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「治療」の検索結果

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がん治療にも応用、オートファジーによる疾患制御の方向性

オートファジー入門~細胞内のリサイクル~(5)オートファジーと疾患の関係

オートファジーは人間の疾患とどのように関係しているのか。大隅良典氏の研究を皮切りに、急速に発展してきたオートファジー研究だが、その研究成果は医学の分野において、薬剤の開発やがん治療への応用など、新たな手法を生み...
収録日:2023/12/15
追加日:2024/04/14
水島昇
東京大学 大学院医学系研究科・医学部 教授

私たちにはなぜ宗教が必要だったのか…脳の働きから考える

進化生物学から見た「宗教の起源」(1)宗教の起源とトランス状態

宗教の起源について、進化生物学はどう考えるか。イギリスの自然人類学者ロビン・ダンバーの著書『宗教の起源』によると、宗教はヒトにとって普遍的な現象であり、そこには脳が大きな役割を果たしているが、文化の影響も否めな...
収録日:2023/12/20
追加日:2024/01/30
長谷川眞理子
日本芸術文化振興会理事長

【会員アンケート企画】戦争をなくすために必要なのは?

編集部ラジオ2023:12月6日(水)

会員の皆さまからお寄せいただいたご意見を元に考え、テンミニッツTVの講義をつないでいく会員アンケート企画。今回は「戦争をなくすために必要なのは何だと思いますか?」というテーマでご意見をいただきました。 この問に...
収録日:2023/11/29
追加日:2023/12/06
テンミニッツTV編集部
教養動画メディア

半導体から解決をめざす!課題先進国・日本の進むべき道

半導体から見る明日の世界(12)課題先進国・日本の生き方

世界は今、大量生産が可能となった時代から個々の消費者ニーズに合わせた少量・高品質なものを提供する時代へと変化している。その中で半導体が担う役割はますます大きくなっているのだが、高度文明社会が進展する陰で新たな課...
収録日:2023/07/14
追加日:2023/11/13
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

「ずる賢い考え方」をしたがる人類に科学や民主主義は無理

電脳社会の未来(8)やはり最後の記念碑は芸術である

「法の前の平等」は、人間が裁判官をやっている限り絶対に達成できない。人間は平等、正義、科学を標榜しているのに、例えば、縁故とずる賢さと自分だけうまいことをしたいという、さもしい根性を捨てないからだ。AIに、全面的...
収録日:2023/08/02
追加日:2023/11/03
執行草舟
実業家

皮膚医療を変える皮膚常在菌の可能性と個別化医療の将来

最強の臓器「皮膚」のふしぎと最新医療(3)未来の皮膚医療

未来の皮膚医療のカギになるものの一つに「皮膚常在菌」がある。腸の健康を左右する腸内細菌同様、善玉菌と悪玉菌のバランスにより、皮膚のみならず全身の健康増進が期待できそうだ。最後に、症状に応じたきめ細かな個別化医療...
収録日:2023/05/30
追加日:2023/08/26
椛島健治
京都大学大学院 医学研究科 皮膚科学 教授

頭がいい人の脳はスカスカ?アストロサイトの重要な役割

知られざる「脳」の仕組み~脳研究の最前線(8)「頭の良さ」とアストロサイト

「頭が良い人」とはどのような人のことをいうのだろうか。脳研究の結果、衝撃的な事実が報告されている。IQが高い人はIQが低い人に比べて「脳がスカスカしている」というのだ。一体どういうことなのか。実はそこには「アストロ...
収録日:2022/10/21
追加日:2023/08/21
毛内拡
お茶の水女子大学 基幹研究院自然科学系 助教

皮膚から始まるアレルギーマーチ、スキンケアは超重要

最強の臓器「皮膚」のふしぎと最新医療(2)アトピー性皮膚炎とアレルギーマーチ

国民のほぼ1割が悩むアトピー性皮膚炎。子どもの頃に発症すると、その後いろいろなアレルギー疾患が行進していくかのように現れる「アレルギーマーチ」につながる例も多いという。かつては「アレルギー体質」と考えられていたも...
収録日:2023/05/30
追加日:2023/08/19
椛島健治
京都大学大学院 医学研究科 皮膚科学 教授

「かゆみ」の正体を科学する!最新研究で迫る皮膚の仕組み

最強の臓器「皮膚」のふしぎと最新医療(1)かゆみのサイエンス

皮膚は目に見える非常に重要な「臓器」であるにもにもかかわらず、実はその仕組みがあまりよく分かっていなかった。しかし、近年の研究で、体の中の臓器を守るものとしてその重要性の認識が増している。今回は皮膚をめぐる最先...
収録日:2023/05/30
追加日:2023/08/12
椛島健治
京都大学大学院 医学研究科 皮膚科学 教授

「新しい資本主義」の重点投資分野は実現可能な国家戦略か

岸田内閣「新しい資本主義」を徹底検証(3)総花的な成長戦略と重点投資分野

2022年に入り、岸田内閣は、資産所得倍増プラン、科学技術の戦略的支援、スタートアップ企業の育成計画など、さまざまな成長戦略を掲げてきた。一見すると有意義なプランが並んでいるようにも見えるが、果たして重点ポイントは...
収録日:2022/07/07
追加日:2022/10/06
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

「国生み・国作り・国譲り・国治め」と「むすひ」の力

日本神話の基本を知る~世界・人間・文化のはじまり

日本神話とはどのような構造・内容なのだろうか。「国生み・国作り・国譲り・国治め」という起承転結のストーリーで進んでいくというが、そこにはどのような神が関わり、そのような話が展開されていくのか。『古事記』『日本書...
収録日:2022/03/29
追加日:2022/08/11
鎌田東二
京都大学名誉教授

キリスト教の死生観…カトリックとプロテスタントの違い

死と宗教~教養としての「死の講義」(2)キリスト教の「死」

一神教の考え方は、神が万物を創造したところから始まる。世界も生き物もみな、神の被造物だから、生き死にも神の意思のまま。では、この世界の終わり(終末)には何が待っているのか。キリスト教の死生観をのぞいてみよう。(...
収録日:2022/03/03
追加日:2022/04/18
橋爪大三郎
社会学者

