テンミニッツTV|有識者による1話10分のオンライン講義
ログイン 会員登録 テンミニッツTVとは

「共感」の検索結果

(全100件)
該当するデータが100件以上ありますので、「並び替え」の順に上位100件のみ表示しています。
絞り込み : 選択解除
並び替え : 関連度が高い よく見られている 追加日が新しい 追加日が古い

本居宣長が考えた「もののあはれ」と倫理の基礎

もののあはれと日本の道徳・倫理(1)もののあはれへの共感と倫理

『源氏物語』の本質は「もののあはれ」の一点に集約できると論じた18世紀の思想家・本居宣長。また、宣長はその「もののあはれ」こそが、日本人の道徳・倫理を基礎づけているとも指摘している。それはいったいどういうことなの...
収録日:2023/08/04
追加日:2024/01/18
板東洋介
東京大学大学院人文社会系研究科 准教授

ChatGPTは考えてない?…「AIの回答」の本質とは

ChatGPT~AIと人間の未来(1)ChatGPTは何ができて、何ができないか

オープンAI(マイクロソフト)の「ChatGPT」やグーグルの「Bard」は、“対話型の生成AI”と呼ばれ、私たちの質問に対して分かりやすい文章で答えてくれる。一見すると、ChatGPTも「考えて」答えを返してきているように見える。し...
収録日:2023/03/15
追加日:2023/05/18
西垣通
東京大学名誉教授

西郷隆盛、ガリレオ…偉人伝が教えてくれた人間のモデル

哲学の役割と近代日本の挑戦(6)歴史を動かす人物と歴史の見方

戦前はとても国際的で、三木清や九鬼周造がドイツに留学し、当時の最先端の哲学を現地で学ぶなど、世界的にも哲学に切磋琢磨した時代だった。その時代についてもちゃんと覚えておくべきだし、さらにいえば、そうした時代に歴史...
収録日:2023/07/28
追加日:2023/11/04
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科 研究科長・学部長・教授

イノベーターシップ強化に必要な「2つのリスキリング」

人生100年時代の「ライフシフト概論」(7)再活性化へ向けてのリスキリング〈下〉

ライフシフトの時代、さまざまな経験を重ねてきたミドルシニアに学んでほしいのは、「自分には社会を変える力がある」と感じて、それを実現していくための「イノベーターシップ」である。特に現在急務である「デジタルリスキリ...
収録日:2022/06/15
追加日:2022/10/22
徳岡晃一郎
株式会社ライフシフト 代表取締役会長CEO

日本画で大切な「写意」「写生」の深い意味とは?

日本画を知る~その技法と見方(1)写実・写意・写生

日本画家で京都市立芸術大学美術学部日本画研究室教授・川嶋渉氏が、日本画の世界で大切にすること、方法について解説する。日本画では「写意」を非常に重視するが、その写意を出力するためには「写生」が欠かせない。川嶋氏は...
収録日:2017/11/13
追加日:2018/01/29
川嶋渉
京都市立芸術大学 美術学部美術科(日本画専攻)教授

企業文化の違いを越え、いかに価値を創造するか

サントリー流「海外M&A」成功術(2)成果を生む改革

約1兆6,000億円でスピリッツ事業の大手・ビーム社を買収したサントリー。だが、よく知られているように、ビーム社を買収後、先頭に立って統合を推し進めた新浪剛史氏は、サントリー出身でないばかりか、出身業界も違う。会社の...
収録日:2019/03/25
追加日:2019/08/08

歴史が証明する「本当の勇者、智者」とは?

「イスラム国(ISIL)」日本人殺害事件に際して~私たちが得た教訓ととるべき態度

テロの歴史で一番凶悪な部類に入るイスラム国の事件から得られた教訓や、今後私たちがとるべき態度とはどのようなものか。イスラム研究の第一人者・山内昌之氏がイスラム国日本人殺害事件を語る。(シリーズ講話第1話目)
収録日:2015/02/03
追加日:2015/02/10
山内昌之
東京大学名誉教授

「文明の衝突」がイスラム世界内部で頂点に達している

「イスラム国」と中東の変動(3)中東の未来地図

大きなパラダイムシフトを通じて、中東はどこに着地しようとするのだろうか。世界が注目する動向について、歴史学者・山内昌之氏は現代史上に先行する相似形を見出している。かつて強大な帝国を倒してつくられた人工国家・ソ連...
収録日:2015/02/25
追加日:2015/03/09
山内昌之
東京大学名誉教授

アジアの人たちと心の絆を結ぶ―心のインフラの改善を

日中協調発展のために(2)歴史教育と道徳教育

歴史認識問題は、国際社会で非常に重視されており、日中、日韓だけでなく、グローバルな視点から考えなくてはいけない問題である。その認識を日本の中で広く共有するため、本質的な歴史教育の見直しの必要性を説くキヤノングロ...
収録日:2015/01/05
追加日:2015/03/31
瀬口清之
キヤノングローバル戦略研究所研究主幹

死にかかった路上生活者は姿を変えたイエス・キリスト

マザーテレサとの出会い

松下政経塾で14年間、青年塾で18年間、人材育成に携わってきた志ネットワーク代表・上甲晃氏。苦労を重ねる中で救いになったのは、マザーテレサの言葉だという。人生が変わったというマザーテレサとの出会いのエピソードを...
収録日:2015/03/20
追加日:2015/04/09
上甲晃
志ネットワーク代表

「シンパシー」に規範の根拠を求めた清朝考証学の泰斗

近代中国哲学と西洋哲学(2)清朝考証学・戴震の思想

性善説の「性善」には、味と同じような仕組みがある。清朝考証学の泰斗と呼ばれた戴震はそう主張した。それは一体どのようなことなのか。東京大学東洋文化研究所教授・中島隆博氏が洋の東西を渡り歩くシリーズ「近代中国哲学と...
収録日:2014/12/19
追加日:2015/06/29
中島隆博
東京大学東洋文化研究所長・教授

「共感」によって道徳を基礎付けようとした「道徳感情論」

近代中国哲学と西洋哲学(3)18世紀西欧の道徳思想

アダム・スミス、デビッド・ヒューム、イマヌエル・カント。18世紀ヨーロッパの思想家三人を取り上げ、18世紀、近代グローバル化時代に洋の西と東で共有されていた問いを俯瞰する。東京大学東洋文化研究所教授・中島隆博氏...
収録日:2014/12/19
追加日:2015/07/02
中島隆博
東京大学東洋文化研究所長・教授

