録日:2018/04/09
追加日:2018/07/27

知能の成立過程は偶然による自然淘汰の結果

知能と進化(8)人工知能研究のための進化生物学

総合研究大学院大学長・長谷川眞理子氏と東京大学大学院工学系研究科特任准教授・松尾豊氏の対談シリーズ最終話は、今後の人工知能研究のために何を読んだらいいか、長谷川氏の勧めるものから話が始まった。人工知能研究と進化...
収録日:2018/04/09
追加日:2018/07/29

人類をつくった哲学や宗教が崩壊してしまった現代

崇高と松下幸之助(1)崩壊した哲学、宗教、国家

世界で一番頭が良いと言われているマルクス・ガブリエルの考え方は、間違っているのか。また、我々の宗教への理解は間違っているのか。人間と哲学、宗教、国家との歴史的な関わりを紐解きながら「崩壊した哲学、宗教、国家」の...
収録日:2019/02/06
追加日:2019/04/05

人間的に生きるためには「不幸になる」のがいい

崇高と松下幸之助(8)現代人と執行草舟

現代人の脳は、既にAIよりも劣っているかもしれないと執行先生は指摘する。また、そのような現代人に必要なものは、武士道精神であり、「不幸になる」ことが大切だと語る。その本当の意味と、武士道精神を貫いている執行先生の...
収録日:2019/02/06
追加日:2019/04/26

小林秀雄の語った「知性は勇気のしもべ」とは?

人間的魅力とは何か(1)魅力ある人がなぜ消えたか

人間が何かを成し遂げる上で最も重要で本質的なのは、勇気である。それを教えてくれた小林秀雄を中心に、1980年代頃の知識人はみな魅力があった。知識人のみならず、正直に生き、仕事に命を懸ける市井の人々も、皆、魅力的だっ...
収録日:2019/04/05
追加日:2019/05/24

「負い目」と「克己心」こそが「良きもの」をつくる

人間的魅力とは何か(8)すべてを「自分のせい」にせよ

マイケル・ヤングの『メリトクラシー』という本を読んで、なぜビクトリア朝が素晴らしかったのかがわかった。あの時代は、皆が「負い目」を持っていたというのだ。たしかに、「負い目」を持って、なおかつすべてを「自分のせい...
収録日:2019/04/05
追加日:2019/07/12

どうすれば「行間」が読めるようになるか

読書と人生(1)「命懸けの読書」とは何か

執行草舟は小学生のころ、1行もわからないのに、岩波文庫のカントによる『純粋理性批判』を読み通したという。当時は、結局カントはわからなかったものの、他の本が易しく思えてしかたがないということを経験した。しかも、時が...
収録日:2019/05/14
追加日:2019/08/16

「天祐を受ける人」の秘訣とは何か?

人生に活かす東洋思想(5)自覚が「運の強い人」をつくる

「覚悟」ということばは「悟りを覚える」と書く。では、悟りを覚えるにはどうすればいいか。なぜ悟りが必要なのだろうか。四書五経の隅々から「天」の願いを察した話者が、いざという時に「天佑」を得る人になるためのコツを説...
収録日:2019/06/14
追加日:2019/09/06

800年間の涙が沈み込んだ絵

魂の芸術(1)戸嶋靖昌との運命的出会い

執行草舟は、画家・戸嶋靖昌の「街・三つの塔-グラナダ遠望-」という絵を見て、この画家にぞっこん惚れ込み、肖像画の制作を依頼した。なぜ惹かれたか。それはその一枚の絵に、800年間の悲しみが沈み込んでいると感じ、空気中...
収録日:2019/09/11
追加日:2019/11/08

戸嶋靖昌と平野遼の絵に込められた魂

魂の芸術(5)「宇宙の呼吸」―求心と遠心

戸嶋靖昌は、がんを宣告され、自らの余命を2カ月~3カ月と聞いてから、最後に作品を完成させたいと、治療も受けずに絵を描くことに打ち込み、それが絶筆となった。戸嶋の絵の凄い点は放散していく力。いわば遠心力である。一方...
収録日:2019/09/11
追加日:2019/12/06