ナノマシン技術の進化に必要な「核酸医薬とDDS技術」の進歩

ナノテクノロジーでがんに挑む(8)核酸医薬とDDS技術の進歩の共進

世界的に研究が盛んなナノ医療の分野だが、国際競争における日本の立場はどうなっているのか。また、ドラッグデリバリーシステム(DDS)の発展にはどのような背景があるのか。核酸医薬とDDS技術の進歩の共進による、医療のさら...
収録日:2021/05/12
追加日:2022/04/16
片岡一則
ナノ医療イノベーションセンター センター長

岸田政権は落第点?求められる強力な司令塔と経済の復活

「激動と激変の時代」の日本復活戦略(1)菅政権から岸田政権へ

激動と激変の世界の中で日本はどのような方向へと進むべきなのか。2021年に菅政権から新たに誕生した岸田政権は、コロナ禍や産業の立て直しに立ち向かうべく強力なリーダーシップを発揮する司令塔が求められている。(全3話中第...
収録日:2022/01/18
追加日:2022/04/12
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

ナノマシンを理解するため重要な3つのポイント

ナノテクノロジーでがんに挑む(7)ナノマシンの実用化に向けて

がん治療での実用が大いに期待されているナノマシン。重要なポイントは「細胞レベルのデリバリー」や「スマート機能」など、3つほど挙げられるが、一方で気になるのは人体へのリスク、つまり安全性についてだ。そのあたりはどう...
収録日:2021/05/12
追加日:2022/04/09
片岡一則
ナノ医療イノベーションセンター センター長

mRNAを利用した膵臓がんの「血管新生阻害療法」とは

ナノテクノロジーでがんに挑む(6)ユニットPICとmRNAによるがん治療

がん治療におけるユニットPICとメッセンジャーRNA(mRNA)の具体的な活用事例を紹介する。ドラッグデリバリーシステム(DDS)の観点から、がん治療に新たな可能性を与える2つの画期的な事例は、ナノマシンがもたらすことになる...
収録日:2021/05/12
追加日:2022/04/02
片岡一則
ナノ医療イノベーションセンター センター長

テロメアを伸ばすために大事なのはストレスマネジメント

テロメアから考える「アンチエイジング」(2)テロメアを伸ばす生活習慣

老化を考える上で重要なテロメアの長さは免疫力とも関係があり、テロメアが長いとウイルスへの抵抗力が高いことがコロナ禍の研究でも分かってきた。どうしたらテロメアの長さを維持する、あるいは伸ばすことができるのか。食事...
収録日:2022/01/27
追加日:2022/03/31
堀江重郎
順天堂大学医学部・大学院医学研究科 教授

核酸医薬が抱える課題解決へ、進む「ユニットPIC」研究開発

ナノテクノロジーでがんに挑む(5)脳腫瘍治療のためのDDS活用<後編>

脳腫瘍治療のためドラッグデリバリーシステム(DDS)を用いた3つ目のアプローチはサイズチューニング、言い換えると「キャリアシステムの正確なナノサイズ制御」である。抗体サイズの「ユニットPIC」の開発によって、核酸医薬が...
収録日:2021/05/12
追加日:2022/03/26
片岡一則
ナノ医療イノベーションセンター センター長

テロメアの長さが「がんリスク」と「老化」のカギを握る

テロメアから考える「アンチエイジング」(1)老化とテロメアの関係

近年、老化を遅らせたり、老化した細胞を若返らせたりする「アンチエイジング」に関する科学的な研究が盛んに行われている。そのカギとなるのが「テロメア」と呼ばれる染色体の末端にある構造である。テロメアの長さと老化や疾...
収録日:2022/01/27
追加日:2022/03/24
堀江重郎
順天堂大学医学部・大学院医学研究科 教授

脳腫瘍の治療薬の効果を高める免疫チェックポイント阻害剤

ナノテクノロジーでがんに挑む(4)脳腫瘍治療のためのDDS活用<前編>

脳腫瘍に対するドラッグデリバリーシステム(DDS)を用いた具体的な3つのアプローチのうち、2つを解説する。1:免疫チェックポイント阻害剤との併用、2:血管内皮細胞の通過を促進するリガンド分子の装着である。どちらも、脳腫瘍...
収録日:2021/05/12
追加日:2022/03/19
片岡一則
ナノ医療イノベーションセンター センター長

がん治療になぜナノマシンを活用したDDSが有効なのか

ナノテクノロジーでがんに挑む(3)ナノマシンを使ったがん治療

ナノマシンを使ったドラッグデリバリーシステム(DDS)によるがん治療は現在、有効性と安全性を調べる第2相まで臨床試験が進んでいる。この仕組みを使えば、がん細胞に直接薬を届けることが可能になる。そこで、特に研究開発が...
収録日:2021/05/12
追加日:2022/03/12
片岡一則
ナノ医療イノベーションセンター センター長

抗がん剤をナノマシンでいかにがん細胞に送り込むか?

ナノテクノロジーでがんに挑む(2)ナノマシンとは何か

体内病院の実現に向けて注目されるナノマシン。ウイルスほどの非常に小さいサイズであるそれは、どのような仕組みと働きを持っているのか。また、体内に入れたとき、どんなことが重要になるのか。生体内外の「信号」を適切に検...
収録日:2021/05/12
追加日:2022/03/05
片岡一則
ナノ医療イノベーションセンター センター長

ナノマシンによるがん治療…体内病院というイノベーション

ナノテクノロジーでがんに挑む(1)「iCONM」がめざす医療

「iCONM(アイコン)」と呼ばれるナノ医療イノベーションセンターが2015年、川崎に誕生したが、羽田空港へのアクセスの良さなどから世界に開かれた研究施設として注目されている。ではiCONMがめざす医療とはどのようなものなの...
収録日:2021/05/12
追加日:2022/02/26
片岡一則
ナノ医療イノベーションセンター センター長

古代ローマの公衆浴場と江戸の銭湯…風呂は楽しい社交場

江戸とローマ~テルマエと浮世風呂(2)お風呂は社交場だった

日常的にお風呂に親しむ日本人は見落としがちだが、入浴文化は良質な水の大量確保に支えられている。ローマも日本も、文字通りその恩恵に浴してきた。公衆浴場や銭湯には町の社交場の機能があったし、体を清潔にしたり、体の芯...
収録日:2021/05/24
追加日:2022/02/11
本村凌二
東京大学名誉教授