後世のために必要な史実を緻密に議論していこう

戦後70年談話~政治と歴史認識(2)歴史家としての使命

日本はさまざまな立場から歴史を考え表明する自由を保障されている国である。しかし、中国や韓国では政府の政治的判断が歴史認識に大きく影響するという現実がある。歴史を通して人はどうあるべきか、真実とはどこにあるのかを...
収録日:2015/05/12
追加日:2015/06/04
山内昌之
東京大学名誉教授

古来より歴史書に人物や事実を記録する基準はとても難しい

『歴史とは何か』を語る(8)智者と愚者の混淆

いったい歴史家は何をどう記録すべきなのか。イブン・ハルドゥーン、ブハーリー、吉田松陰、劉知幾。古今東西の歴史家の言動を対比し、歴史が向かうべき事実と真実を考える。歴史学者・山内昌之氏が著書『歴史とは何か』を語る...
収録日:2014/11/26
追加日:2015/08/03
山内昌之
東京大学名誉教授

「素読」とは何か?その学びの効果や意味を解説

「素読」の効果

江戸期の教育の特性として触れておかなければいけないのは「素読」であると老荘思想研究者・田口佳史氏は言う。素読とは、朝早く師匠などの元に集まり四書を皆で読むことだが、果たして素読の効果とはいかなるものか。
収録日:2015/01/13
追加日:2015/08/13
田口佳史
東洋思想研究家

徳川秀忠によるライバルの排除が家光の地位を安泰にした

将軍家光のリーダーシップ(3)ライバルの排除

3代将軍家光によって、徳川幕府は盤石の存在となり、その後250年続く統治システムを整備する。しかし、その前に家光は彼の前に立ちはだかるライバルを排除する必要があった。ここでは家光のライバルたちの運命と、その後の...
収録日:2015/06/30
追加日:2015/07/30
山内昌之
東京大学名誉教授

光緒帝の皇后とその前で跪いた太った老人が泣いていた

20世紀前半の日中関係~この歴史から何を学ぶか(2)

本年2015年は戦後70年の節目の年。しかし、中国や韓国ではいまだに反日教育が行われ、日本においても特に現代史の教育の欠如は否めない。歴史認識という価値観以前に、事実理解のギャップに問題があると感じた島田晴雄氏...
収録日:2015/07/07
追加日:2015/08/06
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

隣国イランはシリア難民を一人も受け入れていない

シリア難民問題(3)解決に向けて~期待されるイラン

歴史学者・山内昌之氏によれば、シリアをはじめとする難民問題は、今や国際社会全体で対応すべきレベルに達している。そこで、この難民問題解決に向け期待すべき国として山内氏はイランを挙げている。イランはシリアの隣国であ...
収録日:2015/09/16
追加日:2015/09/24
山内昌之
東京大学名誉教授

アラン「悲観は気分に属するが、楽観は意志である」

全寮制国際高校ISAKの挑戦(5)楽観は意志である

インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢(ISAK)代表理事・小林りん氏が、学生たちからの質問に答える。大学生になってからでもできることはあるか。満遍なく勉強することは必要なのか。チームをまとめるためにはどう...
収録日:2015/08/28
追加日:2015/12/10
小林りん
ユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパン 代表理事

スンナ派とシーア派の宗教戦争に発展する危険性は?

中東最新事情を読む(2)イランの国際社会復帰

サウジアラビアとイランの対立は、スンナ派とシーア派の対立を代表するものといわれてきた。一朝一夕に始まったものではない宗派間の対立は長く冷戦状態を続けてきたが、ここへ来て、なぜ断交という一触即発の危機に及んだのか...
収録日:2016/01/27
追加日:2016/02/22
山内昌之
東京大学名誉教授

イランのしたたかな外交力こそ中東危機の最重要ファクター

中東最新事情を読む(6)伝統と革命が併存するイラン

歴史学者・山内昌之氏が、中東最大の危険因子イラン国内の相反する二大潮流を分析、解説する。これは、イランの歴史と伝統を敬う歴史家の目と、分裂症イランの現実を冷静に分析する社会科学者の目の双方を持つ山内氏にしか語れ...
収録日:2016/02/02
追加日:2016/03/07
山内昌之
東京大学名誉教授

ISが目指すジハードで、日本はすでに標的となっていた

激動する世界情勢と日本(7)IS台頭の世界的要因

世界各地で頻発するテロの中心にいるのが、ISだ。しかし、実体のないISに、アメリカをはじめ国際社会は対応に苦慮している。千葉商科大学学長・島田晴雄氏は、日本もこのISが目指すグローバル・ジハードの標的であり、日...
収録日:2016/01/26
追加日:2016/05/12
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

生前退位の問題は摂政を置くことでは解決しない

天皇陛下のおことば~ご譲位について考える(1)天皇の「老い」と「終焉」

2016年8月8日、象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことばが公表された。歴史学者で皇室制度に関する有識者ヒアリングのメンバーでもある山内昌之氏が、そのおことばのポイントが何であり、それを私たち日本国民は...
収録日:2016/08/09
追加日:2016/08/12
山内昌之
東京大学名誉教授

象徴天皇とは何か―ビデオメッセージの3つポイント

天皇陛下のおことば~ご譲位について考える(2)国民への理解を求める

歴史学者で皇室制度に関する有識者ヒアリングのメンバーでもある山内昌之氏が、先般公開された「象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば」を緊急解説する。今回のおことばは、皇后陛下と共に「象徴天皇とは何か」を模...
収録日:2016/08/09
追加日:2016/08/12
山内昌之
東京大学名誉教授

ゲームが高める!リーダーシップに役立つテストステロン

リーダーシップのホルモン

従来、リーダーシップは本人の心掛けで手にするものといわれてきたが、ホルモンをバランスよく活用することで、現代にふさわしいリーダーシップが得られるという。順天堂大学医学部大学院医学研究科教授・堀江重郎氏が、現代人...
収録日:2016/09/18
追加日:2016/09/18
堀江重郎
順天堂大学医学部・大学院医学研究科 教授

