真の国際協調とは何か…統制派、条約派の危険性を見誤るな
戦前、陸軍は歴史をどう動かしたか(7)昭和維新と歴史解釈の問題
政治と軍の関係でいえば、保身的な政治家や軍の指導者に対する若い佐官の強い焦燥感こそが歴史を動かしたと考えられる。陸軍と海軍との関係でも、陸軍の統制派に比べて海軍の条約派は良く描かれがちだが、これらも含めて、昭和...
収録日:2018/12/25
追加日:2022/09/23
「軍」というものの宿命ゆえに海軍内部に残ったしこり
本当のことがわかる昭和史《3》社稷を念ふ心なし――五・一五事件への道(12)「条約派」と「艦隊派」の対立という悲劇
1930年のロンドン海軍軍縮会議では、日本海軍の軍備が大幅に制限され、艦隊派(反対派)と条約派(条約推進派)の対立が起こった。そして、1933年とその翌年、条約派の主立った面々が予備役に回されることになり、海軍...
収録日:2014/12/22
追加日:2015/08/27
永田鉄山の「政界・経済界」工作…高度国防国家と統制経済
戦前、陸軍は歴史をどう動かしたか(3)軍縮をめぐる対立
陸海軍における派閥を生み出した要因の一つに軍縮がある。海軍においては艦隊派が軍縮に反対し、条約派と対立した。陸軍の統制派は条約派と共通性もあるが、永田鉄山の例に見られるように、経済界や政界に工作を行ないつつ、統...
収録日:2018/12/25
追加日:2022/08/26
山本五十六は連合艦隊司令長官になって変わってしまった
本当のことがわかる昭和史《1》誰が東アジアに戦乱を呼び込んだのか(10)なぜ大バクチは画竜点睛を欠いたか
1941年12月、海軍内部に不信渦巻く中での決行となった山本五十六連合艦隊司令長官による真珠湾攻撃は、結果として画流点睛を欠くことになった。それはなぜか。上智大学名誉教授・渡部昇一氏によるシリーズ「本当のことが...
収録日:2014/11/17
追加日:2015/08/13
ワシントン会議から10年、こんなに日本が不利になるとは
本当のことがわかる昭和史《3》社稷を念ふ心なし――五・一五事件への道(11)ロンドン軍縮会議をめぐる大問題
1922年、日本海軍はワシントン会議で主力艦を制限され、1930年のロンドン海軍軍縮会議では、補助艦にまで大幅な軍備削減を求められ、合意するに至った。条約でこうした劣勢を押し付けられたことに、海軍軍令部を中心に...
収録日:2014/12/22
追加日:2015/08/27