実は「中国」は近代になって発明された考え方だった

中国共産党と人権問題(3)歴史の枠を超えた中国化政策

中国共産党はどのような思想のもとで、現在の地位を築いていったのか。また、「中国」という概念はどのように成立していったのか。毛沢東時代の革命と闘争の歴史から、習近平率いる現代まで、中国共産党の歴史とその思想的特徴...
収録日:2021/10/15
追加日:2022/01/07
橋爪大三郎
社会学者

加齢による睡眠の悩みの解消法&睡眠薬とのつきあい方

「最高の睡眠」へ~知っておくべき睡眠常識(7)高齢者のための睡眠

「若い頃のようになかなか眠れない」という声をよく聞くが、高齢者は睡眠とどう向き合えばいいのか。さまざまな加齢現象により睡眠の質が低下するのはある程度許容しなければならないが、生活習慣で改善できる可能性はある。鍵...
収録日:2021/06/23
追加日:2021/11/25
西野精治
スタンフォード大学医学部精神科教授

「寝ないで頑張る」睡眠不足が招く日本の経済損失は世界一

「最高の睡眠」へ~知っておくべき睡眠常識(4)仕事と睡眠の関係

今回は、仕事と睡眠の関係を考えていく。結論からいうと、「24時間働く」ことは、百害あって一利なし、なのである。ある調査によると、6時間睡眠を2週間続けた脳は、2日徹夜したのが同程度に能力が落ちている。以前なら常識だっ...
収録日:2021/06/23
追加日:2021/11/11
西野精治
スタンフォード大学医学部精神科教授

ワクチンによる抗体の生成は? 免疫はどこまで続く?

ウィズ・コロナ時代の医学展望(4)ワクチン接種の現状と症状の長期化

最近、問題になっているのが長期的な新型コロナ患者が増えてきているということだ。中にはPCR検査がずっと陽性のままという患者もいるという。感染予防や重症化防止にはワクチン接種が有効なのだが、ワクチンによる抗体の形成に...
収録日:2021/09/01
追加日:2021/10/21
堀江重郎
順天堂大学医学部・大学院医学研究科 教授

なぜ大人が子どもの代弁者であることが最高の子育てなのか

現代の小児科学と最高の子育て(7)小児科医からのメッセージ

「小児科医は子どもの代弁者」だと高橋先生は言う。これは、子どもが自分ではなかなかことばにしづらい苦しみの実態に対し、丁寧に「傾聴」して問題点を探し出し、適切な診断と治療に向けて子どもやその家族を「説得」すること...
収録日:2021/07/14
追加日:2021/10/16
高橋孝雄
慶應義塾大学名誉教授(医学部)

ブレイクスルー感染にコロナワクチンの効果はどれくらい?

ウィズ・コロナ時代の医学展望(3)新型コロナ医療の最前線

流行から1年以上がたち、新型コロナウイルス感染症について、さまざまなことが分かってきた。重症化のメカニズムと、それを防ぐ治療薬の効果とその問題点、感染のリスク因子、さらに、ワクチン接種が進む中での、ワクチンの予防...
収録日:2021/09/01
追加日:2021/10/14
堀江重郎
順天堂大学医学部・大学院医学研究科 教授

介護を「プロジェクト」と捉え、マネジャーに徹すべし

50代からの親の介護~その課題と準備(2)マネジメントとしての介護

元気だと思っていた地方に住む親が突然倒れた。そのとき、子どもには何ができるのか。介護を一つの「プロジェクト」と考え、子どもはそのマネジメントに徹するべきだと太田氏は言う。直接の介護はプロの手を借り、介護保険を始...
収録日:2021/08/26
追加日:2021/10/13
太田差惠子
介護・暮らしジャーナリスト

病床数世界一の日本がコロナ禍で露呈した医療体制の問題点

ウィズ・コロナ時代の医学展望(2)日本の医療の脆弱性

新型コロナウイルス感染症の拡大により、保健所や病院の役割が改めて注目されている一方、日本の医療の脆弱性が浮き彫りになっている。戦前、強化された保健所だが、戦後の行政改革によってその数は減少。そこには今回の新型コ...
収録日:2021/09/01
追加日:2021/10/07
堀江重郎
順天堂大学医学部・大学院医学研究科 教授

新型コロナウイルス感染症に関する日本の“いま”を知る

ウィズ・コロナ時代の医学展望(1)日本のコロナ対策とその問題点

世界を大混乱に陥れた新型コロナウイルスによるパンデミック。2020年1月の時点で現在のような状況を予測できた人はどれくらいいただろうか。本シリーズ講義では、これまでに新型コロナウイルスについて分かってきたことを解説し...
収録日:2021/09/01
追加日:2021/09/30
堀江重郎
順天堂大学医学部・大学院医学研究科 教授

マルチスケールエンジニアリングによる安心で安全な未来

教養としてのナノテクノロジー(10)界面現象とマイクロ流体システム

ナノメートルスケールの発見をメートルサイズスケールの人間の生活に役立てるには、実用に供するデバイスをつくり出す必要がある。近年、マイクロ流体システムを使用したデバイスの開発により、医療効率が格段に上がることが予...
収録日:2021/03/29
追加日:2021/09/23

遺伝の力を示す3つの特徴とは何か

現代の小児科学と最高の子育て(3)遺伝の力と個性の存在

遺伝というと「努力しても所詮ムダ」という限界のように言われることがあるが、それは逆である。遺伝子は常に変わらない力としてわれわれとともにあり、多少のばらつきによってそれぞれの個性を生んでいる。人間にとって本当に...
収録日:2021/07/14
追加日:2021/09/18
高橋孝雄
慶應義塾大学名誉教授(医学部)

どうすれば「最高の睡眠」は実現するか…健康な睡眠とは?