ハンガリー…ソ連支配下の社会主義国という悲惨な歴史

ハンガリー訪問に学ぶ(1)ハンガリーの歴史と現在

ハンガリーのことを学んでいると、「ハンガリーがいかにEUにがんじがらめに縛られているかがよくわかり分かります」と、慶應義塾大学名誉教授・島田晴雄氏は言う。なぜ島田氏はハンガリーに訪問することになったのか。ハンガリ...
収録日:2016/09/06
追加日:2016/10/17
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

メディア戦略を重視したヒラリーがトランプに負けた理由

トランプ政権研究(1)アメリカ大統領選・民主党の敗北

公立大学法人首都大学東京理事長の島田晴雄氏は今年(2017年)4月、アメリカを訪問したが、そこで専門家たちから聞いた情報を踏まえて、トランプ政権の特質について解説する。第1回はアメリカ大統領選挙の結果についてだ。トラ...
収録日:2017/05/23
追加日:2017/06/03
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

裕次郎映画に描かれる時代背景がリアルな共感を生んだ

歴史家が語る『裕次郎』(3)裕次郎映画とその時代背景

「古代ローマ史の泰斗が『同時代史』を描いた」と話題になっているのが、『裕次郎』(講談社)。2017年7月に発刊された早稲田大学国際教養学部特任教授の本村凌二氏の近刊である。今回は、著作で取り上げた10本の映画から、時代...
収録日:2017/08/23
追加日:2017/09/28
本村凌二
東京大学名誉教授

「ワンオペ」発覚後のすき家のコンプライアンス対応

「ものがたり」のあるコンプライアンス(6)労働問題

国広総合法律事務所パートナーで弁護士の國廣正氏が、労働問題発覚後のすき家の対応を取り上げ、コンプライアンスの成功例として解説する。問題発覚後、第三者委員会は過酷労働の事実と原因を徹底的に究明した。すき家はそれを...
収録日:2017/08/24
追加日:2017/10/17
國廣正
弁護士・国広総合法律事務所パートナー

日本画の余白とは、見手が入り込む隙を作ること

日本画を知る~その技法と見方(2)余白のあり方

日本画家で京都市立芸術大学美術学部日本画研究室教授・川嶋渉氏が、日本画の世界について語る。川嶋氏は日本画において「余白」というものが非常に重要だと言う。しかし、余白とは単に白い部分、絵が描いていないということで...
収録日:2017/11/13
追加日:2018/01/30
川嶋渉
京都市立芸術大学 美術学部美術科(日本画専攻)教授

価値観の違いはダイアログ・コミュニケーションで埋める

これからの社会と働くということ(5)生きる基本<上>

日本労働組合総連合会(連合)第6代会長の古賀伸明氏が「これからの社会と働くということ」について論じるレクチャーシリーズ。今回から2話にわたり、働き・暮らし・生きる基本についてお届けする。キーワードは「深い意味での...
収録日:2017/12/27
追加日:2018/03/14
古賀伸明
日本労働組合総連合会(連合)第6代会長

イノベーションを創出するための二つの方法

スタートアップ流イノベーション(5)創出のキーポイント

TomyK Ltd.代表で株式会社ACCESS共同創業者の鎌田富久氏によれば、イノベーション創出の方法は大きく二つに分けられるという。その二つとは「技術シーズ型」と「課題解決型」である。それぞれどのような方法なのか。二つの方法...
収録日:2018/05/14
追加日:2018/09/30
鎌田富久
TomyK Ltd.代表

行動変容戦略…個人が各々の行動を変えていく方法とは?

AIに善悪の判断を教える方法~新しい道徳論(1)自分で守る健康社会

少子高齢化に伴って、自分で守る健康社会が必要となる、というのが鄭雄一氏の見立てである。そのためには、健康リテラシーをあげ、仲間をつくり、個人の行動が変わっていくことが重要である。鄭氏が、そのためにどのような技術...
収録日:2018/06/20
追加日:2019/06/03
鄭雄一
東京大学大学院工学系研究科 バイオエンジニアリング専攻教授

道徳を可視化するための新しい欲と道徳の分類

AIに善悪の判断を教える方法~新しい道徳論(6)欲と道徳の関係

欲に応じて道徳を段階的に分類できると、鄭雄一氏は主張する。今までのように、欲と道徳を分けるのではなく、道徳の原動力に欲求があるという立場から、新しい分類方法を提唱し、道徳の可視化を目指すのである。(全8話中第6話)
収録日:2018/06/20
追加日:2019/07/03
鄭雄一
東京大学大学院工学系研究科 バイオエンジニアリング専攻教授

道徳次元の計測、可視化のためのロバストな方法

AIに善悪の判断を教える方法~新しい道徳論(7)道徳次元の計測・可視化

道徳の次元が高いか低いかは、どのように計測できるのだろうか。鄭雄一氏は、これを可能にするために「異質・未知だが危害のない対象」を見せる方法を生み出している。具体的にどのようなものか、道徳次元が計測可能になると、...
収録日:2018/06/20
追加日:2019/07/10
鄭雄一
東京大学大学院工学系研究科 バイオエンジニアリング専攻教授

ロボットが人間の道徳次元を高める未来も近い?

AIに善悪の判断を教える方法~新しい道徳論(8)道徳のアルゴリズム化

道徳次元の高いロボットが家庭で、人間の道徳を高めることにつながる―鄭雄一氏が予測するのはこのような近未来である。少子高齢化社会では地域、国境を越えた仲間づくりが必要であり、そのための道徳のアルゴリズム化について、...
収録日:2018/06/20
追加日:2019/07/17
鄭雄一
東京大学大学院工学系研究科 バイオエンジニアリング専攻教授

キューバ危機でケネディとフルシチョフが見せた指導者の理性

国家の利益~国益の理論と歴史(9)キューバ危機と世界益・人類益

1962年のキューバ危機は、人類が第三次世界大戦に最も近づいた13日間と呼ばれる。それは核戦争を意味するだけに、事態に直面したケネディとフルシチョフの両首脳は、両国が可能な限りの譲歩と歩み寄りを模索した。自国の利益と...
収録日:2019/03/28
追加日:2019/07/21
小原雅博
東京大学名誉教授

