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「神経」の検索結果

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ノーベル賞受賞「オートファジー」とは?その仕組みに迫る

オートファジー入門~細胞内のリサイクル~(1)細胞と細胞内の入れ替え

2016年ノーベル医学・生理学賞の受賞テーマである「オートファジー」とは何か。私たちの体は無数の細胞でできているが、それが日々、どのようなプロセスで新鮮な状態を保っているかを知る機会は少ない。今シリーズでは、細胞が...
収録日:2023/12/15
追加日:2024/03/17
水島昇
東京大学 大学院医学系研究科・医学部 教授

Z世代は傷つきやすい!?…昔の世代との相違点、共通点とは

組織心理学~若者とのコミュニケーション(1)「Z世代」の特徴と接し方

各種ハラスメントへの対策が求められる中、若者とのコミュニケーション方法に悩むリーダー層も多い。例えば、近年「Z世代」と呼ばれるようになったが、彼らは昔の若者たちと何が違うのか。また、何を大切にし、どうありたいと感...
収録日:2023/06/21
追加日:2023/12/22
山浦一保
立命館大学スポーツ健康科学部・研究科 教授

どうすれば「最高の睡眠」は実現するか…健康な睡眠とは?

「最高の睡眠」へ~知っておくべき睡眠常識(1)健康な睡眠のための方法

人生の約3分の1を、人は寝て過ごす。人間にとって不可欠な「睡眠」について、まだ分かっていないことが多く、睡眠ストレスや寝不足に悩む人は多い。現代人はどのように生活すれば最高の睡眠を得られるのだろうか。その前に、そ...
収録日:2021/06/23
追加日:2021/09/14
西野精治
スタンフォード大学医学部精神科教授

「かゆみ」の正体を科学する!最新研究で迫る皮膚の仕組み

最強の臓器「皮膚」のふしぎと最新医療(1)かゆみのサイエンス

皮膚は目に見える非常に重要な「臓器」であるにもにもかかわらず、実はその仕組みがあまりよく分かっていなかった。しかし、近年の研究で、体の中の臓器を守るものとしてその重要性の認識が増している。今回は皮膚をめぐる最先...
収録日:2023/05/30
追加日:2023/08/12
椛島健治
京都大学大学院 医学研究科 皮膚科学 教授

なぜ睡眠は生きるために必要?脳にある覚醒中枢と睡眠中枢

睡眠:体、脳、こころの接点(1)睡眠とは?

毎日、眠っているのに、この睡眠に関して不明な点が多い。なぜ人間は眠らないと生きていけないのか。名古屋大学大学院医学系研究科教授の尾崎紀夫氏が、体、脳、こころの接点としての睡眠について、最新の研究成果を解説する。...
収録日:2018/08/24
追加日:2019/01/14
尾崎紀夫
名古屋大学大学院医学系研究科特任教授

頭がいい人の脳はスカスカ?アストロサイトの重要な役割

知られざる「脳」の仕組み~脳研究の最前線(8)「頭の良さ」とアストロサイト

「頭が良い人」とはどのような人のことをいうのだろうか。脳研究の結果、衝撃的な事実が報告されている。IQが高い人はIQが低い人に比べて「脳がスカスカしている」というのだ。一体どういうことなのか。実はそこには「アストロ...
収録日:2022/10/21
追加日:2023/08/21
毛内拡
お茶の水女子大学 基幹研究院自然科学系 助教

テロ対策における自衛隊と警察の役割の違い

テロ対策の理論と実際(4)自衛隊の治安維持活動

テロ対策において自衛隊と警察の役割はどのように異なるのか。自衛隊は制限なく武器を使用することができるのか。防衛省防衛研究所防衛政策研究室主任研究官の片山善雄氏が、これまでの自衛隊のテロ対策活動を振り返り、あるべ...
収録日:2017/12/08
追加日:2018/03/10
片山善雄
元・防衛省防衛研究所 防衛政策研究室 主任研究官

メタバース世界の登場で注目される2つのVRとは

ゼロからわかるメタバース(2)注目される2つのVR

メタバースがにわかに注目されるようになったのは、VR技術のインターネット上への拡散が予想外に速く進展したからである。では、ネットワーク系で展開されるVR技術には、どんなものがあるのだろうか。新しいタイプのVRとして注...
収録日:2022/03/10
追加日:2022/10/05
廣瀬通孝
東京大学名誉教授

うつ病の要因は「職場の人間関係」と「本人の資質」

うつ病対策と経営リスク(1)うつ病の要因と対策

気分障害の患者は、ここ15年程度でケタが変わるくらい増え、しかも典型的なタイプとは異なる現代型うつ病も加わって多様化している。ひもろぎGROUP理事長・東邦大学薬学部客員教授の渡部芳德氏は、うつ病の質と量が変わ...
収録日:2015/10/15
追加日:2016/01/18
渡部芳德
介護老人保健施設ひもろぎの園 創設者

ディープラーニングがもたらした「運動の習熟」

AIで社会・ビジネスはどう変わる?(2)3歳児になったAI

ディープラーニングという新技術によって、AIの画像認識の精度は飛躍的に向上した。その成果は、コンピュータに「運動の習熟」と「言葉の意味理解」をもたらす。東京大学大学院工学系研究科特任准教授・松尾豊氏が、最先端の研...
収録日:2016/11/30
追加日:2017/02/27
松尾豊
東京大学大学院工学系研究科 人工物工学研究センター 技術経営戦略学専攻 教授

再生医療の基盤…アクチビンは中胚葉誘導物質の重要な候補

生命科学の現状と課題~生物研究と再生医療(3)発生の研究とアクチビン

浅島誠氏は、「アクチビン」というタンパク質が発生過程の誘導因子であると突き止め、未分化細胞からのさまざまな器官や臓器の形成に成功した。これは、現在の再生医療の基盤となっている。今回は、発生における臓器や器官の形...
収録日:2018/07/30
追加日:2019/01/13
浅島誠
東京大学名誉教授

アトピー性皮膚炎はなぜ「かゆい」?…症状の原因と対策

かゆみのメカニズム(3)アトピー性皮膚炎に迫る

社会人になってから発症することも多い、アトピー性皮膚炎。その特徴とメカニズム、かゆみを抑える方法は、誰もが知りたいことの一つだ。アトピー性皮膚炎に代表される難治性のかゆみの研究で日本の最先端を走る順天堂大学の名...
収録日:2015/12/22
追加日:2016/02/18
髙森建二
順天堂大学 名誉教授

