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「伊勢」の検索結果

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ロシア主催の「裏G7サミット」の話題はシリア情勢だが…

モスクワ国際安全保障会議(1)伊勢志摩サミットの裏側で

「第5回モスクワ国際安全保障会議に出席してきました」と語るのは、歴史学者・山内昌之氏だ。その会議は「G7と背中合わせ」だという。一体どのような会議で、何が語られたのか。山内氏が存分に明かす。(全4話中第1話)
収録日:2016/05/09
追加日:2016/06/16
山内昌之
東京大学名誉教授

日本と世界の経済認識のズレが露見した伊勢志摩サミット

伊勢志摩サミットを総括する

政治学者で慶應義塾大学大学院教授・曽根泰教氏が2016年5月26日、27日に行われた伊勢志摩サミットを総括する。曽根氏は、議長国の首相として安倍晋三氏の根回しは評価に値するとしながらも、安倍首相の主張にはある大...
収録日:2016/06/01
追加日:2016/06/09
曽根泰教
慶應義塾大学名誉教授

伊勢志摩サミットがかすむ17分間のオバマ広島演説の意味

オバマ広島訪問

オバマ大統領の広島訪問、17分間に及ぶ広島スピーチは、報道としての伊勢志摩サミットがかすむほどの目覚ましさであった。この広島訪問と名演説はどのような文脈に立って行われたものなのか。政治学者で慶応義塾大学大学院教...
収録日:2016/06/01
追加日:2016/06/09
曽根泰教
慶應義塾大学名誉教授

百人一首に多く使われている「縁語」というレトリックとは

和歌のレトリック~技法と鑑賞(5)縁語:その1

今回紹介する和歌のレトリックは、百人一首に多く使われている「縁語」である。縁語とは、文脈を超えて複数の言葉に関係を持たせる技巧だが、そのうちのある言葉が掛詞として使われるケースが多い。それゆえ、凝りに凝った表現...
収録日:2019/06/17
追加日:2020/01/27
渡部泰明
東京大学名誉教授

阪神淡路大震災によって露呈した行政主導による防災の限界

行政との関係構造から考える防災(1)行政主導の限界

日本の防災の基本は、1961年に制定された災害対策基本法から始まった。インフラが整備されていくことで被害者数は大幅に減少したが、その一方で防災に関する住民の行政への依存が進んでいったともいえる。阪神淡路大震災は行政...
収録日:2019/03/30
追加日:2019/06/15
片田敏孝
群馬大学名誉教授

世界でも稀な日本の王権システムが1300年続いている理由

神話の「世界観」~日本と世界(8)現代にも生きている日本神話

日本神話は現代の私たちの生活の中に無意識に息づいている。それは「集合的無意識」ともいうべきもので、『古事記』や『日本書紀』の中にいろいろなレベルで物語として注ぎ込まれている。シリーズ最終話では、その代表例でもあ...
収録日:2020/12/07
追加日:2021/11/07
鎌田東二
京都大学名誉教授

『潮騒』と『太陽の季節』…美への憧憬vs煽情的な太陽族

石原慎太郎と三島由紀夫と近衛文麿(4)三島と石原の芸術性は対極的

三島由紀夫と石原慎太郎はほぼ同時代に活躍した作家であるといえる。しかし、二人の作品を見ると、似たモティーフを用いつつも、その扱い方が全く異なることが見て取れる。交流があり影響し合った二人が、それぞれ何に重きを置...
収録日:2022/03/18
追加日:2022/06/29
片山杜秀
慶應義塾大学法学部教授

松下幸之助が語った「反省」の重要性

松下幸之助を語る(4)「自己観照」と日本の伝統精神

松下幸之助がよく言っていたのは「自己観照」、すなわち自分を見つめることの重要性だったと、幸之助の側近で参議院議員の江口克彦氏は語る。よいことも悪いことも含め反省することが大切だ。これは日本の伝統精神そのものだと...
収録日:2015/09/29
追加日:2015/12/07
江口克彦
株式会社江口オフィス代表取締役社長

明智光秀の家系図から読み解く人間関係

織田信長と足利義昭~検証・本能寺の変(4)信長の西国御出馬その2

系図は一族代々の系統を書き表すもので、封建社会では特に重んじられていた。では明智光秀の系図はどのようなものなのか。本能寺の変の真実に迫るべく、二つの図を参照しながら、光秀をめぐる人間関係、そして当時の織田家にお...
収録日:2018/10/29
追加日:2019/02/22
藤田達生
三重大学教育学部教授

