日本チリ修好120周年記念 藝大フィルハーモニア管弦楽団演奏会

 
スメタナ:連作交響詩「わが祖国」から《モルダウ》(天体映像付き)
松下 功:和太鼓協奏曲《飛天遊》
ドヴォルジャーク:《交響曲 第8番》ト長調 作品88
2017年11月7日 (火) 19:00 開演(18:30 開場)
東京藝術大学奏楽堂 [大学構内]
入場無料(入場整理券事前申込制)
※就学前のお子様の同伴・入場はできませんので、ご了承ください。
※スケジュール・曲目・出演者等は都合により変更となる場合がありますので、ご了承ください。
 
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当日17:30より座席指定券とお引き換えになります。お申込数が規定数に達しましたら、締め切らせていただきます。
第1次受付:10月6日(金)/第2次受付:11月1日(水)(若干枚数)

出演者からのメッセージ

「藝大フィルハーモニア管弦楽団演奏会」開催に寄せて

日本チリ修好120周年を迎えた本年、記念事業として東京藝大フィルによる演奏会が6月にサンチアゴにて開催され、満員の観客から大きな喝采で迎えられました。その日の感動を日本の皆様と共有したいとの思いから、この度、チリ大使館主催で演奏会が再び開催されることになりました。日本での再演は両国の友好を願う者としてこの上ない大きな喜びです。 

藝大フィルと私どもの関係は2年前の2015年12月に遡ります。藝大奏楽堂で開催された「障がいとアーツ」演奏会において、藝大フィルがスメタナの《モルダウ》演奏時に、東京大学アタカマ天文台(TAO)で撮影した映像を大スクリーンに投影したことが始まりでした。

現在、東大はチリ北部アタカマの標高5640メートルのチャナントール山頂に、6.5メートルという大口径の赤外線望遠鏡を建設中で、2018年の完成を目指しています。《モルダウ》演奏時に使用した映像はそれに先行して設置された口径1メートルのミニTAO 望遠鏡で撮られたものです。 映像と音楽を組み合わせることで得られる臨場感と高揚感を宇宙を想像しながら感じていただけたら幸いです。今回の演奏会によって藝術の分野での両国の友好の絆が一層強くなることを心から願っています。
TAOプロジェクト代表・東京大学名誉教授・東京藝術大学客員教授
吉井 讓
本年6月のチリ公演は、チリ大統領府青年オーケストラ基金(FOJI)、サンチアゴ市立劇場、チリ大学からの招待を受け実現に至りました。

6月24日、25日のサンチアゴ市立劇場での2公演に加え、27日にチリ大学のホールでも演奏会が開催されました。 また、これに先立ち23日には大統領府FOJI楽団員の指導とモネダ文化センターでの合同演奏会を行いました。演奏会 では、ヨーロッパのクラシック作品を始め、日本音楽、また、チリの誇る作曲家の作品を演奏することで、両国の音楽交流を図るとともに、日本の音楽や日本の楽器をチリの皆様にご紹介する貴重な機会となりました。

チリ公演の実現に際しては、文化庁、東京大学TAOプロジェクトを始めとして、日本大使館、チリ大使館、日本チリ友好議員連盟、サンチアゴ市立劇場、在チリ日本人会、日智商工会議所(カマラ)、日本・東京商工会議所、日智経済委員会、ラテンアメリカ協会、日本チリー協会、野村財団、東京藝術大学同声会など、多くの方々からご支援とご協力を受け、またチリ大学からは練習の場を、チリ大学に所属するチリ国立交響楽団からは楽器のご提供をいただき、全行程を成功裡に終えることができました。ご協力いただいた全ての方々に心から御礼申し上げます。
藝大フィルハーモニア管弦楽団
このたび、東京大学の先生方と東京藝術大学のアーティストたちが一緒になり、「学術・藝術の会」を創設しました。

“人間的な試みが感性と一体になるような新しい挑戦をしよう”―そんな思いを抱いていた折、アタカマ天文台から撮影された宇宙の映像と、私たち藝大フィルハーモニアの音楽を融合させた新たな演奏会を南米のチリで開催する、という一大プロジェクトが始動したのです。

演奏会では、林英哲氏による和太鼓という日本の伝統との協演に、東京大学の吉井讓先生による宇宙の映像が組み合わさったことで、地元チリの方々から大変ご好評をいただきました。

今年2017年、日本の藝術における多くの才能を排出してきた東京藝術大学は、創立130周年を迎えました。今回の映像を収録しているCOIラボ(Center of Innovation)も、産官学が連携して、新しい文化、新しい産業を生み出していこうという場です。東京藝術大学は、これからも世界に日本文化を発信していくとともに、「学術」と「藝術」の融合した新しい挑戦を進めていきます。

そして、来たる11月7日、チリで好評をいただきました演奏会を再び日本でご披露させていただくことになりました。今回の演奏会により、日本とチリの友情が更に発展していくことを心から願っています。
東京藝術大学 副学長
松下 功
日本チリ修好120周年に関しまして、6月にチリで藝大フィルハーモニア管弦楽団と共に演奏旅行をしてまいりました。演奏はチリの方にも大好評でございました。今回の演奏会はチリで行った演奏と同じプログラムで行うことになっております。

曲目は、松下功先生の作曲された『飛天遊』という曲を、和太鼓奏者の林英哲さんをお迎えして演奏されます。それから、私が指揮者としてスメタナの『モルダウ』と、ドヴォルジャークの『交響曲第8番』を演奏いたします。いずれもチリでも大好評でした。ぜひ皆さまにはご来場いただきたくお願いいたします。
東京藝術大学 音楽学部長
迫 昭嘉

開催概要

日智修好120周年記念 藝大フィルハーモニア管弦楽団演奏会

指揮:迫 昭嘉 松下 功
独奏:林 英哲(和太鼓)
演奏: 藝大フィルハーモニア管弦楽団
曲目: 交響詩〈モルダウ〉/スメタナ
    和太鼓協奏曲〈飛天遊〉/松下功
    交響曲第8番 ト長調 作品88/ドヴォルジャーク
日時:2017年11月7日 (火) 19:00 開演(18:30 開場)
場所:東京藝術大学奏楽堂 [大学構内]
入場:無料(入場整理券事前申込制)

   ※就学前のお子様の同伴・入場はできませんので、ご了承ください。
   ※スケジュール・曲目・出演者等は都合により変更となる場合がありますので、ご了承ください。

映像制作 吉井 讓 (東京大学アタカマ天文台TAOプロジェクト代表)
東京大学名誉教授・東京藝術大学客員教授
[主催] チリ大使館
[共催] 東京大学TAOプロジェクト、東京藝術大学
[お問い合わせ] 東京藝術大学演奏藝術センター TEL:050-5525-2300

東京藝術大学奏楽堂 [大学構内]へのアクセス

〒110-8714  東京都台東区上野公園12-8
音楽学部内

交通のご案内
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【2】上野駅・上野公園 から(東京芸術大学経由)⇒【5-1】東京芸術大学下車[ 30 分間隔 ]
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