生涯にわたる口腔ケアは人類に健康・幸福をもたらす

「噛める」ことこそ、健康維持の要点(2)脳の活性化

噛んで食べ、咀嚼することは、脳に良い影響をもたらすことが最新の研究で分かってきた。物をよく噛むことで、さまざまな脳神経が活性化し、認知症の予防にもなる。さらには、高齢化で増大する医療費問題に歯止めをかける手段に...
収録日:2019/11/14
追加日:2020/06/29
上濱正
日本顎咬合学会元理事長

光緒帝の皇后とその前で跪いた太った老人が泣いていた

20世紀前半の日中関係~この歴史から何を学ぶか(2)

本年2015年は戦後70年の節目の年。しかし、中国や韓国ではいまだに反日教育が行われ、日本においても特に現代史の教育の欠如は否めない。歴史認識という価値観以前に、事実理解のギャップに問題があると感じた島田晴雄氏...
収録日:2015/07/07
追加日:2015/08/06
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

「食べ過ぎ」が招く血の汚れとは

クスリのいらない健康法(4)吸収をやめれば排泄が始まる

断食をすると排泄物のオンパレードになる。人間の身体は、吸収によって排泄が阻害されるため、吸収さえやめれば、本来の排泄がどんどん行われる。だから断食をすれば、排泄する力を強められる。断食道場を主催する医師・石原結...
収録日:2015/06/14
追加日:2015/10/12
石原結實
医学博士

チャレンジ精神、神経ニューロン、認知症にも影響!?

男性医学とテストステロン(1)リーダーと男性ホルモン

あるホルモンの量が、リーダーとして優れているかどうかに関係しているという。そのホルモンとは一体何か。順天堂大学医学部大学院医学研究科教授・堀江重郎氏が語る。(2015年7月24日開催日本ビジネス協会JBCインタ...
収録日:2015/07/24
追加日:2015/10/08
堀江重郎
順天堂大学医学部・大学院医学研究科 教授

ストレスや疲労でテストステロン減少…自力で増やす方法は

男性医学とテストステロン(5)男性性を医学から支える

男性ホルモンであるテストステロンはどうすれば高まり、心身ともに充実したコンディションを維持できるのか? 男性が意欲的かつ健康的に長生きするために、テストステロンがいかに重要か。順天堂大学医学部大学院医学研究科教...
収録日:2015/07/24
追加日:2015/12/03
堀江重郎
順天堂大学医学部・大学院医学研究科 教授

病気を予防するためにするべきこと

クスリのいらない健康法(13)病は「冷え」から

現代社会で病気が増えているのは、運動不足と水分の取り過ぎで、体が冷えたからだ。医師・石原結實氏は、この「冷え」こそが、代謝と免疫機能を低下させ、様々な病気を引き起こすことを強調する。病気になったときの諸症状は、...
収録日:2015/06/14
追加日:2015/12/14
石原結實
医学博士

「かゆみ」が「がんの予兆」?…皮膚そう痒症のケース

かゆみのメカニズム(1)かゆみのさまざまな原因

寒くなると、皮膚がかゆい。高齢になれば乾燥が進み、かゆみを訴える人が多くなる。そんな身近なものから重大な症状を教えるものまで、かゆみにはさまざまな原因がある。アトピー性皮膚炎をはじめとするかゆみの原因と治療法を...
収録日:2015/10/20
追加日:2016/02/04
髙森建二
順天堂大学 名誉教授

抗ヒスタミン薬が効かないかゆみは、どう対処する?

かゆみのメカニズム(2)かゆみの分類と伝達経路

誰もが味わう“かゆみ”には、いまだ解明されていないことが多い。今回はかゆみがどのように起きるのか。かゆみの二つのタイプとそれぞれの刺激が伝えられるメカニズムについて、順天堂大学名誉教授で同大学院皮膚科学特任教授の...
収録日:2015/11/12
追加日:2016/02/11
髙森建二
順天堂大学 名誉教授

色を消し、脂を溶かし、水を分解―スゴすぎる発酵の力!

発酵はマジックだ!

瞬時に色を消す「脱色微生物」。動物性の脂を植物性に変えて溶かしてしまう驚異のカビ。水を分解して酸素と水素に分けてしまう水素細菌。SF小説のような話だが、どれも実在する微生物の「発酵の力」だ。発酵学の第一人者、食...
収録日:2016/02/04
追加日:2016/03/31
小泉武夫
農学博士

強化学習とディープラーニングでロボットが自動的に習熟

人工知能のディープな可能性(2)自ら学習するロボット

画像認識の精度を飛躍的に向上させたディープラーニングは、「強化学習」と組み合わせることで、自ら学習するロボットを生み出した。この技術を使えば、ルールややり方すら教えなくても、ロボットは自動的にゲームに習熟し、お...
収録日:2016/01/15
追加日:2016/05/12
松尾豊
東京大学大学院工学系研究科 人工物工学研究センター 技術経営戦略学専攻 教授

腰痛でも安静より運動! 座りっぱなしは死亡リスクが増加

最新の腰痛医療(2)運動療法と認知行動療法

「メタボリックシンドロームや生活習慣病は、腰痛と深く関係しています」と、福島県立医科大学理事長兼学長・菊地臣一氏は語る。しかも、単に太っているから腰が痛くなるというわけではないという。菊地氏が腰痛の最新治療法を...
収録日:2016/01/25
追加日:2016/06/13
菊地臣一
福島県立医科大学 元・理事長兼学長

健康寿命に大きく影響する骨粗鬆症・歯周病・変形性関節症

老いない骨のつくり方(1)高齢化と骨の病気

東京大学工学系研究科・医学系研究科教授の鄭雄一氏による「老いない骨のつくり方」シリーズ講話。鄭氏はレクチャー冒頭で、「情報に溺れず正しい情報を選択する能力がいかに大切か」と語り、誤った情報は「人生の栄養失調」に...
収録日:2016/09/14
追加日:2016/10/20
鄭雄一
東京大学大学院工学系研究科 バイオエンジニアリング専攻教授

「リモデリング」機能を備えた骨の役割は3つ!