本能寺の変はなぜ6月2日だったか…四国攻撃軍と明智光秀

織田信長と足利義昭~検証・本能寺の変(7)派閥解体

天正十(1582)年、織田信長にとって天下統一の最終段階が来ていた。三男の信孝を三好康長の養子として讃岐国主とし、康長は阿波国主とする方針を記した朱印状の中で、信長は自ら淡路に出向くと書いている。六月四日に予定され...
収録日:2018/10/29
追加日:2019/03/15
藤田達生
三重大学教育学部教授

「千古不易の恋」を描いた光源氏と女性たちの『源氏物語』

『源氏物語』を味わう(2)光源氏をめぐる女性たちの物語

『源氏物語』の本質は、光源氏をめぐる女性たちの物語である。登場して間もなく物の怪に殺される夕顔、ボロボロの屋敷に住んでいる末摘花、最後まで一番好きだった紫上、あわよくばものにしようとしたライバルの娘・玉鬘など、...
収録日:2022/02/22
追加日:2022/06/27
林望
作家・国文学者

「国生み・国作り・国譲り・国治め」と「むすひ」の力

日本神話の基本を知る~世界・人間・文化のはじまり

日本神話とはどのような構造・内容なのだろうか。「国生み・国作り・国譲り・国治め」という起承転結のストーリーで進んでいくというが、そこにはどのような神が関わり、そのような話が展開されていくのか。『古事記』『日本書...
収録日:2022/03/29
追加日:2022/08/11
鎌田東二
京都大学名誉教授

刀の本来の目的は「守り刀」として家や個人を守ること

刀匠・松田次泰に聞く―日本文化と日本刀(3)守り刀

今や、日常的に日本刀を見る機会は少ないが、「日本刀を持つには、免許や講習が必要なのでは?」と思っている人も多いのではないだろうか。実際には、日本刀は誰でも保有できるし、購入できる。そのあたりの事情を刀匠・松田次...
収録日:2017/03/22
追加日:2017/12/08

在原業平の一首が背負う「物語」とは?

百人一首の和歌(2)在原業平

いくつもの謎を抱える日本古典の代表『百人一首』を、日本文学研究者で東京大学大学院人文社会系研究科教授の渡部泰明氏に案内いただくシリーズレクチャー。第2回からは個別の歌人と選ばれた作品の謎に迫っていく。今回は、美男...
収録日:2018/04/02
追加日:2018/06/18
渡部泰明
東京大学名誉教授

織田信長を支えた母衣衆に見る戦国のダンディズム

信長軍団の戦い方(1)母衣衆と織田信長の残忍性

戦国の武将として多くの人がその筆頭に織田信長を挙げるのではないだろうか。天下布武を掲げ、時にはあまりに非情な戦略をとったことでも有名な信長。彼を支えた母衣衆の特徴、そして越前朝倉氏を滅ぼした戦い、伊勢長島の一向...
収録日:2019/11/06
追加日:2020/02/25

ギリシア語を学ばなくてもホメロスが読める素晴らしさ

読書とは何か(4)現代の日本語で気軽に「古典」を読む

休日には、平素の考えを見直し、深め、反省して次に生かしたいと考える人が多いだろう。そのための手段こそ「古典」だと山内昌之氏は言う。古典に接して開かれる世界の広さと豊かさ、その全てを自国語で読める喜び。当たり前に...
収録日:2014/04/23
追加日:2014/08/01
山内昌之
東京大学名誉教授

テロへの備えは「カメレオンのように」、前も後も見ること

「テロ」とは何か(1)欧州人テロリストの実態

今年5月下旬の伊勢志摩サミット、2020年の東京オリンピック・パラリンピックといった大きな国際イベントの成功に向け、本腰を入れたテロ対策が始まっている。パリやベルギーで起こった同時多発テロの状況を見ても、それが...
収録日:2016/04/05
追加日:2016/04/25
山内昌之
東京大学名誉教授

衆参同日選挙と消費税増税延期は分けて考えた方がいい

「衆参同日選挙」と「消費税増税延期」問題

「衆参同日選挙」と「消費税増税延期」の問題は、ともすればワンセットで議論されがちだが、この2つは分離して考えるべきだと、政治学者で慶應義塾大学大学院教授・曽根泰教氏は言う。はたして、それはなぜか。この2つの問題...
収録日:2016/04/27
追加日:2016/06/02
曽根泰教
慶應義塾大学名誉教授

