王弼の議論で大事な概念「無」と「理」とは何か デジタル全体主義を哲学的に考える(7)「無」と「理」、複数性の重要性 中国の三国時代の学者である王弼は、「無」という概念を用いて、キリスト教などの一神教とは異なる、偶然性に開かれた状態を志向する。さらに、他方で「理」という概念を持ち出して、複数性は無根拠によって支えられていると説... 収録日:2021/05/27 追加日:2021/12/17 中島隆博 東京大学東洋文化研究所長・教授