老いない骨のつくり方(2)骨の役割と構造

東京大学工学系研究科・医学系研究科教授の鄭雄一氏による「老いない骨のつくり方」シリーズ講話第2弾。今回は、骨の役割や構造について学ぶ。われわれの体の中には、どんな人工材料も及ばない「骨、軟骨」というすばらしい材料...
収録日:2016/09/14
追加日:2016/10/27
鄭雄一
東京大学大学院工学系研究科 バイオエンジニアリング専攻教授

ブルーライトは本当に目に悪い?…どの程度影響するのか

目の健康と医療・最前線(1)ブルーライトは目に悪いのか

目の健康は、私たちの生活を大きく左右する、一大関心事である。筑波大学眼科教授・大鹿哲郎氏が、最新の研究成果を踏まえ、目の健康に関する最前線の情報をお伝えする。第1回目の今回はブルーライトが与える目への影響について...
収録日:2017/02/25
追加日:2017/03/03
大鹿哲郎
筑波大学眼科教授

ナノマシンはアルツハイマー病の治療にも有効

ナノテクノロジーで創る体内病院(4)ナノ医療の未来

ナノマシンを使った最先端治療が研究されているのは、がんだけではない。東京大学政策ビジョン研究センター特任教授でナノ医療イノベーションセンター長の片岡一則氏によれば、ナノ治療が最終的に目指すのは、まさにバラ色の未...
収録日:2016/10/24
追加日:2017/03/15
片岡一則
ナノ医療イノベーションセンター センター長

「高額新薬」登場で考える日本の医療制度の問題点

日本の薬剤費と医療制度改革を考える

医療制度の改革について、議論が盛り上がっている。とりわけ医療費に相当の割合を占める薬剤費については、近年の「高額新薬」の登場が国民皆保険を圧迫することが指摘され、注目を集めている。画期的な難病治療新薬を保険導入...
収録日:2017/07/25
追加日:2017/08/22
伊藤元重
東京大学名誉教授

腕のいい職人の仕事はどんな場面を撮っても絵になる

刀匠・松田次泰に聞く―日本刀のつくり方(4)水打ち

水蒸気爆発で金肌(酸化鉄)を吹き飛ばす「水打ち」を、刀匠・松田次泰氏は極めて無造作に行う。従来は酸化鉄を完全に除去することが重要だと教えられてきたが、松田氏は自身の経験から「それほど刀の出来を左右するものではな...
収録日:2017/03/22
追加日:2018/01/06

トランプ政権が外交政策で錯綜している理由

激変しつつある世界―その地政学的分析(2)トランプ外交

歴史学者で京都大学名誉教授の中西輝政氏の分析によれば、外交政策でトランプ政権が錯綜するのには理由がある。政権には、孤立主義派、経済ファーストの現実主義派、そして世界で強いアメリカを求めるトランプ支持者という、3つ...
収録日:2017/05/16
追加日:2017/12/25
中西輝政
京都大学名誉教授

神経質な皇帝が行った恐怖による「資金調達」

フラウィウス朝時代~ローマ史講座Ⅶ(4)ドミティアヌスの恐怖<上>

フラウィウス家の3人目の皇帝は、30歳で即位したドミティアヌスである。行政に熱心で、属州経営にも心を砕く皇帝として出発した彼の名は、やがて元老院貴族にとっては「恐怖」を意味するようになる。その間に何があったのか。東...
収録日:2017/11/17
追加日:2018/04/03
本村凌二
東京大学名誉教授

カリグラ、ネロ、ドミティアヌス…悪帝と「記憶の断罪」

フラウィウス朝時代~ローマ史講座Ⅶ(4)ドミティアヌスの恐怖<下>

ドミティアヌスの治世は81年から96年にかけての15年間。その間に競技場建設をはじめ多数のインフラ整備が行われた。首都ローマばかりでなく属州への目配りも大切にした皇帝は、兵士たちも優遇する。そんな彼がなぜ「記憶の断罪...
収録日:2017/11/17
追加日:2018/04/10
本村凌二
東京大学名誉教授

航空機の安全に関する2つの最新研究

航空機事故ゼロをめざして(12)最新の研究動向

東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻教授の鈴木真二氏が、航空機のさらなる安全へ向けた最新の研究成果を解説する。鈴木氏の研究室では、ニューラルネットワークの手法を用いて、着陸時の操縦法や故障時の自動飛行をコ...
収録日:2017/11/27
追加日:2018/04/10
鈴木真二
東京大学未来ビジョン研究センター特任教授

ローマの皇帝に必要だと言われた2つの資質は?

五賢帝時代~ローマ史講座Ⅷ(2)暴君の経験を経てネルウァ登場

五賢帝時代はどのように始まったのか。東京大学名誉教授の本村凌二氏が、カリグラ、ネロ、ドミティアヌスという五賢帝時代前の暴君の経験を経てネルウァが登場するまでを、グラビタスとレビタスという2つの皇帝の資質から語る。...
収録日:2018/02/08
追加日:2018/05/13
本村凌二
東京大学名誉教授

ヒトの脳は進化の産物としての臓器である

進化心理学とは何か?~生物進化と心(2)行動主義から進化心理学へ

心理を物理学的に統合しようとした極致として、自由意志はないとしたのがスキナーの「行動主義」である。こうした方向に進む心理学に対して、1980年代末から進化心理学の動きが新しく始まる。その概要を、総合研究大学院大学長...
収録日:2018/02/14
追加日:2018/05/30
長谷川眞理子
日本芸術文化振興会理事長

ヒトの脳には裏切りが直感的にわかるモジュールがある

進化心理学とは何か?~生物進化と心(3)心はアーミーナイフ

進化心理学では、臓器は進化の過程とともに環境適応するように発達してきたという。現代人が気になるのは、それが今なお備わっているのか、また大きく変化した環境のもとでどう働いているのかという点だろう。総合研究大学院大...
収録日:2018/02/14
追加日:2018/06/03
長谷川眞理子
日本芸術文化振興会理事長