聖徳太子は「皇太子」だったことを忘れてはならない

法隆寺は聖徳太子と共にあり(2)神と仏の二人三脚体制

聖徳太子は仏教を日本に取り入れ、そして広めた。そう教えられてきた聖徳太子像に対し、法隆寺管長・大野玄妙氏は注意を促す。聖徳太子について考える上でまず重要なのは、彼が皇太子であることだ。すなわち彼本来の仕事は、日...
収録日:2016/03/09
追加日:2016/10/08
大野玄妙
法隆寺第129世住職、聖徳宗第6代管長

王者の学問はどうあるべきかを示した徳川家康

家康が築いたTOKYO(3)現代に通じる家康の教訓

徳川家康の残した言葉は、「堪忍」や「辛抱」ばかりではない。多くの武家が書き残した彼の言動は教養に富み、特に警句や機知に富む寸言ではナポレオンにも引けを取らないと、歴史学者・山内昌之氏は保証する。現代にも通じる、...
収録日:2018/04/03
追加日:2018/05/17
山内昌之
東京大学名誉教授

藤原定家が生涯の一首として取り上げた理由

百人一首の和歌(5) 藤原定家

東京大学大学院人文社会系研究科教授の渡部泰明氏による百人一首に関するシリーズレクチャー。最終話では百人一首の選者とされる藤原定家が自身の歌として選んだ一首を取り上げる。定家自選というだけあって、その歌は多くの示...
収録日:2018/04/02
追加日:2018/06/30
渡部泰明
東京大学名誉教授

枕詞は畏敬を表わす呪文?…和歌の中での役割と効果とは

和歌のレトリック~技法と鑑賞(1)枕詞:その2

枕詞はいったいどのような言葉を修飾し、和歌の中でどのような役割を担っているのだろうか。「あしひきの」や「たらちねの」など実例をいろいろと挙げながら、神様や信仰の対象を崇敬するなど枕詞の役割を解説する。(全12話中...
収録日:2019/03/11
追加日:2019/06/15
渡部泰明
東京大学名誉教授

同盟の成立と破壊…北条・今川・武田三国同盟の構造とは

戦国大名の外交、その舞台裏(2)戦国大名の同盟

大名同士が和睦や同盟を結ぶ際、そこではどのような前提があったのだろうか。武田・今川・北条の事例によれば、対立構造は主として大名の面目が潰されることによって引き起こされていたという。一方、大名間での仲介の役割を果...
収録日:2019/06/13
追加日:2020/01/21
丸島和洋
東京都市大学共通教育部 人文・社会科学系 教授

忍者の実態に迫る…伊賀と甲賀は同盟関係だった?

「忍者」とは何か(3)伊賀・甲賀に忍びが多い理由

伊賀・甲賀地域は山城が多いという地理的要因から近隣の大名も攻めにくく、小さな武士集団が乱立していた。天正伊賀の乱で伊賀勢は織田信長に滅ぼされるが、逃れてきた者たちのなかで特殊技能を持つ忍者たちが下級武士団として...
収録日:2019/08/27
追加日:2020/01/30
高尾善希
三重大学国際忍者研究センター 准教授

織田信長の経済政策…楽市楽座だけではない資金源とは?

戦国武将の経済学(1)織田信長の経済政策

群雄割拠の戦国時代、並みいる武将たちの戦いぶりは話題になっても、懐具合やお金の回し方を論じることはこれまでなかった。しかし、戦を行うにも領国経営をするにも、経済的な戦略がなければかなわない。第1回では織田信長の経...
収録日:2019/11/22
追加日:2020/02/23
小和田哲男
静岡大学名誉教授

藤原氏は『古事記』をサポートする家だったのではないか

世界神話の中の古事記・日本書紀(7)国家の正統性はどこにあるのか

『古事記』と『日本書紀』の違いの1つは、国譲りの記述にあると鎌田氏は言う。『古事記』では国譲りで壮大な物語が描かれ、『日本書紀』では非常にあっさりとした記述に留まる。その理由はいったい何だろうか。一国の歴史を考え...
収録日:2020/10/05
追加日:2021/05/19
鎌田東二
京都大学名誉教授

三河一向一揆と三方ヶ原の戦い、徳川家康最大の試練の真相

家康の人間成長~戦略性をいかに培ったか(3)三河一向一揆と三方ヶ原の戦いの教訓

今川氏が滅び、「人質」から解放されて独立した若き徳川家康は、2つの大きな試練に直面する。1つは西三河で起こった三河一向一揆、もう1つは武田信玄を相手にした三方ヶ原の戦いである。戦国大名として天下盗りを進めていく上で...
収録日:2022/10/03
追加日:2023/01/15
小和田哲男
静岡大学名誉教授