キリスト教公認とコンスタンティノープルへの遷都の理由

四分治制時代のローマ史~ローマ史講座XI(6)「コンスタンティヌス大帝」

コンスタンティヌスは、コンスタンティノープルへの遷都によって旧来の勢力との軋轢を回避しようとした。それはディオクレティアヌスによる改革を継承するものだったのだ、と本村氏は指摘する。また、キリスト教を公認したとい...
収録日:2019/02/26
追加日:2019/10/26
本村凌二
東京大学名誉教授

態度を硬化させる韓国政府に対して日本の取るべき対応

悪化する日韓関係(6)日韓関係の今後

日本はこれからどのように韓国と向き合っていくべきなのだろうか。シリーズではこれまで、急激に悪化する日韓関係の背景と、その詳しい経過について解説してきたが、それを受けて最終話である今回は、日韓両政府の立場や姿勢か...
収録日:2019/09/09
追加日:2019/10/30
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

20万人以上の巨大組織を率いる要諦は何か

自衛隊改革~使える組織へ(3)防衛大臣に求められる資質

防衛大臣時代、小野寺氏は積極的に足を動かし、それまであまり光の当たっていなかった小さな部隊に出向き、激励を行った。こうしたモチベーターとしての役割も防衛大臣に求められるところだが、求められるのはそれだけではない...
収録日:2019/06/19
追加日:2019/10/31
小野寺五典
衆議院議員

音楽家を「職人」から「芸術家」に劇的に変えた楽聖

ピアノでたどる西洋音楽史(5)「芸術家」ベートーヴェンの凄さ

楽聖ベートーヴェンの存在は、フランス革命を抜きには語れない。また、音楽を娯楽から芸術の地位に高め、音楽家を職人から芸術家へ、歌中心だった楽曲を器楽中心に発展させるなど、音楽史上に数々の革命的変化をもたらしたのも...
収録日:2019/09/04
追加日:2019/11/22
野本由紀夫
玉川大学芸術学部芸術教育学科 教授

交響詩:「音楽+詩」で伝わる劇的なメッセージ

ピアノでたどる西洋音楽史(10)リストと交響詩

ピアノの魔術師として有名なリストも、ベートーヴェンを継ぐロマン派の一員だった。彼は「交響詩」という形式を発明し、メッセージのこもった音楽が国境を越えてより広く伝わることを願った。その成果はスメタナの「モルダウ」...
収録日:2019/09/04
追加日:2019/12/27
野本由紀夫
玉川大学芸術学部芸術教育学科 教授

ドビュッシーとマーラー:音楽の多様化と爛熟

ピアノでたどる西洋音楽史(11)19世紀後半から20世紀へ

ベートーヴェンの影響も絶大だったが、ワーグナーの影響力もそれに引けを取らない濃厚さがあった。最終回はドビュッシーやマーラーなど、19世紀後半から20世紀にかけて新しい流れをつくっていった音楽家の業績を追う。(全11話...
収録日:2019/09/04
追加日:2020/01/03
野本由紀夫
玉川大学芸術学部芸術教育学科 教授

インドは世界の指導国となる資格はあるか

躍進するインドIT産業の可能性と課題(7)三大大国への道

ネルーが確立した非同盟主義と社会主義計画経済は、時代の流れの中で見直されることとなった。ソ連解体と冷戦崩壊がその流れを加速させ、1990年代以降高い経済成長率を維持する経済大国としての地位を固めてきた。その人口構造...
収録日:2020/04/07
追加日:2020/07/17
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

他者操作は道徳的に禁止しなければならない

98歳の医師が明かす「生物学的教育論」(8)道徳と自己抑制

子どもの健全な成長にとって道徳教育は非常に大事だが、特に自己を抑制するという意識を持つことが重要と、井口潔氏は指摘する。幼年期に必要なのは自己抑制で、そのために道徳がある。しかし、青年期になって道徳を身につけよ...
収録日:2020/01/11
追加日:2020/08/13
井口潔
九州大学名誉教授

「人生を幸福にする発想法」で考えると「人間は猪八戒だ」

『還暦からの底力』に学ぶ人生100年時代の生き方(6)人生を楽しむために学ぶ

「人生を幸福にする発想法」としてのヒントもたくさん詰まっている『還暦からの底力』。例えば「人間は猪八戒のようなものだと考えると全く変わってくる」という話がある。これはどういうことなのか。還暦だけでなく、どんな世...
収録日:2020/06/30
追加日:2020/09/05
出口治明
立命館アジア太平洋大学(APU)学長特命補佐

コロナ対策において大事なことは「責任」と「比較優位」

新型コロナウイルス対策~和歌山モデルの教訓(10)ポストコロナにおける国と地方の関係

よく「地方分散」といわれるが、何でも地方に移せばいいというものではない。基準認証の権限や規制の権限などを地方に移せば、県ごとに基準や規制が違うことになりかねず、企業活動が不便になる。国がキープする部分と任せる部...
収録日:2020/07/30
追加日:2020/09/06
仁坂吉伸
元和歌山県知事

古代崇拝が『社会契約論』に持ち込んだ一つのジレンマとは

政治思想史の古典『法の精神』と『社会契約論』を学ぶ(7)自由の意味

古代ローマの共和政に範を見出したルソーだったが、近代における人間観が古代ローマのそれとは大きく異なるという問題に直面する。一般意志を考える上で、より穏当な結論に着地することもできたが、ルソーは突き詰めてその意味...
収録日:2020/08/17
追加日:2020/10/31
川出良枝
東京大学大学院法学政治学研究科教授

エピソードが語るモンテスキューとルソーの両極端な人物像

『法の精神』と『社会契約論』を学ぶ【質疑篇】(1)モンテスキューとルソーの人物像

モンテスキューとルソーは、思想だけではなく人物像も好対照をなしている。中庸の人ともいえるモンテスキューに対して、ルソーは極端から極端といった振れ幅のある人で、人とよく争うが、女性には人気があったという。また、二...
収録日:2020/08/17
追加日:2020/11/07
川出良枝
東京大学大学院法学政治学研究科教授