多くの認知症の原因は「脳のゴミ」の蓄積

認知症とは何か(1)疾患の種類と対応

認知症は高齢化に伴ってますます増加しており、今後は「当たり前の病気」となる。国立研究開発法人国立長寿医療研究センター長寿医療研修センター長の遠藤英俊氏によれば、認知症に対する偏見をなくし、正しい知識を身に付ける...
収録日:2018/05/26
追加日:2018/09/01
遠藤英俊
元・国立研究開発法人国立長寿医療研究センター 長寿医療研修センター長

アルツハイマー型認知症のガイドラインに記された4つの薬

認知症とは何か(3)治療薬の種類と扱い方

認知症に対する根本治療薬は、いまだ開発途上にある。国立研究開発法人国立長寿医療研究センター長寿医療研修センター長の遠藤英俊氏によれば、そうした中でも、薬を含めたさまざまな方法を用いて進行を遅らせていくことが重要...
収録日:2018/05/26
追加日:2018/09/06
遠藤英俊
元・国立研究開発法人国立長寿医療研究センター 長寿医療研修センター長

認知症予防で重要なコグニサイズ、食事の工夫、回想法

認知症とは何か(7)認知症の予防とその秘訣(下)

国立研究開発法人国立長寿医療研究センター長寿医療研修センター長の遠藤英俊氏は、最新の研究成果から、認知症予防のためのエクササイズや食品の開発を行っている。中でも注目したいのは「コグニサイズ」というエクササイズ。...
収録日:2018/05/26
追加日:2018/09/28
遠藤英俊
元・国立研究開発法人国立長寿医療研究センター 長寿医療研修センター長

長州の軍事力に幕府が完敗した第二次長州討伐

明治維新とは~幕末を見る新たな史観(15)第二次長州征伐

長州を長らく許しがたく感じていた幕府が、ついに第二次長州征伐を行う。長州は三角貿易で得た武器によって軍事力が強化され、幕府に勝利する。今回は、第二次長州征伐について解説する。(全17話中第15話)
収録日:2018/07/18
追加日:2018/12/17
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

VR技術が社会に受け入れられるためには?

VRがつくりだす未来(5)社会実装にあたっての課題

一定のめどが立ってきたVRの技術だが、実際に社会で運用する際にどのような障害が起こり得るのだろうか。ヘッドマウンテッド・ディスプレイ(HMD)を使った際に人に与える影響など、いまだに明らかになっていない問題は多い。 ...
収録日:2018/10/19
追加日:2018/12/29
廣瀬通孝
東京大学名誉教授

再生医療の3つの分類と実用化に向けた日本の課題

生命科学の現状と課題~生物研究と再生医療(4)再生医療の現在と今後

現在の再生医療においては、さまざまな幹細胞が注目されているが、その中でどのような幹細胞による再生医療が本当に導入できるのかを考えることが重要である。今回は、再生医療の現状と今後の課題について解説する。(全6話中第...
収録日:2018/07/30
追加日:2019/01/20
浅島誠
東京大学名誉教授

うつ病が不眠を招くメカニズム…無呼吸症候群との違いは?

睡眠:体、脳、こころの接点(6)うつ病と睡眠障害

認知症とともに、うつ病も増え続けている。とりわけ高齢者では「老年期うつ病」と認知症に伴う「うつ症状」の見分けが困難だ。シリーズ第6話では、うつ病と睡眠障害について、また、うつ病と間違えられることの多い睡眠時無呼吸...
収録日:2018/08/24
追加日:2019/01/23
尾崎紀夫
名古屋大学大学院医学系研究科特任教授

低体重なのにやせ志向に陥る若年女性の「神経性やせ症」

睡眠:体、脳、こころの接点(7)若年女性のやせ志向

睡眠と同様に人間に欠かせないのが「食」。食に関連して、若年女性の間に過度のやせ志向が進み、生死に関わる「神経性やせ症」が増加しているという。シリーズ第7話では、その状況と問題点について解説する。(全8話中第7話)
収録日:2018/08/24
追加日:2019/01/24
尾崎紀夫
名古屋大学大学院医学系研究科特任教授

「神経性やせ症」と脳の変化…原因と症状とは

睡眠:体、脳、こころの接点(8)神経性やせ症

かつて拒食症と呼ばれた「神経性やせ症」は、明らかにやせていても本人が異常と認めず、治療を拒否しがちな点に難しさがある。シリーズ最終回では、生命に関わる「神経性やせ症」の原因や症状、特に脳構造に与える変化を解説す...
収録日:2018/08/24
追加日:2019/01/25
尾崎紀夫
名古屋大学大学院医学系研究科特任教授

前立腺ガンの進行を止めるための三次予防

「人生100年時代」の抗加齢医学と前立腺ガンの予防

人生100年時代の到来が近年、叫ばれている。100年という時間の中で生じる変化は女性の方が適応しやすいともいわれている。それに対して男性は、どのようなライフスタイルを築けば良いのだろうか。来たるべき人生100年時代の抗加...
収録日:2018/11/15
追加日:2019/02/11
堀江重郎
順天堂大学医学部・大学院医学研究科 教授

デカルトに『世界論』の出版を断念させた宗教裁判とは?

デカルトの著作に学ぶ(1)『世界論』『方法序説』

デカルトが四年の歳月をかけて準備した『世界論』の出版直前に、一つの宗教裁判が衝撃を与えた。地動説を唱えたガリレオの有罪宣告である。結局『世界論』の出版は断念され、『方法序説』公刊への道をたどることになる。そこに...
収録日:2018/09/27
追加日:2019/02/17
津崎良典
筑波大学人文社会系准教授

「5:2ダイエット」活性酸素を減らしてアンチエイジング

アンチエイジングのための「5:2ダイエット」

アンチエイジングの一番の方法は、食事をあまり取らないことで活性酸素を増やさないことである。しかし、カロリー制限はリバウンドにもつながりやすい。そこで、ヨーロッパやアメリカで流行しているのが、「5:2ダイエット」であ...
収録日:2018/11/15
追加日:2019/03/05
堀江重郎
順天堂大学医学部・大学院医学研究科 教授

夜間頻尿になりやすい人の特徴とその対策

夜間頻尿の原因とその予防方法

年を取ると、夜中におしっこに起きることが増える。夜間頻尿といわれるものだが、その原因は、膀胱の収縮力が弱まることにある。一晩に何回もおしっこに行くようなら注意が必要であり、そのための予防も大事である。
収録日:2018/11/15
追加日:2019/03/11
堀江重郎
順天堂大学医学部・大学院医学研究科 教授