寅さんも水戸黄門も…「ほかひびと」が伝承した貴種流離譚

折口信夫が語った日本文化の核心(3)貴種流離譚と型の文化

日本の物語の多くは古来から「貴種流離譚」といい、偉い人が流浪の旅を続ける苦難の物語である。折口信夫は、そうした物語を伝承したのは自らも流浪の民だった「ほかひびと」だと指摘している。さらに語りには必ず弦楽器を伴い...
収録日:2022/09/13
追加日:2023/01/09
上野誠
國學院大學文学部日本文学科 教授(特別専任)

心の動きとため息…本居宣長の説く「もののあはれ」とは

『源氏物語』ともののあはれ(4)「もののあはれ」とは何か

本居宣長は、歌も物語もその本質は「あはれ」というひと言で説明できると説いたわけだが、では「もののあはれ」とはいったいどのようなものなのか。また、なぜ宣長は「あはれ」に着目したのか。友人からの問いかけから始まった...
収録日:2023/08/04
追加日:2023/11/23
板東洋介
東京大学大学院人文社会系研究科 准教授

なぜ和歌で神意を伝えるのか…古典文献の事例と巫女の歌占

おみくじと和歌の歴史(3)神意を伝える和歌と歌占

古来より日本人に親しまれてきた和歌。神様として信仰されたスサノヲノミコトが最初に詠んだとされる和歌は、神意を人々に伝えるための重要なツールだったが、人々がその神意を受け取るために必要としたのが巫女だった。『伊勢...
収録日:2023/11/10
追加日:2024/01/03
平野多恵
成蹊大学文学部日本文学科教授

「神皇正統記」は日本人のアイデンティティを問う書物

神皇正統記と日本人のアイデンティティ(1)日本国とは何か

中世の代表的な史論書として、後世の日本人の歴史観にも大きな影響を与えたと言われる『神皇正統記』。作者の北畠親房や本書の特徴、執筆の背景等について、山内昌之氏が解説する。シリーズ「日本の歴史書に学ぶ」第2弾(1/...
収録日:2014/03/27
追加日:2014/08/21
山内昌之
東京大学名誉教授

戦後70年「安倍談話」はどのような内容になるのか?

どうなる?戦後70年「安倍談話」(1)村山談話をどこまで踏襲するのか

2015年は戦後70年の節目の年。来る8月に発表される安倍晋三首相の談話に今から注目が集まっている。果たして「安倍談話」はどのような内容になり、歴代内閣の立場をどの程度まで継承するつもりなのか。『戦後70年 保...
収録日:2015/01/29
追加日:2015/02/25
若宮啓文
元朝日新聞主筆

安倍首相は昔、村山談話反対の「歴史・検討委員会」に参加

どうなる?戦後70年「安倍談話」(2)「侵略」にこだわる背景

2015年8月に発表が予定される安倍晋三首相の戦後70年談話は、村山談話を「全体として継承」とは言うものの、文言の継承について聞かれると「そういうことではない」と否定した。安倍首相が「侵略」という言葉にこだわり...
収録日:2015/01/29
追加日:2015/03/05
若宮啓文
元朝日新聞主筆

「反省」はあるが「侵略」も「植民地支配」もない

どうなる?戦後70年「安倍談話」(3)豪州演説にみる方向性

戦後70年安倍談話に当たっては、村山談話を「全体として継承」するも、「侵略」や「植民地支配」という言葉を同様に用いるわけではないと明言した安倍晋三首相。果たしてどのような内容になるのか。その参考となるのが、20...
収録日:2015/01/29
追加日:2015/03/12
若宮啓文
元朝日新聞主筆

宇宙に宣言をすれば必要な答えがやって来る

守護神(目に見えないもの)の働きを認める―宇宙につながる方法

「宇宙が全ての大本だとすると、その影響下に守護神、守護霊、ご先祖様、天使などの分かりやすい形で、背後で守ってくれているものがある」と、作家・浅見帆帆子氏は語る。浅見氏のいう「宇宙につながる感覚」とはいかなるもの...
収録日:2015/01/27
追加日:2015/04/18

江戸城無血開城で日本の危機を救った西郷隆盛の問題解決力

西郷南洲のリーダーシップ(1)薩長同盟と江戸城無血開城

儒家思想のリーダーシップにかなう人間は、日本史上で五人居る。その一人が西郷南洲(隆盛)だ。内憂外患を退けつつ近代国家建設を目指すという難題に直面した明治維新において、西郷が果たした薩長同盟と江戸城無血開城の役割...
収録日:2015/02/27
追加日:2015/08/31
田口佳史
東洋思想研究家

日本の風水害対策における課題とは?

