哲学者ヒュームはなぜ「共感」を重視したのか
「幸福とは何か」を考えてみよう(3)共感しますか、共有しますか
幸福はその人の感じ方次第なら、「おめでたく」なることで、それは簡単に手に入る。だが一方で、幸福には「共感」が欠かせないとヒュームは言う。共感について考えていくとき、揺さぶられるのは個々人の感情だが、感情に果たし...
収録日:2020/03/19
追加日:2020/08/14
武士道に学ぶ自己訓育――幻想としての順境に抗するために
逆境に対峙する哲学(3)修行・物語・語りの転換
世界という他者への希望的観測を抑止するために宗教は自己訓育を行い、武士は「武士道」を、ストア派は「災厄の予期」を実践してきた。それは、ありふれた現実である逆境に対する物語や語りの転換とも言える。われわれが逆境と...
収録日:2025/07/24
追加日:2025/12/26
大慈大悲の教え――なぜ仏像は怖い顔をしているのか
逆境に対峙する哲学(5)阿頼耶識・大慈大悲・大智
唯識でいわれる阿頼耶識は人それぞれが持つ語りの集積であり、個人によって当然異なる。それが「空」で実体がないと気づくと、人との垣根は取り除かれる。境界に実体はないと知るのが「大智」で、全員を平等に愛するのが「大慈...
収録日:2025/07/24
追加日:2026/01/02
宮本武蔵「型を捨てろ」と「守破離」が教えてくれること
逆境に対峙する哲学(8)白隠の覚悟
18世紀の禅僧・白隠は画を用いて各地で民衆を教化した。民間への浸透ぶりを伝える逸話の一つに赤ん坊をめぐる話がある。修行を積んだ禅僧ですら予期しない逆境に出会う。エスカレートしていく状況のいちいちに彼は「ああ、そう...
収録日:2025/07/24
追加日:2026/01/10
本居宣長も白隠もハイデガーも友となる――大切なのは?
逆境に対峙する哲学(9)先人の知恵という友
人生に逆境はつきものだが、その中でわれわれは変化し成長していく。そこで大切なのは、これまで話題になってきた本居宣長や白隠やモンテーニュなど、先人たちが何を考えどう生きてきたかを知識として知ることだ。彼らの知識を...
収録日:2025/07/24
追加日:2026/01/16
「私をお母さんと呼ばないで」…突然訪れる逆境の意味
逆境に対峙する哲学(2)運命・世界・他者
西洋には逆境は神が与える運命という考え方があり、その運命をいかに克服するかを考えたのがストア派だった。しかし、神道が説くように「ヒトもカミ」であれば、それに気づく瞬間は逆境の中にこそ存在するはずである。「他者で...
収録日:2025/07/24
追加日:2025/12/20