高齢者の健康のために仕事をつくりだす

プラチナ社会へのビジネス創造(5)高齢社会の問題と対策

高齢者の健康支援のために仕事をつくり出し、高齢社会問題に対処することができる。また、脳科学に基づく技術の発達により、高齢者が自立することも可能になるだろう。そこで重要になってくるのは、高齢者の経験と若い力を結び...
収録日:2018/12/12
追加日:2019/05/09
小宮山宏
東京大学第28代総長

安倍総理のイラン訪問は、何ゆえにこのタイミングだったか

安倍総理のイラン訪問を読む(3)各国の「事情と思惑」

外交は、もちろん関係各方面の「事情」と「思惑」の積み重ねによって動いていく。では、2019年のイラン危機には、どのような思惑が絡んでいたのか。アメリカとイランはもちろん、イスラエル、サウジアラビア、ロシア、中国、ト...
収録日:2019/06/10
追加日:2019/07/15
山内昌之
東京大学名誉教授

「神々のささやく世界」では神々の声が行動を決める

教養としての世界史とローマ史~ローマ史講座・講演編(2)神々のささやく世界

世界史を調理する1つ目の切り口は、「多神教と一神教」という問題である。また、多神教を理解する際に重要なことは、3,000年以上前の世界が、「神々のささやく世界」であったということである。「神々のささやく世界」では、人...
収録日:2018/11/28
追加日:2019/07/20
本村凌二
東京大学名誉教授

天安門事件から30年、なぜ中国は体制崩壊を免れたのか

天安門事件から30年~冷戦終焉と中国の経済成長~

今年2019年は天安門事件から30年ということで、あの事件の意味や影響、その後の中国の体制方針や経済について解説する。天安門事件から2つの大きなテーマが導き出されると曽根氏は言う。1つは天安門事件が冷戦終焉にある種の役...
収録日:2019/07/03
追加日:2019/08/25
曽根泰教
慶應義塾大学名誉教授

「3つのバランス構造」から世界の行方を読み抜く

国際情勢における日本の安全保障(1)米中露対立

日本の安全保障問題は、米中露間で成立している国際情勢を加味して理解する必要がある。世界の大きなバランス構造はアメリカと中国の両者がロシアとどのような関係にあるかによって把握できる。この構造を考えれば、国際情勢の...
収録日:2019/06/28
追加日:2019/09/08
中西輝政
京都大学名誉教授

多国間の安全保障システムを日本が構想せよ

国際情勢における日本の安全保障(4)日米韓の崩れ

これまで東アジアの安全保障は「日米韓」の三カ国の枠組みが基軸であったが、もはやそれは維持できまい。となれば、日本が主導するかたちで、多国間の安全保障システムを築いていくしかない。同時に、日本は防衛力やインテリジ...
収録日:2019/06/28
追加日:2019/09/11
中西輝政
京都大学名誉教授

5Gが可能にする技術「タクタイル・インターネット」とは

5Gとローカル5G(6)通信インフラの新技術

「タクタイル・インターネット」という5Gが可能にする技術がある。これは神経伝達に近い低遅延通信によって「ヒトの感覚」を伝えるというもので、この技術によってロボット開発への期待が膨らんでいる。また現在、商用化のため...
収録日:2019/12/04
追加日:2020/01/06
中尾彰宏
東京大学大学院情報学環 教授

ファーウェイをめぐる米中対立によって揺れ動く国際秩序

米中ハイテク覇権戦争(1)米中経済対立とファーウェイ

今日の米中関係は非常に険悪なものとなっている。二国間関係の中心にいるのは、中国の通信機器グローバル企業であるファーウェイだ。軍事的に重要な通信機器に関して非常に強い影響力を持つため、米国は強く警戒しており、ファ...
収録日:2019/11/20
追加日:2020/01/11
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

「起請文」とは高度な外交交渉の成果である

戦国大名の外交、その舞台裏(4)同盟の条件

実際に大名間で同盟を成立させるためには「起請文」と呼ばれる誓約書を交換する必要がある。この文書は外交文書と同様、相手方と文案を調整しながら、合意を成立させていくものである。その際に最も困難な交渉が領土協定であっ...
収録日:2019/06/13
追加日:2020/01/28
丸島和洋
東京都市大学共通教育部 准教授

スノーデン氏によって明らかになったアメリカ諜報機関の真相

米中ハイテク覇権戦争(7)「諜報戦略」と「強国化戦略」

ここまで中国の諜報、情報収集の脅威に関するアメリカの警戒に関して議論してきたが、アメリカの諜報活動も決して明るみにできるものではないことが内部告発によって示された。自国の諜報活動を制限したくないアメリカは、直接...
収録日:2019/11/20
追加日:2020/02/22
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

バイアグラやザルティアも免疫力低下を防ぐ可能性がある

COVID-19戦時下の今できること(4)免疫機能を高めよ<2>

免疫細胞が弱る原因の1つは、酸化ストレスである。酸化ストレスは加齢だけでなく、喫煙や食事の過剰摂取、運動不足など様々な生活習慣にも由来する。ウイルスと闘うためには、こうした日々の生活実践を捉え直し、免疫力を意識的...
収録日:2020/04/02
追加日:2020/04/14
堀江重郎
順天堂大学医学部・大学院医学研究科 教授

噛む力を維持することは健康長寿に関わっている

「噛める」ことこそ、健康維持の要点(1)口腔機能の維持

口腔機能の維持は、あらゆる食物をおいしく噛んで食べられることを可能にし、生涯にわたる健康・幸福につながる。その重要性は国も認めており、そのために法案がつくられ、予算の勘案も行われている。また、最新の研究では、歯...
収録日:2019/11/14
追加日:2020/06/22
上濱正
日本顎咬合学会元理事長

なぜ「生まれたばかりの子はまだ人間ではない」のか

98歳の医師が明かす「生物学的教育論」(2)「ヒト」から人間へ

生物の体としてのヒトの進化は、チンパンジーまで行き着いてひと段落した。ヒトはその体に巨大な脳を備えた生物として誕生したが、生まれた時点ではまだ人間ではない。しつけと教育によって、人間へと変わっていく。このことは...
収録日:2020/01/11
追加日:2020/07/02
井口潔
九州大学名誉教授