「最高の睡眠」へ~知っておくべき睡眠常識(1)健康な睡眠のための方法

人生の約3分の1を、人は寝て過ごす。人間にとって不可欠な「睡眠」について、まだ分かっていないことが多く、睡眠ストレスや寝不足に悩む人は多い。現代人はどのように生活すれば最高の睡眠を得られるのだろうか。その前に、そ...
収録日:2021/06/23
追加日:2021/09/14
西野精治
スタンフォード大学医学部精神科教授

困難の克服と幸せな人生の獲得、それが小児科学の目的

現代の小児科学と最高の子育て(1)現代の小児科学の役割

現代の小児科学が果たす役割とは何か。医療水準が数十年前から急激な進歩を遂げている現在、小児科学が目指すのは、子どもがどんな困難も克服し、幸せな人生を手にすることである。(全7話中第1話)
収録日:2021/07/14
追加日:2021/09/04
高橋孝雄
慶應義塾大学名誉教授(医学部)

燃料電池車、がんの治療などで活用されるナノテクノロジー

教養としてのナノテクノロジー(5)ナノテクノロジーとは何か<後編>

国家ナノテクノロジーイニシアティブでは、ナノスケールで生じる現象やプロセスの根本的理解から社会的側面まで、7つのプログラムが構成されている。これに合わせて日本でもいろいろと動き出しているが、こうした世界的な動きの...
収録日:2021/03/29
追加日:2021/08/19

社会保障費が膨らむ日本の医療保険制度の構造的な問題

財政問題の本質を考える(3)社会保障の国際比較と是正

人口構造の変化と高齢化に伴う社会保障給付の増加が日本の財政問題になっているが、社会保障費が増える原因はけっして高齢化だけではない。そこには日本の医療保険制度の構造的な問題もある。健やかで安全な生活を守るためにも...
収録日:2021/04/27
追加日:2021/07/14
岡本薫明
第15代財務事務次官

『LIFESPAN 老いなき世界』が突き付けた永遠の命の意味

老いなき世界が告げるもの~永遠の命は本当に必要なのか~

人新世によって人間活動に警鐘が鳴らされる時代にあって、人間の老化を治療しようという書籍が出版された。デビッド・シンクレアとマシュー・D・ラプラントの共著による『LIFESPAN 老いなき世界』である。生きものが老化して死...
収録日:2021/04/19
追加日:2021/07/11
長谷川眞理子
日本芸術文化振興会理事長

なぜ日本はワクチン開発が遅れてしまったのか

感染症予防・がん治療に使えるmRNAワクチン(5)科学技術立国・日本の現状と課題

mRNAワクチンについての一連の講義を踏まえて、「液性免疫・細胞性免疫」「腫瘍関連抗原・ネオ抗原」それぞれの仕組みとその違い、ワクチン開発の状況、そしてなぜ日本のワクチン開発が遅れたのか、その要因と日本の課題など、...
収録日:2021/04/13
追加日:2021/07/09
内田智士
東京医科歯科大学 難治疾患研究所 教授

mRNAワクチンのゴールはがん免疫サイクルを回すこと

感染症予防・がん治療に使えるmRNAワクチン(4)mRNAを使ったがん免疫治療

日本で最も死亡率の高い病気であるがん。がんについての研究はかなり進んでいるものの、その病気の複雑さからより洗練された手法が求められている。そこで注目されているのが「がん免疫治療」である。治療のためのがんワクチン...
収録日:2021/04/13
追加日:2021/07/02
内田智士
東京医科歯科大学 難治疾患研究所 教授

10分でわかる「ワクチンの歴史としくみ」

感染症予防・がん治療に使えるmRNAワクチン(3)感染症とワクチン開発

そもそもなぜワクチンによって感染症が予防できるのか。その基本的な作用と、天然痘に始まるワクチンの歴史を概観していく。現在ではウイルスを使わない新しいタイプのワクチンが開発されており、その一つであるmRNAワクチンは...
収録日:2021/04/13
追加日:2021/06/25
内田智士
東京医科歯科大学 難治疾患研究所 教授

なぜmRNA医薬が最近、注目されるようになったのか

感染症予防・がん治療に使えるmRNAワクチン(2)タンパク質医薬とmRNA医薬

生命現象の中核を担っているタンパク質。それは医療の分野でも注目を集めており、現在では世界の医薬品売上の上位ほとんどをタンパク質医薬が占めている。しかし、優れた特徴をもつタンパク質医薬にも多くの課題がある。今まさ...
収録日:2021/04/13
追加日:2021/06/18
内田智士
東京医科歯科大学 難治疾患研究所 教授

人間の命を「数量」で考えて経済や国の活力を論じるバカ

脱人間論(9)ちょっとした幸福が欲しくて破滅を招く

自分の人生を体当たりで生きていれば、死ぬときもジタバタしない。死を宣告されて慌てるのは、何も考えない人生を送った人である。人口についての考え方も、日本ではおかしくなっている。子どもの数が減って「国の活力がなくな...
収録日:2021/03/18
追加日:2021/06/18

コロナだけでなく個別化医療の可能性を秘めたmRNAワクチン

感染症予防・がん治療に使えるmRNAワクチン(1)mRNAとは何か

新型コロナウイルス感染症の世界的な流行により、ワクチンへの関心が高まっている。そしてまさにこの対策に使われているのが「メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチン」である。mRNAとは何なのか、既存のワクチンと何が異なるのか。...
収録日:2021/04/13
追加日:2021/06/11
内田智士
東京医科歯科大学 難治疾患研究所 教授

『日本書紀』ではなぜ出雲神話がカットされているのか

世界神話の中の古事記・日本書紀(6)出雲神話をめぐる古事記・日本書紀の違い

『古事記』には国生みから国づくりまでのプロセスの中に、スサノオ、オオクニヌシの波乱万丈の物語、つまり「出雲神話」と呼ばれる部分がとても手厚く描かれている。一方、『日本書紀』はその部分がカットされている。スサノオ...
収録日:2020/10/05
追加日:2021/05/08
鎌田東二
京都大学名誉教授

縦割り打破!「スモール・イズ・ビューティフル」の組織論

企業改革の核心は何か(2)組織改革のポイント

ターンアラウンド・スペシャリスト(事業再生専門家)である三枝匡氏に、その著書『V字回復の経営(増補改訂版)』の内容を中心に、企業改革の核心を聞く講義シリーズ。第2話では、なぜ日本企業の経営力が落ちてしまったのかに...
収録日:2020/11/09
追加日:2021/02/24
三枝匡
株式会社ミスミグループ本社名誉会長、第2期創業者

「医療現場の逼迫」という大問題はこうすれば解消できる

第2次緊急事態宣言・コロナ対策再検証(3)医療を救う方法

緊急事態宣言が出される大きな要因は「医療現場の逼迫」である。現実に、いまコロナ患者の治療に必死に当たっている医療従事者の努力、献身は大変なものである。だが、日本は現段階では欧米の数十分の一程度の感染者数なのに、...
収録日:2021/01/08
追加日:2021/01/16

