母音は8つ?『古事記』偽書説?…古代日本語をめぐる発見 文明語としての日本語の登場(3)奈良時代の日本語の特徴 カールグレンや有坂秀世の研究が明らかにした奈良時代語の特徴は大きく二つある。一つは「ハヒフヘホ」が「パピプペポ」と発音されていたこと。もう一つは母音が8種類あったことである。これらは明治期に「上代特殊仮名遣い」と... 収録日:2023/12/01 追加日:2024/03/22 釘貫亨 名古屋大学名誉教授