赤ちゃんの脳を人間の脳にする「リリーシング」とは

98歳の医師が明かす「生物学的教育論」(3)「リリーシング」としつけ

生物学的な観点から教育を見ると、年齢に応じて必要な教育は異なる。赤ちゃんに必要なのは、人間としての脳にするために重要な「リリーシング」という働きかけである。赤ちゃんは親の表情や行動などから非常に多くの影響を受け...
収録日:2020/01/11
追加日:2020/07/09
井口潔
九州大学名誉教授

延期後に開催された中国「全人代」で起きた想定外の事態

コロナ禍で揺れる世界経済の行方(4)中国では何が起きていたのか

新型コロナウイルスの感染を振り返る発端は、2019年末に新型肺炎患者の出現していた中国・武漢市である。当初「原因不明」とされた新型肺炎に対して中国はどう対応し、この半年間でシステムをつくりあげたか。渦中から明らかに...
収録日:2020/06/15
追加日:2020/07/08
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

日本の根源はダイナミックでエネルギッシュな縄文文化

日本文化を学び直す(1)忘れてはいけない縄文文化

大転換期の真っ只中にいるわれわれにとって、日本の特性を強みとして生かしていくために忘れてはいけないことが二つある。一つは日本が森林山岳海洋島国国家であるというその地理的特性。もう一つは、日本文化の根源としての縄...
収録日:2020/02/05
追加日:2020/09/16
田口佳史
東洋思想研究家

米中関係の今後における3つの誤謬と中独関係の行方

歴史から見た中国と世界の関係(7)ドイツの親中路線は変わるか

日中戦争の時代、蒋介石に軍事顧問を送るなど、中国と独特の関係にあるドイツだが、やはり対中政策が変わりつつある。中でもマース外相は、「中国の側に立ってものを言うことはできない」といった発言をしている。メルケル首相...
収録日:2020/08/21
追加日:2020/10/19
中西輝政
京都大学名誉教授

「父祖の遺風」が教えてくれる国を守る気概と歴史的教訓

独裁の世界史~未来への提言編(7)国を守る気概と歴史意識の構築

歴史上、成功した世界の指導者には「父祖の遺風」を守るという共通項があった。日本の「憲法9条」問題もそうした歴史的視座から捉えると、「国を守る気概」という重要な見方が浮かび上がってくる。かつてそれがない国を他国が救...
収録日:2020/08/07
追加日:2020/12/11
本村凌二
東京大学名誉教授

中東での感染拡大の背景にある3人の独裁者とは

中東におけるコロナ問題(2)独裁者と陰謀論

多宗教、多民族ゆえに国家としてのまとまりに欠ける中東諸国は、国としての形式を維持するために独裁者を冠しているケースが少なくない。山内昌之氏はこの独裁者を「世俗的独裁者」「神権的独裁者」「超俗的独裁者」に分類し、...
収録日:2020/09/01
追加日:2020/11/10
山内昌之
東京大学名誉教授

脳が身体の状態にだまされて怒りが弱まることがある

「怒り」の仕組みと感情のコントロール(2)怒ったときの脳と体の反応

普通の状態では怒ったときの脳と体の状態は一致しているが、意図的に一致させないようにすると、脳が体の状態にだまされることがある。例えば、強く握るのが右手より左手のほうが怒りは弱くなるという。また、怒りには攻撃性の...
収録日:2020/11/10
追加日:2021/03/03
川合伸幸
名古屋大学大学院情報学研究科教授

認知機能を高めるのに必要なのは脳トレではなく有酸素運動

「怒り」の仕組みと感情のコントロール(5)認知能力の鍛え方

近年、「脳トレ」という脳の認知機能向上を目指したトレーニングが話題となっているが、これまでの研究の結果、脳トレが日常の生活に必要な能力の向上に寄与することはほとんどないことが分かっている。むしろ、ウォーキングな...
収録日:2020/11/10
追加日:2021/03/24
川合伸幸
名古屋大学大学院情報学研究科教授

「日本防衛」を誓約したアメリカが懸念する経済安保問題

対中国戦略・日本の決定的な決断(4)対中国包囲網分断の可能性と経済安保

今後の中国が「連衡策」を外交戦略の主軸に据えるとすれば、日本が注意すべきなのは、中国相手に目先の利を追い、「抜け駆け」による利益相反者との分断を起こすことだ。先般、中国企業による出資を受け、経済安保問題が浮上し...
収録日:2021/04/23
追加日:2021/06/09
中西輝政
京都大学名誉教授

成功する祝祭―日本人の美しい心ばえや道義を示す五輪に

東京五輪を考える(3)「不正」を乗り越え「道義」を示せ

オリンピック招致活動において、「IOC委員にお金を渡したのではないか」という疑惑が噴出した。だが猪瀬氏の実感では、招致活動のルールは厳しく、非常にフェアにことを進めたという。はたして、裏側で何が起きていたのか。さら...
収録日:2021/06/25
追加日:2021/07/13

男の子にとって母親とは「座標原点」…揺るがぬことが大事

黒川伊保子先生に学ぶ「子育てのトリセツ」(2)男の子の原点はお母さん

とっさに遠くで動くものを見る特性のある男性脳。男の子が、動くものを好む傾向があるのはそのためである。加えて、男の子が自分の世界観を広げていく原点はお母さんであるという。そんな男の子を育てるコツとは――。(全7話中第...
収録日:2021/06/28
追加日:2021/08/30
黒川伊保子
株式会社感性リサーチ 代表取締役社長

脳や身長に影響を及ぼすゲームやスマホでの夜更かし

黒川伊保子先生に学ぶ「子育てのトリセツ」(7)子どものやる気を育てる

子どものやる気を育てるにはどうしたらいいか。やる気や好奇心は、全てホルモンが関係しているので、実はホルモンを正常に出させることが重要なのだ。そのためにはきちんとした生活習慣がポイントになるのだが、もう一つ大事な...
収録日:2021/06/28
追加日:2021/10/04
黒川伊保子
株式会社感性リサーチ 代表取締役社長