PCR検査の徹底と、隔離方針の明確化が必要不可欠だ

第2次緊急事態宣言・コロナ対策再検証(2)PCRと隔離

今回の新型コロナウイルスの最大の問題は、無症状者や軽症者がウイルスを感染させてしまうことである。検温や手指の消毒を徹底している病院でも院内感染が起きてしまうのは、まさに無症状者がすり抜けてしまうからだ。であるな...
収録日:2021/01/08
追加日:2021/01/15

孫子が最も重視する「計数」の教えを忘れてはいけない

『孫子』を読む:形篇(4)「計数」の重要性と「形」の意味

「形篇」の最後となる今回は、戦いにおいて敵の戦力と自軍の防御能力をどのように把握するかについて『孫子』から読み解いていく。その最大のポイントは、「計数」的な見地から希望的観測や曖昧な感情を全て排除して、厳しく捉...
収録日:2020/02/25
追加日:2020/12/23
田口佳史
東洋思想研究家

中国の圧力をはねのけて実現した李登輝訪日の舞台裏

李登輝に学ぶリーダーの神髄(5)総統退任後の訪日実現

李登輝は総統退任後、9回日本に来ているが、このうち7回は江口がアレンジしている。1回目は中華人民共和国に過度に配慮した日本が入国をなかなか認めなかった。当時から中国共産党は日本で力を持っており、李登輝の影響力を恐れ...
収録日:2020/08/24
追加日:2020/11/25
江口克彦
株式会社江口オフィス代表取締役社長

コロナを克服し新しい日常を実現するための「3つの教訓」

中東におけるコロナ問題(3)変化する日常とサアディーの教訓

コロナ禍によりイスラムの生活習慣から、挨拶としての抱擁、茶店での談笑や情報交換など中東独特の風景が姿を消しつつある。山内昌之氏はイスラム世界がコロナ禍以降の新しい日常を獲得するために必要なポイントを、詩人サアデ...
収録日:2020/09/01
追加日:2020/11/18
山内昌之
東京大学名誉教授

コロナ・パンデミックはいつ終わるのか、短期シナリオは崩壊

米中関係の行方と日本の今後を読む(2)「複合危機」が分けた明暗

新型コロナウイルスの蔓延によって「健康の危機」だけでなく「経済の危機」ももたらされた。互いにトレードオフの関係に二つの「複合危機」にどう対応すればいいか、簡単に結論は出ない。このパンデミックはいつ終わるのか。ワ...
収録日:2020/09/08
追加日:2020/10/01
小原雅博
東京大学名誉教授

文学なき「やる気」は、振り込め詐欺のごとき愚劣なものになる

真のやる気とは何か(10)旧制高校出身者がいた時代の良さ

キリンビールの現場にいた田村潤氏は、ちょうど日本がバブルに沸き立つ前後から、社内会議の質が急激に低下するのを実感したという。それ以前と以後の違いは、「旧制高校出身者の有無」だった。執行草舟氏はその事実を、文学と...
収録日:2020/04/10
追加日:2020/09/04
対談 | 執行草舟田村潤

再感染を防ぐために世界で進められている3つの対策

コロナパンデミックと闘う世界と今後の課題(4)再感染防止への各種対策

再感染の拡大を防ぐために、さまざまな対策が各国で取られている。検査体制の拡充や、接触を記録するアプリの開発、新たな治療薬の開発など、さまざまな分野で急ピッチの開発が進められている。とりわけワクチンの開発は非常に...
収録日:2020/07/16
追加日:2020/08/28
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

検査の感度よりも頻度によって対処するという方向性の必要性

新型コロナ問題の現在地とこれからの課題(3)無症状感染者と検査の問題

これまでに新型コロナウイルスに関する多くの知識が蓄積されてきたが、無症状感染者の拡散能力や、抗体の持続性など、よく分かっていないことも多い。これから何をすれば正しいやり方といえるのか、いまだに分かっていないが、...
収録日:2020/07/16
追加日:2020/08/08

メルケル首相とマクロン大統領による「歴史的決断」とは

コロナ禍で揺れる世界経済の行方(5)EUとヨーロッパ情勢

新型コロナウイルスはEUとヨーロッパ諸国にも甚大な影響を与えた。中でもイタリアの医療崩壊、イギリスの首相や皇太子の感染などのニュースは、日本人の心胆をも寒くしたものだ。しかし、世界の多くの国が「自国ファースト」に...
収録日:2020/06/15
追加日:2020/07/08
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

世界経済はどうなってしまうのか、最新の情勢分析と展望

コロナ禍で揺れる世界経済の行方(1)世界の感染状況

2019年12月以降、中国湖北省武漢市を中心に発生し、短期間で全世界に広がった新型コロナウイルス感染症。パンデミックとなった原因はグローバリズムにより世界が狭くなったことにあるが、懸念されるのは世界経済の行方だ。果た...
収録日:2020/06/15
追加日:2020/07/08
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

なぜ持病を持っている人は重症化しやすいのか

免疫の仕組みからポストコロナ社会を考える(11)インフルエンザとの比較

行動様式の変容は、今後の新型コロナウイルス対応において最も重要な点であり、これを徹底すれば多くの活動は再開できるだろう。しかし、ウイルスが消滅したわけではない。季節性インフルエンザと似ているようだが、慢性的な炎...
収録日:2020/06/04
追加日:2020/07/02

入れ歯治療によって克服された4つの障害

歯科の健康づくり(3)入れ歯治療による4障害の克服

認知症患者である81歳男性が入れ歯治療で快復していくケースを見ていく。家では寝たきりであったこの男性は、入れ歯治療によって噛んで食べる喜びを思い出し、最終的には歩けるようになった。この症例から分かるのは、噛んで食...
収録日:2019/11/14
追加日:2020/06/08
対談 | 河原英雄上濱正

世界中が驚いた「口腔ケアと肺炎」の重要な関係性

歯科の健康づくり(2)口腔機能の再建と健康

口の中は、本来は誰もが綺麗である。しかし一度汚れてしまうと、肺炎など重篤な病気につながることがある。また高齢者の場合、口腔ケアを怠ると筋肉の萎縮や認知症に繋がることもある。さまざまな症例から最近明らかになってき...
収録日:2019/11/14
追加日:2020/06/01
対談 | 河原英雄上濱正

