垂秀夫

垂秀夫

たるみひでお

元日本国駐中華人民共和国特命全権大使
出身地 大阪府
1985年 京都大学法学部卒業
1985年4月 外務省入省
在外では、在中国大使館、在香港総領事館、(財)日本交流協會台北事務所で勤務。本省では、中国・モンゴル課長、大臣官房総務課長、領事局長、官房長等を歴任。
2020年から2023年まで、日本国駐中華人民共和国特命全権大使
23年12月 退官。
現在、立命館大学衣笠総合研究機構教授、慶應義塾大学総合政策学部特別招聘教授
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習近平中国の真実…米中関係・台湾問題 (全7話)

収録日:2025/07/01
追加日:2025/09/25

一強独裁=1人独裁の光と影…「強い中国」への動機と限界

習近平中国の真実…米中関係・台湾問題(1)習近平の歴史的特徴とは?

追加日:2025/09/25
「習近平中国」「習近平時代」における中国内政の特徴を見る上では、それ以前との比較が欠かせない。「中国は、毛沢東により立ち上がり、鄧小平により豊かになり、そして習近平により強くなる」という彼自身の言葉通りの路線が踏襲さ...

経済発展から「国家の安全」へ…転換された国家戦略目標

習近平中国の真実…米中関係・台湾問題(2)国家戦略目標の転換

追加日:2025/10/02
「習近平中国」における内政において、最も重要な特徴は国家戦略目標の転換だと垂氏は言う。鄧小平時代の経済発展から国家の安全へ舵が取られ、「富より安全」を社会秩序の根底とするのが習近平中国の方向性となる。国家安全委員会が...

戦狼外交で国際秩序に挑戦…戦術的な微笑外交で見誤るな

習近平中国の真実…米中関係・台湾問題(3)戦狼外交の戦略と思惑

追加日:2025/10/08
中国の外交方針は、鄧小平時代の「韜光養晦」から「戦狼外交」へ180度転換されたが、時折入る戦術的微笑外交が目眩し(めくらまし)となっている。現下の国際秩序に対する彼らの認識は、公平でも公正でも合理的でもなく、再構築が必要...

トランプ政権は実は与しやすい?…ディールで「時間稼ぎ」

習近平中国の真実…米中関係・台湾問題(4)トランプ大統領VS.中国

追加日:2025/10/09
「トランプ2.0」は、中国からどのように見えているのだろうか。たしかにトランプ関税は、現在非常に悪い状況にある中国経済にとって厄介だが、しかし実は中国にとっては、ひたすらアメリカ・ファーストで、体制批判や民主化・人権に口...

浸透工作…台湾でスパイ裁判が約70件、それも氷山の一角

習近平中国の真実…米中関係・台湾問題(5)恐るべき台湾への「浸透」

追加日:2025/10/15
日本では「台湾有事」における日本への影響を口にする人が多いが、事態はより複雑である。中国の浸透により台湾は分断を深め、内側から崩壊しようとしている。浸透しているのは軍や政府内部の大量のスパイ、反社会組織を通じたフェン...

国力がピークアウトする中国…習近平のレガシーとは?

習近平中国の真実…米中関係・台湾問題(6)習近平のレガシー

追加日:2025/10/16
「時間は中国に有利」というのが中国の認識だが、中国の国力はすでに衰え始めているとの見方を提示した垂氏。また、台湾問題の解決が習近平主席のレガシーになり得るかだが、かつての香港返還問題を事例として、その可能性について考...

不動産暴落、大企業倒産危機…中国経済の苦境の実態とは?

習近平中国の真実…米中関係・台湾問題(7)不動産暴落と企業倒産の内実

追加日:2025/10/16
改革開放当時の中国には技術も資本もなく、工場を建てる土地があるだけだった。経済成長とともに市民が不動産を複数所有する時代となり、地価は高騰し続けた。だが、習近平政権による総量規制は不動産価格を低下させ、消費低迷が経済...

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