水と地球と人間と~日本と世界の水問題(4)水と災害

ハリケーン・サンディで、アメリカは500億ドルの損失を被ったといわれている。日本は、サンディ級台風に対してどのような対策ができるのか。水と災害について考える。地球規模の水循環と世界の水資源に関する研究の第一人者...
収録日:2015/03/19
追加日:2015/11/23
沖大幹
東京大学大学院工学系研究科 教授

テロ抑止の3つの処方箋

「テロ」とは何か(4)民主主義とテロ抑止力

『中東複合危機から第三次世界大戦へ』(PHP新書)の著者で、歴史学者・山内昌之氏が、われわれが今すぐ取り組むべきテロ抑止のための方法について解説。成熟した民主主義国家において、目の前の危機とその先への危惧にどう...
収録日:2016/04/05
追加日:2016/05/05
山内昌之
東京大学名誉教授

ISが目指すジハードで、日本はすでに標的となっていた

激動する世界情勢と日本(7)IS台頭の世界的要因

世界各地で頻発するテロの中心にいるのが、ISだ。しかし、実体のないISに、アメリカをはじめ国際社会は対応に苦慮している。千葉商科大学学長・島田晴雄氏は、日本もこのISが目指すグローバル・ジハードの標的であり、日...
収録日:2016/01/26
追加日:2016/05/12
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

EU離脱によってイギリスの政党政治が崩壊する!?

「イギリスのEU離脱問題」を考える

6月23日に行われた国民投票でEU離脱を選択したイギリス。世界に与えた衝撃はあまりにも大きく、イギリスのEU離脱によって世界はどうなっていくのか、日本経済にどんな影響があるのかなど、テレビをはじめ各メディアでさ...
収録日:2016/06/30
追加日:2016/07/02
曽根泰教
慶應義塾大学名誉教授

日本の医療は世界最高評価だが、健康状態の自己評価は最低

日本の医療を考える~その特徴と課題(3)日本の医療の評価

世界最先端の医療で注目されるアメリカに一つも“A”評価のつかなかったOECDによる個別評価だが、世界17カ国中最高評価を受けている日本で、「健康状態の自己評価」だけは30年間“D”評価が続いている。このような国は他にはない。...
収録日:2016/08/18
追加日:2016/10/09
今村聡
元公益社団法人日本医師会 副会長

フェノロサと岡倉天心の「初の夢殿開帳」は実はねつ造?

法隆寺は聖徳太子と共にあり(7)日本古代史の謎に迫る

なぜ聖徳太子は皇太子のままであり、天皇になれなかったのか。誰もが抱くであろうこの問題に、法隆寺管長・大野玄妙氏がいくつかの可能性を示す。一つ目は、日本のみならず中国や朝鮮でも見られた、「女性」政権の潮流だ。二つ...
収録日:2016/03/09
追加日:2016/11/12
大野玄妙
法隆寺第129世住職、聖徳宗第6代管長

島田晴雄が評価する第一次アベノミクス

2017年世界と日本(7)第一次アベノミクスの評価

第一次アベノミクスは2013年初頭から2015年9月に行われた「デフレからの脱却」を目指す政策だった。その結果がしっかりと検証されないまま、第二次アベノミクスへ突入した安倍政権だが、公立大学法人首都大学東京理事長・島田晴...
収録日:2017/01/24
追加日:2017/05/13
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

家康の器量と関ヶ原の戦い…小早川秀秋・石田三成の逸話

徳川家康のリーダーシップ(2)関ヶ原から後継者選びへ

 徳川家康が具体的に「天下取り」に動いたのは、「関ヶ原の戦い」以降のことだった。60歳を越えた家康の行動のどこに、現代のリーダーが学ぶべき「器量」はあったのか。歴史学者・山内昌之氏に解説いただく。(全2話中第2話)
収録日:2017/04/05
追加日:2017/05/17
山内昌之
東京大学名誉教授

ユニクロ柳井氏の経営者としての大きな資質とは?