アイデアを可視化するための「2種類のプロトタイピング」

ビジョン講座「直観と論理をつなぐ思考法」(8)まだ見ぬビジョンを伝える表現力

妄想・知覚・組替というステップを経た自分のビジョンを、どのように人に伝え、フィードバックを受け取ればいいのだろうか。最後はまだ見ぬビジョンを伝える表現力についてである。表現力は、展示場所を決めて制作することで前...
収録日:2020/11/04
追加日:2021/01/11
佐宗邦威
戦略デザインファームBIOTOPE 代表

どんどん知恵が出て、百戦百勝になるとっておきの方法

営業の勝敗、キリンの教訓(4)お客様本位で行動する

キリンビールの売り上げを伸ばすために、現場で試行錯誤を繰り返し、ようやくたどり着いた自分たちが目指すべき理念の実現。しかし、それを社員たちに話すも、当初は理解されなかったという。田村潤氏はどのようにして社員全体...
収録日:2020/09/25
追加日:2021/02/22
田村潤
元キリンビール株式会社代表取締役副社長

「知を活用する」ためには人間のネットワークが必要だ

東大を人と人をつなぐ学びの場に(1)対話と共感

 2021年4月に東京大学第31代総長に就任した藤井輝夫先生に、お話しをうかがう。藤井総長が掲げるのは「対話と共感」である。今、社会が大きな転換期を迎えるなかで、大学は「いろいろなものをつないでいく役割を果たさなければ...
収録日:2021/03/17
追加日:2021/04/12
藤井輝夫
東京大学 総長

オンライン教育の最先端と東大発ベンチャーの胎動

東大を人と人をつなぐ学びの場に(3)デジタルとベンチャー

 「対話と共感」の目的は、人と人、組織と組織、多様化した価値観をつないでいくことにある。コロンビア大学などでは、オンライン教育のあり方も大いに進歩しているが、最先端のデジタル技術やサービスを利用しながらネットワ...
収録日:2021/03/17
追加日:2021/04/19
藤井輝夫
東京大学 総長

東大発ベンチャーで「好きなことをやる」ことが大発展を生む

東大を人と人をつなぐ学びの場に(4)予算思考からの脱却

 これまで東京大学は国立大学だったこともあって「予算」思考であった。だが、今の日本では、それでは尻つぼみになりかねない。「やりたいこと」「やるべきこと」をまず高らかに打ち出し、それをもって社会と対話し、共感を得...
収録日:2021/03/17
追加日:2021/04/26
藤井輝夫
東京大学 総長

動画メディアが「本の書き手」にとって邪魔になるとき?

今こそ問うべき「人間にとっての教養」(5)動画メディアとテキストメディアの違い

物事の本質を立体的に理解するためには、テキストメディアだけではなく、ネットや動画メディアをうまく活用するのが有効である。一方、発信者側に視点を移すと、動画メディアを使って発信する場合、注意が必要だという。それは...
収録日:2021/03/25
追加日:2021/05/27
橋爪大三郎
社会学者

電気自動車時代に向けていかに舵取りすべきだったか

ゴーン改革の反省とグローバル経営の教訓(6)革新と多様性

2000年代は、「電気自動車」をはじめ自動車の電動化への潮流が大きなものとなっていった。このような流れのなかで、自動車会社としては、もちろん新商品のための投資が必要不可欠だが、一朝一夕に事が成るわけではない。そんな...
収録日:2020/11/10
追加日:2021/06/07
西川廣人
株式会社西川事務所代表

日本人は「卑しい」ということをよくよく認識せよ

「葉隠武士道」を生きる(11)信義のために命を捧げる覚悟

友達を選ぶときは、そこに人生を捧げるぐらいの覚悟が必要である。その結果、人生がうまくいかなくても、それは失敗とは言わない。友情に命を捧げたのなら、それは見事な生き方と言っていい。人生の幸不幸、成功不成功に関係な...
収録日:2021/04/08
追加日:2021/09/17
執行草舟
実業家

「個別の判断能力」を高めなければ、いい戦略でも失敗する

営業から考える企業戦略(3)個別の判断力をいかに高めるか

企業の戦略が正しいのに、結果として失敗している会社は数多くある。それは、「個別の判断力」に起因する。正しい戦略と個別の判断は違うものだと田村氏は言う。では個別の判断力を高めるにはどうしたらいいのか。また、本社勤...
収録日:2020/09/25
追加日:2021/07/26
田村潤
元キリンビール株式会社代表取締役副社長

「営業はコスト」と捉えると失敗する。価値を生む源泉だ

営業から考える企業戦略(4)営業はコストではない

昨今、日本企業の中で「営業はコスト」として軽視される傾向がある。しかし、これは明確に間違いである。なぜなら、営業はイノベーションの源泉だからだ。そのためには、営業における基本の徹底として、「営業の基本」のレベル...
収録日:2020/09/25
追加日:2021/08/02
田村潤
元キリンビール株式会社代表取締役副社長

なぜリベラルアーツが、ビジネスの成功に必要不可欠なのか

営業から考える企業戦略(6)「大義」と「野性の精神」

激動の現代にあって、日本企業はどのように乗り切っていくべきか。それにはやはり、「自分たちの会社は、こんなものではない、もっと高みに行くのだ」と挑戦する「勇気」が必要だと田村氏は言う。そして、そのような「大義」を...
収録日:2020/09/25
追加日:2021/08/16
田村潤
元キリンビール株式会社代表取締役副社長

男性脳と女性脳の違いから分かる「子育てのトリセツ」

黒川伊保子先生に学ぶ「子育てのトリセツ」(1)男性脳と女性脳はどこが違うのか

「男性と女性では、とっさに見る場所が異なる」――。まだ男女の脳が違うということが社会的に話題にならなかった頃から人工知能開発に携わってきた黒川伊保子先生。その過程で気づいた「男女の脳の特性の違い」とは何か。(全7話...
収録日:2021/06/28
追加日:2021/08/23
黒川伊保子
株式会社感性リサーチ 代表取締役社長

家族の対話は問題解決型ではなく、「心の対話」をすべし

黒川伊保子先生に学ぶ「子育てのトリセツ」(5)心の対話と問題解決の対話

男性脳と女性脳の違いを踏まえたうえで、家族でうまくコミュニケーションを取るにはどうすればいいか。黒川伊保子氏によると、家族での対話はおしなべて「心の対話」をすべきだという。多くの男性が苦手とする「心の対話」をす...
収録日:2021/06/28
追加日:2021/09/20
黒川伊保子
株式会社感性リサーチ 代表取締役社長