なぜ、かつて人類は伝染病に敢然と立ち向かえたのか

伝染病と死生観(1)逃げ惑う現代人

執行草舟が新型コロナウイルスの流行を背景に、死生観について語るシリーズ講義。これまで人類はペストという国民の3分の2が死ぬような伝染病にも立ち向かい、乗り越えてきた。だが今や人類は、まるで腰抜けのように伝染病に右...
収録日:2020/04/24
追加日:2020/05/15

愛を認識する「魂」を向上させるために人間は生まれ、死ぬ

伝染病と死生観(5)魂は永遠で、肉体は借り物に過ぎない

武士道も仏教も禅も、すべては「無常」の哲学を表したものである。般若心経も「人間は死ぬ存在で、もともと何もない」という死生観を語っている。信者が次々に磔(はりつけ)になった原始キリスト教も、「死を思え=メメント・...
収録日:2020/04/24
追加日:2020/06/12

「理念によるマネジメント」で運命を切り拓く

真のやる気とは何か(7)真のやる気は「根っこ」から

宿命の「汚い部分」「嫌な部分」に真っ正面から体当たりしないと、自己信頼には至れず、運命も切り拓くことができない。それは「日本の宿命」を考えても同じである。成果主義、企業統治改革、西洋合理主義、はたまた明治時代に...
収録日:2020/04/10
追加日:2020/08/14
対談 | 執行草舟田村潤

成功者による「プランド・ハップンスタンス・セオリー」とは

「幸福とは何か」を考えてみよう(8)「偶然」に身を任せてみますか

幸福かどうかは自分で決めるとしても、人は幸福に「なる」のか、あるいは幸福で「ある」のかという疑問は残る。フランス啓蒙思想のルソーは、現在という瞬間における私の存在感こそ幸福の鍵だと論じた。話題はさらに「幸福」と...
収録日:2020/03/19
追加日:2020/09/18

社会人が転職に備えて身につけておくべきスキルとは何か

キャリア転換で人生を成功させる方法(5)自分の経験を言語化する

同じ分野で同じように働いてきた仲間には、言葉を尽くさなくても、簡単に思いを伝えることができる。しかし、キャリア転換の際、その手軽さは仇になる。自分とは違う環境、違う分野の中で過ごしてきた相手とうまくコミュケーシ...
収録日:2020/09/14
追加日:2020/12/15
対談 | 為末大柳川範之

徳川家康の2つの功績…平和の実現と1つの国としての日本

徳川将軍と江戸幕府の軌跡~家康編(1)なぜ徳川家康は日本統一に成功したのか

徳川家康は日本という国を一つにまとめ、平和国家をつくりあげるという、現在の日本にもつながるような大きな役割を果たした。家康はなぜこのような偉業を達成できたのか。また、家康にあり、織田信長や豊臣秀吉になかったもの...
収録日:2019/12/26
追加日:2021/01/09

自分に与えられた試練は、絶対に乗り越えられる試練である

勇気について(7)自転車にナナハンのエンジンを積むな

村井満氏は、昔から「迷ったら緊張するほうを選ぶ」と決めているという。自分が絶対に無理と思っていることは、いわれても緊張しない。簡単すぎることも緊張しない。むしろ、自分が「できるかできないかギリギリだ」と思ってい...
収録日:2021/09/02
追加日:2021/12/10
対談 | 執行草舟村井満

水はナノの世界から理解していかなければいけない命題

教養としてのナノテクノロジー(2)科学における教養とは何か<中編>

無限の可能性を秘めたナノテクノロジーは、学問体系をも再構成するほどの力を持っている。なぜなら、そこでは特定の分野を超えて物事を考えていくことが求められるからだ。その好例になるのが、「水」である。われわれにとって...
収録日:2021/03/29
追加日:2021/07/29