AIとデジタル時代の経営論(2)ユニクロの情報製造小売業

デジタル化で世界が変わりつつある中、ファーストリテイリング会長兼社長の柳井正氏は情報製造小売業を打ち出した。さらに、有明にヘッドクォーターズを造り、本社を移転するなど、柳井氏は社員の意識改革を試みようとしている...
収録日:2017/07/24
追加日:2017/10/23
一條和生
一橋大学名誉教授

技術は一度途絶えてしまうと再現はできなくなる

刀匠・松田次泰に聞く―日本刀のつくり方(1)和鉄の活用

「下鍛え」の準備工程を延々と続ける刀匠・松田次泰氏。その動きを見ていると、材料の中から火床に乗せるもの・乗せないものの選別が行われている。いったい何を見て、刀匠は鉄をより分けているのだろうか。そんな素朴な疑問に...
収録日:2017/03/22
追加日:2018/01/03

百貨店の生き残り戦略…栄枯盛衰が激しい業界の老舗の知恵

日本の百貨店~培われた強みとは?(1)食料品と化粧品売場に見る百貨店の強み

構造不況といわれてきた百貨店のビジネスが注目されている。これまでの主力だったアパレル不況を乗り越え、新しい主役に躍り出たのは食料品と化粧品。今、百貨店の店頭で何が起きているか。学習院大学国際社会科学部教授の伊藤...
収録日:2017/11/27
追加日:2018/01/10
伊藤元重
東京大学名誉教授

テロに備えた安全対策で必要不可欠なこと

テロ対策の理論と実際(6)東京五輪に向けて

2020年東京オリンピックを安全に開催するために、市民には何ができるのか。組織委員が今後検討すべき安全課題とは何か。防衛省防衛研究所防衛政策研究室主任研究官の片山善雄氏が、不審物・不審人物の通報によってテロを未然に...
収録日:2017/12/08
追加日:2018/03/12
片山善雄
元防衛省防衛研究所 防衛政策研究室 主任研究官

天平時代の四文字元号から平安時代の「元号らしい元号」へ

元号とはなにか(2)奈良・平安時代の元号

平成から次の元号への改元を前に、「元号」への注目が高まっている。シリーズの第2話では、中国から導入した元号の風習が日本流に定着していく奈良時代から平安時代にかけての元号事情を追う。(全5話第2話)
収録日:2018/09/13
追加日:2018/11/24
山本博文
元東京大学史料編纂所教授

国是として戦後にも生きる「五箇条の御誓文」の影響

明治維新から学ぶもの~改革への道(3)明治天皇と五箇条の御誓文

若き明治天皇は、新政府の意向により、西洋の皇帝をモデルとする宮中改革に育てられた。時間的・空間的な日本の象徴として君臨する天皇は、親臨と直裁により大きな成長を遂げる。自らご誓約された「五箇条の御誓文」は、明治新...
収録日:2018/11/13
追加日:2019/04/21
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

日本外交の草分けとして新政府をリードした陸奥宗光

明治維新から学ぶもの~改革への道(8)陸奥宗光という人物

不平等条約解消の雄として名高い陸奥宗光は、若い頃は尊皇の志士として活動、海援隊にも参加した。外交の目が人並みすぐれた陸奥は、維新後の新政府でも頭角を表す。やがて薩長土肥中心の政府人事への不満、「廃藩置県」建白へ...
収録日:2018/11/13
追加日:2019/04/27
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

ハザードマップはなぜ十分に活用されていないのか

日本の防災の課題(1)大規模災害の増加とインフラの弊害

近年、大規模な自然災害が増えている。しかし、災害時にはハザードマップが十分に活用されているとはいえない状況もあるという。それはなぜか。そこにはインフラ整備が進んだことによって生じた、日本の防災の課題があった。(...
収録日:2019/03/30
追加日:2019/06/08
片田敏孝
群馬大学名誉教授

「本質主義」に陥らないよう、いかにして日本を語るのか

世界の語り方、日本の語り方(2)日本の語り方

都合よく本質を立て物事を容易に理解する「本質主義」は、ここ半世紀の間、問い直されている。真に本質を捉えるために、われわれはどう語るべきなのか。(2019年2月14日開催日本ビジネス協会JBCインタラクティブセミナー講演「...
収録日:2019/02/14
追加日:2019/07/25
中島隆博
東京大学東洋文化研究所長・教授

戦国大名と領国内の村との関係を大きく変えた「目安制」

百姓からみた戦国大名~国家の本質(5)「目安制」の導入

戦国時代においては、村の安定的な存続のために、対外戦争や飢饉災害に対して、さまざまな対策が講じられていった。その中でも重要なのは、大名が村に対して直接納税を求めるようになったことである。これによって、家来による...
収録日:2019/03/20
追加日:2019/10/13
黒田基樹
駿河台大学法学部教授

地球温暖化問題において今後、日本はどう取り組むべきか

2020年頭所感(3)地球環境問題と「動け!日本」

2020年のみならず今後真剣に取り組まなければならない問題が地球温暖化だ。近年、異常気象ともいえる天候の急激な変化が続けて起こっているが、その変化のスピードは予測をはるかに超えており、日本を襲う災害規模も年々大きく...
収録日:2019/12/09
追加日:2020/01/01
小宮山宏
東京大学第28代総長

