Monthly Program Guide March 2026

3月プログラムガイド


3月特集ラインナップ
  • ・福島第一原発事故…日本の危機と闘った吉田昌郎と現場の人々(門田隆将)
  • ・地震予知に挑む!確かな前兆現象を捉える画期的手法とは(梅野健)
  • ・東日本大震災の8年前から釜石で防災教育を行ってきた理由(片田敏孝)
  • ・スサノヲ神話は火山現象?…寺田虎彦の地球科学的な解釈(鎌田東二)
東日本大震災、そして福島第一原発の事故が発生してから15年。私たちはけっして忘れることなく、あのとき何が起きたのか、誰がどのように危機に立ち向かったのか、そして日本人として何をしなければならないのか、天災をいかに受け止めるべきなのかを考え続けていく必要があるでしょう。「忘れないこと」のなかから、新たな希望の未来が芽吹いてくるはずです。

  • ・マネ、モネ、ルノワール…芸術家8人の関係と印象派の誕生(安井裕雄)
  • ・風景画家だけの集まり…?誤解された印象派の本当の姿(安井裕雄)
  • ・マネへの強烈なライバル意識…セザンヌ作品にみる現代性(安井裕雄)
  • ・印象派の画家に大きな影響を与えたセザンヌの構築的筆触(安井裕雄)
多くの人々を魅了してやまない「印象派」の絵画。モネ、ルノワール、セザンヌ、ピサロ、マネなどの画家たちの名もよく知られています。印象派とはいかなるもので、いかに誕生し、いかに高まり、そしてどこへたどり着いたのでしょうか。名作の数々を動画で鑑賞しつつ、その歴史や、芸術家たちの人物像、さらに技法の秘密や浮世絵からの影響などまでを学べる、芸術の愉しみに満ちたシリーズです。

  • ・なぜ雄と雌の2つの性別があるのか…「性」の謎とLGBT(長谷川眞理子)
  • ・ノーベル賞受賞「オートファジー」とは?その仕組みに迫る(水島昇)
  • ・地球上におけるヒトの歴史と生命科学の発展(浅島誠)
  • ・やまとうたは人の心を種として…「託す」表現の神秘的な力(渡部泰明)
花が咲き、木々が芽吹く春。春は希望の季節であり、また生命の素晴らしさをつくづく痛感する季節でもあります。この春の日に、生命について科学的に学べたり、哲学的・芸術的に深く考えたりすることができる講義をピックアップしてみました。不思議な命、はかない命、幾度も再生していく命。生命の本質や、その循環に想いを巡らせてみてはいかがでしょうか?



3月配信講義ピックアップ
配信予定日:3月1日(日)
人間はなぜ戦争をするのか?2つの要因から問う平和の条件
人間はなぜ戦争を繰り返してしまうのでしょうか。その要因として、国内社会でいう「法の支配」とは異なる国際社会の構造と、欲望や感情といった人間の本性の2つを取り上げる小原氏。そこでカギとなる「理性」という言葉を挙げて平和の条件について解説します。(全6話中第4話)
東京大学名誉教授

配信予定日:3月3日(火)
「これからベントをやる。メンバーを決める!」…決死の現場
事故当時、発電所内のプロであるプラントエンジニアたちがいかに極限状況で闘い抜いたか……。当事者たちから生の証言を聞いた門田氏は、取材時を振り返りながら映画『Fukushima 50』やドラマ『The Days』などでは伝えきれなかったことを語っていきます。とりわけ胸を打つのは、いよいよ「ベント」への突入を敢行する、そのときのこと。それはまさに死を覚悟しなければいけない極限状態での決断でした。誰もが「自分が行く!」と手を挙げようとしますが、体が金縛りのようになって動きません。そして、しばしの沈黙の後、彼らが取った行動とは。(全6話中第4話)
作家/ジャーナリスト

配信予定日:3月4日(水)
年率80%を超えるインフレ!…日本は「トルコ化」するか?
2022年以降、インフレ率は大きく上昇し、一時、80パーセントを超えるインフレ年率を記録したトルコ。それに伴い金利上昇、通貨安も進みますが、株価をドル建てで見ると横ばいです。日本はトルコ化する可能性はあるのでしょうか。見るべきポイントは経常収支の動向にあります。世界最大の対外純資産保有国である日本で円安が続いている要因とともに解説します。(全6話中第5話)
元三井住友DSアセットマネジメント執行役員/YODA LAB代表/金融・経済・歴史研究者

配信予定日:3月6日(金)
ドンロー・ドクトリンとは?トランプ系論と西半球の重要性
2026年1月、ベネズエラ侵攻の直後にトランプ大統領がSNS発信した「ドンロー・ドクトリン」。これは2025年度版NSSに基づくもので、西半球における米国の圧倒的優位を確立するため、軍事力行使を辞さないと宣言されています。その目的は地政学からの脱却であり、宇宙帝国主義への歴史的一歩とみなされます。ドンロー・ドクトリンについてトランプ系論と脱地政学論を絡めながら解説する本シリーズ。第1話は2025年度版NSSとトランプ政権のミッションを中心に解説します。(全3話中第1話)
米国大統領制兼議会制研究所(CSPC)上級フェロー

配信予定日:3月13日(金)
印象派の画家に大きな影響を与えたセザンヌの構築的筆触
全8回行われた19世紀末の印象派展ですが、そのどれにも当時の印象派の画家たち全員が参加していたわけではありません。第2回と第4回以降の印象派展に参加しなかったセザンヌもその一人です。セザンヌは、出品からは遠かったものの、「構築的筆触」という独自の画法を編み出したことで、ルノワールをはじめ仲間の印象派の画家に大きな影響を与えたのです。(全5話中第1話)
三菱一号館美術館 上席学芸員



講師紹介~テンミニッツ・アカデミーの講師ってどんな人?
フランス近代美術が専門、印象派の深掘り講義を好評配信中!
三菱一号館美術館 上席学芸員
今回は、安井裕雄(やすい・ひろお)先生を紹介します。安井先生のご専門はフランス近代美術で、財団法人ひろしま美術館学芸員、岩手県立美術館専門学芸員を経て、現在、三菱一号館美術館上席学芸員でいらっしゃいます。これまで、数多くの展覧会を手がけられ、「ルドン―秘密の花園」(2018)では第13回西洋美術振興財団賞「学術賞」を受賞されました。また、印象派を中心としたご著書も多数執筆されています。その安井先生が、絵を見ながら解説してくださる《印象派》シリーズ講義、まさに絶品です。



テンミニッツ・アカデミーからのお知らせ
今後登場予定の新講師&新講義
松下尚(日野市立新選組のふるさと歴史館学芸員):テーマ/新撰組と「ちるらん新撰組鎮魂歌」(3月中旬から配信開始予定)
このほか、百瀬裕規氏(ベインキャピタル・ジャパン共同会長)の講義(テーマ/変化する日本株式市場とPEファンド)を3月中旬から、田口佳史氏(東洋思想研究家)の新講義(テーマ:孫子「地形篇」)を3月下旬から、それぞれ配信開始予定です。ご期待下さい。