コロナ禍による3つの悪影響、特に深刻なのは実体験の減少

現代の小児科学と最高の子育て(5)環境の向かい風

無言化・孤立化・実体験の減少をもたらしたコロナ禍。中でも実体験の減少は最も深刻で、子どもたちがさまざまな葛藤に出会いながらも、将来自らを幸せに導くうえで大事な「想像力」や「共感力」を育んでいく機会を奪っているの...
収録日:2021/07/14
追加日:2021/10/02
高橋孝雄
慶應義塾大学名誉教授(医学部)

子どもの共感力を育む原動力は「傾聴」という実体験

現代の小児科学と最高の子育て(6)傾聴と説得

コロナ禍に限らず大きな災害や社会問題が起きたとき、もっともストレスを感じるのは、政府や有識者といった大人が勝手に決めたことを押しつけられ、それに納得していないときではないか。その苦しさは子どもでも同じこと。では...
収録日:2021/07/14
追加日:2021/10/09
高橋孝雄
慶應義塾大学名誉教授(医学部)

格差や貧困の問題を解決するための鍵は反資本主義的なもの

デジタル全体主義を哲学的に考える(4)資本主義のあり方を問い直す

資本主義の波に溺れないためにはどうすればいいか。いったんその流れを切断しなければ、資本主義のあり方自体、見えてこないだろう。資本主義が差異を利用するシステムであることは変わらない。しかし、そのシステムにドライブ...
収録日:2021/05/28
追加日:2021/11/26
中島隆博
東京大学東洋文化研究所長・教授

健康経営実現の鍵となる「ワーク・エンゲイジメント」とは

健康経営ブランディングのすすめ(4)健康経営ブランディングの仕組み

企業ブランディングの枠組みの中で健康経営をどう推進できるか。そこで今回は「健康経営ブランディング」について考えていく。鍵になるのが「ワーク・エンゲイジメント」という概念である。それは、仕事への活力・熱意・没頭が...
収録日:2021/07/29
追加日:2021/12/01
阿久津聡
一橋大学大学院経営管理研究科国際企業戦略専攻教授

なぜエーザイは健康経営ブランディングのお手本なのか

健康経営ブランディングのすすめ(5)健康経営を持続させるために

日本において健康経営ブランディングに取り組む企業の一つとして有名なのが、製薬会社のエーザイである。ヒューマン・ヘルスケアを企業理念として掲げ、グローバル企業として躍進している。健康経営を成功させるためには、こう...
収録日:2021/07/29
追加日:2021/12/08
阿久津聡
一橋大学大学院経営管理研究科国際企業戦略専攻教授

小泉信三は「近視眼的」だった…多様性の時代の困難さ

天皇のあり方と近代日本(3)価値観多様化の壁

戦後の皇太子教育を担った小泉信三は、「戦後民主主義的な世の中が永続していく」というイメージのなかでイギリス王室に範をとった。だが、現在までの数十年間に起こったのは価値観の多様化であり、それに前後するブルジョア市...
収録日:2021/11/02
追加日:2021/12/30
片山杜秀
慶應義塾大学法学部教授

深刻化する中国の人権問題…中国共産党の思惑と人権の本質

中国共産党と人権問題(1)中国共産党の思惑と歴史的背景

チベット、内モンゴル、新疆ウイグルなど、少数民族に対する深刻な人権侵害をめぐって欧米諸国から強い批判を浴びている中国。しかし、こうした人権問題は今に始まったことではない。中華人民共和国建国の経緯と中国共産党の思...
収録日:2021/10/15
追加日:2021/12/24
橋爪大三郎
社会学者

プラトン対アリストテレス、模倣の是非をめぐる悲劇論争

ギリシア悲劇への誘い(3)悲劇をめぐる哲学論争

ギリシア悲劇は文学の領域にとどまらず、哲学にも大きな影響を与えた。プラトンは「模倣(ミメーシス)」は本物から離れているとして悲劇を否定したのに対して、アリストテレスは逆にその概念を用いて悲劇を肯定した。師弟関係...
収録日:2021/03/30
追加日:2022/02/08
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科 研究科長・学部長・教授

ギリシア悲劇における合唱隊“コロス”の役割と意味

ギリシア悲劇への誘い(6)コロスの歌とその役割

ニーチェも指摘するように、ギリシア悲劇は合唱隊である“コロス”の歌から始まったとされている。『オイディプス王』に登場するコロスは町の長老たちという設定で、その構成においてはストーリーを展開させ、さらには観客を代弁...
収録日:2021/03/30
追加日:2022/03/01
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科 研究科長・学部長・教授

『潮騒』と『太陽の季節』…美への憧憬vs煽情的な太陽族

石原慎太郎と三島由紀夫と近衛文麿(4)三島と石原の芸術性は対極的

三島由紀夫と石原慎太郎はほぼ同時代に活躍した作家であるといえる。しかし、二人の作品を見ると、似たモティーフを用いつつも、その扱い方が全く異なることが見て取れる。交流があり影響し合った二人が、それぞれ何に重きを置...
収録日:2022/03/18
追加日:2022/06/29
片山杜秀
慶應義塾大学法学部教授

慎太郎がスポーツや五輪を強調した理由…大衆の欲望の解放

石原慎太郎と三島由紀夫と近衛文麿(5)セクト化する三島と大衆動員する石原

三島由紀夫と石原慎太郎は同じ「保守」という括りにされることが多いが、2人は大きく異なっている。三島はつねに自身の美学・観念が先行していたのに対し、石原は現実の生活者・大衆の欲望を感じ取って表現した。さらに政治に対...
収録日:2022/03/18
追加日:2022/07/06
片山杜秀
慶應義塾大学法学部教授

禅の原点とは――中国から禅をもたらした道元の生涯に迫る

【入門】日本仏教の名僧・名著~道元編(1)道元の生涯と禅の歴史

禅を中国からもたらした僧に道元と栄西がいる。密教も熱心に修行した栄西とは異なり、道元は禅に徹したところに大きな特徴がある。禅宗は、末法思想が中心をなす浄土教とは対照的に、この世で修行して悟りを開くことを目指して...
収録日:2020/09/30
追加日:2022/06/25
賴住光子
駒澤大学仏教学部 教授