「起請文」とは高度な外交交渉の成果である

戦国大名の外交、その舞台裏(4)同盟の条件

実際に大名間で同盟を成立させるためには「起請文」と呼ばれる誓約書を交換する必要がある。この文書は外交文書と同様、相手方と文案を調整しながら、合意を成立させていくものである。その際に最も困難な交渉が領土協定であっ...
収録日:2019/06/13
追加日:2020/01/28
丸島和洋
東京都市大学共通教育部 人文・社会科学系 教授

織田信長に与えられた官位「右近衛大将」が意味すること

天下人・織田信長の実像に迫る(4)足利義昭追放から安土城へ

足利家最後の将軍義昭を追放した織田信長は、敵対する勢力の鎮定に力を尽くす。次々に勝利を収める彼のもとへ、やがて朝廷から「右近衛大将」という立場に任命される。これこそは、信長を実力とともに官位の上でも「天下人」と...
収録日:2020/03/17
追加日:2020/07/20
柴裕之
東洋大学文学部史学科非常勤講師

神道とは何か――本居宣長が『古事記伝』で語っていること

日本文化を学び直す(9)神道と稲作農耕

神社も能と同じく霊力を人々に与える機能を持つと田口佳史氏は言う。神とは自然と一体となった見えない存在であり、そうした存在を感じる精神性が日本では重視されてきた。日本は稲作農耕社会になっても、そうした神との縁を深...
収録日:2020/02/05
追加日:2020/11/11
田口佳史
東洋思想研究家

外来文化によって日本の神信仰はどのように強化されたのか

日本文化を学び直す(10)外来文化と日本の神信仰

日本は古代より独自の神信仰を持っていたが、それは外来文化の伝来によって薄れるどころか強化されていった。老荘思想の影響で神信仰は宇宙的広がりを持ち、儒教の思想が冠位十二階に採り入れられ、仏教が入ってくると政治と結...
収録日:2020/02/05
追加日:2020/11/18
田口佳史
東洋思想研究家

兄・秀吉の分身としての役割を果たした秀長の存在

豊臣政権に学ぶ「リーダーと補佐役」の関係(2)弟・秀長の役割

人たらしの才覚とアイデアが光る秀吉の3歳下だった秀長は、家臣団の中でどんな役割を果たしたのだろう。織田軍の中で頭角を表そうとする兄・秀吉をトップに置く集団で、その論功行賞などの人事面に目配りし、組織固めを図るのが...
収録日:2020/11/10
追加日:2021/04/11
小和田哲男
静岡大学名誉教授

「三部の本書」と『古語拾遺』の特徴と面白さに迫る

世界神話の中の古事記・日本書紀(9)四書四様の面白さ

長らく『日本書紀』が国家の公式文書であった一方、『古事記』が注目されるようになったのは江戸時代、本居宣長によってであるとされている。だが、『古事記』も『日本書紀』も、それ以前にも読まれていたのではないかと語る鎌...
収録日:2020/10/05
追加日:2021/06/02
鎌田東二
京都大学名誉教授

徳川吉宗は庶民感覚を持ち合わせた特異な将軍だった

徳川将軍と江戸幕府の軌跡~吉宗編(1)庶民感覚と自己管理

なぜ江戸時代は約270年もの間続いたのか。それは「江戸時代が庶民たちにとって幸せなものだったからだ」と山内昌之氏は言う。そして8代将軍・徳川吉宗の時代に焦点を当てると、吉宗が将軍としてとても特異な人物であったことが...
収録日:2020/01/07
追加日:2021/07/10

奥州十二年合戦、契機は辺境軍事貴族の「ルール無視」

「武士の誕生」の真実(7)奥州藤原氏と奥州十二年合戦

「将門追討3人衆」の一人、藤原秀郷はその後、平泉を中心に11世紀ごろから勢力を拡大していく。その末裔にあたるのが藤原清衡の父親で、息子の清衡は「奥州藤原氏」の始祖となる。ちょうど同じ頃、俘囚の末裔で辺境勢力である安...
収録日:2021/10/22
追加日:2022/01/26
関幸彦
歴史学者

「石原と小田実って全然同じ人間だよ」…保守とは何か?