感染発生、クラスター対策班の活躍、そしてPCR検査問題

徹底検証・日本のコロナ対策(2)日本の感染展開の経緯

中国で新型コロナウイルスの感染が発生して以来、日本での感染拡大はどのような経緯を辿ったか。初期段階で問題になったクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」対策、さらに大きな成果を挙げたクラスター対策班の活動とその...
収録日:2020/05/19
追加日:2020/05/23
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

「寄り添う」ことができない世界で政治家がいかに発信するか

対コロナ、危機の意思決定を考える(3)危機のコミュニケーション

新型コロナ問題のような危機の局面において、日本が構築するべきシステムとはどのようなものなのか。重要なのは、意思決定者と分析者が的確に情報を共有するとともに、中央政府と地方自治体の認識が一致することである。これに...
収録日:2020/04/28
追加日:2020/05/13
曽根泰教
慶應義塾大学名誉教授

日本が危機に対して作っているのはシナリオではなくマニュアル

対コロナ、危機の意思決定を考える(2)シナリオ作りと制度設計

未知の問題に対処するためには、誰がどのように動くかなど事前にシナリオを作っておく必要がある。今回の新型コロナウイルスでは、日本の場合、そこが不足していた。ではどうすればいいか。海外の事例を参照しながら、日本のシ...
収録日:2020/04/28
追加日:2020/05/13
曽根泰教
慶應義塾大学名誉教授

新型コロナ問題を考える上で重要な「危機のシナリオ」

対コロナ、危機の意思決定を考える(1)シナリオの必要性

新型コロナウイルス問題に対して、安倍政権は批判にさらされている。「安倍一強」といわれ、官邸に意思決定が集中しているはずなのに、支障が生じているのはなぜなのか。そこで今回考えたいのは、未知の問題における危機管理に...
収録日:2020/04/28
追加日:2020/05/13
曽根泰教
慶應義塾大学名誉教授

免疫力アップにはBCG接種、朝鮮人参、ビタミンDが有効

COVID-19戦時下の今できること(3)免疫機能を高めよ<1>

ウイルスに立ち向かうためには、免疫力を高めることが重要である。そのためには、免疫力を高める要素を熟知すると同時に、それを低下させてしまう要因や習慣を正しく理解し、対処することが求められる。(全5話中第3話)
収録日:2020/04/02
追加日:2020/04/14
堀江重郎
順天堂大学医学部・大学院医学研究科 教授

感染率や死亡率を決める要因は何なのか

新型コロナウイルスの克服(5)何が成否を分けるのか?

いったい何が感染率や死亡率の高さ・低さを決めるのか。その要因は決して単一ではない。公衆衛生系の問題は複合的に発生するからだ。そこで求められるのは、各セクターが適切に状況を把握し、相互にコミュニケーションを深めて...
収録日:2020/03/27
追加日:2020/04/01
橋本英樹
東京大学大学院医学系研究科 公共健康医学専攻 保険社会行動学分野 教授

新型コロナウイルス対策のポイントは?

新型コロナウイルスの克服(1)3月末までの対策の是非

新型コロナウイルス問題の全体像を、どのように把握すべきか。日本の感染者数がそこまで増加していないのは、少ない検査数が原因であると考えられている。しかし実際には、戦略的な事情や法的な問題も関わっている。(全5話中第...
収録日:2020/03/27
追加日:2020/04/01
橋本英樹
東京大学大学院医学系研究科 公共健康医学専攻 保険社会行動学分野 教授

新型コロナウイルスに関する中国政府の対応の問題点

激動の世界情勢を読む~米中対立の行方(1)新型コロナウイルス問題:前編

2020年、新型コロナウイルスの問題に関して、中国政府の対応にどんな問題があったのか。とりわけ中国においては情報の透明性が十分ではなく、政府のガバナンスへの批判もある。今回を含め計3話でこの問題について議論を進めてい...
収録日:2020/02/15
追加日:2020/02/27

戸嶋靖昌と平野遼の絵に込められた魂

魂の芸術(5)「宇宙の呼吸」―求心と遠心

戸嶋靖昌は、がんを宣告され、自らの余命を2カ月~3カ月と聞いてから、最後に作品を完成させたいと、治療も受けずに絵を描くことに打ち込み、それが絶筆となった。戸嶋の絵の凄い点は放散していく力。いわば遠心力である。一方...
収録日:2019/09/11
追加日:2019/12/06

終末医療を考える上で大事なコミュニティオーガニゼーション

世界と日本の医療~課題と未来(6)終末医療と在宅医療

終末期の死生観について、日本ではあまり議論されていないが、「人生の中で何をしたいのか」ということを考えることが、個人にとっても医療全体にとっても大切である。そこでシリーズ最終話では、終末医療について在宅医療など...
収録日:2019/09/17
追加日:2019/10/12

医師に向いている人、向いていない人

世界と日本の医療~課題と未来(5)求められる医師の姿

医療の大原則は、「手当て」という言葉で表現されるように、患者さんと同じ場にいて、その場を共有することだと堀江重郎氏は話すが、現在の医療はそれを難しくしているという。いったいどういうことなのか。また、求められる医...
収録日:2019/09/17
追加日:2019/10/12

なぜ日本の医療現場は効率が悪いのか

世界と日本の医療~課題と未来(2)日米の医療制度の違い

日本の医療制度は非効率な部分が多いのに対して、アメリカの医療制度は効率的で、学ぶことが多い。堀江重郎氏の解説のもと、日本とアメリカの制度を比較して、日本の医療制度の問題点を改めて考えてみる。(全6話中第2話) ※イ...
収録日:2019/09/17
追加日:2019/09/30

なぜ日本の医療はグローバル化が遅れているのか

世界と日本の医療~課題と未来(1)グローバル化が遅れる日本の医療

最先端手術支援ロボット「ダヴィンチ」の価格は、世界の中で日本だけが圧倒的に高いといわれている。なぜそのようなことが起きるのか。また、グローバル化を推し進める上で、日本の医療のどこが問題点なのか。堀江重郎氏に解説...
収録日:2019/09/17
追加日:2019/09/30