「お客様のため」に心が向かうとイノベーションも起きる

キリンでつかんだ「幸せになる」仕事術(2)どうすれば好循環が生まれるか

「自分は自分、人は人」というエゴイズムから、どうすれば脱却できて、好循環に持っていけるのか。田村潤氏は、「自分の利益を超える『1つ上の概念』に向かうことが大切だ」と説く。それこそ、企業の「使命」なのである。なにし...
収録日:2022/03/30
追加日:2022/08/22
田村潤
元キリンビール株式会社代表取締役副社長

「なぜ売れないのか」は追及せず、今と将来だけを考える

キリンでつかんだ「幸せになる」仕事術(7)幸せの正体とは

キリンビールの東海地区の営業責任者だった時代には、毎週月曜日に全員にメールを出し、今週やる仕事の意味と「使命が果たされた現場」の様子を伝えた。これによりどう動けばいいかがわかり、情報を共有することで刺激を得られ...
収録日:2022/03/30
追加日:2022/09/26
田村潤
元キリンビール株式会社代表取締役副社長

80歳まで現役へ、磨くべき「5つの変身資産」とは何か

人生100年時代の「ライフシフト概論」(8)変身資産を磨く

今後80歳まで自分のありたい姿を描き、それに向けて「変身資産」を磨く。そのために必要な要素として「マインド」「知恵」「仲間」「評判」「健康」の5つを挙げることができる。ではこれらはそれぞれなぜ重要で、どのようにすれ...
収録日:2022/06/15
追加日:2022/10/29
徳岡晃一郎
株式会社ライフシフト 代表取締役会長CEO

宮沢賢治の浄土教的世界観の根底にあった「隠し念仏」とは

宮沢賢治『銀河鉄道の夜』を読む(6)キリスト教と隠し念仏

『銀河鉄道の夜』にはキリスト教的モチーフが多く登場する。この物語へのキリスト教の影響、そして宮沢賢治とキリスト教の関係はどうなのか。ファンならずとも気になるところである。 本講義収録後の質疑応答コーナーに、宮沢...
収録日:2022/07/28
追加日:2023/04/10
鎌田東二
京都大学名誉教授

カネカのパタハラ炎上に学ぶSNS対応の危機管理と課題

本質から考えるコンプライアンスと内部統制(6)SNS対応を誤ったパタハラ事案

大手の総合化学メーカーがパタハラでSNS対応を誤った事案から、危機管理の問題点を考える最終話。2019年6月に起こったこの事案は当時、SNSで大炎上し、株価がその年の初来最安値まで下落したのだが、なぜそこまで大きな問題とな...
収録日:2023/01/16
追加日:2023/06/07
國廣正
弁護士・国広総合法律事務所パートナー

隠れている好奇心をあぶり出す癖をつけるのが教養の第一歩

いま求められる「教養」とは(2)教養と好奇心

教養を身に付けるには、「正解のない問いを考えて答えを見つけていく」こととともに、「相手の立場になってものを考える」ことが重要だと第1話で話された柳川範之氏。そこで大事なのは好奇心だが、「みんな、好奇心の芽を摘まれ...
収録日:2019/07/10
追加日:2019/09/16

終末医療を考える上で大事なコミュニティオーガニゼーション

世界と日本の医療~課題と未来(6)終末医療と在宅医療

終末期の死生観について、日本ではあまり議論されていないが、「人生の中で何をしたいのか」ということを考えることが、個人にとっても医療全体にとっても大切である。そこでシリーズ最終話では、終末医療について在宅医療など...
収録日:2019/09/17
追加日:2019/10/12

「30人の壁」に直面して感じたビジョン共有の大事さ

宇宙ビジネスの現在と未来(4)ベンチャー企業の人材論

大企業でもベンチャーでも、悩みの種となるのが、「人材」ではないだろうか。中でも前人未到のプロジェクトに挑むメンバーには、本当の意味でのミッション、ビジョンの共有が求められるという。いかに思いを共有し、熱量を維持...
収録日:2019/09/10
追加日:2019/12/05

コロナ禍の中、排他的なムードが世界中で強まっている

世界の新型コロナ対応を俯瞰する(5)デカップリング問題

新型コロナウイルスの感染が拡大する中、世界中で特にアジア人への差別や排他的な論調が深まっている。そうした中、注意しなければいけないのはデカップリング問題だ。米中によるハイテク覇権争いが繰り広げられているが、今は...
収録日:2020/04/09
追加日:2020/05/27

全国民に10万円より、医療に12兆円を

伝染病と死生観(2)腹を切る覚悟で断行せよ

新型コロナウイルスを水際で止められなかったのは、政治家が、批判されて「腹を切る」羽目になることを怖がったからである。「伝染病を食い止めるのが俺の死に場所」と政治家が覚悟し、強権を発動すれば今のような事態にならな...
収録日:2020/04/24
追加日:2020/05/22

愛を認識する「魂」を向上させるために人間は生まれ、死ぬ

伝染病と死生観(5)魂は永遠で、肉体は借り物に過ぎない

武士道も仏教も禅も、すべては「無常」の哲学を表したものである。般若心経も「人間は死ぬ存在で、もともと何もない」という死生観を語っている。信者が次々に磔(はりつけ)になった原始キリスト教も、「死を思え=メメント・...
収録日:2020/04/24
追加日:2020/06/12

下品にならない「やる気」の秘密はロマンティシズムにある

真のやる気とは何か(1)キリンビールに受けつがれる武士道とは?