石原慎太郎と三島由紀夫と近衛文麿(6)保守主義かファシズムか

一般的には石原慎太郎は保守だと思われている。だがさまざまな著作や発言を見ると、決してそうとはいえないのではないか。今回は三島由紀夫の天皇観と対比しながら、石原慎太郎の天皇観や、なぜ石原慎太郎が保守と見えるのか、...
収録日:2022/03/18
追加日:2022/07/13
片山杜秀
慶應義塾大学法学部教授

江戸の絶景スポット、駿河町に隠された徳川家康の思惑

『江戸名所図会』で歩く東京~駿河町・本町(1)富士山と商業の町、駿河町

『江戸名所図会』を手がかりに江戸時代の街並みや生活をひもとく本シリーズ。今回は、いわゆる城下町である、江戸の町人地、駿河町にスポットを当てる。徳川家康や庶民にとって神聖な存在である富士山と江戸を取り結ぶ重要な場...
収録日:2023/06/07
追加日:2023/09/16
堀口茉純
歴史作家

烈公の光と影…徳川斉昭のビジョンと政治家としての資質

徳川将軍と江戸幕府~家慶と烈公斉昭(2)家慶が比較された徳川斉昭の実像

12代将軍・徳川家慶にとって常に意識せざるを得ない存在、それは水戸藩主の徳川斉昭だった。斉昭は非常にスケールの大きな政治家で、ビジョンや理想を描き、実際に北海道開拓に乗り出すなどを行った。だが、斉昭はこのような良...
収録日:2021/03/08
追加日:2023/10/10

長編詩「大国主」と4つの魂…和魂、荒魂、幸魂、奇魂

大国主神に学ぶ日本人の生き方(5)長編詩「大国主」を読む

幾度となく理不尽な目に遭う大国主神の性質や様子を、世界神話の神々と比較しながら描いた鎌田氏の長編詩「大国主」。『古事記』を「世界の中の叙事詩の伝統」の中に位置づけてきた鎌田氏が、『古事記』の神聖な響きを維持しな...
収録日:2023/08/08
追加日:2024/01/07
鎌田東二
京都大学名誉教授

聖徳太子の「和」は議論の重視…中華帝国への独立の気概

聖徳太子「十七条憲法」を読む(1)十七条憲法を学ぶ現代的意義

「和を以て貴しと為(す)」に始まる聖徳太子の「十七条憲法」。これほど有名で、内容の一部も広く知られている日本古代の文書は他にないのではないだろうか。十七条憲法は日本の道徳、倫理の歴史を考える上で、一つの重要な出...
収録日:2023/08/24
追加日:2023/12/07
賴住光子
駒澤大学仏教学部 教授

26歳で老中首座…阿部正弘が幕末の動乱期に担った使命とは

徳川将軍と江戸幕府~阿部正弘編(1)若き老中首座・阿部正弘の使命

阿部正弘は幕末の若き老中首座として、徳川家斉・徳川家慶・徳川家定の時代を支えた。黒船で泰平を揺るがしたペリーが再来し、日米和親条約が結ばれ、鎖国政策は終わりを告げる。近代日本への舵取りを果たしたと評価される阿部...
収録日:2021/03/29
追加日:2024/03/09

「和歌」と「宣命」でたどる奈良時代の日本語とその変遷

文明語としての日本語の登場(1)古代日本語の復元

日本語の発音は、漢字到来以来一千年の歴史を通してどう変わってきたのか。また、なぜ日本語は「文明語」として世界に名だたる存在といえるのか。二つの疑問を解き明かす日本語学者として釘貫亨氏をお招きした。1回目は古代日本...
収録日:2023/12/01
追加日:2024/03/08
釘貫亨
名古屋大学名誉教授

万葉仮名から平仮名へ…「いろは歌」が示す日本語の変化

文明語としての日本語の登場(4)平安時代語と文芸の登場

平安時代に入ると、日本語の母音は八つから五つに減り、各種の音便ができる。単語は長く、発音はルーズになっていくのだ。文字の歴史は万葉仮名から平仮名と片仮名が生まれる画期的な時期を迎え、「いろは歌」が成立して手習い...
収録日:2023/12/01
追加日:2024/03/29
釘貫亨
名古屋大学名誉教授

無料で開講した石田梅岩、師・小栗了雲から学んだ「無心」

石田梅岩の心学に学ぶ(3)神道布教の志と「無心」

石田梅岩は20代の頃、二度目となる奉公に出るとともに勉学にも力を入れていく。それを支えたのは、当時京都で隆盛だった吉田神道(唯一神道)をさらに普及させようという志だった。やがて8代将軍・徳川吉宗の世となり、40代を迎...
収録日:2022/06/28
追加日:2024/04/22
田口佳史
東洋思想研究家