「行動分析学」という心理学の面白いポイントとは

人の行動の「なぜ」を読み解く行動分析学(3)時空間分析

行動分析学という心理学の面白いポイントは、どんな行動でも「ABC分析」など同じ方法論でほとんど全てにアプローチできるところだと島宗理氏は言う。今回、そのことを「時空間分析」によって示しているが、はたしてそれはどのよ...
収録日:2019/02/21
追加日:2019/08/29
島宗理
法政大学文学部心理学科教授

なぜローマだけがあれだけ強大な国家になったのか

教養としての世界史とローマ史~ローマ史講座・講演編(9)ローマ人の特質

ローマはなぜ強大な国家になり、覇権を握ることができたのか。その理由に関してはいろいろな意見が出されている。本村凌二氏は特に、ローマ人の敬虔さおよび慎み深さ、ものごとを洗練させていく能力、そして寛容の精神に、その...
収録日:2018/11/28
追加日:2019/08/10
本村凌二
東京大学名誉教授

歩行アシストロボットを活用したリハビリテーション

生活支援ロボットと人の共生(4)ロボットリハビリ

ロボットを活用したリハビリテーションは、かながわリハビリロボットクリニックが掲げる2つ目のテーマだ。パワードスーツとして注目されるサイバーダインのHAL、安川電機が輸入したRewalkなど、最新鋭のロボットを用いたリハビ...
収録日:2018/12/06
追加日:2019/07/24
村田知之
神奈川県総合リハビリテーションセンター 研究部リハビリテーション工学研究室研究員

行動変容戦略…個人が各々の行動を変えていく方法とは?

AIに善悪の判断を教える方法~新しい道徳論(1)自分で守る健康社会

少子高齢化に伴って、自分で守る健康社会が必要となる、というのが鄭雄一氏の見立てである。そのためには、健康リテラシーをあげ、仲間をつくり、個人の行動が変わっていくことが重要である。鄭氏が、そのためにどのような技術...
収録日:2018/06/20
追加日:2019/06/03
鄭雄一
東京大学大学院工学系研究科 バイオエンジニアリング専攻教授

医療に関するビッグデータからビジネスを生み出す

プラチナ社会へのビジネス創造(4)諸問題の解決のために

2050年までに日本が目指すべきは、再生可能エネルギーを自給して地上資源を再活用していくことだ。これは地方経済を活性化させ、少子化問題の解決にもつながる。また、メンタルな問題も、医療に関するビッグデータを活用し、企...
収録日:2018/12/12
追加日:2019/05/02
小宮山宏
東京大学第28代総長

江戸開城…外圧が勝海舟と西郷隆盛の会談に影響を与えた?

明治維新から学ぶもの~改革への道(4)江戸開城から東京首都宣言へ

江戸開城交渉は、勝海舟・西郷隆盛間で行われた。事実上の無血開城として政府が多大に譲歩した背景には、英国公使パークスの圧力があったという。上野近辺に集結した彰義隊は大村益次郎により討伐される。元号が明治に変わった9...
収録日:2018/11/13
追加日:2019/04/22
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

少子高齢化時代に考えるべきがん対策

がん対策の現状と今後(5)少子高齢化時代のがん対策

少子高齢化社会を見据え、がん予防を社会全体の問題として考えていく必要がある。10年のがん対策推進基本計画を経て見えてきた、国民それぞれが考えるべき課題について、門田守人氏の提言を聴こう。(全5話中第5話)
収録日:2018/09/10
追加日:2019/03/01
門田守人
日本医学会 会長

なぜ、がんの死亡率が下がらないか…喫煙率と検診受診率

がん対策の現状と今後(4)死亡率低下のための課題

今回は、がん対策推進基本計画を振り返り、なぜその中で死亡率が思ったほど下がらなかったのかを説明する。そこには少子高齢化に伴う統計上の問題と予防や検診が広がらないという日本の現状がある。(全5話中第4話)
収録日:2018/09/10
追加日:2019/02/28
門田守人
日本医学会 会長

がん対策推進基本計画、最初の5年間の成果

がん対策の現状と今後(2)第1期基本計画と新しい課題

がん死亡率の低下と患者の苦痛の軽減という二つの目標を掲げた5年間の第1期がん対策推進基本計画が5年目を迎えたとき、門田守人氏はがん対策推進協議会の会長に就任した。第2期の基本計画を立てる上で、第1期の課題に加え、元患...
収録日:2018/09/10
追加日:2019/02/26
門田守人
日本医学会 会長

がんの医療格差をなくすための「がん対策基本法」

がん対策の現状と今後(1)がん対策基本法の成立経緯

がん治療の均てん化というがん患者たちの願いをかなえるべく、2006年にがん対策基本法が成立、2007年に施行された。がん対策推進基本計画では、目標として10年間でがんによる死亡率の20パーセント低下と患者および家族の苦痛の...
収録日:2018/09/10
追加日:2019/02/25
門田守人
日本医学会 会長

前立腺ガンの進行を止めるための三次予防

「人生100年時代」の抗加齢医学と前立腺ガンの予防

人生100年時代の到来が近年、叫ばれている。100年という時間の中で生じる変化は女性の方が適応しやすいともいわれている。それに対して男性は、どのようなライフスタイルを築けば良いのだろうか。来たるべき人生100年時代の抗加...
収録日:2018/11/15
追加日:2019/02/11
堀江重郎
順天堂大学医学部・大学院医学研究科 教授

研究者にとって大事な5つのこと

生命科学の現状と課題~生物研究と再生医療(6)自然から学び、ヒトを知る

40年間イモリを採取し研究してきた浅島誠氏だが、研究を進めるたびにイモリがすごい能力を持っていることに驚かされてきたという。シリーズ最終話では、自然や生物から学ぶことの重要性を伝えるため、研究者にとって大事な5つの...
収録日:2018/07/30
追加日:2019/02/03
浅島誠
東京大学名誉教授

「神経性やせ症」と脳の変化…原因と症状とは

睡眠:体、脳、こころの接点(8)神経性やせ症

かつて拒食症と呼ばれた「神経性やせ症」は、明らかにやせていても本人が異常と認めず、治療を拒否しがちな点に難しさがある。シリーズ最終回では、生命に関わる「神経性やせ症」の原因や症状、特に脳構造に与える変化を解説す...
収録日:2018/08/24
追加日:2019/01/25
尾崎紀夫
名古屋大学大学院医学系研究科特任教授

うつ病が不眠を招くメカニズム…無呼吸症候群との違いは?