過度の「負」のストレスは遺伝子に悪影響を及ぼす

現代の小児科学と最高の子育て(2)遺伝子と環境の相互関係

「子どもが育つ」と一口にいっても、そこには人としてのかたちが変化する「成長」と、機能が向上する「発達」という両方の側面がある。そもそもかたちがあってこそ、そこに「機能」は宿るが、出発点となるかたちを設計するのが...
収録日:2021/07/14
追加日:2021/09/11
高橋孝雄
慶應義塾大学医学部 小児科主任教授

認知症にも影響する脳のグリンパティック・システムとは

「最高の睡眠」へ~知っておくべき睡眠常識(2)なぜ睡眠が必要なのか

睡眠はそもそもなぜ必要なのか。「最高の睡眠」シリーズの第2話では、1950年代以降という睡眠医学の歴史を振り返りつつ、睡眠が人間にとって不可欠である理由をたずねていく。とりわけ重要な「グリンパティック・システム」とは...
収録日:2021/06/23
追加日:2021/10/28
西野精治
スタンフォード大学医学部精神科教授

「眠育」のすすめ~睡眠不足は子どもの脳の発達にも悪影響

「最高の睡眠」へ~知っておくべき睡眠常識(6)子どものための睡眠

子どもにも睡眠負債は広がっている。睡眠時間は60年前と比べて1時間減り、就眠時間も遅くなっている。子どもの睡眠不足は自覚されにくく、ADHD(注意欠陥多動性障害)と診断されることも多く、不登校との関係も高い。成長期の睡...
収録日:2021/06/23
追加日:2021/11/18
西野精治
スタンフォード大学医学部精神科教授

2代将軍・源頼家と「比企の乱」…政子の苦渋の決断とは

鎌倉殿と北条氏(6)源頼家と母・北条政子の関係と悲運

『吾妻鏡』によると、北条政子は息子である2代将軍・源頼家に対して冷酷な母だったとされるが、はたしてそうなのか。また近年、「鎌倉殿の13人」による合議制は頼家の将軍権力を補佐する制度だと考えられるようになったことなど...
収録日:2021/11/08
追加日:2022/02/13
坂井孝一
創価大学文学部教授

古代ローマの公衆浴場と江戸の銭湯…風呂は楽しい社交場

江戸とローマ~テルマエと浮世風呂(2)お風呂は社交場だった

日常的にお風呂に親しむ日本人は見落としがちだが、入浴文化は良質な水の大量確保に支えられている。ローマも日本も、文字通りその恩恵に浴してきた。公衆浴場や銭湯には町の社交場の機能があったし、体を清潔にしたり、体の芯...
収録日:2021/05/24
追加日:2022/02/11
本村凌二
東京大学名誉教授

テロメアの長さが「がんリスク」と「老化」のカギを握る

テロメアから考える「アンチエイジング」(1)老化とテロメアの関係

近年、老化を遅らせたり、老化した細胞を若返らせたりする「アンチエイジング」に関する科学的な研究が盛んに行われている。そのカギとなるのが「テロメア」と呼ばれる染色体の末端にある構造である。テロメアの長さと老化や疾...
収録日:2022/01/27
追加日:2022/03/24
堀江重郎
順天堂大学医学部・大学院医学研究科 教授

テロメアを伸ばすために大事なのはストレスマネジメント

テロメアから考える「アンチエイジング」(2)テロメアを伸ばす生活習慣

老化を考える上で重要なテロメアの長さは免疫力とも関係があり、テロメアが長いとウイルスへの抵抗力が高いことがコロナ禍の研究でも分かってきた。どうしたらテロメアの長さを維持する、あるいは伸ばすことができるのか。食事...
収録日:2022/01/27
追加日:2022/03/31
堀江重郎
順天堂大学医学部・大学院医学研究科 教授

キリスト教の死生観…カトリックとプロテスタントの違い

死と宗教~教養としての「死の講義」(2)キリスト教の「死」

一神教の考え方は、神が万物を創造したところから始まる。世界も生き物もみな、神の被造物だから、生き死にも神の意思のまま。では、この世界の終わり(終末)には何が待っているのか。キリスト教の死生観をのぞいてみよう。(...
収録日:2022/03/03
追加日:2022/04/18
橋爪大三郎
社会学者

機械学習、プロファイリング…アルゴリズム革命とは何か?

続・シリコンバレー物語~創業者群像と課題(5)アルゴリズム革命〈上〉

GAFAが引き起こしたアルゴリズム革命について2話に渡って見ていく。コンピュータの演算能力が著しく高まり、ビッグデータが生成されたことが端緒になる。膨大なデータを認識するため、パターン認識による機械学習が始まる。そこ...
収録日:2021/07/20
追加日:2022/06/07
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

形容詞の表現がスゴイ!『源氏物語』が一流の文学たる所以

『源氏物語』を味わう(3)形容詞からの楽しみ方

『源氏物語』はストーリーだけでなく、文章にも微細な表現の妙がある。その一つが形容詞の使い方で、人物によって形容詞を使い分けている。さらに同じ光源氏でも、批判的な意味を込めたいときには使う形容詞を変えているのだ。...
収録日:2022/02/22
追加日:2022/07/04
林望
元東京藝術大学助教授

心理的安全性を阻む「集団主義」と「権威勾配」

チームパフォーマンスを高める心理的安全性(4)日本の特性と心理的安全性の誤解

心理的安全性がいかに大切な概念でも、日本の文化の中で本当に根づくのかという問題がある。日本では「集団主義」と「権威勾配」に支配されるあまり、その自覚すら失っているからだ。また、心理的安全性という言葉が流行してい...
収録日:2022/04/26
追加日:2022/08/13
青島未佳
一般社団法人チーム力開発研究所 理事

「心と感情」とは何か、行動生態学から考える大事な問題

心と感情の進化(1)そもそも「心と感情」とは何なのか

「心と感情」を分析したり定義したりするのは難しい。行動生態学から考えると全ての基礎は、動物は「動ける」ということだ。そのため、つねに新しい状況に直面し、そのつど何をするかを決めなくてはいけない。その行動選択と意...
収録日:2022/04/21
追加日:2022/07/31
長谷川眞理子
日本芸術文化振興会理事長

AI、ディープラーニングとは…知能と身体性は不可分か?

