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板東洋介

板東洋介

ばんどうようすけ

筑波大学人文社会系准教授
1984年、兵庫県に生まれる。2012年、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得満期退学。博士(文学)。皇学館大学文学部准教授などを経て、現在、筑波大学人文社会系准教授。専門は日本倫理思想史。
著書に『徂徠学派から国学へ 表現する人間』(ぺりかん社、第41回サントリー学芸賞、第14回日本思想史学会奨励賞)。
論文に「和歌・物語の倫理的意義について――本居宣長の「もののあはれ」論を手がかりに」(『倫理学年報』59集、日本倫理学会和辻賞)、「江戸の情炎――近世日本における「恋」の諸相」(『Nyx』02)、「『源氏物語』享受の論理と倫理」(『季刊日本思想史』80号)など。
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『源氏物語』ともののあはれ (全5話・4話配信中)

収録日:2023/08/04
追加日:2023/11/02

『源氏物語』の謎…なぜ藤壺とのスキャンダルが話のコアに?

『源氏物語』ともののあはれ(1)雅な『源氏物語』の再発見

追加日:2023/11/02
紫式部が著した『源氏物語』は、日本最大の古典文学として、長らく日本人に読み継がれてきた。しかし、その物語は、世に出た当初から高い評価を得ていたわけではなく、本居宣長をはじめ、さまざまな解釈をされてきた。そこで今回は、...

光源氏の恋の動機…母の喪失と満たされない思い

『源氏物語』ともののあはれ(2)光源氏の喪失感と許されぬ恋

追加日:2023/11/09
当時からして多分にスキャンダラスな内容が綴られた『源氏物語』。主人公である光源氏は、なぜ禁忌とされる義母との恋に突き進んだのか。そこには幼くして母を亡くした光源氏の満たされない思いがあった。『源氏物語』の本文を参照し...

本居宣長が喝破!『源氏物語』と和歌は本質的に同じ

『源氏物語』ともののあはれ(3)『源氏物語』の本質と本居宣長の画期

追加日:2023/11/16
光源氏の禁忌的な恋を描いた『源氏物語』。その物語を、日本の知識人はどのように理解し、批評してきたのだろうか。儒教や仏教の宗教的な教訓に導くことにその意義を見いだした言説が優勢な中で、「もののあはれ」、その深い感動こそ...

心の動きとため息…本居宣長の説く「もののあはれ」とは

『源氏物語』ともののあはれ(4)「もののあはれ」とは何か

追加日:2023/11/23
本居宣長は、歌も物語もその本質は「あはれ」というひと言で説明できると説いたわけだが、では「もののあはれ」とはいったいどのようなものなのか。また、なぜ宣長は「あはれ」に着目したのか。友人からの問いかけから始まったという...

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林望

元東京藝術大学助教授