睡眠:体、脳、こころの接点(6)うつ病と睡眠障害

認知症とともに、うつ病も増え続けている。とりわけ高齢者では「老年期うつ病」と認知症に伴う「うつ症状」の見分けが困難だ。シリーズ第6話では、うつ病と睡眠障害について、また、うつ病と間違えられることの多い睡眠時無呼吸...
収録日:2018/08/24
追加日:2019/01/23
尾崎紀夫
名古屋大学大学院医学系研究科特任教授

睡眠障害、うつ…レビー小体型認知症の診断ポイント

睡眠:体、脳、こころの接点(5)認知症と睡眠障害

高齢社会の進行に伴い、認知症が注目されている。重要なのは、発症前のあまり進行していない段階で病気を見つけることである。シリーズ第5話では、認知症と睡眠障害、特に高齢者に多いレビー小体型認知症を解説いただく。(全8...
収録日:2018/08/24
追加日:2019/01/22
尾崎紀夫
名古屋大学大学院医学系研究科特任教授

再生医療の3つの分類と実用化に向けた日本の課題

生命科学の現状と課題~生物研究と再生医療(4)再生医療の現在と今後

現在の再生医療においては、さまざまな幹細胞が注目されているが、その中でどのような幹細胞による再生医療が本当に導入できるのかを考えることが重要である。今回は、再生医療の現状と今後の課題について解説する。(全6話中第...
収録日:2018/07/30
追加日:2019/01/20
浅島誠
東京大学名誉教授

睡眠障害がからだと脳に与える影響

睡眠:体、脳、こころの接点(3)睡眠不足と病気のリスク

睡眠不足が昼間のパフォーマンスに影響するのは、誰もが経験することだが、脳科学により、そのメカニズムが解明されつつある。シリーズ第3話では、睡眠の国際比較や長時間労働との関係を通じて、睡眠不足による病気のリスクを考...
収録日:2018/08/24
追加日:2019/01/19
尾崎紀夫
名古屋大学大学院医学系研究科特任教授

医療費の軽減には今までとは違うアプローチが必要

医療とビジネスの健全な関係(4)医療費削減対策として

素晴らしい医療レベルを持つ日本の最大の課題は医療費削減である。そこで、厚生労働省は医療・介護が必要となる手前の段階が重要であると捉え、新たな医療費削減対策として保険医療に関するビジョンを打ち出した。それは一体ど...
収録日:2018/08/31
追加日:2019/01/09
真野俊樹
中央大学大学院戦略経営研究科 教授

健康寿命や認知症の課題もビジネスチャンスになる

医療とビジネスの健全な関係(2)高齢化社会とヘルスケア

健康寿命の延伸、医療費の増加など、高齢化社会を迎えた日本において、ヘルスケアの課題はさまざまだが、逆にいえばその課題にヘルスケアビジネスのチャンスがあるともいえる。今回は高齢化社会に伴う変化を軸に、医療、ヘルス...
収録日:2018/08/31
追加日:2019/01/09
真野俊樹
中央大学大学院戦略経営研究科 教授

医療の問題を健全なビジネスの視点で解決できるのか

医療とビジネスの健全な関係(1)適者生存と日本の医療

中央大学大学院戦略経営研究科教授で医師の真野俊樹氏が、医療とビジネスの健全な関係という視点で、ヘルスケアビジネスについて解説する。真野氏はアメリカでの経験等を通して、ビジネスとしてのヘルスケアを考えるようになっ...
収録日:2018/08/31
追加日:2019/01/09
真野俊樹
中央大学大学院戦略経営研究科 教授

イノベーションは「思いつくかつかないか」の勝負

イノベーションの本質を考える(5)異日常の提案

イノベーションが「思いつき」の勝負であると、楠木建氏は指摘する。その好例として挙げられるのは、高級ウィッグで有名なアデンランスの男性受け商品である。どのような「思いつき」がイノベーションにつながっていくのだろう...
収録日:2018/09/07
追加日:2018/11/30
楠木建
一橋大学大学院 経営管理研究科 国際企業戦略専攻 特任教授

イノベーションにとって重要な学問とは何か?

科学技術とイノベーションマネジメント(7)実現に向けて

今日、イノベーションの生成プロセス自体が多様化している。東京工業大学環境・社会理工学院教授の梶川裕矢氏によれば、こうした多様化を理解し、適した研究開発と事業展開を行っていくためには、幅広い学術分野の知見を参照し...
収録日:2018/06/18
追加日:2018/10/24
梶川裕矢
東京大学 未来ビジョン研究センター 教授

生活習慣病の予防は、認知症予防にも直結する

認知症とは何か(6)認知症の予防とその秘訣(上)

認知症の予防のためにはさまざまな秘訣がある。国立研究開発法人国立長寿医療研究センター長寿医療研修センター長の遠藤英俊氏が、調査に基づく実証的なデータから、運動や食事など有効な手段を解説する。(全7話中第6話)
収録日:2018/05/26
追加日:2018/09/27
遠藤英俊
元国立研究開発法人国立長寿医療研究センター 長寿医療研修センター長

外国人への飲食サービス…食文化の違いにどう対応する?

飲食サービスと異文化対応

近年、宗教的禁忌に対応した特別食が注目を集めているが、立命館大学食マネジメント学部教授の阿良田麻里子氏によれば、食の異文化対応にあたっては、宗教的禁忌だけでなく食べ物に対する認識や嗜好など多様な要素を視野に入れ...
収録日:2018/04/27
追加日:2018/09/26
阿良田麻里子
立命館大学食マネジメント学部 教授

アルツハイマー型認知症のガイドラインに記された4つの薬

認知症とは何か(3)治療薬の種類と扱い方

認知症に対する根本治療薬は、いまだ開発途上にある。国立研究開発法人国立長寿医療研究センター長寿医療研修センター長の遠藤英俊氏によれば、そうした中でも、薬を含めたさまざまな方法を用いて進行を遅らせていくことが重要...
収録日:2018/05/26
追加日:2018/09/06
遠藤英俊
元国立研究開発法人国立長寿医療研究センター 長寿医療研修センター長