知能と進化(1)知性と身体性

進化生物学を専門とする総合研究大学院大学長・長谷川眞理子氏と、人工知能(AI)およびディープラーニングを専門とする東京大学大学院工学系研究科特任准教授・松尾豊氏による対談が行われた。長年、進化生物学を研究してきた...
収録日:2018/04/09
追加日:2018/07/13

AIや生物にとって自己はいかに定義できるのか

知能と進化(6)自己概念の複雑さ

人工知能(AI)や生物にとって、「自己」とはいかに定義できるのだろうか。総合研究大学院大学長・長谷川眞理子氏と東京大学大学院工学系研究科特任准教授・松尾豊氏が、シンギュラリティ以後の生命の在り方を含め、多彩な議論...
収録日:2018/04/09
追加日:2018/07/27

今の日本の国民性では核も軍隊も持たせられない

読書と人生(9)「護憲論者」に転じた理由

かつて憲法第9条に反対論を唱えていた執行草舟は、近年、憲法9条護持論者になったという。その理由は、日本があまりにも「自立」からかけ離れてしまったからである。江戸時代の武士たちは、刀を抜いたら切腹であった。抜けば切...
収録日:2019/05/14
追加日:2019/10/11

「トゥキュディデスの罠」で警告した状況が生まれつつある

国際秩序の変容~危機の予兆(3)中国の技術革新とトゥキュディデスの罠

中国の社会体制は、企業が政府や軍と強く結びついているため、新しい技術や情報の相互利用も容易になっている。日本は今後、こうした動きに対抗できるようなインテリジェンス機能と最新技術の活用を進めていく必要がある。(全7...
収録日:2019/09/03
追加日:2019/12/02

偉大な芸術家の「魂を共有する力」

魂の芸術(7)肖像画に見る「根源的共同化」とは

戸嶋靖昌の肖像画は、描く対象の顔と、戸嶋自身の顔が融合している。これこそ、まさにハイデッガーがいう「存在の根源的共同化」なのである。だから、その肖像画は、描く対象には似ていない。だから、戸嶋の肖像画はお金にはな...
収録日:2019/09/11
追加日:2019/12/20

GDPは幸福の指標になり得るのか

社会はAIでいかに読み解けるのか(5)人間の幸福と経済学

人間の幸福や満足度について、どのように分析すればいいのか。例えばGDPは幸福の指標になり得るかどうかだが、それは目的や価値判断によって変わってくるので、難しい問題である。経済学では、もともと物々交換から始まった経済...
収録日:2020/03/03
追加日:2020/05/19
対談 | 柳川範之松尾豊

今の人が苦しいのは「おまえは何か」を問われているから

伝染病と死生観(6)「わきまえ」があることの大切さ

昔の人はみんな死生観を持っていた。「家族に囲まれて、畳の上で死にたい」「夫婦そろって同じ墓に入る」というのも一つの立派な死生観で、この死生観が、人生の最後で振り返ったときに「まあ、良かったんじゃないか」と思える...
収録日:2020/04/24
追加日:2020/06/19

噛み合わせや歯の健康が人間の健康にとっていかに大事か

歯科の健康づくり(1)「噛める」ようになると人が変わる

歯科といえば、一般的には虫歯など歯に問題が生じた際に行くところというイメージがあるが、今日では、歯の病気が全身の病気となるという認識が広まりつつある。噛み合わせや歯の健康は、人間の健康にとってとても重要で、これ...
収録日:2019/11/14
追加日:2020/06/01
対談 | 河原英雄上濱正

新型コロナにも可能性のある「ウイルス感染の再燃」とは

免疫の仕組みからポストコロナ社会を考える(8)感染性の有無と持続感染の懸念

新型コロナウイルス対策のためには、感度の高い試薬が必要となる。現在、急ピッチで開発が進められているが、善玉抗体だけを見分ける試薬はまだ開発されていない。また、検査で陽性となっても、発症から一定期間経過した人から...
収録日:2020/06/04
追加日:2020/07/02

アリストテレス、パスカル、フロイト、それぞれの幸福論

「幸福とは何か」を考えてみよう(5)「幸福は最善」って本当ですか

アリストテレスは「幸福は最善」だと明晰に定義づけたが、近代の思想家はそうでもない。パスカルは「人間は不幸から逃れて生きている」と言い、フロイトは「人は幸福を求めて病になる」と言った。筑波大学で「哲学カフェ」を主...
収録日:2020/03/19
追加日:2020/08/28

抗議運動にも脅迫状にも、絶対折れなかった精神の根幹とは

渡部昇一に学ぶ教養と明朗(5)勇気を持つには何が必要か

激しい論争にも臆せず突き進み、反対派の抗議運動の闘士たちに、大学での講義で毎時間突き上げられても絶対に折れなかった渡部昇一先生。自宅にも脅迫状や電話が舞い込んでくる。しかし渡部昇一先生は、自身の心の中で『菜根譚...
収録日:2020/09/09
追加日:2020/11/06

厳しい練習は「優しい人間になるため」とフルニエは語った

渡部昇一に学ぶ教養と明朗(7)乗り越えて掴む「明るさ」

チェリストの巨匠フルニエは、演奏家がつらい練習を何百回、何千回も重ねるのは「優しい人間になるため」だと語ったという。この言葉は、勇気を与えてくれる。「自分が成功するため」といった直接的なことよりも、もっと内面的...
収録日:2020/09/09
追加日:2020/11/20

松下電器の製品には「人間の心」が入っていた

自信について(10)人助けが商売の儲けにつながる

現在、ビジネスで大きな儲けを出した創業者たちが、何十億円もかけて宇宙旅行に行っている。これは明治の成功者とは大違いだ。なにしろ明治の成功者たちは、美術事業など日本の役に立つお金の使い方をしていた。財産を使うのも...
収録日:2022/01/25
追加日:2022/05/27
対談 | 執行草舟田村潤

名将たちほど敵を怖れ、窓際族は自信に満ちている

自信について(12)自信を持ったら「ただのバカ」

日本人は「自信を持たないこと」が素晴らしい活動のできる根源だった。それは、皇室や家制度があって、尊いものが常に自分の上にあったからこそのものだった。また、理想を掲げていれば負けても「誇り」を持てるが、「自信」は...
収録日:2022/01/25
追加日:2022/06/10
対談 | 執行草舟田村潤