『源氏物語』の謎…なぜ藤壺とのスキャンダルが話のコアに? 『源氏物語』ともののあはれ(1)雅な『源氏物語』の再発見 追加日:2023/11/02 紫式部が著した『源氏物語』は、日本最大の古典文学として、長らく日本人に読み継がれてきた。しかし、その物語は、世に出た当初から高い評価を得ていたわけではなく、本居宣長をはじめ、さまざまな解釈をされてきた。そこで今回は、... 光源氏の恋の動機…母の喪失と満たされない思い 『源氏物語』ともののあはれ(2)光源氏の喪失感と許されぬ恋 追加日:2023/11/09 当時からして多分にスキャンダラスな内容が綴られた『源氏物語』。主人公である光源氏は、なぜ禁忌とされる義母との恋に突き進んだのか。そこには幼くして母を亡くした光源氏の満たされない思いがあった。『源氏物語』の本文を参照し... 本居宣長が喝破!『源氏物語』と和歌は本質的に同じ 『源氏物語』ともののあはれ(3)『源氏物語』の本質と本居宣長の画期 追加日:2023/11/16 光源氏の禁忌的な恋を描いた『源氏物語』。その物語を、日本の知識人はどのように理解し、批評してきたのだろうか。儒教や仏教の宗教的な教訓に導くことにその意義を見いだした言説が優勢な中で、「もののあはれ」、その深い感動こそ... 心の動きとため息…本居宣長の説く「もののあはれ」とは 『源氏物語』ともののあはれ(4)「もののあはれ」とは何か 追加日:2023/11/23 本居宣長は、歌も物語もその本質は「あはれ」というひと言で説明できると説いたわけだが、では「もののあはれ」とはいったいどのようなものなのか。また、なぜ宣長は「あはれ」に着目したのか。友人からの問いかけから始まったという...