実業家であり著述家でもある執行草舟氏と、元キリンビール副社長の田村潤氏が、「真のやる気」について語り合う。田村氏はキリンビールが、アサヒビールのスーパードライに押されて最も苦戦していた時期に高知支店長となり、現...
収録日:2020/04/10
追加日:2020/07/03
対談 | 執行草舟田村潤

キリンビール高知支店はいかに大企業病から這い上がったか

真のやる気とは何か(3)大企業病脱却のための処方箋

あらゆる組織が罹患する可能性のある大企業病。その例外ではなかったキリンビール高知支店は、いかにそこから這い上がり、V字回復したのか。そこには、自分たちの土台に立脚し、運命を感じて、主体的に動いていったプロセスがあ...
収録日:2020/04/10
追加日:2020/07/17
対談 | 執行草舟田村潤

「理念によるマネジメント」で運命を切り拓く

真のやる気とは何か(7)真のやる気は「根っこ」から

宿命の「汚い部分」「嫌な部分」に真っ正面から体当たりしないと、自己信頼には至れず、運命も切り拓くことができない。それは「日本の宿命」を考えても同じである。成果主義、企業統治改革、西洋合理主義、はたまた明治時代に...
収録日:2020/04/10
追加日:2020/08/14
対談 | 執行草舟田村潤

「お客さんに喜んでもらうため」と考えると工夫が生まれる

真のやる気とは何か(12)業績と幸せは両立できる

アメリカはなぜ無謀ともいえる独立戦争に挑んだのか。彼らを戦いに駆り立てたのは、可能か不可能かという判断ではなく、「自由か、然らずんば死か」という覚悟に他ならない。同じく、高知キリン支店は、2700軒の飲み屋を回ると...
収録日:2020/04/10
追加日:2020/09/18
対談 | 執行草舟田村潤

哲学者ヒュームはなぜ「共感」を重視したのか

「幸福とは何か」を考えてみよう(3)共感しますか、共有しますか

幸福はその人の感じ方次第なら、「おめでたく」なることで、それは簡単に手に入る。だが一方で、幸福には「共感」が欠かせないとヒュームは言う。共感について考えていくとき、揺さぶられるのは個々人の感情だが、感情に果たし...
収録日:2020/03/19
追加日:2020/08/14

記号として生きるのが「本当のあなた?」とハイデガーは問う

「幸福とは何か」を考えてみよう(9)ガチでわたしらしく、やりませんか

古今の哲学者を通して幸福や幸運について対話してきた「哲学カフェ」だが、最終回ではハイデガーの思想が語られる。他者からの「記号的存在」を超えた「本来的存在」として生きるには、自らの存在の本質について問い、一瞬ごと...
収録日:2020/03/19
追加日:2020/09/25

なぜ会社の「嫌なこと」は自己成長にとって「良いこと」なのか

毒を食らえ(4)不合理との戦いに勝ち抜く

 逆境や不遇のときにどう生きたかが、その人の真価になっていく。目の前の不合理を食うことで、偉大さが身につくのである。たとえば本を1冊書き上げ、出版していく作業は不合理との戦いであり、それに勝ち抜く1つの方法である...
収録日:2020/10/13
追加日:2021/01/08

シンパシーとエンパシーの違いと「教養」について考える

「教養とは何か」を考えてみよう(4)外国語から「教養」を考える

日本語の「教養」という言葉に相当する外国語には、「耕す」というニュアンスの英語“culture”とともに、「つくる」というニュアンスのドイツ語"Bildung”がある。両者の違い、あるいは重なりはどこにあるのか、日本人には分かり...
収録日:2020/10/26
追加日:2021/05/18

「アマチュア」の語源から学びについて考える

「教養とは何か」を考えてみよう(13)【深掘り編】学びの在り方

自分が苦心して学び、気づいたことに対して、先人がとっくに答えを出していたと分かったとき、わたしたちはどう考えればいいのか。それは骨折り損の行為なのだろうか。対話講義の後に行われた質疑応答編その1。(全15話中第13話...
収録日:2020/10/26
追加日:2021/07/20

企業における「自己信頼」の根源は「企業理念」である

自信について(3)理念や理想への共感が自己信頼の源

「自己信頼が高く」「自分を失わない」人はどのような人だろうか。挙げられるのは「心の中に理想として共鳴できる人」を持っているかどうかである。松下幸之助や出光佐三も、自分が理想として共感できる人を心の中に持っていた...
収録日:2022/01/25
追加日:2022/04/08
対談 | 執行草舟田村潤

西田幾多郎と魂の苦悩を共有する時間を持ったことへの共感

自信について(5)西田幾多郎の本の魅力は「永遠の苦悩」

「自分が進む道は、これだ」「うまく行くかはわからないけど、やってみる」……その境地に達するために大切なのは「初心」や「原点」の歴史を知ることである。しかし、それによって「憧れ」は抱けるようになっても、「自信」を抱...
収録日:2022/01/25
追加日:2022/04/22
対談 | 執行草舟田村潤

どうして「ズルをする人生」を選んでしまうのか

自信について(7)仕事に「苦悩」はあるか、ないか

現代人は文学を読まなくなり、教養も失った。ゲーテの『若きウェルテルの悩み』を薦めてみても、何が書いてあるかわからない(恋愛文学であることもわからない)人ばかりになってしまった。人間は理想を追求しつづけられる人と...
収録日:2022/01/25
追加日:2022/05/06
対談 | 執行草舟田村潤

松下電器の製品には「人間の心」が入っていた

自信について(10)人助けが商売の儲けにつながる

現在、ビジネスで大きな儲けを出した創業者たちが、何十億円もかけて宇宙旅行に行っている。これは明治の成功者とは大違いだ。なにしろ明治の成功者たちは、美術事業など日本の役に立つお金の使い方をしていた。財産を使うのも...
収録日:2022/01/25
追加日:2022/05/27
対談 | 執行草舟田村潤

財政こそ国防である…効果なき経済制裁を糺さねば無責任だ

孫子と統帥綱領でウクライナ侵略を読む(2)「七計」と日本の態度

戦争の勝敗を決めるものは何か。『孫子』にそれは「七計(七つの基準)」として明確に書かれている。その基準に照らし合わせると、なぜロシアがウクライナ侵攻を始めたのかという背景が見えてくる。そして、この問題に対して日...
収録日:2022/04/27
追加日:2022/06/05

「新しい資本主義」に物申す、分配の前にすべきことがある

これからの日本をどうすべきか(2)「成長と分配と需要」の問題

「新しい資本主義」を唱える日本の政府に対して、「今こそ日本国内に目を向けるべきだ」と主張する小宮山宏氏。世界の流れから遅れていてもなかなか変われない日本の課題を挙げながら、国内で需要をつくり成長していく重要性を...
収録日:2022/05/16
追加日:2022/08/17